クロト・ブエル

登録日:2012/07/30 (月) 22:11:38
更新日:2024/04/14 Sun 22:06:53
所要時間:約 5 分で読めます





「どーでもいいよ。出ろって言われりゃ、出て討つだけさ」


クロト・ブエルは「機動戦士ガンダムSEED」の登場人物。
名前の「ブエル」はソロモン72柱悪魔の名に由来する。

CV:結城比呂(現:優希比呂)
かつて『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』ではミケル・ニノリッチを担当していた。

年齢:推定17歳
身長:165cm
体重:52kg
髪色:朱
瞳:青
趣味:シューティングゲーム
階級:少尉
搭乗機

「機動戦士ガンダムSEED」における地球連合軍の強化人間『ブーステッドマン』の一人で、レイダーの生体CPU。強化インプラントはStage3。
OPで銃を構える手やレイダーの武器の位置からしておそらく左利きであろう。

戦闘時以外では黙々と「GREAT WONDER SWAN XXX」というゲーム機でシューティングゲームをしている。グゥレイト!
ボス(?)を倒せているあたり実力は高いようだ。
だが、ブーステッドマンの例に漏れず戦闘では人格が豹変し、「滅殺!」「必殺!」など不穏な言葉を使う激情家になる。比較的冷静さを保つオルガや、寡黙気味なシャニと比べると豹変した姿は特に目立つ。
また、誰かを煽るような言動も多く、オルガシャニとよく喧嘩する。
しかし、もともとお調子者だったのか、中途半端な敬語を使ったりもする。

薬物での強化による影響か実力は高く、一時的とはいえミーティアと互角に渡り合ったりもした。
だが、オルガから訳もなく砲撃を食らったり、シャニにビームをレイダーの方にわざと逸らされたり、
貧乏くじを引くことも多かった。


  • 本編での活躍
PHASE-38で初登場。
オーブ解放作戦では、カラミティガンダムフォビドゥンガンダムとともにレイダーで出撃。カラミティのタクシー役に。
その後、シャニのフォビドゥンと共にフリーダムガンダムを攻撃するが、周囲を顧みないシャニにビームを自分の方に逸らされて危うく掠めるなどの邪魔を何度もされ、
抗議するもシャニには「邪魔はテメーだよ」と言い返されてしまう。
それでもフリーダムへの攻撃を続行するが、ジャスティスガンダムが乱入・フリーダムに加勢したこともあってフリーダムを撃破するには至らず、
攻めあぐねているうちに薬が切れて禁断症状に襲われ始めたことで撤退を余儀なくされる。

マスドライバー奪取戦でもフリーダム・ジャスティスの二機と戦闘になり、夢中で砲撃を繰り返したことでカラミティがエネルギー切れ寸前に陥ったオルガを馬鹿にして、
「帰るんなら自分の足で帰れ」と、カラミティが自力飛行は出来ず、自分のレイダーに輸送してもらわないと帰投できないことを知りながらオルガを煽るが、
その隙を見逃さなかったジャスティスにミョルニルを破壊され、オルガを放置して帰投しようとするも無理矢理カラミティに乗られ、仕方なく二人で一時撤退。
補給を受けて再出撃するも、結局作戦自体も失敗に終わってしまう。

その後、ビクトリアのマスドライバーで宇宙に上がる。そこでも初登場時と同じゲームをやっていた。
L4宙域戦で幾度となくフリーダムやジャスティスと戦闘になり、他の二機とのコンビネーションで幾度となく両機を追い詰め、フリーダムの左翼部、頭部を破壊したこともあった。
ボアズ攻略戦では顔芸を披露しながらオルガ、シャニとともに量産機相手に無双し、核攻撃を成功させた。

第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では、戦闘が激しくなり負傷者の対応などに追われる周りの状況など意にも介さずゲームをしていたが、
出撃すると目覚ましい活躍を見せ、ミーティアの攻撃をも見事に捌ききり、互角に渡り合う。
しかし、シャニとオルガがついに撃墜され、母艦であるドミニオンもアークエンジェルとの一騎打ちの果てに撃沈。
ただ一人生き残ったクロトだったが、薬効が切れてきたことで認識能力が低下してしまい、ドミニオンが撃沈したことも分からないまま、
既に無くなってしまった帰る場所と薬・補給を求めて彷徨うが、やがて禁断症状からついに発狂。

