左天

登録日:2009/09/25(金) 21:01:19
更新日:2024/02/07 Wed 22:59:46
所要時間:約 4 分で読めます





NEEDLESSの登場キャラ
声:津田健次郎(ドラマCD)/谷山紀章(アニメ)

シメオン四天王の一人。
年齢不詳。
左天の名前は役職名で本名不明
ドラマCDでイヴに「田崎」と呼ばれる。

裸の上半身に顔まで包帯を巻き、腕に大きなギブスのようなプロテクタを付けているが「立ち読みすると、腕がしびれる」そうだ。

単独行動をとることが多く、胡桃の死体をクルスごとブレイドの所まで都合良く蹴飛ばしたりするなど行動に謎が多い。
シメオンに囚われたイヴと対峙した際、「奪ったのか?」と謎の発言をしたが、その真意は不明。
戦闘においても一人につき一つの能力という原則に関わらず、凍結・第四波動(火炎放射)・カンダタストリングスの粉砕・気流発生など多彩な攻撃を見せるなどトリッキーな戦い方をする。
腕にあんな重りつきで格闘戦もこなす。


クールなイメージだが、少女部隊が「美少女部隊」と名乗るたびにいちいち「美はいらねえだろ」と突っ込んだり、エレベーターが定員オーバーだったときに一人だけ階段で上らされたりするなどギャグシーンも多い。
だが四天王だけあって、直接姿を現した時には少女部隊が凍りつき、戦慄するなど威圧感はある。

現在は新たに発覚した反逆者を捜索中。

台詞回しがいちいちカッコいい上に中二病の好みを(良い意味で)直撃する能力を持ち合わせていることから人気が高い。

以下ネタバレ含む









フラグメント能力:第四波動

周囲の熱エネルギーを吸収し、色んな形で放出する能力。
左天はこの能力を操る事に非常に長けており、あたかも「」「冷気」「風」など複数のフラグメントを行使しているかのように見せられる上、そのどれもが非常に強力な威力を持つ。

凍結:周囲の熱エネルギーを吸い取り、様々なものを凍らせる。この技がそのまま他の技の発動条件にもなる。

第四波動:吸収した熱エネルギーを増幅、火炎に変換して放つ技。
手の平から放出するため、左右二方向に放つ「二重第四波動」という技もある。
熱を吸収せずとも炎を放つことは出来るが、威力は落ちる。

ストリームディストーション:熱で小型台風を発生させる。

第五波動:レジスタンスを一瞬で殲滅した技。
詳細は不明だが、切り札だと思われる。体内のエデンズシードを解放し、威力絶大なエネルギー波を放つ。どうやらダークマター(暗黒物質)が関係しているらしい。


ブレイドは白毫により覚えたものの何故か熱量吸収(凍結には至らず)しか使えなかった。
左天は使い方を理解していないからと言っているが…?


なお、熱の吸収と放出がメインの能力であるため、氷の使い手とは相性が悪い。逆に主に熱を操る炎神の息吹などの能力には非常に有利。

イヴやクルスを助けるような言動を見せたりとどこか掴めない。
クルスやブレイドと関係を持つとも噂されているが、どれも憶測の域をでない。

クルスとともにブレイドの『過去の記憶』を冒険した際には意外な一面をたくさん見せてくれる。

空気が読めない貴重なボケ要因。ただし、決める所ではビシッとカッコ良くキメる。

また包帯はやはり怪我のためではない事が判明した。トランクス派であり、この手の漫画の人物としてはすね毛がある。
ちなみに腕のプロテクターの下にはこれと言ってなにもない。能力の効率をあげるためのプロテクターと思われる。


第五波動を撃つためにエデンズシードを解放した際には上腕に絵柄が浮かび上がる。これは聖痕と呼ばれ、特に神に近い数人の能力者にのみ現れるものである。シメオンはこちらも探しているようだ。



以下、原作とアニメのネタバレ含む








オレが、アークライトだ






何とその正体はキリスト・セカンドとの融合で完全体となったアークライトであり、
自由に動き回るために「目と心臓に欠陥を抱えた」本編のアークライトを製造し影武者にしていた真のラスボス。なお正体を明かしても「左天」と呼ばれている。つまり彼の真の能力も「ZERO」であり、第四波動も他者から覚えたものと思われる。

この点を踏まえると、上述で白毫使用による能力習得と試みたにもかかわらず、何故か熱吸収しか使用できなかったのも、

実際には白毫による能力習得には失敗しており、熱吸収能力は体感だけで習得していたからという可能性が高い。
(成功していたら第四波動だけでなく他の能力も習得してしまう。そもそも左天の額には包帯が巻かれておりこれが遮蔽物となるので、能力習得を防げてもおかしくない)

また、左天は作中で第四波動だけでは説明しきれない不可思議な現象を起こしているのだが…
これらについてもZEROの能力を使用しているとすれば辻褄が合う。
  • 撤退時に自身が座っていた倒れた高層ビルと共に一瞬でその場からノーモーションで消え去る→透明化能力(聖痕使用必須)で自身とビルの姿を透明にする。
  • 「速」の能力で強化されたブレイドの高速攻撃を軽く止める→同じく「速」能力で対応。
  • 「鋼鉄斬糸」の拘束を凍結で砕くように解くのではなく引きちぎるようにして解く→同能力使用で同じような解き方ができるのは作中で描写済。

最終巻で「神」に近い肉体を得た(と思い込まされていた)影武者に真相を暴露し、本来自分にとっての「イブ」だった瑠璃を洗脳した少女部隊に貪り食わせ、影武者を自滅に追い込んだ。
そして「恋人を蘇生させる」ために自分側に付いたギドと共に「ニードレス能力の元」になった世界との門を開け「全能者」になろうと目論む。
だがブレイドの力などもあってこじ開けられた扉からの力は、皮肉な事にブレイドがクルスからコピーした「シールドオブイージス」でしか防げず、
結局盾任せに「神」を喰らい一時的にだが「全能者」となったブレイドによって粉砕された。

…と思いきや

最後の最後でイブを蘇生しようとするブレイドのに、「脳の破片」状態ながら「第六波動」によって精神干渉、彼を侵食しようとする。
しかしその悪あがきも、イブが単独蘇生をあきらめ「変身(ドッペルゲンガー)」能力ごとブレイドに融合したことで逆転。
完全粉砕された。

アニメ版での左天の正体は、ギドの助手だった神無月 鏡司。エデンズシードを移植された影響で、容姿がかなり変わってしまった。

顔や首に包帯を巻いていたのは、額に植え付けられた白豪を隠すためだった。
アークライトを倒しまさかのラスボス化を果たしたかに見えたが、結局前座としてやられた。


放送時期が被っていたこともあり、名前つながりで某無能力者さんがこの第四波動を使って活躍するSSが結構あったりする。






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最終更新:2024年02月07日 22:59