阿散井恋次

登録日:2012/10/24 Wed 00:16:45
更新日:2024/03/14 Thu 23:31:03
所要時間:約 8 分で読めます




やめとけ

戦場での命の気遣いは、戦士にとって侮辱だぜ





阿散井 恋次  
あばらい れんじ

[職業]死神
[肩書]五番隊隊士→十一番隊第六席→六番隊副隊長

 [身長/体重]188cm/78kg
 [誕生日]8月31日(おとめ座)
 [斬魄刀]蛇尾丸(ざびまる)
  〔解号〕咆えろ「蛇尾丸」
 [卍解]狒狒王蛇尾丸(ひひおうざびまる)双王蛇尾丸(そうおうざびまる)
 [CV]伊藤健太郎、木内レイコ(少年期)
 [演]早乙女太一

漫画『BLEACH』の登場人物。



 概要



朽木白哉と共に作中初めて登場した黒崎一護朽木ルキア以外の死神。また、斬魄刀に名前があるという事実を初めて知らしめたのも彼である。

眉毛と胸上部に大きな刺青がある。髪は赤色で上部でまとめている。「赤パイン」て言うとわかりやすい。*1

額には当初ゴーグル(※一般隊員からすると高価な代物)を付けていたが、散々壊されまくった為、途中から手拭いになった。
美的センスが独特であり、特に自身の眉毛に関しては非常に強い拘りを持っている。
しかし最終章のバズビーとの邂逅までは誰一人全く共感してもらえなかった。*2
と言っても作画崩壊も真っ青の変なゆるキャラやわかめ大使を手掛けるどこぞの兄妹よりは遥かにマシだと思うが……

性格は乱暴でやや短気、石田雨竜曰く「一護に似ている」。一方で、敵の能力を戦闘中に分析する冷静さも持っている。
友情や義に厚く、一護は勿論、現世のメンバーが危機に陥ると例え尸魂界の掟や決定に背くことになってもルキアと共に助けに行くほどである。*3
檜佐木ほど金遣いが荒くはないが、やはり少し使いすぎるようで檜佐木に誘われて吉良と一緒に大前田の実家にご飯をご馳走になったりしている。
好物は鯛焼きで趣味はゴーグル集め。



 実力



届かぬ牙に 火を灯す

あの星を見ずに済むように

この吭を裂いて しまわぬように

(BLEACH11 A STAR AND A STRAY DOG)


真央霊術院の時から成績優秀のエリートとして非常に期待されていた。
そしてその才能に違わず、また奢らずに研鑽を重ねており、六番隊副隊長になる程に成長。
しかし彼が六番隊に入ったのは、朽木家に入ったルキアに近づくためであり、もう一度彼女との友情を取り戻し、また自身の思いを伝えるためであった。
そこに朽木白哉という絶対的な壁が立ち塞がり、自身の才能や能力との圧倒的な差を見せつけられる。
この時から彼を目標に挑み続けるが、やはり差は簡単には埋められず、白哉に追いつくことを半場諦めながら彼の部下として日々を過ごす。*4

しかしそこで一護との出会いがあり、それから一護たちとの交流を得て卍解を取得、ルキアとの距離も元通りになり、彼の力と才能は再び開花し始める。
この時点で副隊長の中では数少ない卍解持ちということもあり、副隊長ではトップクラスの実力を持っている。
ただこの時破面が登場し、しかもその中でもトップクラスの実力がある十刃、後に出て来る星十字騎士団と隊長格クラス或いは凌駕する相手まで出て来ているので、戦績はあまり良くない方だった。*5

その後、霊王宮で修行し、並の隊長格どころかそれすら凌駕する戦闘力を身に着けた。
それでもラスボス一歩手前の敵である親衛隊という規格外の相手に後れを取ることもあったが、最終的には一護と肩を並べてユーハバッハとの最終決戦を戦い抜く程に成長した。

