比那名居 天子

登録日:2009/06/05 Fri 23:08:14
更新日:2023/11/30 Thu 14:13:00
所要時間:約 5 分で読めます





ふふ、地面を這い蹲っている土くさい妖怪が愉しい事言ってくれるじゃないの

貧しくも恨み無きは難し。地上に居るからって僻まない事ね!


比那名居(ひななゐ)天子(てんし)とは、東方Projectの登場キャラクター。



種族:天人くずれ

二つ名:非想非非想天の娘(緋想天/非想天則)
    有頂天のお嬢ちゃん(ダブルスポイラー)
    緋想的で浮世離れした天人(憑依華)
    暖衣飽食の天人(茨歌仙)

能力:大地を操る程度の能力

テーマ曲
  • 有頂天変 ~ Wonderful Heaven
  • 幼心地の有頂天

登場作品
東方緋想天ラスボス
東方非想天則 ~ 超弩級ギニョルの謎を追え(緋想天インストール時)
ダブルスポイラー 〜 東方文花帖 LEVEL10
弾幕アマノジャク 最終日シーン3、8
東方憑依華 ~ Antinomy of Common Flowers.


【概要】

天界に住む不良天人。

元々、比那名居家は地震を鎮める要石を護る神官であった。
だが、比那名居家の要石の存在も虚しく地震は頻繁に起こった。
この度重なる地震により地震を担っていた天人、大村守(おおむらのかみ)の仕事が追いつかず、
幻想郷一帯の地震は当時、大村守に遣えていた名居(なゐ)一族に任すこととなった。
名居一族は地上の神官であったが、死後に名居守(なゐのかみ)と呼ばれ、神霊として山の池の湖畔に小さな祠に奉られる事となった。
名居守は今も静かに幻想郷を見守っているのである。
それと同時に、生前名居守の部下であった比那名居(ひななゐ)一族も、その功績をたたえられ、天界に住むようになった。

だが、比那名居一族は他の天人とは異なり、修行を積んだわけでも無く、ただ名居守に遣えていただけでだったので、天人としての格を備えておらず、天界では不良天人とすら呼ばれていた。

元々の名前は比那名居 地子(ちこ)であったが、天人になった時に天子(てんし)と改名した。
天子は、天界での自分の処遇が気に入らず、度々幻想郷を覗いては里の人間や妖怪達を羨ましく思っていた。
そんなある日、幻想郷の妖怪達が自分の力を使って異変を起こし、幻想郷で騒ぎを起こして楽しんでいるのを見た時に、天子は強く思った。

「もう、退屈な天人暮らしなんて耐えられない!
私だって異変を起こせるのに」
天子は家を飛び出した。
天界の道具である緋想(ひそう)(つるぎ)を持ち出して…

天人は仙人と同じく100年ごとに死神のお迎えを撃退しているらしく、小町との会話でもそれを伺わせている。
が、茨歌仙で仙人にお迎えが来た時に小町は死神のお迎えは嘘と言っており、実際は死神では無く鬼(鬼神長)が殺しに向かっている事が判明しており矛盾が生まれている。
天人と仙人で待遇が違うという可能性もあるが、難易度があまりにも変わりすぎである。 

緋想天での活躍


「自分で起こした異変を解決されたいから」という前代未聞の理由で天候をいじり、地震を起こして博麗神社を瓦礫の山にした。
後に神社復興にすすんで協力すると見せかけて、要石の設置に神社別荘化計画を目論んでいた。
その事がバレて、只でさえだだっ広い自宅がありながら調子こいた真似してんじゃねぇ、と、美しく優雅に且つ残酷にゆかりんにフルボッコにされた。
死神とも面識があり、何回も会っているという話からおそらく数百歳は超えていると思われる。
多分天界に上がった時点で成長が止まっている。
緋想天のストーリーは全て連続しているので、結果的に何度も懲らしめられたことになる。このことが二次での彼女の扱いを決めたと言っても過言ではない。
ちなみに、非想非非想天とは仏教用語で三界の中で最上とされる無色界の頂点に位置する世界のことである。
別名『有頂天』。

