ワンピースに出てくる食べ物

登録日:2011/11/23(水) 23:49:13
更新日:2024/04/13 Sat 07:30:53
所要時間:約 31 分で読めます






さァ食え!!

食いてェ奴にゃ食わせてやる!!

話はそれからだ!!



本項目では、『週刊少年ジャンプ』にて連載中の漫画ONE PIECE』で描写される食べ物について述べる。
本作も漫画メシの常で「実在しない食品」を使っていたり(例:恐竜ステーキ)、ファンタジー的な超技術で作られていたり(例:水水肉)するものも多くある。
だが、もちろん頑張れば再現できそうなのもあるし、骨付き肉やおにぎりなども存在している。
尾田先生の、写実と抽象を見事に融合させた画風により、これらがとても美味しそうに見えてしまった読者も多いはずである。

では、色々と見てみよう。


■主な食べ物


◆骨付き肉
俗に言う「マンガ肉」、「海賊肉」。
本作を開くと1巻に1回は必ず出てくるアレ。ルフィの主食にして体力回復アイテムでもあるので、一番の相棒と言ってもいい。
赤髪海賊団のラッキー・ルウが食らっていたり、ワポルが刺したナイフごと食いちぎったり、
エニエス・ロビーに殴り込みをかけたルフィがポケットに入れて持ち運んだりしていた。
大体は皿に乗る程度のサイズだが、アマゾン・リリー出港時や『Z』等ではルフィの身長並みの巨大サイズのものが登場する事もある。

◆砂糖おにぎり
磔にされていたロロノア・ゾロに、リカが差し入れようとしたおにぎり。ではなく砂糖入りだが、その方がおいしいと思ったかららしい。
つまり味見していないが、初めて料理したっぽい女の子なりに一生懸命したことなので許してあげてね
ヘルメッポに横取りされてかじられた挙句、不味いと文字通り吐き捨てられた後は踏み潰されて砂と泥だらけになってしまったが、
ゾロはお構い無しにルフィに頼んで口に運んでもらって力ずくで喰らい「うまかった ごちそうさまでした」とリカに伝えるよう、漢気たっぷりにルフィに告げたのだった。
ちなみにリカは『東の海』編以降はまともな味のおにぎりも作るようになったのか、海軍支部の食堂で給仕見習いとして働き始めた様子。ゾロの粋な計らいが彼女を料理人の道へ導いてくれたと言える。
ちなみに普通のおにぎりはこれ以降も弁当や食事シーンなどで度々登場しており、骨付き肉に次ぐ定番メニューとなっている。

実写ドラマ版ではチョコ入りおにぎりに変更されていた。
なお、ゾロの嫌いな食べ物は、甘過ぎるからという理由でチョコレートである。

◆シロップ村のめし屋の料理
ルフィ達が2度ほど訪れていた大衆食堂だが、この時のメニューは肉と魚が材料だろうとかろうじて分かる程度。
後にクロネコ海賊団から置き去りにされたジャンゴがとりあえず訪れており、トンカツらしきものを旨そうに平らげている。
その時のメニューは大盛りのご飯にトンカツ、目玉焼きに焼き魚に、飲み物にビールとかなり盛沢山。その他はキュウリのつけものか、トマトのサラダらしきものがあるなど、再現は難しくはなさそうだ。

◆ライム
ビタミンC不足による壊血病で死にかけていたヨサクを助けた食料。
ナミが「ライムを絞ってもってこい」と言い、ルフィとウソップが二人がかりで飲ませたところ、たちどころに回復した(と思いきやさすがにすぐに血を吐いて寝込むも、後に回復)。
ルフィ達に「海のコック」の必要性を深く刻み込み、クソコックが集う海上レストランへと船を向わせるきっかけとなったキー食である。
原作では絞り汁をジョッキに入れた状態で飲ませていたが、アニメでは直接口の上で絞って汁を流し込み、最終的にはライムをそのまま口に突っ込んでいた。
ちなみにライム汁は紫外線と化学反応を起こして炎症の原因となる。皮膚についたらすぐに洗浄しないと危険である。

サンジの海鮮チャーハン
バラティエから追い出された飢餓状態のギンに、サンジが作ってやった海鮮チャーハン(ピラフという説もあったが、ピラフは炒めたあとに炊き込む必要があって短時間ではできないため、余り物などを使ってさっと作ることは難しいはず)。
「面目ねェ、面目ねェ!!」と泣きながら掻き込むギンと「クソうめェだろ」と言うサンジのやり取りは涙無しには語れない名シーン。
なお、アニメ版では出された海鮮チャーハンを前に「落ちぶれてもな、施しは受けねえんだよ俺は」と意地を張り続けるギンに対して、サンジは「誇りに死ぬのも構わねェが、食って生き延びれば見える明日もあるんじゃねェのか」と返すアニオリシーンが追加されている。
ちなみに、サンジはギンに続いてバラティエを訪れた首領クリークにも似たような料理を振る舞っている。

この一件は「鬼人」と恐れられてきたギンが初めて情を見せ、受けた恩に義理を通す形でルフィ達の勝利に貢献することとなった。
バラティエ編ひいてはサンジの人となりを表す名料理で、近年ではホールケーキアイランド編のエピローグも麦わらの一味に帰還したサンジがこの料理を供するシーンで締められている。同シーンはサニー号のサンジとバラティエのゼフが「食いてェ奴にゃ食わせてやる」の台詞を同時に言う構図となっており、ここでもサンジがゼフから受け継いだ信念を確認できる。
また、『ONE PIECE FILM Z』のキャンペーンとして、セブンイレブンで「バラティエのピラフ」が販売された。
「ピラフかよ!?チャーハンじゃねーのかよ!?」と思ったそこの貴方、詳しいことは この動画 を見てください。

◆フルーツのマチェドニア
果汁やシロップにカットした各種果物を入れたフルーツポンチの様なデザート。
バラティエでゼフと乱闘騒ぎを起こしたサンジが、騒がせたおわびとしてナミに振る舞った。
実在の西欧料理で、「マセドニア」とも言う。

◆モヤシ炒め
賞金稼ぎ・ヨサクの大好物。仲間になりたてのサンジがリクエストを聞いた際に、ヨサクが即答した*1
サンジどころか我々でも簡単にできるような簡素な料理だが、特に渋る様子もなく「よし!任せろ」と快諾した。
まあ手間ひま掛かる料理じゃなきゃいけないってこともないしね。

◆豚の丸焼き
アーロン一味に飼われていたモームの餌。
はっちゃんが作ってモームに与えようとしたが、モームはサンジの料理の香りに誘われて留守だったため放置された。
モームは巨体だが人間は襲わず、むしろ人間の料理に興味を持つらしい(ヨサクの発言や『ONE PIECE マガジン』1号コラムによる)。ちなみにアーロンは牛の丸焼きが好物。

ベルメールさんのみかん
ココヤシ村の太陽と土と水で育てた美味しいみかん。生前のベルメールさんがオレンジソースなどに加工していた。
後に数本ほど持ち帰ったナミがゴーイングメリー号の甲板に植樹。ナミにとって大事な思い出であることもあり、サンジが楽園の知恵の実の如く守護していた。
そのためか、男性陣はどんなに腹が減ってもこのみかんにだけは絶対に手を付けないと言われている。
ここからも察する通り、ルフィの麦わら帽子と同じ麦わらの一味の絶対不可侵領域で、万が一悪意ある第三者によって傷でもつくようなことがあれば……サンジを筆頭として下手人には苛烈な断罪が下ることは間違いないだろう。

ウォーターセブンでメリー号と別れてからは、ガレーラカンパニーの社員により移植され、現在はサウザンドサニー号の甲板で育てられている。
……ということは、2年間もの間あのバーソロミュー・くまがちゃんと水や肥料をやっていたのだろうか。
麦わらの一味のプロフィールによれば、ナミ自身もまたミカンを使った料理を得意としているらしい。

