茶渡泰虎(チャド)

登録日:2012/06/05 Tue 00:22:30
更新日:2024/03/07 Thu 09:54:25
所要時間:約 3 分で読めます






一護が命をかけてるんだ。

充分だ。

俺が命をかけるのに、それ以上の理由は必要ない



茶渡 泰虎   
さど やすとら


 [身長/体重]197cm/112kg
 [誕生日]4月7日
 [血液型]AO型
 [能力]変化した右腕→巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)
     悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)
 [好物]トマト
 [好きな物]派手なシャツ、インコ、コンを始めとした可愛い物、ドン・観音寺
 [特徴]頑丈且つデカい体
 [CV]安元洋貴
 [演]小柳友



 人物



BLEACH』の登場人物。
そしてよく霊圧が消える人である。

主人公・黒崎一護のクラスメイトであり、中学時代からの親友である。
通称は「チャド」(初対面時、一護が名前を読み間違えた為についたあだ名)。
一護とは、不良に絡まれていたのを助けてもらったのが出会い。

無口で体格も良く、体も異常な位に頑丈。その頑丈さは工事現場で落ちてきた鉄骨を背で受け止める、バイクと正面衝突しても無事など人間離れしている。
しかし見た目などに反して、とても心優しく素朴な性格である。
そして実はかわいいものが大好き。
だが老け顔故に、子供からはオッサン呼ばわりされる。

出身地は沖縄県。
メキシコ人の祖父を持つクォーター。
両親を早くに亡くし、幼年期は祖父の住むメキシコで育った。
小さい頃は(恐らく)肌の色から差別的な扱いを受けたために捻くれ、手のつけられない暴れん坊だったが、祖父に諭され、暴力は振るわなくなった。

信条は『自分の為に暴力は振るわない』。
一護との約束は『互いの為に拳を振るう』。
今でも祖父の教えは大事に守っている模様。
一護の友人の中でも一際穏やかだが、いざ喧嘩となった時の実力は並々ならぬ強さの一護よりも強い。

当初は霊感が全くなかったが、一護と接する内に段々と霊感がついていった。
ある時虚に襲われ、それを朽木ルキア等と共に撃退したことから加速的に霊的な力が上昇、一護の妹・夏梨を虚から守る際に自身の能力が開花した。
以降は一護の仲間として活動する。











『チャドの霊圧が…消えた…?』





しかし何故か噛ませ犬ポジションにされる事が多い。
実際にはちゃんと敵に勝利する場面もあるのだが、負けるシーンのインパクトが強く印象付けされている為、必要以上に弱く思われがちである。
本人の能力の都合、勝つにしろ負けるにしろ大体一撃で決着が付いているのも負けてるイメージが強くなる原因か。
しかしそう見えてしまう要因は、彼を負かす相手が隊長(不意討ちで重傷を負ったなど相手に色々ハンデがあったとはいえ最強の十刃を始解で倒す上に後に総隊長にまで登り詰める逸材)や、
十刃の5番(隊長格を倒し、それから更に修行を積んだ虚化一護でも6番と互角)などその時点では作中屈指の実力者ばかりだからである。つまり相手が悪すぎる。

実際、一護や石田と異なり血筋などといった事情が無いにもかかわらず、席官たちを少しばかりの修行で余裕で倒し、
虚夜宮では十刃落ちに圧勝しているあたり、彼も充分すぎるほどの才能の持ち主である。
(席官とて死神の中ではエリート格であり、尚且つチャドとは少なくとも数十年の年齢差=経験値の差がある。
十刃落ちも十刃よりは劣るというだけで隊長格クラスの実力はあるし、大半の破面とは一線を画する実力がある)

力に比べて反射神経も含めた速度が遅いとも評されているが、
尸魂界篇の時点でも第三席程度の速度ならば「隙だらけ」と評する程なので特筆して遅いわけではない。
更にその後ガンテンバインとの戦いで己の能力の本質を自覚してからは、相手の実力次第だが響転(ソニード)の速度にも素で対応できるほどになっている。

更に、尸魂界篇終了直後時点で当時の恋次の卍解とも戦えるほどに実力があるので隊長未満副隊長以上の実力はあることは確かと思われる。
しかし、グリムジョーの仲間の中でも最弱とされる上に帰刃前のディ・ロイに(響転に匹敵するスピードで近づいてきた描写があるとはいえ)瞬殺されかけ、
逆に副隊長未満と思われていたはずのルキアがディ・ロイを瞬殺したという場面についてだけは一部の読者から色々と疑問視されている。
まぁその辺りは能力の相性等もあるのだろう。というか、BLEACHの戦闘の勝敗は割と相性に左右されているものが多いので過度に擦るのも考えものである。


