オルガ・サブナック

登録日:2012/07/30 Mon 22:08:21
更新日:2024/04/06 Sat 10:38:00
所要時間:約 5 分で読めます





しょうがねぇ。殺されるよりは殺す方がマシ、ってね


オルガ・サブナックは「機動戦士ガンダムSEED」の登場人物。
名前の「サブナック」はソロモン72柱悪魔の名に由来する。

CV:涼平(現:小田井涼平)

プロフィール

年齢:推定19歳
身長:173cm
体重:65kg
髪色:黄緑
瞳:青緑
趣味:読書(ジュブナイル小説)
階級:少尉
搭乗機

概要

「機動戦士ガンダムSEED」における地球連合軍の強化人間『ブーステッドマン』の一人で、カラミティの生体CPU。強化インプラントは最も低いStage2。

イケメンでもあり、OPでは悪人面ながらかなりかっこいいスマイルを見せつけ、本編中でも本を読んでいる時の知的な姿と戦闘中の危ない姿の両方でイケメンっぷりを発揮した。
小説版でも美形であることが表記されている。

ブーステッドマンの共通項として、彼らの身体を維持する劇薬・γ-グリフェプタンの効力が切れると深刻な禁断症状が起きるため、一定周期で摂取し続ける必要がある。

人物

一番低いインプラントレベルとはいえ十分薬物依存しており、普段は大人しくジュブナイル小説*1を読みふけっており、感動して涙を流すこともあるらしいが、戦闘になると人格が豹変して荒っぽい言動になり、味方が射線上にいてもおかまいなしに、笑いながら砲撃を仕掛ける危険人物となる。
言葉遣いがイマドキの女子高生みたいだったり妙に可愛い言葉を使ったりするが

戦場に行くにあたっては「殺されるよりは殺す方がマシ」と、シンプルながらもしっかりとした信念*2を持っており、
さらに、三馬鹿の事実上のリーダー格ということもあってか、後半になるにつれてまともな面が強調されていき、ジャスティスガンダムに手傷を負わされたことに怒り狂って追撃を仕掛けようとするシャニを、
そろそろ薬効が切れてしまうことを考慮して制止し、「(自分たち共々)また苦しい思い*3をしたいのか!?」と訴えて退かせたりしている。

その実力は本物で、砲撃機であるカラミティでフリーダムガンダムの至近距離の連続攻撃を避け続けるほどである。
また、前述の強化度が最も低いため、ナタルからはブーステッドマンの中では最も信頼されており、戦闘においても、強い相手を求めることはあっても特定の相手に執着しすぎることはなかった。


本編での活躍

PHASE-38で初登場。本を読む姿とOPの悪人面とのギャップで視聴者は驚かせた。
本編で初めて登場し、戦闘に参加したオーブ解放作戦では、カラミティに搭乗してレイダーフォビドゥンと共に出撃。
地球連合軍の最新鋭機であるカラミティの性能を存分に発揮し、OPで見せたような凶暴な様でM1アストレイを蹴散らして狂ったように笑い声を上げていた。
その後、ストライクガンダムとの戦闘を経て上空のフリーダムに砲撃を仕掛け、襲い掛かるレイダーやフォビドゥンを(ビームを掠めたりさせつつ)援護し、
三人で「ナチュラルとは思えない操縦技術」と「味方を巻き込むことを厭わない無茶苦茶な戦い方」をもってフリーダムを追い詰めるが、そこに突如としてジャスティスが乱入。
フリーダムを援護する姿勢を見せたために本格的に三機で戦おうとするが、そこで薬が切れる「時間切れ」となり、禁断症状に苦しみながら補給のために一時撤退した。

その後のマスドライバー奪取戦では、夢中になって砲撃をしていた影響でカラミティのパワーを急激に消耗し、そのことをクロトに馬鹿にされた上、
「(補給に)帰りたいなら一人で帰れ」と、カラミティが三機の中で唯一単独飛行が出来ないことを当てこすられて苛立つが、
直後にジャスティスに武装をビームサーベルで切り裂かれるという醜態を晒したクロトを嘲って留飲を下げた後、帰投しようとMAに変形したレイダーの背に無理矢理飛び乗って撤退。
補給の後、再出撃の際にムルタ・アズラエルから「マスドライバーとモルゲンレーテの工場は壊してはいけない」と指示され、その通りに戦おうとするも、
その思惑を読んでいたオーブはアークエンジェルとクサナギをそのマスドライバーで宇宙に上げることを決定し、フリーダムとジャスティスはその護衛に付いたため、
マスドライバーを気にして精彩を欠いた攻撃では二機を墜とせるはずもなく、結果として二機の護衛任務を完遂させてギリギリ乗り込んだ二機共々戦艦には宇宙に逃げられた上、
それを見届けたオーブ首脳陣がマスドライバーとモルゲンレーテの施設を自分たちもろとも爆発させたため、任務は完全に失敗となった。

これを受けて地球連合軍が次の標的としたビクトリアのマスドライバーは奪取に成功したため、
オルガとカラミティは、他の二人(二機)とアズラエル共々、アークエンジェル級二番艦「ドミニオン」に配属され、ドミニオンに乗り込んでそのマスドライバーで宇宙に上がる。
宇宙においては、L4宙域戦で幾度となくフリーダムやジャスティスと戦闘になり、カラミティのスキュラをシールドで押し込められたり、シュラークをサーベルで弾かれたりと苦戦する場面もあったが、
レイダーやフォビドゥンと連携し、二機を幾度となく追い詰めた。