◆生ハムメロン
ココヤシ村解放後の宴で出された料理。ゲンさんことゲンゾウの好物。
ルフィが捜し求めたが、サンジが食べたものが最後の皿だったのか、結局食べられなかった様子。
生ハムメロンは通常は前菜なので、出されていた事を知ったのが遅かったのかもしれない。
食えなかった後悔の念があるのか、TVスペシャル『ルフィ落下!秘境・海のヘソの大冒険』では、ルフィが生ハムメロンの名を出すシーンがある。

実在する料理で、メロンにまんま生ハム被せたり巻いたりしただけの物体。
おそらくは“スイカに塩”理論の産物だが、生ハムが安くて臭いとえげつない味になる。
日本でよく買えるやつだと、まくわうりと合わせる方が美味いらしい。

◆アイスクリーム
ローグタウンで少女が食べようとした3段乗せのアイスクリーム。スモーカーにうっかりぶつけてしまうが、彼は決して怒らず「悪いな、おれのズボンがアイス喰っちまった。これで今度は5段アイスを買うといい」と言いつつ弁償としてお金を渡す大人な対応をした。言っておくがこの少女は武装色の覇気使いではない


◆エレファント・ホンマグロ
みたいな顔をしたファンキーな魚。
なので長い鼻と2本の牙と象の耳みたいな胸ビレが特徴。マグロとあることから外遊魚だろうか。
本来は南の海にしかいないが他の海域にもたまに現れるようで、店主のサピーが一本釣りした。
偉大なる航路入り口にて調理したサンジ曰く「調理しがいのある魚」だとか。
鼻が旨いらしく、グランドラインについての説明の最中にルフィにあっという間に完食された。

海賊弁当
サンジ特製の、肉だけ弁当。冒険に向けたエネルギー補給だけを目的とした男のロマン料理。
セブンイレブンでも同名の弁当が発売されたが、流石に肉だけではなかった。

◆恐竜の骨付き肉
巨人ブロギーに保護されたウソップとナミに振る舞われた、ティラノサウルスのような恐竜の巨大な骨付き肉。
彼が無害な人物だと判明した後、ウソップが肉に乗っかってかぶりついていた。焼き加減はレアの模様。

◆のりせんべい
ミス・ゴールデンウィークがよくかじりついているアレ。お茶がうめェ…
リトルガーデンでの戦いが終わった後はルフィ、ウソップ、カルーが平らげており、最後の1枚は(巨大金魚を前にして泣きじゃくる)ナミにあげている。
ミス・ゴールデンウィークは、カルーに追いかけ回されたのを最後にフェード・アウトしてしまったので詳細は不明だが、その際に戦利品として得たのかお詫びの品としてもらったものがこれであろう。
詳細は不明だが、神の島でもルフィとウソップが空せんべいなるものを食べている。

◆フランスパン
Dr.ヒルルクが、介抱したトニートニー・チョッパーに与えた病人食、ならぬ病獣食。フカフカしているのがよく伝わる。
チョッパーが泣きながらかじりつくシーンはうまそうの一言に尽きる。

◆ナノハナのレストランのメニュー
麦わらの一味が上陸したアラバスタ王国の港町ナノハナのレストラン、
つまりエースが食事中に突然寝てしまい周囲の客から「砂漠のイチゴ」(後述)の毒で突然死したと思われたり、空腹が限界に達していたルフィが「ゴムゴムのロケット」で店に突撃した結果エースと彼を逮捕しに来たスモーカー諸共突き飛ばしたりしたあの店のメニュー。

エースはサイコロステーキ入りチャーハン、丸焼きチキンを、ルフィはパン、ボンレスハム、麺料理、チャーハン、小ぶりな骨付き肉、サラダ、リンゴを食べていた。
味はルフィの曰くによるとかなり美味いらしい。
なおエースはまたしても突然寝たりしながら完食したが、ルフィは食事中に吹っ飛ばされた先から復活したスモーカーが現れた事で机に乗っていた残りの料理を全て口に入れてから逃走する羽目になった。
結果的には食い逃げとなったが、海軍大佐と白ひげの一味の構成員を纏めて吹っ飛ばして行った男とそれを追跡する大佐という状況では店主も呆然と見送る他無かった。

◆サンドラオオトカゲのサイコロステーキ
アラバスタ王国に生息している巨大トカゲ。
ルフィ・ゾロ・サンジの連携により秒殺で仕留められ、灼熱の砂漠の岩盤をフライパン替わりにして調理された。

◆タコパ
Mr.2ボン・クレーの好物。
字面だけなら美味しそうだがその正体は「タコパフェ」=蛸入りパフェという悪夢のような代物。作中では未登場だが、読者が描いた悍ましいイラストがウソップギャラリー海賊団に投稿されている。
またゲームの「トレジャーバトル」では、ボンちゃんがチョッパーを「タコパ焼き」に誘い、ウソップをドン引きさせた。
バロックワークスの上級エージェントはみんなお菓子に合わせたお茶が大好きで、嗜好は以下の通り。
     ミス・ゴールデンウイーク「Mr.3、おかわり
     Mr.5「おい、俺もだ
     Mr.3「キミ達!もっと味わって飲まんか!!

◆ユバの水
度々砂嵐に襲われる街・ユバにて、1人水を求めて懸命に地面を掘り進めていたトトおじさんから貰ったなけなしの水。
その努力故にあの食欲旺盛なルフィが無駄遣いしまいと大事に取っており、これが後にクロコダイルの能力の弱点を知るきっかけとなった。
この砂嵐自体もクロコダイルの仕業だが、まさかその町の住民から得たものが自らの首を絞めることになるとは思わなかっただろう。そう考えると感慨深さを感じる重要なキーアイテムであると言える。

◆果物の盛り合わせ
クロコダイルとの死闘後、3日間眠り続けていたルフィの夕食までのつなぎとして用意されたもの。
大きなカートにスイカ、メロン、リンゴ、ブドウ、柑橘類、洋ナシなどのフルーツが山盛りにされていたが、
3日分(ルフィ基準で15食分)食い損ねていたルフィの前では手品の如く一瞬(アニメでも1コマ)で消滅した

◆アラバスタ料理
アラバスタ宮殿での会食(宴会)で出された、宮廷給仕長テラコッタが腕を振るって調理したアラバスタ王国特有の料理の1つ。
おなじみのマンガ肉の他、ステーキ、焼き魚や串焼き、ロブスター、チョッパーが皿から直に啜っていた麺料理、おにぎり、ガーリックライスの様な料理が確認できる。
その中でサンジは「コナーファ」と呼ばれる麺料理の一種に興味を示していた。
味はルフィ曰く「最高」で、サンジはテラコッタにレシピと香辛料を貰っている。
この中ではコナーファは実在する中東料理で、一般には「クナーファ」と言う。

◆ジャヤのドリンク
モックタウンの酒場でルフィと黒ひげが頼んだ飲み物。アルコールかソフトかは不明。
ルフィはうまいと言い、黒ひげはまずいと言った。

◆ジャヤのチェリーパイ
上記ドリンクと一緒に食べていたチェリーパイ。
こちらはルフィが不味いと言い、黒ひげが旨いと言った。
ちなみに、ルフィは公式プロフィールで「ある店のチェリーパイ」が嫌いな食べ物とされている。(理由は「なんとなく」)
「まあ おれはコックじゃねぇからどっちでもいいんだけどよ…」(店長談)

◆サンマのフルコース
モンブラン・クリケット、マシラ、ショウジョウらも交えた宴会のメイン料理。
ショウジョウはジャヤに到着する前にサンマの魚群を捉えており、おそらくそれが用いられている。
メニューには焼いたもの、煮物、寿司が確認できる。

