四大魔王(D×D)

登録日:2012/02/05 (日) 12:17:27
更新日:2023/09/11 Mon 16:15:27
所要時間:約 4 分で読めます




概要

ハイスクールD×Dに登場する悪魔を総括する存在

かつてはルシファー、ベルゼブブ、レヴィアタン、アスモデウスの四人が存在したが、天使・堕天使との三すくみの戦争で死亡。

その末裔は戦争の継続を訴えたが、悪魔という種の滅亡を回避するため停戦を願う者たちと対立、反戦派によって旧魔王派は冥界の片隅に追いやられ、当時最強だった四人の悪魔が新たに魔王となり、現在まで冥界を支えてきた。

新旧問わずこの名を持つものは人格的にクセが強いものが多く、新魔王はネタキャラ、旧魔王は小物が基本。

ちなみにそのほぼ全員が名前をガンダムに由来する。

現魔王

悪魔の中でも頂点に君臨するだけの実力を持つ四人。
全員が強大な魔力と才能、溢れるカリスマを持つ。

……が、はぐれ悪魔や旧魔王派等の内部の問題に対処しきれておらず、身内びいきもひどく政治力は低い。
……とは言われるものの、現政権のほとんどは戦争継続か否かで分裂しており、それらを除けば旧態依然とした者たちが多いのも実情。
そんな一万年生きれる者たちが跳梁跋扈する社会で、戦闘能力の高さで選ばれた十分の一も生きていない若造に震える権力など、少し考えればたかが知れているといえば知れている。
またプライベートが残念すぎる人たちでもある。
具体的に言うとヒーロー戦隊を結成するほどノリが軽い。

のちの邪龍戦役において、アジュカ以外の全員が、女王以外の眷属を連れて隔離結界領域へと旅立っている。

サーゼクス・ルシファー

現ルシファー、出身はグレモリー家。
魔王のまとめ役。

「最強の魔王」といわれており、悪魔の歴史に三人しかいないとされている超越者の1人。
その真の姿は母型の血筋であるバアル家の特性「滅び」のオーラの塊であり、その魔力質量は初代ルシファーの10倍に相当する。
短時間でイッセーとの共闘ではあるが他を引き離す化物であるトライヘキサのコアとすら戦える。
……ちなみに原作者があとがきで語った情報から推測すると、真の姿の戦闘能力は上位一桁を狙えるほど。

「滅び」の力を高密度に凝縮した球体を無数に生み出し、自在に操作する技「滅殺の魔弾(ルイン・ザ・エクスティンクト)」を持つ。

親バカにしてシスコンであり、この二つに関してはほぼ暴走している。
とはいえリアスとライザーの結婚関係においては一応の言い訳を用意するなど、比較的常識人側。

名前の由来はシャア・アズナブル+ゼクス・マーキス。

アジュカ・ベルゼブブ

現ベルゼブブ、出身はアスタロト家。
怪しげな雰囲気の美青年であり、サーゼクスとは同期の親友でありライバル。
本気の戦闘能力は真の姿のサーゼクスと互角であり、つまりは上位十番以内を狙えるレベル。

全ての現象を数式と方程式で操る「覇軍の方程式(カンカラー・フォーミュラ)」という技を持つ。

悪魔にしては珍しい「創造力」を持ち、技術部門の最高顧問。
『悪魔の駒』システムやさまざまなシステムの開発者。
人間社会でもケータイ一つで参加できるゲームの運営を行っているらしい。

現四大魔王の役職全てを担えるといわれるほど多才であり、それにより邪龍戦役においては冥界の統率を担当することとなった。

名前の由来はアムロ・レイ+ジュドー・アーシタ+カミーユ・ビダン。

セラフォルー・レヴィアタン

現レヴィアタン、出身はシトリー家。
外交顧問。

魔法少女に見せられたシスコンであり、作中出番が比較的多いこともあって、一番暴走している。
出演番組も人気は非常に高いのだが、魔法使い関係などからは「誤解を招く」と不満も多く、一部それが原因で「禍の団」に入っている者がいるほど人気不人気の幅が広い。

氷の魔力の扱いに長けており、「威力」「範囲」共に強大な「零と雫の霧雪(セルシウス・クロス・トリガー)」という技を持つ。

名前の由来はセイラ・マス+フォウ・ムラサメ+ルー・ルカ。

ファルビウム・アスモデウス

現アスモデウス、出身はグラシャラボラス家。
常に気だるげで眠たそうにしている男性。
「働いたら負け」がモットー。

「夏休みの初日に宿題を終わらせて、後は遊ぶタイプ」で、優秀な眷属集めに生涯最大のやる気を出し、以後仕事は丸投げしている。
これでも軍事統括。

あらゆる攻撃を防ぐ「絶対的な防御」の魔力を宿しており、常にオレンジ色のオーラを纏い、並大抵の相手ではダメージすら与えられないが、受けた攻撃をカウンターの魔力に転換することもでき、「数が多い」「威力が強い」ほど、カウンターの魔力が溜め込まれ、魔力を一撃にして一気に返すということもできる。

