阿良々木暦

登録日:2009/05/27(水) 03:34:31
更新日:2024/04/23 Tue 07:54:21
所要時間:約 9 分で読めます




阿良々木(あららぎ) (こよみ)とは、物語シリーズの主人公である。



私立直江津高校三年生。羽川翼の推薦でクラスでは副委員長を務めている。
身長が165cmとやや低くかなり気にしている。
右利きなのだが、左利きに見られたいため右手に腕時計を着けており、時折指摘される。
またアニメ化されるまでキャラクターイラストが存在せず、キャラ絵がついたら妹と揃いのアホ毛が生えた。

戦場ヶ原ひたぎとは恋人関係。

家族構成は警察官の両親に妹が二人。とある事情により両親には引け目のようなものを感じている。本人達曰く、兄妹仲は悪い。

三年生に進級する前の春休み(3月26日)、瀕死状態の吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに出会い、自身の血を与えることでそれを助ける。そしてその後、多くの怪異と関わるようになる。

キスショットに血を吸われたことで自身も吸血鬼になる。これにより、地獄のような(一度は自殺寸前まで精神的に追い詰められた)春休みを過ごすことになった。
紆余曲折を経て日常に戻ることができたが、現在は人間でも吸血鬼でもない半端な、人間もどきの吸血鬼のごとき存在になっている。
首にはキスショットの吸血痕があり、それを隠すため髪を伸ばし始めた。
夜目がきく、高い回復力(条件付きだが、斬る、折る、砕く、貫通する程度なら余裕で大丈夫。原型をとどめない状態から復活したこともある)を持ち、自分の血を使って他人の傷もある程度治せる等、吸血鬼の能力を若干残している。
暦はこの身体に彼なりの折り合いを付けて生活しているが、時節自嘲的・自虐的。
キスショットに血を与えず、存在を消滅させれば普通の人間に戻ることが出来るが、本人にその気はない様子。

性格は一言で言うと誰にでも優しい人間。無責任とも言われる。大抵この性格が原因で厄介事に首を突っ込む。
一応、かなりの進学校に通っているが、成績は悪く休みがち。数学以外全て赤点だったこともあり、一時は留年の危険性すらあった。
だが、何故か妹達からの評価は高く、天才やら博識家やら言われている。
本人も中学生までは優等生だったと言っているので、それなりに頭が良かったりするのかもしれない。

また、自己評価が極端に低く自分のことを『クラスの置物』、『薄くて弱い』、『路傍の石ころ』などと言っている。しかし、羽川によると結構有名人らしい。詳細は不明。
また、彼に揉まれると胸が大きくなるという都市伝説があるが、これも詳細不明。
そして、何故だかモテる。彼の携帯電話に登録されている番号は両親以外全て女の子。友人も女の子ばかり。

……とここまで聞けばよくあるハーレム主人公に見えるが、その特徴として物語序盤で彼女を作り、後述を読めばわかるが欲望というか性癖が暴走する、
バトルでは負けるどころかサンドバッグになるのがデフォというのがある。
性癖面では草食系どころか犯罪レベルの行為を多々行っており両親に逮捕されかねず、
読者にはその行為と性癖が突き抜け過ぎているのもあって敬意すら持たれている。
具体的にはスカートめくりなどは日常茶飯事。小学五年生の胸を数秒に渡って揉んだりと、もはややりたい放題。
ただし、高校卒業後は前述の優しい性格もセクハラ癖も治ってしまった模様。
バトル面では、相手が自分の能力を知っている化け物やプロばかりなので一方的に凹られる。
しかし彼にとってバトルは時間稼ぎや説得などによる問題解決の過程にすぎないので、そげぶ(男女平等パンチ)のような決め手はないが解決率は悪くない。

一方、週刊少年マガジンにおいて連載されている漫画版では、そもそも原作の構成が阿良々木目線であることに加え、彼の主観は多分に真実が見えていないことを逆手にとったのか、通称「アララギブレード」などその能力が盛りに盛られた。
本人は不格好に立ち回っている気分だったのかもしれないが、敵対者は真祖の力を受け継いだ化け物相手にどうすればいいんだと恐々としている。
一応原作と致命的な矛盾は起こしておらず、おかげで「原作者は原作の読み込みが足りない」などと訳の分からない評価が飛び出ている。