◆空魚のソテー
上空7000mの白海に生息するペラッペラで羽毛の生えた珍妙な魚を、即興でサンジが調理したもの。独特の弾力があって美味しいらしいが、得体の知れない謎の魚を食おうとするルフィはもとより、ろくに調べもしないまま唐突にソテーにしてしまうサンジもいかがなものかと……
実際ナミもいきなりソテーにしてしまった事にツッコミを入れていた。しかしルフィは「こりゃうめェ」と絶賛し、ナミも「初めての食感」とハマッているなど、結局自分も食べてその味に舌鼓を打っていたので結果オーライだったが。

◆コナッシュ
スカイピア特産の果物。
表面の皮は恐ろしいほど硬いが、比較的軟らかい底面からくり抜けば、ものすごくジューシーでヤバウマなジュースが飲める。

◆空色のソース
エンジェル島のパガヤの自宅の台所にあった青いソース。
料理人として珍しい食材や調味料に目がないサンジが試しに味見をした所、あまりにも強烈な味に舌がしびれてしまった。
パガヤ「あ 腐っててすいません」 サンジ「置いとくなそんなモン!!!」

空島特産果物添えスカイシーフード満腹コース
サンジがパガヤの家で作った料理。スカイロブスターなど空の幸をふんだんに利用した絶品。

恋はジレンマ墜ちてゆく天使のランチ 空島弁当
上記の満腹コースから作られた、空の幸満載の海賊弁当。
サンジの「盛りつけはアート」「食はまず視覚」という料理人意識のため、彩鮮やかな仕上がりとなっている。
ルフィ「まぁ腹に入れば全部一緒だ」

◆空サメの丸焼き
生贄の祭壇からの逃亡を防ぐ凶暴な空サメも、ルフィにとっては下記のシチューができるまでのつなぎにすぎなかった。

◆焼き石シチュー
アッパーヤードでサンジが作ったシチュー。
チョッパーの取ってきたアロエにニンニク、バナナにくるみ、ゾロの捕まえてきたネズミとカエルが入っている(後者2つは外された可能性あり)。
焚き火で熱した石で煮込んだためこの名称が付いた。
空島は気圧の関係で普通に熱しても生煮えにしかならないための苦肉の策の可能性あり。

◆黄金の煮込み
直接は登場していない。
黄金色のスープとかそういう比喩表現ではなく、金そのものを鍋でグツグツ煮込んだモノと思われる。
大蟒蛇の体内で遭難中のルフィ曰く、「黄金の煮込みは最高に美味い」と昔酒場で聞いたらしい。
実際、純金は良くも悪くも人体に影響しない*2ため、食べても問題はないが、美味いかどうかは別。というかシャンクスがルフィをからかうためにデタラメを言ったかもしれない

カボチャのジュース
空島の隠れ家でガン・フォールが栽培したカボチャから作られたジュース。コニスも絶賛するほどの美味である。
ガン・フォールの好物でもあり、再び神の座についた後は、神の島(アッパーヤード)で大々的にカボチャの栽培を行っている模様。
扉絵連載にて描かれた2年後の様子では、豊かに実ったカボチャ畑でガン・フォールとシャンディアの酋長が笑顔でカボチャのジュースを飲み交わしている。
ちなみにカボチャは元々空島には無く、400年前にシャンディアから伝わった作物。そしてシャンディアにカボチャを伝えたのはモンブラン・ノーランドである。
地味ながらもカボチャは空島編における友和の象徴と言えるかもしれない。
ガン・フォール「我輩…カボチャのジュースが…好物である!!!」

◆海軍G-2支部の食堂料理
黒ひげの情報を得るため(と少女からのお願いで)、エースが潜入した海軍G2支部の食堂の料理。
セルフサービス形式の食べ放題(あるいは順番に決まった量を1人ずつ取っていく形式)で、「MARIN」と書かれた大きめのどんぶりに骨付き肉やサラダ、果物などが盛られている。
これを食いしん坊のエースが見逃すはずもなく、本来の目的も忘れてトレーにドカ盛りにして食っていた。
海兵に変装しているとはいえ、潜入中にも関わらずエースはかなり周囲の目を集めていたが、食堂のおばちゃんには喜んでもらえた模様。

◆海軍G-2支部の珈琲
「海軍珈琲」と銘打たれ、主に将校の会議などで出される珈琲。クッソ苦くて不人気
基地の最高責任者であるコーミル中将含む海軍将校達や潜入中のエースまでも、飲んだ者は一様にドブ水でも飲んでしまったかのような顔になる
しかし後に、ミルク売りの少女モーダからおいしいミルクを購入し、カフェオレにすることで改善された。

◆チーズ(?)
ロングリングロングランドのトンジットじいさんが自宅のテントで見つけた。
10年もの長期間熟成されたソレはかぐわしい強い香りを放ち、食べれば胃袋に強烈な衝撃をもたらしてくれる。ただの腐った牛乳。
「おまえらとは胃袋の出来が違う」と言いトンジットじいさんは食したが……?
チョッパー「食あたりです」 ウソップ「わかるわ!!!」

◆長い果物
ロングリングロングランドに生えているひょろ長い木に実る。ルフィが食べたリンゴを初め、果実自体もかなり細長い形だが、味はおいしいようだ。
トンジットさんは竹馬に乗った時もこういった果樹を食って凌いでいた。
アニメでは長々キウイの樹がオリジナル競技で麦わらの一味に勝利を齎す結果を生んだ。

◆綿あめ
チョッパーの大好物。フォクシー海賊団が販売していたものを食べてからすっかり味のとりこに。
この綿あめを食べているシーンを(恐らくは潜入していた海軍写真部に)撮影された結果、「綿あめ大好きチョッパー」という異名が付くきっかけになった。
ちなみに元々はサンジがロビンに買ってあげたもので、ロビンは社交辞令として1口頂いてからチョッパーに渡している。
他にも、扉絵ではスモーカーの快方祝いとして海軍G-5支部のみんなが綿あめパーティーを開く微笑ましい光景が描かれた。

◆焼きそば、ホットドッグ
フォクシー海賊団がデービーバックファイト時に展開する屋台で出される料理。
麦わらの一味ばかりか、ルフィがデービーバックファイトを受けるきっかけになった。
トンジットじいさん&愛馬シェリーまで買っていたほどだから、味は文句なし……なのだろう。

◆いなり寿司とキツネうどん
ウソップ、ナミ、ニコ・ロビンがデービーバックファイト第一回戦「ドーナツレース」で奮闘中に、フォクシー海賊団員がルフィにごちそうした料理。
ルフィはこの料理にまんまと釣られてしまい、フォクシー大したことないレース妨害工作を許してしまう。
ちなみにフォクシー本人はたぬきそばが好物だとか。「銀狐」的に、きつねだと共食いになってしまうからだろうか?

◆りんご飴
同じく妨害を成功させる為の足止め策としてチョッパーに提供された。わた飴を両手に持ったチョッパーも目を輝かせていた。
ちなみにゾロは酒、サンジは女性による接待で足止めされていた。

◆パイユ
ウソップが倒した、大怪獣パイユの尻尾の肉……ではなく、スライスしたじゃがいもをまとめて揚げたお菓子。
元々は女性陣の為に用意したものとの事だったが、ちゃんとゾロを含む男性陣の分も用意されていた。
サクサクして美味い。

パイユは実在するフランスの付け合わせ料理。なお、「パイユ(paille)」の意味はフランス語で麦わらである。
わらに似ている、ないし見立てた外見からその名が付いたそう。

◆水水肉
ウォーターセブンの特産品で、とろけるように柔らかい肉。
水分なのか肉汁なのかは不明だが常に水のような透明な液体が滴っており、揺らせば「ちゃぷちゃぷ」と音が鳴るほど。生でもBBQにしても絶品らしい。

ウォーターセブンの水に浸けて熟成させた品だが、当然我々の世界にそんなものはないので「牛肉をマリネ液で漬け込む」とか「牛の腸に鶏ひき肉を入れて……」といったようにあの手この手で再現しようと頑張った人多数。しかし味はともかく水も滴るようなちゃぷちゃぷ食感までは無理だった模様。まあこればっかりは仕方ない。ともあれ健闘に拍手を。
エニエス・ロビーでの戦いが決着した後はこの肉でBBQをしていた。

