登録日:2012/03/07(水) 15:25:35
更新日:2024/04/16 Tue 16:39:54
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【称号】『鬼功の繰り手』
【契約した“紅世の王”】
“絢の羂挂(あや-けんけい)”ギゾー
【炎の色】菫色
【神器】“レンゲ”“ザイテ”
外見はひょろんとした30歳前後の男。垂れ目に無精髭で緩い雰囲気だが、数々の武功を立てた歴戦のフレイムヘイズである。
服装も相まって神器を構えた姿はガンマンと表現されるが、神器がマリオットの繰具型なので少しマヌケ。
酒は低いテンションをさらに下げて辛気臭く飲む。考え事をするときは必ず飲んでいるらしい。
特にⅩⅧ巻では待機中に酒のことばかり言っている。機内にウイスキー瓶を持ち込み袖に携帯酒瓶まで仕込んでいた…。
契約する前は貴族お抱えの大道芸人だったが、見捨てられて路頭に迷っている所に教授こと“探耽求究”
ダンタリオンの勧誘を受け、
『強制契約実験』の被験者の一人になる。
この実験は『契約のメカニズムの解明』と称して人間と“紅世の徒”を強制的に人間と契約させるものであったため、
被験者たちは存在理由を持たないままフレイムヘイズとなった。
そのために世を乱しフレイムヘイズに討たれたり、“徒”に襲われたり、自身の身を襲った悲惨な境遇に絶望し発狂や自殺する者も相次いだという。
実験から数百年経った現在、フレイムヘイズとして活動を続けているのは例外中の例外である。
この経緯から教授を「親父殿」と呼び、恨んではいないが何度も実験を邪魔してきたようだ。
シャナのような使命、
マージョリーのような復讐による契約でなかったため、戦う理由は使命感もあるが「ただなんとなく」が大きい。
それで数百年戦い続けているのは色々な意味ですごい。
固有能力は不可視の糸を操り、あらゆるものを繋ぎ止め操ること。公式ガイドブックによるとこれはギゾーの力ではなく自身がもともと持つ技のみを拡張させ作ったもので、フレイムヘイズとしてはかなり異例の力。
糸の張力だけでもそれなりだが、この能力の真骨頂は糸で繋いだ物に干渉力を通し動きを支配してしまうこと。
得意とするのは物質を操って人形を作っての戦闘で、巨大な人形を作ったり数十体同時に操ったりする。
しかし人形だけに留まらず、水を繋ぎ止めて巨大な渦潮に支えられた水の舞台を作ったり、さらには他者の自在法の構成を乗っ取って操ることさえ可能。
弱点は糸の干渉力を弾いてしまうような力場による攻撃・防御を可能とするタイプ。
『極光の射手』
キアラ・トスカナは弟子にして恋人。ⅩⅤ巻ではただの師弟だったのだが、その百年後のⅩⅧ巻で再登場したときには恋人同士になっていた。
最初は[外界宿]に保護されたキアラを知り合いのフレイムヘイズに頼まれて引き取ったという。弟子といっても少々助言をするぐらいで対等に扱っていたようだ。
百年の間に何があったかは不明だが、ⅩⅩⅡ巻のギゾーの台詞から推測するに…?
◆本編での活躍
※ネタバレ注意
初登場はⅩⅤ巻。1901年、ホノルル外界宿再建のため
レベッカ・リードら制圧部隊と入れ替わりにハワイに派遣されるが、
革正団の陰謀に巻き込まれる。
ⅩⅨ巻で現在もキアラと共に行動していることが判明したが、キアラと「また」喧嘩をして地中海に逃げてしまったらしい。
喧嘩の理由は後に明らかになったが、多くの読者を色々な意味で憤慨させた。
その後、遊撃部隊の指揮官として
仮装舞踏会と交戦、撤退ののちマージョリーの要請を受けてキアラと共にシャナらを戦場から離脱させる。
ニューヨークではマージョリーと「秘密兵器」を作成していた。
決戦では教授と交戦、『我学の結晶』に苦戦するも遂に討滅する。
「まったく、懲りるということを知らない人だ、我らが好敵手」
◆“絢の羂挂”ギゾー
CV:吉開清人
サーレと契約した、二個一組のマリオネットの繰具型神器“レンゲ”と“ザイテ”に意思を表出する“紅世の王”。前述したように糸はサーレ個人のイマジネーション由来なので彼の力は不明。
気障ったらしい声をしている。それらしさを出すためかⅩⅧ巻ではセリフに「…(三点リーダ)」が多い。
中の人はデカラビア役も担当しているが、残念ながら両キャラの共演は無かった。
『強制契約実験』の完全な被害者なのに教授をあまり恨んでいないようで、「好敵手」と呼んでいる。
元から人間と契約してフレイムヘイズになるつもりだったのかもしれない。
追記・修正お願いします
- キアラとは恋人っていうか夫婦だよな。因みにサーレの外見年齢が30歳なのに対してキアラの外見年齢は15歳。二人とも実年齢は100歳超えてるけどちょっと犯罪っぽい -- 名無しさん (2019-12-24 18:36:00)
最終更新:2024年04月16日 16:39