ダメ外人(プロ野球)

登録日:2011/04/21 Thu 13:34:16
更新日:2024/03/28 Thu 18:24:34NEW!
所要時間:約 78 分で読めます





長年プロ野球において助っ人の成績はチームの順位を左右するものである

君は大した成績も残さず祖国に帰った助っ人選手をどれだけ覚えているだろうか?



【概要】

プロ野球において「助っ人」とは外国人選手を指す。戦力として外国人にかけられる期待は大きく、年俸が高い上に外国人枠の制限もある*1ことから、当然日本人以上に評価の目は厳しいものとなる。
成績が重要なプロ野球において結果を残せずに帰国する選手は沢山いるが、中にはネタにしか見えない外人も存在する。

本項目では、主に以下のケースに該当する者を扱っている。
  1. 前評判が良かったり、メジャーリーグでの経験が豊富なのにもかかわらず凡退や炎上を繰り返す
  2. 言動や素行不良などによる話題性(=ネタ)に特化

単なる成績不振とはややニュアンスが異なるし、何よりも成績不振だけならばかなりの数の選手がいるので書ききれないという問題もある。逆に、1と2が重なった時の破壊力は(ネタとして)凄まじく、応援するチームではなくても覚えられることがある程にプロ野球ファンのネタになる。

某掲示板の某野球好き板では
  1. 成績が良くて性格も良い→最高の助っ人
  2. 成績が良いけど性格は悪い→応援はされる
  3. 成績は悪いけど性格は良い→励まされる
  4. 成績が悪い上に性格も悪い→凄まじいネタ選手
なんて分け方をされてたりもする。

ダメ外人が多発する最大の理由は、元いた国と日本との違いによる適応力不足。
日本野球そのものに適応できないケースはもちろん、日本での慣れない生活から調子を崩す例もしばしば。中には初年度こそ振るわずとも2年目以降に適応を見せ、遅れてブレイクする者もいるが、基本的に支配下の外国人が即戦力にならないのは球団にとって痛手であり、さっさと戦力外になりやすいのが追い打ちをかけている。
加えて2010年代後半からは顕著な投手力の向上や年俸の問題から活躍できる外国人が数を減らしており、「 2桁本塁打に達すれば上々 」といった20世紀であれば信じられないような評価すら見られる状態である。

また項目名がダメ外人となっているが、成績不振の場合必ずしも外国人選手に責任があるわけではないことにも注意。球団側の不手際や待遇の悪さ、不運なケガ等によって、コンディションを万全に保てずに能力を発揮出来なかったようなケースもこの項目では紹介している。

また、本当に能力が劣るダメな選手だとしても、その人物を評価して招き入れたのは球団側である。
日本人選手にもダメ外人以上に活躍できていない選手がザラにいるが、外国人選手は少数だったり有名な経歴を伴いがちなので、目立ちやすい。
特に海外での実績が高いとファンからの期待との落差が激しく、戦力としては機能したのにネタキャラ扱いされやすくなってしまうことも忘れてはいけないだろう。

なお、星野仙一は中日監督時代、「外国人選手の獲得は宝くじを買う様な物」などと表現していた。
メジャーで活躍したからといって同じ様に活躍するとは限らなかったり、逆に3A止まりの選手が日本で多大な実績を残す事もあるという意味では的を射ているが、同じ事は日本人選手でも言える。
そもそもあまり調査していなかったり*2、日本でプレイするための十分な環境を整えていなかったり、緊急補強で急に呼ばれたりすることも多いのは忘れてはならない。

一歩間違えば誹謗中傷やヘイトスピーチになり、日本野球の品性を疑われかねないため安易な使用は自重すべきである。無論、このページに記載されているからと言って「ダメ」という評価が絶対的になるものでもない。あくまでネタ半分でお読みいただきたい。