美味のようでルフィも「や~わ~ら~け~」と顔がデレデレになるほど。ヤガラの好物でもあるらしいが、何の生物の肉かは不明。海獣あたりだろうか。
某アニメ特番でも「食べてみたい架空の料理」ランキングでBEST10に入っていた辺り、本作でも特に美味しそうな逸品といえる。

◆水水あめ
水滴のような形をしたアメ。
ウォーターセブンで、(1億ベリーのほとんどを勝手に宴に使いこんでしまった罰で)お小使いがもらえなかったルフィにチョッパーがおごった。
なんとなく、こちらの世界の水アメと似ている気がする。

◆マグロ入りおにぎり
ウォーターセブンで仲間とメリー号をめぐって袂を分かち、腹を減らしたウソップが、ハッパさん(本名ハッパ・ヤマオ)という親切なおっさんからもらったおにぎり。
魚好きのウソップにとってはうれしい一品。

カレーライス
在りし日のトムズワーカーズ一同が食べていた料理。
何の変哲もない普通のカレーである。

◆海軍のお茶菓子
緑茶で一杯、がティータイムの伝説ジジイ二人の好物。
ガープはせんべいで、センゴクはおかき。ちなみに後者は通信合言葉にも使用されている。
105巻SBSによると、おかきは南の海の西部出身で「おかきはロックだよ!!」が口癖の頑固なおかき職人エーエスエ・ムアール爺さんが作っており、海軍の売店で売られている。
ちなみに海軍おかきは実際に商品化された。

◆シンドリーちゃんの特製プリン
ゾンビのビクトリア・シンドリーちゃんがナミ、ウソップ、チョッパーに振舞った料理。
味はうまい……が、皿嫌いのシンドリーちゃんは皿ではなく直接手でつかんでテーブルクロスに盛り付けるのだから台無し。
ホグバック「こういう時のためにテーブルクロスは死ぬほど洗ってあるから安心しろ!」

◆シンドリーちゃんの特製スープスパゲッティ
ゾンビのビクトリア・シンドリーちゃんが主人のドクトル・ホグバックのために用意した夜食。
が、皿嫌いのシンドリーちゃんはry
ホグバック「みるみるスープがなくなるぜ!?」

◆ホラー梨のタルト
スリラーバークに生えている梨をサンジがタルトにした。
ナミが「おいしい♡」とつぶやき、ウソップ・チョッパー・フランキーが「うんめェェェ」と叫ぶほどの旨さ。

◆保存用チーズ
サウザンドサニー号を襲撃したモリア一味によって分捕られ……ずにすんだでかいチーズ。非常食と思われる。
「チーズじゃだめだハラがふくれねえ」と涙目になりつつもルフィが食っていたのであんまりうまくないのだろう。
結局はサンジの腕次第というわけだ。

◆たこ焼き
タコの魚人・はっちゃんの作る絶品たこ焼き。タコ焼き屋を営むのは、スラム出身のはっちゃんの小さい頃からの夢だった。
マクロ一味の渡した地図を頼りに大ダコを倒し、その腹の中から発見した秘伝のタレを用いて作っている。
苦労の甲斐あって麦わら一味が絶賛するほどの美味で、サンジはソースの味の深みに「どうなってんだ」と衝撃を受けていた。
魚人族、延いてははっちゃんと因縁のあるナミも手放しで称賛する美味さ。
24巻でも沈没船から引き揚げたタコでサンジが作っていたため、結構ポピュラーな料理なのかもしれない。

◆グランドライン銘菓
シャボンディ諸島で売られている饅頭(グラマン)・煎餅(グラせん)・チョコ(グラチョコ)。
偉大なる航路前半を制覇した記念菓子であり、菓子表面に「グランドライン・ファーストハーフ」と書かれている。
3ヶ月は日持ちするので、新世界へ旅立つ船乗りが土産物として買って行くらしい。ルフィ達は修行を2年間に延長したので食べられなかった可能性が高いが。

◆煮豆
シャッキーの酒場でルフィとブルック勝手に冷蔵庫を漁って食っていた豆の煮物
そのおいしさにブルックは(舌はないけど)舌鼓を打っていた。
キャラ名鑑によるとシルバーズ・レイリーの好物でもあるらしい。

ピザ
11人の超新星の1人で、度を越えた大喰らいでもあるジュエリー・ボニーの大好物。是非、他人の食ってるメシが不味くなるくらい下品に食い散らかそう。
サンジもドレスローザへ航行中のサニー号で夜食にピザを作っている。

◆猪の丸焼き
ルフィが珍しく自分でまともに作った料理(?)。アマゾンリリーにたどり着いたルフィが大猪を殴り殺して作ったもの。
死んだ後の骨がルフィの言動にドン引きするシーンもある。

◆海王類入りペンネゴルゴンゾーラ
アマゾンリリーの宴でルフィが舌鼓を打っていた、女ヶ島の名物。
TVSPにも名前だけ登場する。

海王類のハム
マリンフォード行きの海軍の船でルフィが食っていた巨大ハム。
ゲロウマらしいが、ハンコックは胸がいっぱいで食べられなかった。

◆ニューカマーランドの食料
マゼランの毒で瀕死となったルフィがイワさんの治療を受け、そして想定の1/3以下の時間で復活した直後、体力回復の為に運び込まれた大量の食料。
ルフィの桁外れの食欲に供給が調理が追い付かなくなったため、調理されていない食材も含まれる。
一抱えほどの巨大骨付き肉、巨大焼き魚、巨大バナナ、巨大ステーキ、巨大エビ、巨大ピザや、直径10mはあろうかという超特大骨付き肉など、普段の食事シーンに登場するものと比べてかなり大きなサイズの食材や料理が多数登場しては一瞬で食い尽くされて行った。
それらニューカマーランド数日分に当たる量の食事を約30分で完食した結果、一時的に巨大な饅頭のような下腹部に瘦せ細った上半身が乗ったかのような姿となり、それを一瞬で消化吸収した事で瞬時に普段の細マッチョ体型に戻った。

ラーメン
幼少時のエース、サボ、ルフィがゴア王国中心街の店で26杯も食べた上に食い逃げした。キャラ名鑑でもサボの好物と書かれていたが、この時の影響だろうか。
「ワンピ飯」には現実の日本でポピュラーな料理も多いが、ラーメンは扉絵でサンジが作っていたり、
在りし日のトムズワーカーズ一同が食べていたり、肉をかっ喰らうジャージの男と対面したルフィがすすっているくらいだったりで、実は本編にはあまり出てこない料理である。
何?海列車でワンゼが作ってた?あんなのラーメンじゃねェ!

◆攻めの料理
カマバッカ王国に漂着したサンジに供され、イワンコフと共に食べていた料理。
「99のバイタルレシピ」の一つで、味は元より、何より食べると力が湧いて来る。
サンジがカマバッカ王国で修行する事を決意する切っ掛けとなった料理である。

◆わかめのコールドスープ
魚人島に漂着したルフィ達にケイミーが振舞った料理。それじゃあ体は温まらんよ。
人魚は魚や肉を食するのを嫌うが、貝などの軟体動物は食べるらしい。ちなみに魚人は何でも食べる。

◆ハマグリ
人面ヒトデにして世界有数のファッションデザイナーであるパッパグの大好物。
ケイミーがいつもとってきてくれるため、弟子である彼女に「飼われている」というよくわからない関係にある。
勿論自分で暮らせるだけの財力は有り余っているのだが、多分ケイミーがよっぽどハマグリ探しがうまいのだろう、たぶん。
ちなみにケイミーがいつも背負っている貝型リュックには、ハマグリにつける醤油とバター(そして夢)が入っている。

◆でかいロールケーキ
魚人島で出されたお菓子。本来は魚人島のオーナーであるビッグ・マムに献上する上質な菓子だったが、新魚人海賊団討伐後にルフィたちが食っちまった。
枕位あるサイズでふかふかしている。