ちなみに最終版ではどうだったか定かではないが、鬼道の扱いは最低クラス。
威力は出せるが全くコントロール出来ないらしく、破面編で扱った30番台は威力こそ凄まじいものがあったが、モロに暴発していた程である。
また戦闘に関する頭の使い方は流石元十一番隊なだけあって悪くないのだが、平時に関しては若干頭が鈍い様子が描かれている。(主に同僚達との間で)



 活躍



【過去】

南流魂街78地区「戌吊」出身。ルキアとはここで知り合い、苦難の日々を過ごし(ルキア以外死亡)、後に真央霊術院に入学。
最初は普通の眉毛だった。

当時、檜佐木は先輩、吉良と雛森は同期だった。
在学中にルキアは朽木家入りして貴族令嬢となり、彼女と対等に付き合おうと彼は強さを求めるようになる。
この場面がかなり皮肉な内容となっており、恋次の方は流魂街にいた時の苦労からルキアが貴族入りすれば、もうあのような苦労がルキアに降りかかることは無いと思って彼女を送り出している。
翻ってルキアの方はというと自分とは縁もゆかりもない貴族社会にいきなり入ることになり大分不安の様子であった。
つまり彼女は唯一の幼馴染で自身が最も信頼している恋次に貴族入りを止めて貰いたかった様子だった。
ちなみにここの時点でまだ軽い部類だが、変な眉毛を披露している。

卒業後は五番隊に入るも藍染に厄介者扱いされ十一番隊に飛ばされる。斑目一角は当時の先輩で「殺す相手には名乗る」という流儀は彼に教わった。
その後ルキアが現世駐留中に六番隊副隊長に就任する。


【尸魂界篇】

ルキア捕縛の為現世を訪れ、石田を倒した後に一護と交戦。霊圧の上がった一護に敗北寸前まで追い詰められるが、白哉の介入で決着は付かずじまい。
ちなみに石田を倒した時にルキアはその戦いぶりにとても驚いており*6
ここらはまだルキアの実力が読者の想定とかけ離れていないことことがうかがえる。
あと何故か後の彼の性格とは一致のしない妙に軽い言動をしていた。*7

尸魂界で再戦した際は一護に善戦したものの、斬る覚悟をされたことで敗北し、その時に恥を承知でルキアの救出を求める。
初登場時はただの粗野な男だったが、ここでは立派な漢と言って良い程の言動をしている。*8
と言っても最初期が違和感があっただけで、過去描写を含めてこっちの方が彼の素なのだが。

その後一護の卍解修行に便乗する形で修練し卍解を修得後、ルキアの処刑を止める為白哉と交戦する。
この時は白哉の癖や戦闘方法を熟知して、千本桜に対する対策も完備していた。
しかし何故か白哉の卍解を失念しており、またそれ以上に自信の卍解の取得が浅かったために扱い切れず白哉の鬼道をモロに喰らった。
そして千本桜景厳の前に敗北する。

白哉は卍解前に縛道で恋次の動きを封じていたので、卍解でなくとも止めを刺せる状態だったが、万に一つでも恋次が縛道を抜け出し反撃してくることを恐れたか、もしくはここまで成長した恋次に対する最期の手向けとして卍解を使ったのだろう。
しかし満身創痍で、もはや命が終わる最中にも関わらず恋次は立ち上がり、白哉の心臓に刃を刺す。
これには白哉も驚愕し全く反応出来ずに直撃してしまったが、死にかけの状態で、しかも斬魄刀も罅割れている状態では、もはや白哉に剣を突き刺すことも出来ずに敗北。
しかし間違いなく恋次の牙は届いており、白哉も恋次に最上級の賛辞を贈るのであった。

その後卯ノ花の治療を受け一命を取り留めた恋次はルキア奪還に再び乗り込むが、藍染一派の罠にかかり、双極の丘で交戦。
軽く斬り捨てられ敗北したが、それでも意識を失う寸前までルキアを離さずに戦い抜いた。
この一件からルキアとの仲も元通りになり、白哉とも改めて向き合うことが出来、一護たちを仲間や友と思い始めることになったのである。

