ウィルソン・フィリップス上院議員

登録日:2009/05/31(日) 17:59:16
更新日:2018/09/18 Tue 12:42:29
所要時間:約 7 分で読めます




ジョジョの奇妙な冒険 『第3部』に登場する人物。
同名のアーティストがその名の由来である(ちなみに女性コーラスグループ)。

CV:ドクロベエ様(OVA版)/佐藤正治(ASB版)/チョー(TVアニメ版)


DIO様のその凄まじい殺気の前に、一時撤退を余儀なくされた「ジョースター・エジプト・ツアー御一行様」を追撃中のDIO様に、出会ってしまった不幸な人物。
一般人(上院議員だッ)でありながら【THE WORLD】を二回も食らった希有な人物でもある。


高校・大学を一番の成績で卒業し、大学ではレスリング部のキャプテンをつとめていた。
社会に出た後は、政治家になり、ハワイに1000坪の別荘を構え、おまけに25歳年下の美人モデルを妻に持つ。
税金を他人の50倍払っているらしい。
今まで、どんな敵もぶちのめしてきた。
自分が将来、大統領の座に着くことを確信している。


そんな彼の人生も、運悪く、自動車のパワーに惹かれたDIO様の目に留まってしまい、一気に転落する。
DIO様が、ボディガードらしき男の腕を軽く捻り折り車内に侵入してきた時点では、まだ大人物を装った対応をしていた。

「これこれ……若いお方というものは血気がさかんすぎていかんことだのうフッフッフッ…」

しかし、次の瞬間、DIO様に前歯を二本折られ、(スッ→ベギン)権力者の汚さが露呈する。

「いいか聞けこの若僧ッ! 終身刑にしてやるッ! 絶対に終身刑にしてやるからなーッ」

DIO様に対して若い若いを連発しているが、実際はDIO様の方が50歳以上も年上である。

この後、鼻を掴まれてへし折られつつ(ボギベギバギボギ)運転席に放り投げられて、やっとこさDIO様の恐ろしさに気付き逃走を図る。

「殺される! 逃げなきゃ殺されるッ! 逃げなきゃあ! 殺されるウウウウウウウウウウウウ」


だが、運転技術を持たないDIO様が逃走を許すはずもなく、【THE WORLD】のスタンド能力を二発食らい階段のポルナレフ現象を体験する。

「な…なんだ? 外に飛び出したと思ったら どうし…どうし…どうし…どっどおーして中にィィィ!? なんで中にィィィ!?」

これにより、異常な現象がスタンド能力によるものである、と分かっているポルナレフと違い、スタンドを視認する事も出来ない彼は須く精神崩壊。

高圧的な態度から一変、DIO様に服従した。
この際、ポルポル現象を「自分が上院議員だからだ」という訳の分からん理由で片付けて己を納得させた。

「上院議員にできないことはないからだッ! ワハハハハハハハーッ」

まぁ安心を求める事こそ人間の目的だからな


そしてDIO様の「追いつけなければ殺す」という命令通り、
ジョセフ花京院の乗る軽トラを追走するのだが、
恐怖の余りか、車の間をジグザグに抜かす荒技(サンダードリフト走行)、などの素晴らしいドライビング・テクニックを披露する。
人間死ぬ気になればなんでもできるッ! てことだろうか。


ところが、華麗に運転して安心したのも束の間、夕暮れの通勤時間で渋滞に巻き込まれる。
DIO様は渋滞を抜ける画期的な解決策を見つける。

「歩道が広いではないか…行け」

DIO様の恐怖に屈した(とっくに屈してるけど)上院議員は歩道を車で爆走。さながら地獄絵図である。
ちなみにTVアニメ版では、流石に表現がマズかったのかカットされている。
代わりに車のボンネットが轢かれた人のものであろう血で塗れたシーンが挟まれ、また別の怖さを醸している。

己の命の為には、いかなる犠牲も払う態度を示し、DIO様に命乞いをするものの、


「だめだ」


もう、今まで脅して運転させていた意味が全く無くなるDIO様の台詞に上院議員は「このおかしな状況は夢だ」と考える。ついに末期である。
夢の中で死ねるなんてロマンチックだと思わないかい?

しかし、現実はそう甘くはなく、最後はジョセフ達の車を止める為にブン投げられて死亡した。


『ウィルソン・フィリップス上院議員 死亡』


一体何が起こっていたのか、そもそもこの怖い男は誰なのか、何も分からないまま死んでいった。

合計三話で死亡してはいるが、そのキャラクターから知名度は決して低くはない(ハズ)。


彼の死に際のドライビング・テクニックは凄まじく、スタンド【運命の車輪】と組めば本当に、「第3部完!」していたかもしれない。

ついでに、この上院議員、明らかにアメリカ人に見えるのだが、ここカイロだよね?
更に言うとエジプトは二院制じゃな(ry
なお、OVA版では「アメリカ合衆国の上院議員」とちゃんとフォローが入っている。

何故、あそこで偉そうにしていたのかは不明である。
多分遊説とか、何かの視察・交渉とか、あるいは(嫁がいるのに何故か)単身旅行をしていたのだろう。



この上院議員、ジャンプ掲載時と単行本収録時ではセリフと顔が書き替えられている。
車に乗り込んできたDIOに対し、単行本では前述のとおり、まずは笑って宥めようとしているのだが、
掲載時では、最初からギョッとしたような表情で「何だ貴様は」と食って掛かっているのである。
こういう状況下では掲載時の方が普通の対応に思えるのだが、なぜ描き直されたのかは謎。
荒木先生も上院議員に対してそれなりの態度をとったのだろうか。
ちなみに、歯をへし折られる直前の表情がいきなりこわばっているように見えるのは、この時の描き直しのため。
掲載時は最初から険しい表情だったのだが、単行本で直されたため、穏やかな笑顔からいきなり驚愕の表情に変わったように見えるのである。

ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルではカイロ市街のステージギミックで超スピードの車でキャラクターを轢き殺す爆走野郎として登場。
自慢のドライビングテクニックで究極生命体だろうが大統領だろうが恐怖の対象のDIOだろうがひき逃げしてくるので気をつけよう。





OVAのあるシーンではDIO様にお気に入りのくまちゃんの如くお手手を繋がれている上院議員の姿が拝める。
上院議員がくまちゃんなら、DIO様はさしずめ布団から抜け出した幼女と言ったところか。




ワハハハハハハハハハハハハハハハーーーーッ

こ…
ここまで
書いたんです!
わたしの項目はッ!
この上院議員の項目だけは
残してくれますよねェェェェ~~~~~ッ


MEIDEN 「だめだ」


わはははははははははははーーーーーッ

(そ…そうか!
これは編集だッ! この上院議員の
わしの項目が消されるわけがないッ!
追記だ! 修正だ! バンザイーッ!)


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