偽物語』においては阿良々木ハーレムという組織が存在することも明らかになった。

だが、本人はあくまで戦場ヶ原一筋。


阿良々木ハーレム構成員

正式メンバー
  • キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
  • 羽川翼

予備メンバー

本日のゲスト



最近、二人の妹の初ちゅーを奪った(一人は寝込み、もう一人は一応の理由はあったが)。

だが、本人はあくまで戦場ヶ原一筋。

また、妹相手に一線を越えそうになった(もちろん性的)。

「まあでもあれだぜ、八九寺。僕は戦場ヶ原と付き合ってるし、羽川のことが大好きだけど、結婚するならお前だとおもってるぜ」

……それでもきっと、戦場ヶ原一筋。

因みに鬼物語では幼女・少女・童女の全員とキスした(された)。

……これには流石のガハラさんも「羽川さんとのラブシーンを見せ付ける」という罰(?)を与えた。


実は女の子の目を舐めたいという特殊性癖を持っており、
翼から「眼球を舐めるか、それ以外の柔らかいとこ全部好きにしていい」と言われたとき、迷わず「眼球を舐めるで!」と答えた。
この時ばかりはあの翼でさえ本気でおののいていた。一応、吸血鬼の分泌物(唾)で視力を治せるのではという思惑があったような無かったような……

中学〜高校生一年の頃に何かあったらしく頑なに語りたがらないが、どうやらファイヤーシスターズよりもヤバい事を平気でしていたらしい。
というか彼女達は暦の真似をしているのだとか。
その為、地元の警察ですら名前や性格を把握している。

羽川曰く学校では自分や戦場ヶ原、神原以外と話をしている所を見た所がないらしい。
ゆえに学校ではむしろ恐れられており、不動の寡黙と呼ばれている。

花物語にて、神原が阿良々木とメールしている事を知った後輩達の反応↓
「阿良々木先輩!?」「え、今神原、阿良々木先輩って言った!?」「阿良々木先輩ってあの阿良々木先輩!?」「あの伝説の!?」「伝説の阿良々木さん!?」
「伝説の阿良々木さんから伝説のメールが!?」etc……

余談だが、『友達を作ると、人間強度が下がる』という持論から、翼に出会うまで全く友達がいなかった。
現在は考えが変わったのか、友達を作ることにそれほど抵抗はない様子。
後に真宵にこの持論をネタにされたときは本気で恥ずかしがっていた。
ただ、今のところも友達の数は五人と相変わらず少ない。

さらに余談だが、使用している携帯はauのG9。



  • 阿良々木暦の名(迷)言集

「戦場ヶ原、蕩れ」

「傍線部の意味を答えろ!」

「……友達は、いらない。友達を作ると、人間強度が下がるから」

「なんだったら、もう一回パンツ見せてくれたら仲直りしてやってもいいぜ!」

「酷いことを言って、ごめんなさい。僕と友達になってください」

「そういう問題じゃないんだ、キスショット。そしてお前の言う通りだ。僕はお前にこう言うんだよ――人間を食うから死ね、と」

「死んでくれ、我が主人!」

「キスショット。僕は人間なんだよ」

「ごめんな、キスショット。僕はお前を助けない」

「おいおい、あんまり悲しいこと言うなよ。僕は春休みの間中、お前の下着よりも他の何かを優先させて考えたことなんて一度もないさ」

「どうなろうと全部お前だよ。変わってもお前だ。安心しろ。そこで変に甘やかしたりはしない。嫌なやつになったら嫌ってやる。悪い事したら怒ってやる。恨まれたら庇ってやる。頭が悪くなったらーーまぁ、僕が勉強を教えてやるし、泣いたら慰めてやる。」

「お前が明日死ぬのなら僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた今日を生きていこう」

「変態の汚名を受ける勇気!」

「違う違う。むしろ逆だよ。逆転の発想だよ。お前の胸が、僕の手のひらを揉んできたんだ。」

「お前の出した結論通りだよ。僕はお前を許さないし、お前は僕を許さない。それだけのことだ。それでもう、この話は終わりなんだよ−−続きも何もない。僕達は死ぬまで生き続けるんだ」

