ミルク/美々野くるみ/ミルキィローズ

登録日:2012/05/25 (金) 10:24:46
更新日:2024/01/29 Mon 23:28:29
所要時間:約 7 分で読めるミル





りんちゃんが私の卵焼き食べたー!!

あたしじゃない、その人形だって!
一体何者なの?

Yes!プリキュア5

お世話役見習いミルク登場!

みてみて見てね!









〇ミルク




パルミエ王国の住人で、ココ達のお世話役見習い。
可愛いナリして結構腹黒で計画的。でも根はいい子である。語尾は「~ミル」。

最初の頃は上手く馴染めず、のぞみとよく喧嘩していたが、次第に理解しあい、大切な仲間に。
特にかれんに関しては、病気の看病をしてもらって以来かなり慕っている。

中盤では仲間を想う心がドリーム達に新たな力を与え、自身もドリームの強化アイテムになった。
ちなみに名前は「ミルクルタッチ」。


終盤は弱みに付け込まれ絶望の仮面を付けられてしまうも、ドリーム達の想いを受け絶望から抜け出し、
パルミエ王国の住人達に必死に呼びかけ、皆の心を取り戻した。

その後パルミエ王国に戻り、続編のGoGo!では準お世話役に昇格。
再び人間界に行ったココ達に王国の事を報告しようと、大量の手紙(手書きスパム)を送る毎日。運び屋のシロップはもちろん、ココ達をうんざりさせていた。

そんな中、ココ達に会いたいがために緊急事態と嘘の手紙で呼び寄せてしまう(もちろんパパイヤさんに怒られました)。

そして王国に来たネバタコスとの戦闘の中で、ローズパクトから現れた不思議な青い種を拾い育てる事に。
その様子も手紙に書き逐一報告していたが……。



※推奨BGM:「プリキュア5、フル・スロットルGoGo!」

あの子、いったい何者だったのかしら。
みんなを助けてくれたし、悪い人じゃないと思うけど……。

かれんさん!
あの子の残していった青いバラの花弁、とってもいい香りがする。
今度会ったら、「ありがとう」ってお礼を言わなきゃ!

お礼って……名前もわからないし、いつまた会えるか……。

大丈夫!絶対会えますよ!


Yes!プリキュア5Go!Go!

華麗に変身!
ミルキィローズ!

みてみて見てね!




〇美々野くるみ(みみの―)


突然サンクルミエール学園に転入してきた謎の美少女。クラスはのぞみ達と同じクラス。

ウェーブのかかったロングヘアーが特徴で、それを一カ所だけ後ろで結っている。それとデコ。

気品のある雰囲気を持ち、かれんさんと対等に話したり、りんちゃんさんとスポーツで互角以上に張り合ったり、うららに引けをとらない演技力を見せたり、
こまちさんとシェイクスピアについて語り合う等、文武両道を絵に描いたような立ち振る舞い。
だが、バスケのゴールを間違えたりタイトルを間違えたりと、ややうっかりやな一面も。

そして、ミルキィローズの変身前の姿でもある。

美々野くるみ、一体何者なんだ……。


以下ネタバレ
ちょっと待って、私あなたにお礼が―




えっ、ちょっと、離して……




あっ、あっ、もう駄目ぇー!!




ボウン!!




ミル~……


くるみの正体は青い薔薇の力で変身したミルク。
名前も逆さから読めば「みるくのみみ」。

まあ、のぞみ達をよく知っていたり、小々田先生(ココ)を「ココ……田先生」と呼んだり、シロップの姿をすぐ見破ったり、スパムメール手紙が届かなくなったことに触れられると露骨に動揺したりと色々ボロは出ていたが。
ちなみにナッツとドーナツ国王は正体を見抜いていた。
一方、のぞみ(とうらら)はりんに言われるまで目の前にミルクがいるのにくるみの正体に気づかないポンコツぶりを発揮した。


正体が明らかになった後は、ナッツハウスの空き部屋とナッツお手製のネームプレートを貰い、そこに住んでいる。

あと「もうらめぇ!」に反応した視聴者もいる模様。


プリキュア5の一員になってからは腹黒な面は鳴りを潜め、比較的常識的な言動が多くなる。その為必然的にゴーイングマイウェイな他のメンバーへのツッコミに忙しい……のだが、本質はやっぱりミルクなので肝心なところでうっかりミスをしたり煽てると調子に乗ったりするところは変わっていない。
あと敵に対しては煽りという形で腹黒な面が出てくる。


〇ミルキィローズ

青い薔薇は秘密の印!!


