ガンダムジェミナス01/L.O.ブースター

登録日:2012/02/09(木) 23:01:56
更新日:2023/05/08 Mon 17:58:56
所要時間:約 5 分で読めます







■ガンダムジェミナス01



型式番号:OZX-GU01A(X-GU01A)
全高:17.3m
重量:7.9t(宇宙用ユニット装着時:10.2t)
出力:6,479kW
推力:96,365kg
装甲材質:G-METAL(ガンダニュウム合金)
ルナ・セラミックファイン・ケプラー複合材

武装:
アクセラレートライフル
ビームソード×2
G-UNITシールド

パイロット:
アディン・バーネット
レオス・アロイ


ハーマン・インダストリー社が資源衛星MO-Ⅴで開発した試作機。「G-UNIT」シリーズの試作1号機である。
設計担当はドクター・ペルゲ。
名前の由来は黄道十二星座の一つである双子座から。
連合軍のリーオーを圧倒する程の高い性能を持つ。カラーリングはトリコロール。

G-UNITとは、機体の各部にオプションパーツを装着することであらゆる戦場に対応させることを目的とした「究極の汎用機」である。
また、コアユニットである胴体以外の各部パーツも容易に換装が可能。

もう一つの特徴として、コクピットに搭載された「PXシステム」がある。
これは解析したパイロットの脳波を機体制御にフィードバックさせ、反応速度を高めることで操縦の支援を行うシステムである。
ただし、誰でも使えるわけではなく、適性が要求される。また、パイロットに合わせた調整も必要で、使用中は精神にかなりの負荷をかける。さらに使い続けると機体が破損したり、精神に異常をきたす恐れも。そのため、普段はリミッターがかかっている。

当初は2号機にのみ搭載されていたが、後に本機にも搭載された。



○換装形態
  • 地上用ユニット
基本となる装備。
名称こそ「地上用」だが、普通に宇宙でも使える。劇中で一度も地上に降りなかったせいもあるのかもしれないが。

  • 宇宙用ユニット(アサルトブースター)

肩とふくらはぎにバーニアユニットを、背部にスタビライザーを装着。
宇宙での機動力を高める。

  • 高機動ユニット
重力下での単独飛行を可能とするユニット。宇宙用ユニットと形状が似ている。
連載中は登場しなかったものの、設定はされていた。



○武装
  • アクセラレートライフル
本機専用のビームライフル
通常射撃の他、チャージショットで威力を高めることも出来る。

背部に2本装備。
出力が高い。

  • G-UNITシールド
携行式の盾。
裏面にライフルをマウント出来る。



○劇中の活躍
  • 「G-UNIT」
アディンが搭乗し、OZプライズの星屑の三騎士(スターダストナイツ)らと戦った。
当初は「G-UNIT」や「ジェミナス」と呼ばれていたが、後にOZからMO-Ⅴに身を寄せたロウ・サーナン特士が本機を見て「ガンダム」と呼んだことから「ガンダムジェミナス」という愛称が付けられた。ちなみにその際、アディンは頭部にサインペンで「GUNDAM」と書き込んだ。
後にシルヴァ・クラウンのアスクレプオスと交戦して破損している。


  • ガンダムEXA
テストも兼ねてレオスが搭乗。
高機動ユニットでヒイロ・ユイのウイングガンダムと交戦するが、途中でex-がエクストリームガンダムで乱入してきたため、共闘。最後はex-の攻撃からヒイロを庇って大破した。
「なるべく無傷で返してくれ」って言われてたのに…。




■ガンダムL.O.ブースター



型式番号:OZX-GU01LOB
全高:22.3m(高速飛行モード時:26.4m)
重量:23.8t
出力:14,099kW
推力:231,840kg
装甲材質:G-METAL(ガンダニュウム合金)

武装:
軽量型アクセラレートサブマシンガン
スラストビームキャノン×2
ビームソード×2
リアクティブシールド

パイロット:
アディン・バーネット
ロッシェ・ナトゥーノ


破損したジェミナス01を、修復も兼ねて宇宙用高機動ユニットに換装した姿(前述の高機動用ユニットとはまた別物)。
「L.O.ブースター」は「Liner Offence-Booster」の略称。
名前の由来はLOをローマ字読みするとわかる。
飛行形態でスラストビームキャノンを展開した姿はまさにそれ。(V)o¥o(V)

装着されたオプションパーツは軽量化が図られ、肩と背中にはスラスターを装備している。背中のスラスターを上方に折り畳めば高速飛行モードへ簡易変形出来る。



センサー系も強化され、かなり広範囲の索敵が可能である。



○武装
  • 軽量型アクセラレートサブマシンガン
アクセラレートライフルに代わって装備。
一発あたりの威力は低いが軽くて取り回しがよく、連射性能に優れる。

  • スラストビームキャノン
両肩に装備されているスラスター兼用の大型ビーム砲。
本機に高い機動性を与えると同時に火力も高めている。その威力は一撃で複数のビルゴをプラネイトディフェンサーごとブッ飛ばすほど。

  • ビームソード
換装前と同じ物。
シールドの裏面に2本マウントされている。

  • リアクティブシールド
携行式の盾。
G-UNITシールドより小型。



○劇中の活躍
アディンが搭乗して、MO-Ⅴから脱出するシャトルの護衛につくが、ヴァルダー・ファーキルのハイドラガンダムが現れて交戦。しかし、実力差もあって全滅させられてしまい、不利を悟ったため撤退する。
この時、クラーツに裏切られて撃墜されたロッシェも救助している。

アディンがガンダムグリープに乗り換えてからはMO-Ⅴに協力したロッシェの乗機となり、捕虜になったアディンの救出に向かった。そのついでにクラーツにも仕返ししている。

最終決戦にも参加したが、クラーツのガンダムバーンレプオスとの戦闘で敗北。頭部と下半身を破壊されて戦線を離脱した。
その後、いつの間にか前腕部も無くなっていた。




■最後のG-UNIT

アディンらが急遽造り上げた機体。そのため、正式名称は特にない。

大破したG-UNIT各機の残存部分を使って造られていて、L.O.ブースターの上半身を中核にグリープの下半身、アスクレプオスの頭部や両腕で構成されている。

ドクター・ペルゲの遺したプログラムで暴走するグランシャリオを破壊するためにPXシステムで追撃。ハイパーメガ粒子ランチャーの一撃で撃沈させ、危機に陥っていたMO-Ⅴを救った。

その後はMO-Ⅴが全ての兵器を廃棄したことから、本機も処分されたと思われる。





■立体化
どちらも1/144HGで発売。ジェミナスは地上用と宇宙用ユニットが付属。
L.O.ブースターは設定通り変形可能。
その後十数年を経てロボット魂でジェミナス01/02が立体化された。
値段はかなり張るものの稼働範囲や色分けが素晴らしい。

2020年には新連載に合わせたプレミアムバンダイの企画「新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNIT Re:OPERATION」によってジェミナス02共々HGACとしてリニューアル。
デザインが多少アレンジされて従来のものより細身の体型となった。

同時に01用としてアサルトブースターと高機動ユニットも発売*1、プラモオリジナルギミックとしてユニット同士の合体形態が追加された。

また、2022年10月にはL.O.ブースターも発売。
こちらも新たに脚部が変形してクローとなる「エクスパンドクロー」というギミックが追加。
従来の寝そべるだけの変形に終止符が打たれた。





追記・修正はPXシステムを起動しながらお願いします。

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最終更新:2023年05月08日 17:58

*1 陸戦ユニットは02用名義で発売。