憑依華での活躍


久々に操作キャラに復帰。
たまたま地上にいた時に「完全憑依異変」が発生して巻き込まれる。
その際出会った少名針妙丸と「脳みそ空っぽ気持ちいいぃぃ」という点で意気投合、タッグを組んで異変の参加者達を次々と襲撃して回っていた。
立場的には完全な部外者ではあるが、結果的に彼女の行動が紫に異変解決のヒントを与えた形になっている。

ちなみに今回地上にいたのは、暇つぶしに催事用の丹をつまみ食いして天界を一時追放されたのが原因。
本人は理不尽とは言っているものの、追放処分は流石に応えたのか言動がかなり荒れ気味。
その他自分の出自にコンプレックスを抱えているのか、「自分は生まれながらの天人である」と見栄を張った発言した事で物議をかもしている。


茨歌仙での活躍


憑依華後の設定で登場。
博麗神社で行われる花見の幹事を強引に奪い取る引き受ける事となった。
しかし、地上の事に疎かったため、協力者である貧乏神の食事感覚を基準にした食材を集めてしまい、
結果、二日目にして殆どの住人が宴会に出席拒否するという東方Project史上初の大惨事を引き起こしてしまう。
ただし、この二日目の宴会自体は華扇の機転でまともな料理を出す事に成功している。
ちなみにこの時持ち上げられるとチョロいという事実が明らかになった。

一方で終盤では最初はノープランだったものの地獄の伝手と天人としての知識を活かして霊夢に起きた異変の調査に乗り出し、
結果、間一髪で霊夢のピンチに駆け付けて戦況を逆転させる事に成功するという大金星を挙げている。
この一連のエピソードでは天人モードが全面に出ていたためか、全体的にイケメン寄りの言動が多め。(誰が呼んだか劇場版ジャイアン

【大地を操る程度の能力】

要石を挿したり、取り除いたりすることで、地震を鎮めたり、起こしたりすることができる能力。この力を以て博麗神社を破壊した。
揺らすだけでなく、地盤沈下や土砂崩れもお手の物。幻想郷全体の地盤を揺るがすことすら可能。

幻想郷内であれば遠隔地でも揺らせられる。これでも有効範囲は狭いらしい。


この能力に加えて、更に天界の秘宝である『緋想の剣』を所持している。
天人にしか扱えないこの剣は【気質を見極める程度の能力】を持つ。

相手の気質を斬ることで緋色の霧に変え、誰の目にも見えるような形(=天気)に変える。
そして、その気質の弱点である性質を纏い、必ず相手の弱点を突くことができる。
異常気象が起きていたのはこの力によるもの。

緋想の剣と要石さえ有れば天、地、人全てを操る事ができると思っている。
実際その自信は伊達ではなく、自分のストーリーでは「今まではわざと負けていた」と言い放ち、萃香の催した天人フルボッコパーティーを全て返り討ちにした。
この度、公式にドMキャラが確定した。



【二次設定】

二次創作での扱いは大抵ドMキャラでお仕置きされたり、いじめられたりとほぼ揺るぎない立ち位置。
カップリングは紫苑、衣玖、紫、萃香、霊夢等。

本編での行動故にドM疑惑が…
そういった点で、逆にドSキャラの風見幽香とからむことも。
また、ギャグものではドMな変態や傍若無人なワガママ娘として描かれやすい。

愛称は“てんこ”。
それというのも、緋想天発売以前にシルエットだけのこのキャラをタイトルに引っ掻けて
“緋想天子(ひそう てんこ)ちゃん”
と呼んでいたのだが、実際に名前が天子であったこと、“てんこ”の方が“てんし”よりも名前らしい上に呼びやすいこと等からそのまま浸透してしまった模様。

緋想の剣はバールのような物として描かれることが多い。

結構大きめに描かれるalphes絵において(そのために詰め物疑惑をかけられた人g)、見事なまでにツルッペタであったことから絶壁=無乳キャラが定着。
更に心綺楼の背景や憑依華の立ち絵からロリ疑惑まで生じている*1

黄昏フロンティアの作品から登場したキャラでは人気が高く、ラスボスという括りで言うならレミリアに次ぐ。
同じく黄昏フロンティア作品から登場した秦こころとは人気投票で白熱したバトルが行われている。


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最終更新:2023年11月30日 14:13

*1 前者については比較対象が元々高身長と思われる衣玖さんであり、後者は画風の違いと言われればそれまでだが