ミル……くるみが青い薔薇の力で変身した戦士。
厳密にはプリキュアではないが、初の妖精プリキュアである。
ドリームの左腕に付くアイテムにもなった妖精が、人間のみならずプリキュアと同等の戦士にまで変身するとは、誰が予想できたであろうか?
ちなみに劇中では誰も彼女をプリキュアと勘違いしていない。

髪型は長いツーサイドアップになり、薔薇の髪飾りがつく。デコは健在。
他のプリキュアと違って変身道具を携帯しておらず、変身時と必殺技発動時にのみ召喚される。

ドリーム達より若干長めのスカートで、はためく度にチラつくスパッツ美脚が眩しい
そしてプリキュアがGoGo!ではヘソを隠す中、堂々とヘソ出しをしている。
あれ?妖精なのに胎生の証であるヘソ?とか考えてはいけない。細けぇことはいいんだよ!



超がつく程のパワーファイターで、クレーターパンチを撃てる程のパワーの持ち主。
初登場時からブンビーとスコルプを一人で圧倒。
その後の回では、スコルプを一人で倒してしまう。

だが、致命的なまでにスタミナが劣悪で、しかも力を使いすぎたらミルクに戻ってしまう。
新幹部として現れたネバタコスにはパンチを受け止められ続けた結果スタミナが切れかけるなどかなり追い詰められた。
また守るものがある時は防戦一方になるなど、最初は経験が浅い所もあり、そこをブンビーに突かれピンチになった事もある。あとここで苦戦したせいでスタミナ切れして皆に正体がバレた。
登場時は強いのに数話後には苦戦するというシリーズにおける追加戦士の流れを作った。

そんなローズも徐々にスタミナ面の弱点は改善してきており、決戦時や客演時などは長時間変身状態を保てるようになっている。
というかDXやDX2の描写を見るにむしろミルクの姿を持つことをメリットにしている節がある。


最初は登場してもプリキュア達の前から去っていったが、正体がバレてからは仲間に。
ちなみにすぐその場から去っていた理由は「そのほうがカッコイイから」。ミルクェ……。

皆が小さくなってしまった話ではのぞみのせいと言っていたが、戦いではドリームを助けるというツンデレっぷりを披露してくれた。
その姿がまた可愛い。

「もう、どうしてそんな無茶ばかりするのよ!つい助けたくなっちゃうじゃない!!」



〇必殺技

「邪悪な力を包み込む、バラの吹雪を咲かせましょう!」

  • ミルキィローズ・ブリザード

青いバラの花吹雪を起こし、敵を巨大な青いバラの形に包み込み一瞬で粉砕する、威力的にも見た目的にも派手な技。

「邪悪な力を包み込む、煌くバラを咲かせましょう!」

  • ミルキィローズ・メタル・ブリザード

ミルキィミラー使用時の必殺技。
見た目的にはミルキィローズ・ブリザードと変わらないが、バラの色が鉄紺色に変化し、威力も段違いになっている。
技を発動するには、ミルキィローズとミルキィノートとナッツが揃う必要がある。
あくまでもミルキィローズブリザードの強化技で属性違いとかではないので
勘違いされることがあるが氷の技である。(ローズ自身も本編で氷と言ってる場面がある)
大事な相手には尽く不発になることに定評があったりする。

〇客演での活躍
妖精でもありプリキュアでもあり、なおかつ双方の姿を自由に切り替えられるという特異な性質を持つ*1が、オールスターズではほぼ妖精ではなくプリキュア扱いで登場する。

DX』では巨大クレーターパンチでフュージョンを怯ませた。代名詞のクレーターパンチだが、実はここが初出。
あとよく似た声をしたなぎさの友人に遭遇した。

DX2』ではハデーニャの攻撃をミルクに戻ることで回避するというテクニックを見せている。
しかも反撃していることから、前と比べて妖精状態でもそこそこ強くなったようである。
ちなみにハデーニャさんはこの時にローズ=ミルクと気づいた。