【破面篇】

日番谷先遣隊の一員として現世に駐留。グリムジョー従属官イールフォルト・グランツと交戦し、限定解除の末勝利する。
この時に相手が限定解除で動揺しなければ勝っていなかったかもしれないと冷静に分析している。

その後茶渡泰虎の修行を手伝い、尸魂界に帰還する。

その後は虚圏で一護達と再会し、虚夜宮に潜入、ザエルアポロ・グランツと戦うが歯が立たず敗北し、結局涅マユリの助太刀で生き残る。
相手が悪かったと言えるが、実は石田の方が明らかに活躍していることは秘密である。
治療後ヤミー・リヤルゴと交戦するが戦闘シーンカットで敗北。*9
一連の騒動の後、一護が死神の力を失う過程を見届ける。


【死神代行消失篇】

終盤、一護に再び死神の力を与えて助けるために他の隊長格と共に現世に登場。
XCUTIONのジャッキー・トリスタンと交戦。この時は相手が能力を持つだけの人間であることもあって余裕で勝利する。
「藍染と戦えるように修行した」と言っているが、実際に闘り合ったら多分ただの殴り合いですら負けるだろう。*10
そもそも正面からだと完全催眠に恋次が対策出来るわけないので*11、この言葉は藍染と戦えることを目標にして修練してきたという意味である。

【千年血戦篇】

白哉を文字通り叩き潰したエス・ノトと交戦。
卍解して戦おうとするが、マスキュリンの不意打ちを喰らって敗北し、戦闘不能となる。
因みにエス・ノトとの戦いだが、当初は白哉より恋次が先に交戦しており、敵の防御の要である静血装を初見で気づき、
冷静に探りを入れようとしたとこ(具体策はない)に白哉が乱入し制止も聞かず卍解し、その卍解を奪われ結果ボロ負けという結果だつた。
この時の白哉の対応にも些か問題があるが、侵入から数分で護廷の被害は甚大だったので、時間をかける訳にも行かなかったのもまた事実である。
ちなみにアニメでは改善されており、恋次と白哉が二人掛りで連携してもエス・ノトには太刀打ちどころかダメージすら与えれずに、卍解を余儀なくされることを強調した描写になっている。

この時自身も物凄い悲痛の表情のアップと共に、「(卍解なしで)どうやって戦えばいいんだ!!!」と、隊長・副隊長としてあるまじき弱音を吐いている。
と言ってもあの絶望的な状況では、副隊長として不適切とはいえ、ああ言いたくなる気持ちも良く分かる戦況だった。

そしてマスクのドロップキックで一発KOされ戦闘不能になったのだが、卍解だけは奪われずに済んだ。
これに関しては恋次にとって本当に不幸中の幸いだった。*12
隊長達が奪われた後に卍解を使おうとしたのは勘違いしていた総隊長を除くと恋次だけだが、白哉が殺される寸前だったので、この判断を責めるのは酷な話だろう。*13

その後は白哉やルキアと共に四番隊で治療を受けていたが、零番隊が現れて、一護、恋次、ルキア、白哉の四人を霊王宮に連れて行った。
この時に麒麟児が「尸魂界では全快できない」と言っており、卍解まで出来る彼があの程度の怪我で尸魂界で全快できないとされたのは若干違和感があると読者から思われていたが、マスクにあそこまで吹っ飛ばされる一撃を貰っているので妥当ではある。*14

復活後は一護と共に零番隊のメンバーの下で修行をすることに。
麒麟児の拳を完全に治癒した状態でないのに気合いで耐えたり*15、焦る一護を冷静に諭す一方、ノリノリで食レポをしていた。*16
また一護より先に浅打ちの試練を突破していたが、同時に一護がこの試練を突破できないことにも勘付いていた。
その後は主にルキアと一緒に修行。
最初は霊王宮の濃すぎる霊子に這い蹲っていたが、なんとか慣れてきた後に和尚と共に本格的に修行を付けていた。
ついでに卯ノ花の「剣八と互角に戦える人間」のモノローグの中に一護・白哉と共に写っていたりする。