なお、不名誉なネタにされがちな『チャドの~』のセリフは実際には原作では一度きりしか出ていない。


たとえどんなに霊圧が消えるほどの重傷を負わされても、頑丈な為に生命力が高いのかきちんと生き残っている。
タフネスにおいては作中でも屈指の人物である。


と、あまり派手な活躍には恵まれないが、彼がいなければルキアは救えなかったのは間違いないだろうし、藍染一派にも負けていたかもしれない。
少なくとも初めて尸魂界に行った際には彼の助けがなければ、石田は断界で拘突に呑まれていただろう。つまり巡り巡って見えざる帝国との最終決戦での勝ち筋がなくなっていた可能性すらある。

また、死神として運動や腕っぷし以外はからっきしの一護が彼の霊圧だけは遠くからでも感知するため、非常に熱い絆で結ばれた関係であることがうかがえる。親友ポジは伊達じゃない。


しかしその絆を逆手に取られ、月島さんの親友にして、護衛ポジションにさせられてしまったことも。
今までの戦いに勝てたのは、全て月島さんのおかげじゃないか!
一護との絆の深さ故に、なかなかにショッキングな流れであった。一護自身、相当にショッキングな反応していたし。


最後にもっと活躍するか!?霊圧は消えるのか? と色々な意味で期待が寄せられていたが、
非常に残念ながら戦闘シーンは描かれないまま死神代行消失篇が終了してしまった。


その後の千年血戦篇では、死神と滅却師の長きに渡る因縁が主なテーマであったためそこまで出番は無かったが、
ユーハバッハとの最終決戦の場に臨む一護の為に迫り来る石像達と戦い退路を確保する活躍を見せた。
なお、ユーハバッハが空間を繋げて移動したために一護達はここからは戻ってこず、小説でチャド達を迎えに再び一護が来た道からやってきたのでツッコミを入れることになった。


一護が力を失っていた17ヶ月の間に己を鍛えるためボクシングを始めたらしく、原作53巻のおまけページでは「ゴンザレス・ジム」という名のボクシングジムに所属していることが判明した。
本編終了後は、小説『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』で明かされた所によれば、日本ヘビー級チャンピオンの選手のコーチと出会ったことで素質を気に入られて熱心に勧誘されたという。最初は断るも、数年間に渡って辛抱強く説得され続けたことを機に考え直し、本格的にプロを目指し始めたらしい。
原作エピローグにおいては、ヘビー級の世界タイトルマッチへと挑戦している姿が描かれた。


 能力






剣を握らなければ おまえを守れない

剣を握ったままでは おまえを抱き締められない

(BLEACH5 RIGHTARM OF THE GIANT)




完現術に分類される能力だが、井上織姫と共に一護の霊圧や崩玉の影響で覚醒したものであり、彼の親が虚に襲われたわけではない。
特異な経緯で開花した完現術者であることは、小説版による後日談にて浦原喜助が説明している。
皮膚を媒介とし、両腕に鎧を纏って敵を殴り飛ばす。
物凄いパワーを得られるが、その分反動も凄まじい。


◇─「巨人の右腕(ブラソ・デレチャ・デ・ヒガンテ)


右腕に鎧を纏い、強力な攻撃を可能とする。
本来は『防御の力』であったが、本人は知らずに攻撃に使っていた。

当初は明確な能力名がなく、単に「変化した右腕」「右腕の鎧」などと呼ばれていた。
この時点では精霊廷の地面に巨大なクレーターを作る衝撃波的な技(ただし1日に一定以上撃つと自身の命を削る大技)を繰り出せた。

虚圏突入時には進化しており、前腕部に盾のようなものが装備された。
また拳から放つ技にも「巨人の一撃(エル・ディレクト)」というオサレな名前が付いた。

十刃落ち(プリバロン・エスパーダ)のガンテンバインとの戦いで、「悪魔の左腕」の発現と共に更に大きな変化を遂げた。
前腕を中心に右腕全体を盾のような装甲が覆うようになり、『防御のための能力』として完全に覚醒する。


◇─「悪魔の左腕(ブラソ・イスキエルダ・デル・ディアブロ)


更に修行をして会得した、左腕に鎧を纏う『攻撃の力』。
攻撃力は右腕以上に強いが、登場時期の影響か出番は多くない。
必殺技は「魔人の一撃(ラ・ムエルテ)」。ガンテンバインを攻撃した際は、衝撃を受けた壁が悪魔の顔のような形で破壊された。




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最終更新:2024年03月07日 09:54