JESUS

登録日:2011/10/22(土) 01:03:40
更新日:2022/02/12 Sat 19:46:27
所要時間:約 3 分で読めます






「畜生( ジーザス )!!」

「それが俺の名だ。地獄に落ちても忘れるな」





『JESUS(ジーザス)』とは、七月鏡一原作・藤原芳秀作画の漫画。
週刊少年サンデーにて1992年から1995年まで連載された、同コンビの最初の作品。
単行本は全13巻。文庫版は全7巻。

正当続編となる『JESUS 砂塵航路』が携帯コミックサイト・モバMANにて連載。単行本は全14巻。

登場人物の一部は同コンビの別作品『闇のイージス』にも出演。
また別作者の『死が二人を分かつまで』にもクロスオーバー出演している。


【あらすじ】

ジーザスと呼ばれる男は、死神とも最高の戦士ともされる伝説的存在の殺し屋。
謎の組織"24(トゥエンティーフォー)から大量のヘロインを強奪した彼は、心臓発作で急死した自分と瓜二つの青年・藤沢真吾の死体を利用して死を偽装した。
ところが、手違いによりヘロインを隠した黒板は藤沢真吾が赴任する予定だった新星高校に納品されてしまう。
校舎の建て替えまで一切手が付けられない状態に陥り、ジーザスはヘロインを守る為にやむを得ず、藤沢真吾に成りすまして教師生活を送る羽目に。
馴れない生活に神経をすり減らしていくジーザスだったが、その周辺には徐々に24の魔手が忍び寄ってくる。
襲い来る刺客と人知れず対決していく中で本物の”教師”となっていったジーザスは、大切な者たちを守る為に強大な敵へ立ち向かっていく。


【登場人物】

●ジーザス
本作の主人公。
稀代の暗殺者と評される殺し屋。
敵と認識した相手には全く容赦せず冷酷だが、一方で義理人情に厚い熱血漢。
全く縁のなかった平穏な生活と、迫り来る刺客との戦いという二重生活に苦労するが、徐々に人に何かを教えていく教師としての生き方に目覚めていく。
なお、戦士としては最高でも物語当初は教師としてド素人以下。
戦場に必要な解剖学や生理学、果ては天文学にまで精通しているが、それ以外の普通の学問はからっきしで、縄文時代を「なわもんじだい」と読んだりする(外国人なので無理もないが)。
「俺は助けに来たんじゃない。迎えに来たんだ」

●水谷小百合
本作のヒロイン。
新星高校に赴任した新米英語教師。
ある事件以来ジーザスの裏の顔に関わるようになり、顔も正体も知らないジーザスを「殺し屋さん」と呼び想いを寄せる。
「地獄に落ちても忘れるもんですか」

●御堂真奈美
長身角刈りの美女。24の一員。
レミントンM700を愛用する凄腕スナイパーで、その実力はジーザスに匹敵する。
裕福な家庭に生まれた少女だったが、暗殺者養成機関に誘拐されて洗脳教育を受け両親を殺害した。
機関の女性教官の拷問で全身を傷だらけにされ、虎の縞模様のような傷跡を全身に負っている。
その傷跡を揶揄して自分を「虎」と侮辱した人間は絶対に許さないことを信念にしており、その矜持を貫く為なら同じ24の人間だろうと牙を剥く。
当初はジーザスの命を狙っていたものの、成り行きで共闘を重ねていく内にジーザスとは確固たる絆で結ばれた友へ。
最終的に24を離反し、ジーザスと共に最後の決戦に赴く。
「私を虎と呼ぶな」※某タイガーとの関係性は不明。

●橿原十蔵
新宿でバー「雁の巣」を経営する老人。
その正体はコードネーム”オールド・ギース”を持つ裏世界最高峰の情報屋であり、ジーザスを全面的にバックアップする頼もしい協力者。
世界各国に知人が存在し、戦友には”アイギス”と呼ばれる伝説の護り屋がいる。





追記修正は天国で一緒にバーボンを飲む友人がいない人がどうぞ

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最終更新:2022年02月12日 19:46