以下代表的なダメ外人

◆60年代



◆70年代



◆80年代



◆90年代

別ページを参照。

◆00年代

別ページを参照。

◆10年代

別ページを参照。

◆20年代





追記・修正は助っ人外国人クジを引きながらお願いします。

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最終更新:2024年03月28日 18:24

*1 1995年までは支配下選手登録にも制限があった

*2 ちゃんと調べてみると経歴は凄まじいが直前の成績はがた落ちしていたり、老齢で衰えていたり、実はそこまで凄い経歴の持ち主ではない(=妥当な活躍)といったケースも案外多い。

*3 アキレス腱の事を指摘された途端に足を引きずって歩きだすというおまけ付き。

*4 その内容とは「日本の玄関は約1m30cmしかない、英語の通じる人が誰もいない、マクドナルドのハンバーガーが5ドル(当時約1500円)もする、国際電話で2000ドルもかかった、あまりの酷さに毎日夜中の3時に「神様、どうか私をこの日本で死なせないでください」とお祈りをし、アメリカに帰れた時は嬉しさのあまりその大地にキスをした」というもの。

*5 当時太平洋クラブライオンズの企画広報部長だったマーティ・キーナートが上記の新聞を見てブチ切れ。反論文を当の新聞社と当時24球団だったMLB各球団に送りつけた。

*6 ヤクルト初優勝・初日本一に導き翌年には近鉄も初優勝に導いた超優良外国人選手

*7 1例目は1971年、寮から失踪した阪神の高山忠克。

*8 このアニヲタwikiでも、マネーに対する評価の初稿で、辞めた理由に対して「マネーという名前だから銭闘をして球団に文句を言った(意訳)」などと、出鱈目なことを書いていた。実際は以降の通りで、ネット上を少し調べればすく分かることなのだが……。

*9 一説によると、前年の外国人助っ人テリー・リーが散らかした住宅をそのまま宛がったとか。

*10 2023年現在は英語以外の言語で説明されていることも珍しくないが、1980年代当時道路標識を含めた街中の看板や商品の値段ポップなどはほとんど日本語のみで書かれており、英語表記されていることすら稀であった。

*11 開幕レギュラーで打率2割以下ながら24試合7本塁打という立派な戦力だった

*12 ただし、デュランは元々母親を独り暮らしでアメリカに残しており、この時母親の体調が悪化して「デュラン、お願いだから帰ってきてほしい」と連絡されていたのも大きな理由である。

*13 「優勝旅行で、家族のいる選手は妻の分までは旅費を出してくれたが子供の分は自腹」「球団スタッフにいたっては妻の分は自腹」「キャンプでの宿舎は冷暖房が充分でない程ボロく、新人の選手は大広間でせんべい布団を敷いて寝ていた」等。これはまだまだ氷山の一角であり、年俸査定もかなり渋かった。調べればいろいろ酷い話は出てくるので、興味がある人は是非。

*14 8月から10月の3ヶ月間は21勝50敗6引分の勝率.296であり、月間22勝のNPB新記録を打ち立てたソフトバンクの10月1ヶ月分の勝利数にも満たない状況だった。

*15 この時も阪神が獲得しようとしていたが、失敗していた。

*16 コロナ禍での難しいコンディション管理を強いられた結果、ベスト体重よりも10キロ太っていたことも発覚した。これでレフトを守らせた首脳陣は当然ファンから批判された。

*17 これに関しては、自身が退いた後の前述のヤクルト戦が両軍合わせて34安打を記録した14-11の馬鹿試合になった事への反応という説もある

*18 特にパの野手が悲惨で、二桁本塁打を放ったアルカンタラ(日本ハム)やオグレディ(西武)がマシな部類に入るほどの惨状だった。

*19 キューバ国籍選手はMLBの規定でMLBではプレー出来ない決まりとなっている事から、アメリカやプエルトリコなどのアメリカ・中南米諸国への亡命沙汰が多い。ソフトバンクでも2019年のオスカー・コラス(ドミニカへ亡命、現在ホワイトソックス)の例がある。

*20 前日までで11。オスナの被弾で12まで延びた。