その他には、フレイ・アルスターの救助艇を捕獲したり、ボアズ攻略戦でレイダー、フォビドゥンとともに量産機相手に無双し、核攻撃を成功させたりといった活躍も見せるが、 
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦では序盤こそその火力で活躍するも、シャニが撃墜された後、ミーティアを装備したフリーダム・ジャスティスに囲まれるという無理ゲーを強いられ、
ミーティアを装備したままのジャスティスのビームサーベルで背後からカラミティは真っ二つにされ、オルガも機体と共に最期を迎えた。


ゲームでの活躍

スパロボ
●αシリーズ
第3次スーパーロボット大戦α
原作通りオーブ解放作戦から登場。特殊技能として生体CPUを持っている為、中々手強い。死に際は原作と同じタイミングである。
ちなみに上官はヤザン・ゲーブル

機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOST
シリーズ6作目にしてようやく登場。
クロト・シャニとの掛け合いは勿論だが、コクピット内で音楽を流すパイロットにシャニより酷いと言ったり、女に振り回された奴の御守りは嫌だと愚痴をこぼす。

●携帯機シリーズ
スーパーロボット大戦J
スーパーロボット大戦W
やはりオーブ解放作戦から。死に際はシャニ・クロトと一緒で原作よりちょっと早め。

SDガンダムGジェネレーションシリーズ
◆GジェネDS
通常ルートではエピオンのかませ犬だが、ライバルルートではゼロ・ムラサメの説得により他の二人共々仲間に。
薬中は治らないものの、
「できることをやるだけ」
などの熱血な台詞が目立つようになり、ついたあだ名が「きれいな三馬鹿」。
そして三馬鹿を仲間にしておくとラスボス(幼女)を救出してそのまま彼女にしてしまうという謎の優遇ぶりである。
リア充爆発しろ。
なおその際には絵に描いたようなツンデレぶりを見せつけてくれる。
◆クロスレイズ
鉄血が参戦した影響か、やたらあちらのパイロットから団長じゃないと言われる。当の本人からも「あんた……他人の気がしねぇな」と何処か親近感が湧いたかのような台詞を言われる。
機体相性的には鉄血勢には実弾武装二種とVPS装甲持ちのカラミティは滅法強く、パイロット込みで考えても十分通用するレベル。 


主なセリフ


「何だありゃ?増えてる!」

「へへっ、何遊んでんだよ、お前ら!!」

「ウザイんだよ!」

「見つけたぜ、昨日の強いヤツ!」

「くそっ、この馬鹿モビルスーツ!もうパワーがやばい!」

「ケッ、バカはお前の方じゃねーか!」

「オォラァ行くぜぇぇ!!」

「しょうがねぇ。殺されるよりは殺す方がマシ、ってね」

「ハッハァン、目移りしちまうぜぇ」

「オラオラオラァ!!」

「すっげえじゃんか!アハハハハ!フハハハハハ!」

「雑魚ばっかってのも面白くねーけどな」

「今は退くんだよ!また苦しい思いをしたいのか!!」


余談

担当声優の涼平氏は仮面ライダー龍騎にて仮面ライダーゾルダ/北岡秀一を演じており、様々な特徴が重なっているため搭乗機であるカラミティは「ガンダムゾルダ」と度々ネタにされる。
ちなみに「ライダーシリーズに3次元登場したガンダムパイロット声優」自体はこの後同じCE世界出演の関俊彦鈴村健一森田成一超バトルDVD関智一と続くのだが(オルガとは逆にガンダム→ライダーの順)、
彼らの場合は声参加の派生として3次元でのゲスト参加となったせいか、ガンダム系ではあまりネタにされなかったり。
まさかこの時は、クルーゼ声のライダー戦隊に変身してしまうとは思わなかっただろう。

因みにオルガを担当する事になった経緯は、仮面ライダー龍騎と同時期にガンダムSEEDが放送していたため、ガンダムシリーズファンだった涼平氏が端役で良いから出演できないかとバンダイの社員(仮面ライダーとガンダムはスポンサーが同じバンダイである)に相談した所、スタッフから「監督が声の感じを聞きたがっているからアフレコスタジオに来て下さい。」と言われ、色んなキャラのアフレコを行い、モブキャラとして出演するのだろうと思っていたら何故か後日終盤登場する準レギュラー役、しかもガンダムに乗ると伝えられ非常に驚いたという。


また、担当声優は雑誌の企画でゾルダや、契約モンスター・マグナギガそっくりのガンダムをデザインしてもらったり、ストライクガンダムプラモをオリジナルカラーにペイントしたりするなど生粋のガンダムファン。ちなみに、一番好きなMSはΖプラスらしい。

また、実は「オルガ」という名前は主にロシアなどスラブ系女性の名前だったりする…ツッコんだら殴られるんだろうか
その後、他にも名前がオルガの男キャラが登場したため、その辺は気にしない方向なのかもしれない。



くそっ、この馬鹿項目!もう余白がやばい!!

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最終更新:2024年04月06日 10:38

*1 ラノベみたいなもの

*2 もっともこれは三馬鹿全員にある……はず

*3 薬効が切れたブーステッドマンに薬を与えず放置し、禁断症状で苦しませる「懲罰」のことと思われる。