◆深海魚弁当
魚人島出航後の海中で釣り上げた深海魚から作られたと思われる海賊弁当。
サンジがパンクハザード上陸組の為にこしらえたが、ウソップ以外ほぼ上陸前に食べ終えている。
ちなみにゾロがサンジに「毒でもカミソリでも消化してやる」と言ったせいか、ゾロの弁当だけ毒とカミソリ入りである。サンジ、お前は陰湿な女子高生か……。
当のゾロはバリバリと痛ましい音を立てながら、気にもせずうまそうに食っていた。これによってワノ国で毒に対する免疫が付いていたのかは、定かではない。
なお、シロップ村での食事シーンの時点でゾロ(とルフィ)は魚を骨ごと食らいつくしている。ルフィは途中で骨がつっかえたが、ゾロは「喉を鍛えねえからそうなるんだ」と余裕の表情を見せていた。

◆深海魚のタルト
魚人島出航後の海中で釣り上げた深海魚から作られたと思われるタルト。
魚を使っているので甘いデザートではなく、タルト生地を使った惣菜系のキッシュのようなものだと思われる。
パンクハザードでサンジが船内居残り組の為に作ったが、「船内に撒かれた催眠ガス」+「仲間の危機」という状況下では、
さすがのサンジも床にぶちまけざるを得なかった……。

◆ドラゴンの焼き肉
パンクハザードでゾロが倒した巨大な竜(ドラゴン)をその辺のマグマで焼いた焼き肉。ウソップ曰く「なかなか美味い」らしい。

◆海ブタ肉のホルモンスープ
パンクハザード沿岸に停泊した海軍船の上でサンジが共闘した面々に振る舞ったスープ。カマバッカで勝ち取ったレシピの一つ。
海賊の施しを嫌うモモの助は空腹に耐えて食事を拒絶しようとしたが、錦えもんが食べるのを見て自らも口にした*3
トロットロでうまそう。

◆麦わらの一味の朝食
パンクハザード出航後ドレスローザに着くまでにサンジが作った朝食。この日はサンドイッチでわたあめサンドなるものもあるらしい。
ワノ国出身の錦えもんやモモの助にはあまり馴染みがない様子。パン嫌いのトラファルガー・ローのためにおにぎりも作ってくれた*4

◆ドレス海老のパエリア
◆ローズイカのイカスミパスタ
◆妖精のパンプキン入りガスパチョ
ルフィ、ゾロ、サンジ、フランキー、錦えもんがドレスローザに着いてから食ってた料理。
スペイン系なのは言うまでもない。
パエリアは「海鮮ピラフ」、イカスミパスタはその名の通り「イカ墨をソースにしたパスタ」、ガスパチョは「トマトの冷製スープ」。
アニメではサボも食していた。

◆タタババスコ
グレープそっくりの形をした世界一辛いと言われるトウガラシで、キュロスとウソップはこれをシュガーに食べさせて気絶させようとしたが、力及ばずボロボロにされたウソップがタタババスコを食べさせられてしまう。
……が、シュガーはこれを単なる毒と勘違いしていたのが、彼女含むドフラミンゴファミリーの運の尽き。
あまりの辛さに悲鳴を上げつつ恐ろしい顔となったウソップを見たシュガーがビックリして気絶したため、結果的に作戦は大成功。
最長10年もの間シュガーの被害者となっていた皆を救うことになった。

◆マフィン
スモーカーの「胸がすいたよ」を「腹がすいたよ」と勘違いしたたしぎが食べることを提案したお菓子。
その後シーザーの被害にあったビスケットルームの子供達にコーヒーと一緒に振る舞ってあげた。

◆おれの気まぐれカレー
サンジ奪還のためにビッグ・マムのもとへ航海中のサニー号で、ルフィが調理したカレー。
コック不在の現状で、腹を空かせた船員達(サンジ奪還チーム)のために、自らコック帽をかぶり料理に挑戦するルフィの姿は、正に責任ある船長の鏡である。
が、SBSで判明した得意料理は「生肉のお皿のせ」で、かろうじて「火を通す」という概念は持ち合わせる程度の、原始人レベルの料理センスのルフィにまともな料理を作れるわけがなかった。
まず、調理の段階で火災と爆発事故を起こし、サニー号を損傷させる(ちなみに船大工のフランキーも不在である)。
かろうじて料理を死守したルフィは、「どんと食え おれの料理!!!」と自信に満ち溢れた顔で皆に料理の入った大鍋を振る舞うも…

ナミ「ルフィ……お米って炊かなきゃ食べられないのよ」
チョッパー「紫色のニガイのなんだ⁉」
キャロット「全体 魚の骨だらけ」
ブルック「大量のジャム!!」
ペドロ「ネバネバした…水色の何か…!!」
ペコムズ「おれ達が一体何をしたってんだ」
ルフィ「まっっずえェ~~~!!!」

しくしくと涙を流す皆の感想だけで、どんなすさまじい料理が眼前に展開されてるかご想像いただけるであろう。ジャイアンシチューといい勝負である。
極めつけに、この料理一品作るためにルフィはサニー号に備蓄されていた一週間分の食料を全部使い切っており、
サンジ奪還チームは航海初日から食糧難に直面するハメになった。
つくづく業の深く、一味におけるサンジの重要性を認識させられる料理である。
ただ、元はと言えば最初はナミが一番の適任と思われたものの、彼女がいつも通り代金を要求したため代わりにルフィが作ることになった……という成り行きであり、ルフィ一人の責任とは言えないであろう。
ゆえに、二回目にルフィが料理作ろうとした際には流石にナミが止めていた。

◆ヨロイオコゼの丸焼き
ナミ製作、熱々海に生息する巨大魚を豪快に焼いた一品。
その味たるや、眼前で仲間が死にかけていてもつい「うめぇ」と涙してしまうほどの美味。虹の実かよ。
肉こそ無毒な一方、皮には一口で死に至るほどの猛毒がふくまれる為、食す前に必ず取り除かなければならないにもかかわらず、
ルフィは欲張りにも皮の部分をバリバリ食って、巨人族でも確実に死ぬような量の毒に当たってしまったが(色々有った末に解毒はされた)、マゼランの猛攻から復活した事で毒耐性を獲得したルフィでさえ死に至る毒って、いったい……
そんな皮の部分でさえ「とんでもなく美味かった」らしい。
なお、実際のオコゼにも棘などに猛毒を持つものがいるので調理には注意が必要。

万国(トットランド)の島々
四皇が一角、ビッグ・マムの収める島々。
その全てが甘くておいしいお菓子で作られており、公共物はいくら食べてもタダである!甘党には夢のよう!
しかし縦割り行政の特性上、他の大臣が管轄しているお菓子は所有者の許可無く食べると「器物摂食罪」になる。
例えば、チョコレートの島ではキャンディやビスケットを断りなく食べてはだめということで、その逆もまた同じ。

◆食べ物のホーミーズ
ホールケーキアイランドの名物、食べ物に寿命を吹き込まれたホーミーズの事である。生きているので動くし喋るし知能もある。……食べ物?
食って良いの?と思われるのだろうが、実際彼らも食われるのは嫌らしく、食われそうになって逃げてるホーミーズも割と登場している。
だが実際に食われると、藤子・F・不二雄の短編『ミノタウロスの皿』の登場人物が言うような「美味しく食べられると本望」みたいな意識は共通しているらしく、やはり本人たちも自らが捕食される存在だという自覚はあるようだ。(食欲が湧くかといわれると話は別だが……)
主に食べているのはビッグマムだが、作中では昼食としてパンケーキやソーセージのホーミーズがサンジやジェルマの食事として登場した事もある。
パンケーキ!パンケーキ!万国(トットランド)ではビッグ・マムの能力により集められた寿命が国中にバラまかれており、それにより国中には無数のホーミーズがいるという仕組みである。なので食べようと思った矢先に食べ物がホーミーズ化してしまい逃げ出されるなんて事案も結構あるのかもしれない