DX3』では前作に引き続きレインボー形態「レインボーミルキィローズ」が登場。
技を放つ際のバンクでは、コスチュームがレインボー仕様に描き直されている。
かれんさんとの別れを悲しむシーンは、多くのファンの涙を誘った。
何気にメタルブリザードがボスクラス相手に初めて通った。

NewStage』では残念ながら声無しの登場だった。

『NewStage2』ではミルクの姿で結晶化されていた。
プリキュア攻略本……もといプリキュア教科書には彼女の特性が記されているはずなので、影に弱点を付かれ、ミルクにまで戻ってしまったと推測できる。

『NewStage3』では3作ぶりに声付きで登場。
挨拶代わりにクレーターパンチをしたり相変わらず大暴れ。

HUGっと!プリキュア」のオールスター回『37・38話』では声無しだったが妖精キュアの後輩たちと共闘。後輩が年上組のことを「オーラが違う」と評したすぐ真後ろで恒例のクレーターパンチをしているのはシュール。オーラが違うのは貴方もです。無言なのでちょっと怖い

オールスターズメモリーズ』では比較的控えめな活躍。今回は普通に他と揃ってベビィ化していた。

『ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』ではDX2以来のミルクに戻ってのカウンター攻撃を披露。ガチファイトの間にこういった小技を挟み込まれると無理ゲーと化すのがよく分かる。


〇余談
5時代、つまりミルク単体の頃は視聴者からかなり嫌われていたことが記憶に新しい。
これは腹黒なキャラ付けもそうだが初代のポルンと同じで、所謂トラブルメーカーポジションとして登場したためで、
特にミルクは本編で一時はプリキュア5のチーム崩壊の危機を作りながら悪びれなかったため、大きく心象を悪くした。
その後、自分の振る舞いを反省したが、ミルク時代はまだ生意気なキャラクターが抜けなかった。
(とはいえお世話役としてココの食生活管理をした際はかなりまともだった)

こうしたトラブルメーカーとして好き放題やってきて、その都度反省したり学んだことにより、ミルクもまた大きく成長した。
GOGOでローズになった時は最初こそ前作の名残で視聴者から詰られたりもしたが、
人間形態になれるようになったことでより大人のような風格を見せるようになり、
同時にスーパーヒロインとして立派な人格に育ったこともあって、アニヲタども視聴者からのそういったピリピリした目線や雰囲気も消えていった。

ローズ初登場回は本気になったブンビーさん達により、GoGo!では初のプリキュア5人全員がピンチを迎えることとなった。
また重要かつシリアス回なためか、どこの場面でも皆よく動き、ストーリーも相まって評価が高い。

スタミナ面が最悪で力を使いすぎるとミルクになってしまうのは前述した通りだが、その他にも極度に緊張したりあまりに怖がったり悲しんだりするとミルクになってしまう。
意図的にそのような弱点を付かれたことはないが、このせいで全くいいところがなかった時も何回かある。


妖精形態・ミルクルタッチ・くるみ・ミルキィローズと累計で4つ(レインボーローズを含むなら5つ)の違う姿を持つ。
任意の人物に変身できるユニが出るまではプリキュアのキャラとしては最多だった。

劇場版でムシバーンと一騎打ちしたり、強キャラや幹部との戦闘における活躍が目覚ましかったこともあり、
DXの頃のランキングにて、「一番強そうなのは?」部門1位に選ばれた。そのDXでは先のクレーターパンチを炸裂させ、ミルキィローズの最強戦士なイメージをさらに裏付けた。

物語の途中から追加戦士になる人物を演じる場合でも、演じる声優には最初からその事実が伝えられるのがプリキュアシリーズの恒例だが、彼女は中の人もスタッフに言われるまで知らなかった追加戦士だったりする。
曰く
仙台エリ「この子(くるみ)可愛いですね」
スタッフ「君(ミルク)だよ」

こんな会話があったそうな。
まあキービジュアルだとミルクとミルキィローズが同時に存在しているので別キャラとして見えるのは当然なのだが。


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最終更新:2024年01月29日 23:28

*1 オールスターズ内の妖精プリキュアのうち、同様の性質を持つのはキラリンのみ。