その後、戦場に舞い戻り、他の隊長格ですら素で負けていたマスキュリンとの再戦に圧倒的な力で勝利した。*17

マスキュリン戦後は敵地で平然と寝ることにがとまどったおかげで、事なきを得るラッキーボーイっぷりを発揮。
その後に一護がユーハバッハの元に行こうとするのを他の死神と一緒に援護するが、騎士団と交戦中にユーハバッハたちが霊王宮に乗り込む時の衝撃でルキア以外の仲間と分断されてしまった。
そして同時に飛ばされたバズビーを相手にすることになりルキアと二人かがりで戦っていた。
この時に石田の霊圧を感じ取り、彼が帝国に付いたことを理解したが、軽い口調で「ムカついたからぶっ飛ばす」と言っていたので、恋次も石田が本気で帝国に寝返ったとは微塵も思っていなかった様子。
しかしバズビーとの交戦中にユーハバッハが聖別を行ったことで戦いは中断。

そして帝国が瀞霊廷から霊王宮に主戦場を移したことで、恋次たち隊長格も霊王宮に乗り込むことを決意。
途中で自分たちを切り捨てたユーハバッハに復讐するためにバズビーたちが協力を要請し、彼らに霊王宮に向かう方法を説明していた。

その後、霊王宮でジェラルドが立ち塞がるのだが、隊長格全員で文字通りフルボッコにする。
BLEACHでは珍しい大多数対一人というアドバンテージを活かした戦闘だったが、これが仇になってしまった。
聖文字を開放し、本気を出したジェラルドの吐息でルキア共々吹き飛ばされただけで戦闘不能になった。
これは完全にジェラルドの作戦勝ちであり、この不意打ちには白哉ですら負傷を避けられず日番谷が来るまで、戦闘不能状態が続いた程だった。

その後ルキアと一緒に復帰した後は、ジェラルドを隊長達に任せて一護の元に向かう。
相手はあのユーハバッハなので攻撃こそ全く通用しなかったものの、一護を奮起させる、藍染共々囮を担うことで撃破の一旦を担う活躍。*18
最終的に一護の友、相棒としてユーハバッハ撃破に貢献する活躍を魅せた。


最終話ではルキアと結婚し、娘の苺花をもうけていたことが判明した。
ちなみに苺花は朽木ではなく阿散井の姓である。*19


【BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU】

最終章の後日談として描かれた小説で、主にルキアと恋次の結婚式の流れを描いている。
元々が貴族出身ではないルキアと貴族でもない恋次が結婚式の準備を円滑に行える訳も無く、白哉が(本人たちになにも語らずに)色々と用意をしてくれていた。
また本人たちはそこまで大事にする気も無かったのだが、死神同士で、しかも極めて珍しい隊長格同士の結婚ということもあり尸魂界で大々的に結婚式を行うことが決定。
白哉からは「ルキアを頼む」と全幅の信頼の言葉を頂いている。*20
そして現世からもいつもの友人たちが駆け付けて盛大に祝いの言葉とプレゼントを貰っていた。
最後は現世組が帰る中で一護一人を呼び止め、一護が井上に好意を抱いていることを察して、また二人が上手くいくことを願って告白するように助言を贈っている


獄頣鳴鳴(ごくいめいめい)篇】

千年血戦篇から12年後を描いた読み切り「獄頣鳴鳴篇」でも最終話から変わらず六番隊副隊長を務めている。
今回は魂葬霊祭(こんそうれいさい)の儀式用*21に虚を捕まえる為、副隊長一同で現世へと向かう。
ルキアや京楽の発案もあり関係者として一護に式に参列するように声を掛けたのだが、一護は式場ではなく現世で副隊長たちと合流していた。