そして偶然出くわした、プロヴィデンスガンダムに中破状態にさせられたバスターガンダムと、近くにいたデュエルガンダムに襲い掛かり、

「僕は、僕はねえ!!!」

と絞り出すように言葉を発しながらツォーンを放つも、同タイミングでデュエルが発射したグゥレイト砲に機体を撃ち抜かれると共に、
放ったツォーンはどちらの機体も撃墜することが叶わず、悲鳴に似た叫びを上げながら宇宙に散っていった……。

が、SEでは普通にバスターに撃ち落とされた。棒立ちで。
これには「改悪だ」という声が多数挙がった。

続編の「SEED DESTINY」では既に故人だが写真が少し登場。ロドニアのラボ出身であることが明かされた。



スパロボ
●αシリーズ
第3次スーパーロボット大戦α
原作通りオーブ解放作戦から登場。特殊技能として生体CPUを持っている為、中々手強い。死に際は原作と同じタイミングである。
上官はヤザン・ゲーブル

●携帯機シリーズ
スーパーロボット大戦J
スーパーロボット大戦W
やはりオーブ解放作戦から。死に際はオルガ・シャニと一緒で原作よりちょっと早め。

■GジェネDS
通常ルートではエピオンのかませ犬だが、ライバルルートではゼロ・ムラサメの説得により他の二人共々仲間に。
薬中は治らないものの熱血さが目立つようになり、ついたあだ名が「きれいな三馬鹿」。

機動戦士ガンダム Extreme vs. MAXI BOOST ON
声だけなら初代EXVSからフォビドゥンガンダムのアシストとして存在したが、プレイアブル機体としてレイダーガンダム共々に参戦。
機動武闘伝Gガンダムアレンビー・ビアズリーと掛け合いが存在するが、その他は同期のシャニのみ。
一方的な掛け合いであれば、同じロドニアのラボ出身者であるスウェンや、戦闘中に発狂するアレルヤ(ハレルヤ)などがある。
敗北時リザルトでは、TVアニメ版では言えなかった『僕は……僕はね!』の後に続く『自由が欲しかったんだ!』が新規収録されている。


  • 主なセリフ
「あれやるよ。白いの」

「ハズレ! ヘタクソ!」

「撃滅!」

「テメェェェ! 抹殺!」

「何だか知らねーが、テメーも瞬殺!」

「ディヤァァ! 必殺!」

「今日こそやらせてもらうよ!」

「お前はドカドカ撃ちすぎなんだよバーカ!」

「墜ちろぉぉぉ!!」

「そらあああ! 滅殺!」

「ったく、いいように使ってくれるよねぇ、あのおっさん」

「フ、フフ、いっぱいいるねぇ! いくぜぇぇぇぇ!」

「どーでもいいよ。出ろって言われりゃ出て討つだけさ」

「そりゃあああ! 撃殺!」

「何なんだよ、お前たちは! 何必死にやってんだ!」

「そんなこと俺は知らないね! やらなきゃやられる! そんだけだろうが! やられないけどね!」

ウフフ、僕は、僕はねえ!!!


  • 余談
担当声優は三馬鹿の中で唯一本業の声優。
前述の「僕は、僕はねえ!!!」という台詞の続きは「自由が欲しかったんだ……」とされる。
因みにシャニとオルガに対し悪口を言いまくっているが、実は二人の巻き添え攻撃に対して一度も反撃しておらず、自身の攻撃にも唯一二人を巻き込んでいなかったりする。



僕は、僕はねえ!! 追記・修正が欲しかったんだ……

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ガンダム
  • ガンダムSEED
  • ワンダースワン
  • ブーステッドマン
  • 生体CPU
  • 地球連合軍
  • クロト・ブエル
  • 結城比呂
  • 滅殺っ!
  • 三馬鹿
  • 常夏
  • 健気
  • ゲーム脳
  • ミケルの成れの果て
  • 中の人のお気に入りはキラ
  • お!
  • クロト
  • レイダーガンダム
  • 強化人間
  • 哀しき悪役
  • 優希比呂
  • 機動戦士ガンダムSEED

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月14日 22:06