◆クロカンブッシュ
幼き頃のシャーロット・リンリンのためにマザー・カルメルと羊の家の子供たちが作った料理。
リンリンの大好物のセムラ(シュークリームに似たスイーツ)が山積みとなっている。
感激のあまりリンリンは涙で前が見えなくなり、机さえ齧る勢いで頬張り、響く悲鳴にも気付くことなく食べ終えると、カルメルと子供たちの姿が消えていた…。
セムラは実在する北欧のスイーツで、作中のように断食前に食される。

◆プリンへの弁当
サンジが、許婚であるシャーロット・プリンが夜の会食の席に来なかったことを心配して作った弁当。
船長であるルフィに攻撃を加えてしまい、仲間達への未練も断ち切れない失意の中、盛られたおかずは気が付けば仲間達の好物ばかりに……。

骨つき肉(ルフィ)、海獣の肉(ゾロ)、オレンジ(ナミ)、焼き魚(ウソップ)、海鮮辛口パスタ(サンジ)、チョコレート(チョッパー)、サンドイッチ(ロビン)、ハンバーガー(フランキー)、カレー(ブルック、この好物は後々SBSで判明)が弁当箱の中に確認できる。
プリン1人で完食するにはまあオーバーなボリュームである。

紆余曲折の末、弁当の中身はぐちゃぐちゃに潰れてしまい、さしものルフィもその惨状を前に一瞬たじろぐが、極限の空腹ゆえか、サンジの凄腕か、そのまま食べたルフィは弁当の味を絶賛した。
そのルフィの姿は、幼い頃自身料理の失敗作を「美味しい」と表情にも出さずに完食してくれた亡き母ソラと同じ、愛に溢れたものであった。
たとえどんなに食べ方が汚かろうが、自分の作った物を残す事なく美味いと平らげてくれる麦わらの一味は、サンジにとって最高の居場所であろう。

なお、後に発売されたギャグマンガ『ワンピースパーティ』5巻表紙をよく見ると…。

◆カタクリのおやつの時間(メリエンダ)用ドーナッツ
ビッグ・マム海賊団の配下最強の男、シャーロット・カタクリおやつの時間(メリエンダ)のために3人のパティシエが用意したドーナッツの盛り合わせ。
穴までうましドーナツ。
アニメにおいてその詳細が判明した。

  • 裏ルートで仕入れたコリオリ種*5の極上のカカオと、空島で伸び伸びと育てトルチゾールレベル*6を9に抑えた牛の濃厚なミルクをたっぷりと使用した甘いチョコレートドーナッツ
  • 生クリーム大臣シャーロット・オペラより提供された最高級の生クリームをホイップ、アイシング*7して豪華にデコレーションを施し、スイートなイチゴをトッピングした見た目も楽しめるドーナッツ。
  • スパイシーなメイロンシナモン*8の味わいを引き立てるため、天竜人御用達の砂糖を生地にふんだんに織込んだドーナツ。

など、パティシエ曰く「舌が焼けるほどの甘さを堪能できる、この上ない贅沢な味わいの品々」。
ちなみにカタクリが身長5メートルを超える大男のためあまり目立たないが、常人の身の丈ほどもある旧石器時代の石貨のごとき巨大なシロモノである。

◆巨大ウエディングケーキ
ビッグ・マム海賊団が各地を襲撃する事で厳選した素材を、料理長シュトロイゼン率いるコック達が作り上げた至高のウエディングケーキ。
その大きさはさながら数階建ての建物に匹敵する大きさであり、数人程度が乗っても壊れないくらいである。
見た目はクリームの髑髏や血に見立てたジャムなど海賊らしいおどろおどろしい飾り付けが目立つ。
その出来栄えにビッグマムも多いに期待していたのだが、ルフィの作戦により倒壊、マムが食べる事無くケーキは崩れ去っていった。
なおちゃっかりルフィやチョッパー、キャロットと言った面々は盗み食いをして味を堪能していた。

後にサンジがプリンとシフォンの協力を経て再現。
  • 蓋をしないと鍋から飛び出るほどのなめらかプリン特製チョコレート
  • 上から押さえつけないと空に飛びあがりそうなほどふわっふわなシフォン特性のスポンジケーキ
  • 一口味見するだけで美味さのあまり、文字通り昇天し死にかける程の最高の甘さを誇る、サンジ特性シムシムホイップクリーム
で構成されており味は恐らくオリジナルのウエディングケーキ以上の美味さを誇る。
なお、レシピはシュトロイゼンしか知らなかったものの、サンジは完成したケーキの香りだけでレシピを解き明かし、新たに作り上げた。

食い煩いのビッグ・マムの暴走を止めることには成功したが…

◆きびだんご
ワノ国の郷土和菓子。兎丼における百獣海賊団の牢獄での食事は全てこれで、厳しい労役の報酬としてほんのわずかな引換券が配られる。
…のだが、捕らえられたルフィとキッドは海楼石で弱体化しているにもかかわらず有り得ない量の労働を行い、山盛りの団子を食べた。

これとは別にお玉が悪魔の実の力で生成したものもある。
お玉の頬を指で作った丸で抑えることで出てくる(任意発動であり、他人が強制しても生成できない)この団子は栄養も味も無いが、
動物に食べさせることで大人しくさせることが出来る。それ、なんてド〇えもん
SMILEのギフターズにもなぜか通用する。

◆お玉の手料理
カイドウの一味から、自身を救ってくれたルフィへのお礼の為、なけなしの貴重な米を使って自ら作った素朴な御膳。
豪華とは決して言えないながらも、自らの空腹を我慢してまでふるまってくれた、彼女の感謝の気持ちと真心がたっぷりとこもっているはず。

◆おしるこ
ワノ国の郷土和菓子その2。お玉やルフィも舌鼓を打つ美味さ。
牢獄の総督たる疫災のクイーンの大好物で、「おれの酸素」と称するほど愛している。
…のだが、夜のうちにルフィとヒョウじいが鱈腹食べてスッカラカンにされた。
さらにこのおしるこを求めてとんでもない奴が…

◆わさび寿司
ワノ国でファストフードとして親しまれている料理。
ゾロが酒の肴にパクついていたが、わさびが強烈すぎて「きく!!!」絶妙な顔をして唸っていた。
食い過ぎたので代金は太鼓持ちのトノ康が立て替えてくれた。
なお、サンジもスリラーバーク編でサメを寿司にしようとしたことがある。

◆十八番そば
ワノ国で「ソバ屋のサン五郎」(アニメ番外編『ワンピース時代劇』のサンジそっくり)に扮したサンジが作った掛けそば。
二八そば(小麦粉:そば粉の割合が2:8のそば)でサン五郎だから全部足して18である。うまい。
味も絶品だが女性客があまりに多く並び過ぎていたのでくノ一おナミからツッコまれていた。
ちなみにこの蕎麦、女性客を呼び寄せる為に蕎麦のかけ汁は甘い味わいが特徴らしい。このためウソップには男を呼び寄せる為に辛いかけつゆにしろと言われていた。
シマを荒らされたことで狂四郎一家が店荒らしに訪れ、それを追い返したがためにカイドウの手下のページワンにより食い荒らされる。
なお、このページワンとの戦いでレイドスーツを着用し変装したサンジは「おそばマスク」を名乗っている。
「最悪だー!!!改名してくれーー!!」「命名権をおれ達にくれー!!」