しょうがないので一護や他の副隊長と共に虚を生け捕りにしようとするも、そこに現れたのは虚ではなく霊圧も存在も知覚出来ない謎の敵だった。
さらには誰にも告げずに勝手についてきた苺花まで現世にいたので、戦闘に参加せずに苺花の護衛に専念していたのだが、追い打ちをかけるかのように次に現れたのは、なんと因縁の相手であるザエルアポロだった。(ゴキブリのような奴である。というか地獄篇映画の前日談といい最終章のマユリの回想といい、師匠はコイツを好きすぎでは……)
限定霊印状態でしかも苺花を守りながらだったので、ザエルアポロと戦うどころの話ではなく、ズタボロにされるのだが、一護が介入しザエルアポロと交戦。
最後は地獄から謎の存在がザエルアポロを串刺しにして地獄に連れ戻すことで事なきを得た。


【劇場版】

基本的に一護を卍解で目的地に送り届けるのがお仕事。通称蛇尾丸タクシー。
出番が確保されボチボチ活躍の機会もあるので扱いは良い方。



 斬魄刀



牙より滴る火は消えず

刃立つ野を焼き払い

友の姿を炙り出す

(BLEACH73 BATTLE FIELD BURNING)



◇─ 始解「蛇尾丸(ざびまる)

解号は「咆えろ~」。
所謂蛇腹剣の形をしている直接攻撃系の斬魄刀。ただし通常の蛇腹剣よりも遥かにデカい。
専ら振り回してのパワーファイトが基本だが、そのサイズ故に中距離まで届く射程範囲に広い攻撃範囲を誇る。
伸ばしたままの連続攻撃は最大3回までが限界で一旦縮める必要がある為、そこに隙が生じるのが欠点。

アニメ版千年血戦篇では、伸ばした刀身を相手の身体に絡み付かせて動きを封じる搦手も使っている。


◇─ 卍解「狒狒王蛇尾丸(ひひおうざびまる)

巨大な骸骨の蛇を思わせる姿に変化。見た目通りのパワーと瞬歩にも対応しうるスピードを併せ持つ。
ただし形状は刀から遥か遠い形状になっており、攻撃手段はその質量を生かした圧殺や蛇の口を使った噛み付きがメイン。蛇の口からはレーザーも発射できる。
さながら超巨大サイズの鞭兼動くビーム砲といったところ。
ただしそのサイズ故に中~遠距離では威力を発揮するものの、近接戦に持ち込まれると取り回しが悪くなる。
また蛇腹のパーツは恋次の霊圧で繋がっており、一度バラバラになっても再連結が可能。

劇場版では専ら一護を守りつつ輸送するタクシーと化す。


◇─ 卍解「双王蛇尾丸(そうおうざびまる)

霊王宮にて和尚より明かされた「狒狒王蛇尾丸」の真の名。
右手に斬魄刀と融合した蛇の籠手「オロチ王」、左手に巨大な猿の腕を模した第三の腕「狒狒王」を持つ。
狒狒王蛇尾丸と比べると著しくコンパクトになり、オロチ王に備わる刀身も標準的な日本刀くらいのサイズに縮小。戦闘も狒狒王の腕を生かした打撃など、近接戦重視の戦い方にシフトしている。


◇─ 「狒牙絶咬(ひがぜっこう)
バラバラになった蛇腹を相手に一斉にぶつける。斬魄刀への負担が大きく、多用は出来ない。

◇─ 「狒骨大砲(ひこつたいほう)
卍解時に使用。狒狒王の口から霊圧の光線を発射する。

◇─ 「蛇牙鉄炮(ざがてっぽう)
「オロチ王」が巨大化して相手に食らいつき、骨まで消し炭にする。
漫画の効果音やアニメでの描写からに電熱系。

実は斬魄刀に対する愛が欠けていて、王悦に指摘されている。何じゃそりゃと思うかもしれないが事実である
斬魄刀を破壊されるのは日常茶飯事というかデフォで、破壊された状態でも酷使する。
カラブリで斬魄刀の性別も改造出来ると知った時に69共々乗り気。*22
斬月とまた戦わせろとせがむ蛇尾丸に「敵じゃないから」と拒否したりしている。
そして卍解時の操作ミスによる自爆で部分破壊される、最後は相手の卍解で狒狒王蛇尾丸がほぼ全壊までした。*23