「義理の妹なんざ――萌えるだけだろうがあ!」

「偽物であることが悪だと言うなら、その悪は僕が背負います。偽ることが悪いことなら、僕は悪い奴でいいんです」

「斜め七十七度の並びで泣く泣くいななくナナハン七台難なく並べて長眺め」

「お前はいつも正しい。それは否定しない――だけどな、それは正しいだけだ。お前は、いつも強くない」

「正義の第一条件は正しいことじゃない。強いことだ。だから正義は必ず勝つんだ。それがわからないうちは、お前達のやっていることはいつまでたっても――ただの正義ごっこで、偽物だ」

「正論は人を傷つける。いつだって」

「行くなら一緒に行こう。お前は僕を守ってくれ――僕はお前を守ってやる」

「じゃあ、羽川の眼球を舐めるとか、そういうことをしてもいいのか!」

「で、おっぱいの話なんだが」

「羽川の胸が零れ落ちないように支え続ける仕事、とかねえかなあ」

「神原に冷たくあしらわれたいという謎の欲求が、僕にはあるんだよ」

「女子の厚着にガッカリしない男。それが阿良々木暦です」

「ヒュー!妹パンツ最高ーっ!」

「僕は非実在青少年だ。条例で保護されている」

「じゃあ上、裸になって、ベッドに寝転んで」

「なあに、僕は麻酔が効いて顎がうまく閉じれずに、よだれや咀嚼しきれなかったご飯を、だらだら口の端からこぼす妹が見たかっただけだよ」

「くっ……、ベッドの上で泡を吹いて溺れている妹の姿に溺れてしまいそうだぜ……」

「さあ、続いてこの安全剃刀で……、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ」

「これから妹のデリケートな肌に刃物を押し当てると思うと、胸の高鳴りを抑えられなくて」

「助手くん。集めた髪の毛は、ビニールに入れて保管しておいてくれたまえ。あとで枕の素材として使えないかどうか、試してみよう」

「お前の髪は、僕の口で洗わざるをえない」

「そうなんだ、じゃあその眼球、ちょっと舐めていい?」

「四国じゃどうだか知らないけれど、この町じゃあローティーンの女の子に恋することを、まだロリコンとは言わないんだよ」

「いや、スカートをまくることに慣れているんだ。しかしスラックスをまくると言うのは初めてかもしれないな……」

「なめてもらっちゃあ困るな。僕はちっちゃな女の子の専門家だ。少女のオーソリティ――即ち、魔法少女のオーソリティでもある」

「大丈夫。背丈が百五十センチを超えないうちは大丈夫」

「気にするな。未熟だからいいんじゃないか」

「『お前の胸に育てられた僕は、お前の胸を育てることもできず、お前を胸に死んだ』」

「スパッツのせいで、ムチムチ感が強調されているのがポイントだ」

「僕は戦場ヶ原のことが一番好きで、羽川のことを誰よりも尊敬している。八九寺と喋るのは何より楽しい。だけど、一緒に死ぬ相手を選べと言われたらお前を選ぶ」

「お前がそんな風に思ってくれるだけでも僕は十分に嬉しいよ、忍」




  • (間違った)名前のバリエーション一覧

八九寺の場合
  • 阿良々々木
  • 阿良良々木
  • 阿々良木
  • ありゃりゃ木
  • 良々々木
  • むらら木
  • ぼらら木
  • 何良々木
  • 阿良々木……読子
  • 修羅々木
  • ドアラ木
  • クララ木
  • 木々良々
  • 伽羅蕗
  • 乾拭木
  • 人畜さん
  • 人チックさん
  • ローリング阿良々木
  • ヒューマンビースト
  • 諦めさん
  • パラレ木さん
  • 飽き飽きさん
  • ララバイさん etc……

神原の場合
  • 気仙沼先輩
  • 『駆け抜ける迅雷の騎士』暦
  • 『今世紀最後の英雄』暦
  • ラギ
  • ラギ子
  • 阿良々木参拝

戦場ヶ原の場合
  • 犬の死体
  • ゴミ
  • 阿良々木ゴミ
  • 生理痛
  • ちゅらら木
  • 阿良拉致

  • お兄ちゃん
  • 兄ちゃん
  • ちっちゃいの
  • お兄ちゃん野郎

その他
  • 阿木


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最終更新:2024年04月23日 07:54