ティオ(金色のガッシュ!!)

登録日:2010/08/20 Fri 22:05:32
更新日:2024/04/16 Tue 21:29:04
所要時間:約 5 分で読めます






金色のガッシュ!!のヒロインの一人。
魔界の王を決める戦いに参加した100体の魔物の子の一体

  • CV:釘宮理恵
  • 人間換算年齢:6歳
  • 本の色:朱色
  • 好きな食べ物:魚、シーチキン、ケーキ
  • 趣味:歌、ダンス、首絞め、恵のマネ
  • パートナー:大海恵
  • 家族構成:父・母・姉・弟
  • 嫌いな魔物:モモン


人間によく似た姿を持つ魔物の少女で、濃いピンク色の長い髪がトレードマーク。
戦い開幕以前のガッシュと面識のあった魔物のひとりである。
可愛らしい見た目の割に気性が荒く、魔界では「首しめティオ」と呼ばれ、恐れられていた。


人間界に来てすぐ魔界に居た頃の友人だったマルスに裏切られ狙われる。
攻撃を受けて海に落ちてしまい漂流し、打ち上げられていたところを収録中の恵に救われた。
そしてコンサート会場でガッシュたちと出会い、マルスとの戦いを経て彼らの仲間となる。 

非常に気が強くすぐ手が出るが、基本的には女の子らしく優しい子である。
ガッシュのために朝早くお弁当を作ったりし、それを渡すのに躊躇するなど年頃な様子を見せたりもした。
最初はどちらかと言えば清麿に懐いていたが、徐々にガッシュに気持ちが傾いていく。

…が、一度怒りに火がつくと鬼と化し、清麿や恵ですら手が付けられなくなる。(※20巻参照)



戦いでは盾や回復などの術で補助に回ることが多い。

なお、好きなアニメは「ひとりでチュリプュア」
履いているパンツにもプリントされている。

○パートナー:大海恵(おおうみ めぐみ)

  • CV:前田愛
ティオのパートナーであり人気アイドル歌手。本作品における人間サイドのヒロインの一人。
高校生だが東京のマンションでティオと二人で暮らしている。



○使用術:セウ(サイ)系

主に防御系の術が中心となる。攻撃系呪文は「サイ」が付きやすい。

●セウシル

第1の術。地面を中心として半球のドーム状のバリアを張る。防御力はそこまで強靭ではない。
とはいえビクトリームのマグルガ連打を暫く防いだり、ジェデュンのボビィ・グノビルグによる質量攻撃にも数秒は耐えきった。
基本的にはティオが立っている地面を中心とするが、離れた場所にバリアを張ることも可能。最大範囲は半径数メートル程。
マ・セシルドと違い全方位に渡り防御が可能で外側からの攻撃には強いが、地中からの攻撃には対応できない。
なお、空中で使うと球状になる。また威力が低い術でもティオが攻撃を受け吹っ飛んだりすると割れてしまう。

●サイス

第2の術でティオにとって数少ない攻撃術。
両手を標的めがけて払い、刃の様な形状の光弾を飛ばす
「金色のガッシュ!!まるかじりブック」では「三か月型の聖なる刃」と説明されている。
作中術全体を見てもその攻撃力は最低の部類に入る。魔物なら素手で防いでも軽い出血程度。
ただし車のタイヤをパンクさせたり、人間に使えば気絶させられる程度の攻撃力はある。

●マ・セシルド

第3の術。手を翳した方に向かい、中央に羽の紋章が刻まれた大きな円型の盾を出現させる。
少しならティオから離れた任意の場所にも作り出せる。
盾の表面に触れた術を消滅させる効果があり、前方しか防げないもののセウシルに比べ遥かに強い防御力を誇る。
大半のギガノ級程度までなら余裕で防げるがディオ級以上になると厳しく、ディオガ級や〜オウ系クラスは防げない。
ティオは防御力の高い術が多いイメージが強いかもしれないが、実は最強の防御術を覚えるまでこれが最大だったりする*1
石板編でツァオロンのザオウ・ギルエルドに破られるまでは、あらゆる敵の術を防ぎ切っていた。
続編では盾を投げ飛ばしたり、投げ飛ばした盾を遠隔操作したりできるようになった。