仕方ない部分がたくさんあるが、非常に好戦的で実力に自信もある蛇尾丸視点で考えると納得いかないことばかりだろう。
ちなみに王悦にパクられた時に始解状態なのに天鎖斬月と破壊しあっている。読者は「はいはい。」とスルーしていた「次は勝つ」宣言(※14巻)を45巻後の59巻にて事実上達成した。こうなった理由は前述した通り、二つ共愛が足りなくて脆いとのこと。



 その他


……もうずっと何十年も俺とルキアはすれ違えもしねえぐらい遠く離れちまってた

その距離を元に戻してくれたのはお前だ

だから俺は決めたんだ

お前が進めなくなった時は俺が背負ってでも進んでやるってな 今までも

これから先もお前が死ぬまでずっとだ


一護たちと共にレギュラーキャラの扱いであるが、正確には現世の四人に恋次とルキアを含めた六人は、最終版の石田と日番谷が語っている通り仲間ではなく友である。
前述されている11巻と73巻の彼の心情を顕した言葉は、最初自身のために半場諦めながら磨いてきた力を今度は何一つ火を消すことなく友のために命を懸けて戦うのに使うという恋次の心境の変化と成長を綴ったものといえよう。

そして上記の言葉を一護に述べ共に最終決戦に赴いたのである。




追記・修正は赤パインの方がお願いします。

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最終更新:2024年03月14日 23:31

*1 作中では赤カブと一護から言われている

*2 恋次の幼馴染で彼に一番好意を抱いているルキアですら、この眉毛を全否定するばかりか変な渾名を付けてネタにする程である…

*3 日番谷もこのことを熟知しており、死神の正誤の秤が逆でもこの二人は一護たちを助けにいくだろうと語っている

*4 恋次はこの時の日々を牙を研いでいる振りをしながら、実際は手の届かない存在に諦めていたと自白している

*5 当然勝っている相手もいるし、活躍もしている。ただ恋次が相手をする大半が副隊長クラスでは絶対に勝てない相手なのである

*6 この時の恋次の実力は限定霊印の影響で1/5

*7 まあルキアのことで結構無理していたのかもしれない

*8 野良犬根性と恋次自身が自虐していたが、彼の実力では救出など難しいどころか万に一つも叶わない状況だった

*9 アニメではそれなりに戦っていたが、やはり太刀打ち出来る相手ではなかった

*10 藍染は進化前ですら指一本で天鎖斬月止める程である

*11 13kmですらその為に100年かけて機会をうかがっていた

*12 他のメンツと違って恋次は卍解自体に問題があり、もし卍解を奪われていたら、後の修行すら満足に出来ない状況だったからである。

*13 仮面の軍勢だった隊長は実は卍解しても大丈夫だった筈だが、この戦いでは使っていないと思われる

*14 アニメではより顕著。また白哉戦後でも治療を受ければすぐ戦えるまでに復帰していたが、こちらも白哉が部下に手心を加えていた可能性がある

*15 実はこの時の麒麟児の拳は一護に罅を入れられていたので、万全の拳ではなかった

*16 しかしその食レポは非常に残念なものだった。一護からはハッキリと「お前の食レポを聞いてるとメシが不味くなる」と言われている

*17 ただし恋次のみが最初から相手の能力の全貌を知っていた

*18 着いた直後にユーハバッハに吹き飛ばされたらしいが、明確な描写がないため詳細不明。ただ完全催眠で敵ユーハバッハを誤認させるのに最適だったので、戦力として活躍している。

*19 ルキアも阿散井に変わっているが、仕事上では朽木姓になっている

*20 恋次は当初白哉にコンプレックスを抱いていたが、白哉の方はサッサとこの二人が付き合うことを望んでいたのかもしれない

*21 死亡した隊長格を弔うための儀式。内容は現世の虚を生け捕りにした後、式場で殺すというもの。虚退治は死神にとって当たり前のものだが、現世の人間からすれば野蛮に見えるものなので、一護も尸魂界の倫理観を疑問視していた

*22 ちなみにサルだから可能とのこと

*23 全壊といっても卍解が二度と使えなくなる程、壊された訳ではない