光月おでんのおでん
「煮えてなんぼのォ! おでんに候!!」
ワノ国九里のバカ殿大大名・光月おでんの作ったおでん。…紛らわしいな。一応彼なりの信念に基づいた行動とはいえ、火葬場の炎でおでん(食品)を煮て酒を吞むという衝撃的な初登場シーンが印象に残っている読者も少なくないだろう。
おでん(人名)が材料を現地調達して作る、地産地消を地で行く一品。ちなみにイヌ・ネコ・カッパの異形トリオと出会ったのはワノ国沿岸で素潜り漁をしていた帰りであった。
おでん(人名)の巧みの腕前もあってか現地調達によるアドリブ面が大きいにもかかわず、その味は白ひげエドワード・ニューゲート、海賊王ゴール・D・ロジャーも太鼓判を押すほど。
勿論おでん(人名)に仕える赤鞘九人男も大好物であり、みんな好きなタネがある(ネコマムシは最初猫舌だったので怒ってひっくり返していたが)。ちなみにおでん(人名)は全てのおでんタネを愛している。
ちなみにおでん(食品)とは多種多様な食材をごった煮にした料理であり、色眼鏡を付けず差別なく仲間を増やすおでん(人名)の名にふさわしい好物と言えよう。
なお、ロジャー海賊団では素人からの略奪は厳禁だが、仲間入りした当初のおでん(人名)は躊躇なく食材をかっぱらっていた。


アニメ・劇場版限定

◆ローグタウンの料理コンテストに登場した料理
ローグタウンに於けるアニメオリジナルエピソードにて、ローグタウンで年一回開かれる料理コンテストで登場した料理。
今回の主役であるサンジはステーキやシチュー、海鮮チャーハン、ラムチョップステーキらしきものなどを、
サンジを付け狙う女料理人カルメンは肉料理、カニ料理、吸い物、巻き寿司、焼き魚などを供した。
アニオリでは先述のエレファントホンマグロは店売りされていたのではなくこの料理コンテストの賞品となっており、サンジはこの大会を制した事で入手した。
また同エピソードではエレファントホンマグロは客船時代のサンジがオールブルーを目指す切っ掛けとなった思い出深い食材という事なっている。

◆岩蔵のおでん
劇場版一作目に登場。海の上でおでん屋を営む岩蔵が作るおでん(食品)で、味は絶品。
なのに目玉が飛び出るほど安く、ルフィとゾロが出ていた分をほぼ食べ尽くしてもたったの11ベリー*9。話の鍵にもなった重要アイテム。
劇場帰りにおでん(食品)を買った人も多いはず。

◆海軍カレー
アラバスタ編とジャヤ編の間に挿入された、一味一人一人が個別にピックアップされたオリジナルエピソード編にて登場。
海軍の軍艦にはそれぞれの艦に独自のレシピがあり、その味を競っている事で有名であるという。
軍艦に乗り込んでいた料理人見習いの少年タジオは誤って昼食に出される予定のカレーを台無しにしてしまい、
しかもよりによって定期的に艦隊各船長が集まってカレーを食べに来る日だった事に加え、
落とし前として一人で作り直しを命じられて途方に暮れていたが、サンジの言葉を前に奮起し、
見習いとして門前の小僧的に習得していた技術を元にほぼ独力でカレーを再現する事に成功、海軍の高官らからも好評を博した。
差し当たってサンジは基本的には見守るだけに徹していたが、タジオが重大なミスをしかけた時だけそれとなくアドバイスを加えていた。
海軍カレーは後のHCI編直前のアニオリでも登場している。

本エピソードではカレーの前に「サンジ特製コンソメスープ」も登場しており、
タジオは海賊からの施しに拒否感を示すも、その透き通った色合いに感激したちまち飲み干していた。

なお海軍が決まった曜日に決まったものを食べるのは、曜日感覚を失わないための方策として実際に行われており、
帝国海軍の艦艇にも実際に一隻一隻に異なるレシピのカレーがあったという。
今日の海上自衛隊でも毎週金曜日はカレーの日である。

◆ラ・キュイジーヌ・ア・ラ・カルト
海軍本部G8基地の食堂にて、なりゆきでサンジ(&ルフィ)とG8のコック達が料理対決する流れになってしまった際にサンジが披露した料理。
G8勢が威信にかけて美味い料理を作る事に心血を注ぎ、食材の旨味の乗った部分だけを使った料理を出したのに対し、
サンジはG8のコックらが使わなかったマグロの骨やそれに残っていた肉・ワタ・野菜クズ等を利用し、
それらをミンチにして作った魚肉肉団子のフライ、残りの食材やブロッコリーの芯で作った二種のソース、ゴボウ・ジャガイモの皮を使った和え物を供した。
サンジ曰く「ワタの苦みが食欲をそそり、濃厚な味わいが生気を吹き込む」「中身以上の栄養があるゴボウ・ジャガイモの皮は海兵には理想的」。
味は元より使い残りの食材だけで作ったとは思えない程見た目にも美しく、見ていた海兵たちが飛び付いたのもサンジの作った料理の方であった。
「食材を無駄にしない」という(おそらくはG8勢への皮肉も込めた)海の料理人の基本に立ち返ったサンジの料理はG8のコック達を自省させ、
サンジらを(人違いで)馬鹿にしていた料理長ジェシカを始めとした一同はサンジを見直す事となる。
G8は後にレシピを受け取るもサンジが海賊だった事が判明した事で「海賊の飯など作る訳には行かない」と一度は封印するが、最終的には解禁された。

◆バンバン爺の炒飯
アニメオリジナルの登場人物で、ココロ婆さんの知り合いの屋台の店主が作った炒飯。
一見普通の炒飯だがアクア・ラグナが運んでくる特別な塩を使っておりその味はサンジをも唸らせた。
余談だがバンバン爺はサンジの師匠のゼフと旧知の仲で、屋台にも若い頃の二人で撮った写真が飾られている。
このことからアニメでのゼフは少なくともウォーターセブンあたりまでの航海経験があると考えられる。
実際、後年描かれた『エピソードオブルフィ』では新世界の蝋細工師が「昔会った海賊」としてゼフの蝋人形を展示している。

◆巨大骨付き肉
ONE PIECE FILM Z』に登場。海賊たちが残した最強装備の一つ。多分。
打撃武器として使える上にお腹が空いたら食べられる。まさしく最強。


食べ物と言っていいのか怪しいもの


悪魔の実
唐草模様をした実で、食べると特殊な能力を身に付ける。
しかし引き換えに、海に嫌われる呪いを受けてカナヅチ(泳げなくなる)になってしまう上に、味もこの世の物とは思えないほど、とにかくひたすらにこの上無くマズい。
食いしん坊で悪食のルフィが言うんだから相当であり、作中で食べた人間は、たとえ特殊な訓練を受けた公安の兵士だろうが革命軍№2だろうが例外なく悲鳴を上げている悪食な警察官は妙な味程度の感想で普通に食べていた
能力者が死亡するとどこかで復活するという特性を持つ。形は様々であり、その理由かどうかは不確かだが死亡した後に近くにあった果物が悪魔の実に変化するという事例も確認されている。
2つ以上食べると、体が能力に耐えきれず跡形無く破裂して死ぬと言われている。

◆キャプテン・ウソップ
ゾロ「お前のキャプテンならな…さっき………喰っちまった」

◆食あたりミートボール
バラティエのコックであるパティが首領クリークにぶっ放したバズーカ砲振る舞った(くろがね)のデザート。
クリーク曰く「クソマズいデザート」。クリークはウーツ鋼の鎧を装備していたので食あたりを起こすまでに至らなかった。
※食べ物ではない。

ジャンゴのキノコ
クロネコ海賊団船長から海軍本部三等兵へと転身したジャンゴだが、顎にあるシマシマの突起物は、実は顎から生えたキノコの食べ残しである
海賊になる前、さすらいのダンサーであったジャンゴは不摂生な生活を送っていたため、顎からキノコが生えてきてしまう。
腹を空かせていたジャンゴは試しにキノコの頭の部分を食べるも、非常に不味かったため、それ以上食べなかった。
このキノコを食べて以来、ジャンゴは催眠術を使えるようになったらしい。…なんだか悪魔の実のようなキノコである。

チョッパー
非常食…?