名前の由来はGファルコン+デンドロビウム。
一人だけ人物名でなく機体名からとなっている。


旧魔王

かつての四大魔王の血を引く者達。
「悪魔以外は滅ぼすべきである」という思想のもと、戦争の継続を訴えていたが現魔王に敗北し、冥界の片隅においやられた。
現在もそうした恨みを忘れてはおらず、『禍の団』旧魔王派として活動している。

ヴァーリからは生き方が誇り高くなく、目先の怨恨に惑わされるとぶった切られており、魔王の末裔の割に割と小物。

冥界の現政府と敵対しているので、『悪魔の駒』による眷属を持たない

ヴァーリ・ルシファー

旧ルシファーの末裔、人間とのハーフ。
ただ一人、憎しみに囚われず魔王の誇りを説く、そのため旧魔王派とは相容れない

とはいえ闘争本能に任せて養父ともいえるアザゼルを裏切り、寄りにもよって和平会談にテロリストを送り込むなど問題児のレベルでは割と大差ない。
しかも我儘を貫くだけの戦闘能力を確保しているため、旧魔王関係者の中ではある意味一番タチが悪い。

名前の由来は後にオーディンの養子になる事から、おそらく北欧神話に登場するオーディンの息子の司法神ヴァーリ。
実際オーディンの養子になっているあたり、原作者は作成段階からこの展開を予定していたと思われる。

シャルバ・ベルゼブブ

旧ベルゼブブの末裔。
ベルゼブブとしての歪んだプライドに染まりきっており、現魔王に対し復讐するためなら外道な手段も厭わない。

アーシアを殺した(と思われた)ことがイッセーの逆鱗に触れ、『覇龍』を呼び覚まし一方的に蹂躙される。

かろうじて生き延びてその後も復讐の機会を狙い、ハーデスから力を与えられ再臨。
レオナルドの『魔獣創造』を暴走させることで強力な対悪魔アンチモンスターを創造し、自身を拒絶した冥界を滅ぼそうとする。

そのことでまたもイッセーの怒りを買い、激突。
クリムゾンブラスターによって完全に消滅するが、『龍喰者』サマエルの血を塗り込んだ矢によって致命傷を与えた。
結果的には両方ともに完敗だが、ある意味イッセーにとって天敵ともいえる人物。

名前の由来はシャギアとオルバのフロスト兄弟。
ベルゼブブなのにヴァサーゴとアシュタロンとはこれいかに。

余談だが、ヴァサーゴ家とアスタロト家の仲がよいという裏設定もある。

カテレア・レヴィアタン

旧レヴィアタンの末裔。
イッセーが抱いていたレヴィアタンのイメージに近い、露出の多いドレスを着た美女。

三勢力の会談を強襲するが、失敗。
アザゼルもろとも自爆しようと目論むも腕を犠牲に策を破られ、光の槍によって消滅。

サーゼクスのことを「いい魔王だったが、最高ではない」と評したあたり、他の旧魔王よりは彼らを認めていた様子。

名前の由来はカテジナ・ルース+レディ・アン。

クルゼレイ・アスモデウス

旧アスモデウスの末裔。
悪魔とは人間を地獄に誘い、天使や堕天使を滅ぼすものだと信じて疑わない。

カテレアとは恋仲だったようで、その弔いにサーゼクスとアザゼルに挑む。
しかしオーフィスの『蛇』を消され、実力差から反撃の一つもできず、無念の血涙を流しながら消滅した。

名前の由来はラウ・ル・クルーゼ+レイ・ザ・バレル。

リゼヴィム・リヴァン・ルシファー

旧ルシファーの子供、そしてヴァーリの実の祖父。
サーゼクスやアジュカに並ぶ超越者の一人であり、ほか二人とは違い神器に由来する力を無効化する「神器無効化能力」の持ち主。
当人の戦闘能力もほか三人よりもはるかに上であり、サーゼクスも眷属を非神器保有者で固めるほど警戒している。
また扇動の鬼才、煽りスキルやアジテーションが非常にうまく、原作四章の事件はすべてにおいて彼が裏で手を引いているといっても過言ではない。

自分で認める「いい年こいて中二病をこじらせたオッサン」。
人生に何の目的意識も持たずただ死んでないだけの人生を送ってきたが、乳神……すなわち異世界の実在を知り侵略願望を抱き、それを実現するために才能のすべてを費やしたというはた迷惑すぎる人物。
イッセーや乳神もいい迷惑である。

ただしはっちゃけ慣れてないこともあってか物事に遊びを入れすぎるきらいがあり、それが遠因となって徹底的にズタボロになった挙句、アーシアの使い魔であるファーブニルに食い殺されるという無残な最期を遂げる。

……のだが、自分の死と引き換えにトライヘキサの封印を開放。
さらには異世界に挑発行為を行って三十年後には異世界の方から戦争を吹っ掛けられる状態になっていることが発覚。
最後まで余計なことしかしないオッサンであった。






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最終更新:2023年09月11日 16:15