◆アミウダケ
チョッパーがヒルルクのためにボロボロになりながら持ってきたキノコ。
図鑑には髑髏のマークが付いており、ヒルルクから「海賊のドクロマークは不可能を物ともしない信念の象徴」と教えられた為、
チョッパーは万能薬だと信じていたが、実際は口にしただけで1時間(アニメでは半日)も生きていられない猛毒が含まれる

◆砂漠のイチゴ
アラバスタの砂漠で見つかる赤いイチゴ…の様な姿をした毒グモ
間違って口に入れようものなら、そのまま数日後に突然死すると言われている。おまけに死後数時間は周囲に感染型の毒をまき散らす有様。
エースが店で食事中にいきなり動かなくなったので、これを食べてしまったかもしれないと思われてたが…?

ちなみに現実世界にはアフリカ北部からインド北西部にかけての砂漠地帯に自生する「コロシントウリ」と呼ばれるスイカに似た植物が存在する。その見た目から食べれそうだが、実際は食えば腹を下してしまう毒性の植物で、水分補給しようとうっかり口にすれば脱水症状を起こして却って危険な状態になる。そのため「悪魔の実」とも呼ばれているんだとか。

◆メスカルサボテン
同じくアラバスタの砂漠に生える丸っこいサボテン。
上記のサンドラオオトカゲと共にルフィがデザートとして食べた。
しかしその正体は幻覚剤の原料
ルフィは砂漠のど真ん中で津波に襲われる幻覚症状に襲われ、見境無く暴れ出してしまったために、チョッパーの麻酔でしばらく眠らされる羽目になった。
ゲームでも登場し、ぶつけると相手が混乱する。

おそらく元ネタは『ペヨーテ』という実在のサボテン。
実際に丸い形状をしており、メスカリン等の幻覚剤の原料となる成分を持っている。名前の由来もそのメスカリンからか。

◆豪水
飲むと一時の力を得られる代わりに命を削るというドーピングに近い劇薬であり、ツメゲリ部隊がクロコダイルと対峙した時点で寿命が数分しかないほど肉体が蝕まれていた。
なお、飲んだ後に腕に縞模様のようなアザが浮かび上がるのが特徴。

◆爆弾リンゴ
ドクQの持っているリンゴ。病弱な彼を助けてあげたりすると「おひとつどうだい」と勧めてくる。
見た目は何の変哲もないリンゴだが、いくつかのリンゴには中に爆弾が仕込まれており、一口目であの世に行ける。
ルフィも出されたリンゴを食べてしまったが、幸い爆弾付きには当たらず。
勝者島でのハートの海賊団との戦いの際にはバスケットごと投擲して空爆を試みるも、海中からの水鉄砲攻撃により空中で爆発させられた。
因みにドクQは(爆弾入りでは無い)リンゴは大好物であり、愛馬のストロンガーの好物は「爆弾の入っていないニンジン」が好物である事から、ニンジンを使ったパターンも有るのだろうか…?

◆ソドム・ゴモラ
キングブル。非常食その2。
食材として仕留めた海王類の腹から出て来た所、「もう腹一杯だから食えない」という理由でフランキー一家の非常食として飼われる事になる。
結局そのまま現在に至るまで一家の面々に可愛がられており、非常食というのは半ばジョークであろう。

◆ワライダケ、カラダカラキノコガハエルダケ
アマゾンリリーでルフィが食べたキノコ。
何れも毒があり、ワライダケは名前の通り食べると笑いが止まらなくなり、カラダカラキノコガハエルダケは食べると身体中からキノコが生え、そのキノコに生気を吸い取られて死んでしまう。後者の治療法は身体から生えたキノコを全て取り除き、残った根を焼く事。

なお、ワライタケというキノコは実在するが、訳もなく笑いだすというより幻覚作用によって酩酊・錯乱するという感じに近い。
更に言えば呼吸困難や体の麻痺といった、無意味に笑いだす以外の危険な症状もあり、日本では所持や売買は禁止されている。

SMILE
人造悪魔の実。唐草模様ではなく◎がある。
あらゆる動物の血統因子を抽出した有毒ガス「SAD」を原料としており、カイドウ・ドンキホーテ・ドフラミンゴシーザー・クラウンの外道三連星がトンタッタ族を酷使して作らせていた。
本物の悪魔の実と違い、味は普通の果物と大差は無い様子(おこぼれ町の住人は飢餓もあって喜んで頬張っていた)だが…
 実はとんでもない欠陥品でも有り、まず第一に育つ確率は10個中1個のみ。その中でも、動物系悪魔の実の能力が使える「ギフターズ」になれる確率は10分の1。
そして、残る10分の9は失敗した「プレジャーズ」となり、喜怒哀楽の「喜」以外の全ての感情を失う。
おこぼれ町の住民はオロチが意図的に廃棄した食い残しのSMILEを食べてしまったため、肉親や恩人の死にも涙しながら笑ってしまう生き地獄に堕とされた。
要するに100個中1個しか本来の用途は果たせないうえ、勿論食えばカナヅチになる。プレジャーズになってからは他のSMILEを食っても死なないようだ。
このシステム上トンタッタ族は機械の様に扱き使われ、最低でも500人(ギフターズの最低人数)×100=5万個は作らされたことになる。

◆シュワシュワキャンディ
シーザーお手製のお菓子。
子どもたちに大人気でシュワシュワと泡が出て美味しい。
…しかし正体は子どもたちが逃げないようにするための「NHC10」と呼ばれる覚醒剤入りという代物。
NHC10はチョッパー曰く「決められた国の決められた医師以外の取り扱いが禁じられている」危険な薬品。
本来は病気治療用で、Dr.くれはも(おそらくは正しい用途で)使用していたというが、当然本来の用途で中毒になる量を投与する事は無い*10
よくよく考えたらくれは闇医者なのでこれを所持する資格はないはずである。金に汚いが患者に対しては誠実なくれはが悪用することなどないだろうが。
薬漬けによる依存症と禁断症状によって島に釘付けにしたが、子供たちの一人のモチャが身を呈してキャンディを一人で頬張り瀕死になり、それを見て子どもたちは我に返った。

覚醒剤はローによる手術で取り除かれた(自身の悪魔の実の能力で全身をバラバラにするほどの大手術だったらしい)。

◆マザー・カルメルと羊の家の子供たち
あくまで明確にはされていないが、状況証拠的に……

◆ネズキノコ
ONE PIECE FILM RED』に登場。
ピンクと黄色の傘にネズミの耳が生えたような毒々しい見た目に違わず、
一度食べると寝ることができなくなり、そのまま放置しておくと死に至る猛毒が含まれている。
しかも精神に異常をきたし狂暴化するという、まるで覚醒剤のような効果を持つ恐ろしい代物。
「食べ物を粗末にしない」ことをモットーとするサンジもこればっかりは食材とは見做しておらず
食材置き場に何故か混ざっていたこれを見るなり躊躇なく捨てていた。




追記・修正はトリコ飯も良いけどワンピース飯も食べたいと言う方お願いします。

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最終更新:2024年04月13日 07:30

*1 ルフィの要望は「骨ついた肉のやつ!」

*2 金箔や金粉など金由来の原料をトッピングしたり含んだりするソフトクリームやキャンディも実在する。

*3 モモの助の正体を考えると、錦えもんが先に食べたのは毒味の意味もあったと思われる。

*4 しかし、おにぎりの1つに大嫌いな梅干しが入っていたためサンジとケンカになった。

*5 架空の品種。物理用語の「コリオリの力」が元ネタだろうか。モデルはクリオロ種だと思われる。

*6 架空の値。モデルは糖分の代謝を制御する副腎皮質ホルモン「コルチゾール」だと思われる。

*7 砂糖の衣がけ。

*8 架空の品種。モデルはセイロンシナモンだと思われる。

*9 日本円換算で11円。しかし、その時は二人とも1ベリーも持ってなかったので代金は払っておらず、再会の約束と共にツケにしてもらった

*10 因みに、モルヒネなど「正規の医療用麻薬」は実在する。