●ギガ・ラ・セウシル

第4の術。セウシルと似たバリアを敵を中心にして張る。ギガラと略されることも。
これは敵の攻撃を防ぐのではなく、内側の面で術を跳ね返すという特徴がある。
迂闊に攻撃すれば自滅を招く、曰く「自業自得の術」。
バリアを破らない限り外には出られない。
これによりバリアの内側に敵を閉じ込め、逃さず迎撃もさせないといった使い方もできる。
ただしバリアの強度以上の攻撃力を持った術は跳ね返せない。
バリアの強度はセウシル以上、マ・セシルド以下程度。心の力を高めればギガノ級を弾く事もできる。

●サイフォジオ

第5の術で羽の生えた剣の形状のものを出現させる。一見攻撃呪文に見えるが回復呪文。
これで刺した者の体力や怪我を回復させる。また僅かではあるが心の力も回復させることができる。
剣が相手に刺されば何でもいいので、複数の者を同時に貫いての回復という荒業も可能。魔物でも人間でも回復できる。
ただし剣を相手に刺すというアレな光景から、たびたび味方への攻撃と勘違いされる事もあった。

●チャージル・サイフォドン

オオン!! オオン!!! オオオオオオオオオオオオオン!!!
第6の術でティオ最大の攻撃術。
サイフォジオに似ているが、こちらは剣を持った女神といった造形。
本来はチャージル・セシルドンを覚えるはずが、モモンの悪戯で凶暴化していたせいで攻撃的なこの術を偶然覚えてしまった。
特殊な攻撃術であり、ティオが受けた怒りや屈辱を貯め、攻撃力に換える。
攻撃力が蓄積される毎に女神の顔が怒りの形相に代わり、遂には禍々しい鬼の形相となっていく。
出現時点では「コォォォォォォ」だった効果音もギシャアアアアアアアとなる。
最終的にはガッシュやウマゴンは元より、恵や清磨まで震えながら悲鳴を上げる程の恐ろしい様相と化した。
再使用時以降は怒りや屈辱というより、受けたダメージを反映する様になった。
アニメ版ではファウード体内での使用は完全に無くなり、モモン相手の初使用しかしていない。完全に対モモン用の術と化した。

●チャージル・セシルドン

第7の術でティオ最大級の防御術。本来この術が第6の術として出現するはずだった。
しかしサイフォドンの出現に加え、当初ティオの仲間を守りたい気持ちが最大限では無かったため発現には至らず。
その結果、本の文字の色が変わっているが読むことができないという極めて珍しい状態で習得した。
後にゼオン戦でガッシュ達のピンチに呼応する形で唱える事ができるようになる。

見た目は胸元に水晶を持つ女神の意匠が頂点についた、両掌を模した超巨大な盾。
その防御力は一度はゼオンの最大術であるジガディラス・ウル・ザケルガを完全に防いで見せた。
あのデュフォーでさえ「強い」と評する、間違いなく作中最強クラスの盾。
さらに傷つき割れそうになったとしても、ティオの「何かを守りたい」という気持ちに呼応して盾が修復される機能を持つ。
アニメ版ではデザインが異なり、三体の女神が繋がりあったような形のエネルギーの中央に赤い水晶体が浮いている。
ゼオンのジャウロ・ザケルガを完全に防いだが、反動でパートナー共々気絶してしまう。
原作と同じく守りたいものや気持ちが防御力に反映されてるらしき描写があるが、再生能力は無かった。

●リマ・チャージル・セシルドン

第8の術でチャージル・セシルドンを2つに分ける術。
防御力に変化はないようだが、巨大な盾を2つ扱う分、実質的な防御力・防御範囲は共に二倍。
しかしティオへの負担も二倍かかる諸刃の術でもあり、シン・クリアからの猛攻を凌ぎ切ったものの本は燃えてしまった。

●シン・サイフォジオ

第9の術。ティオの『シン』の術。
サイフォジオの剣が4つに増え、対象に刺すのではなく範囲内の(ティオ以外の)仲間全員を回復するお手軽かつ強力な呪文。
更に回復力も向上しており、クリアの消滅波をモロに受けてガリクソンになったブラゴを一瞬にして元の姿に戻した。




●第?の術《ガレ・コファル》

小石をめいっぱい投げつけて攻撃する。
ビクトリームの股間の紳士をいじめる際に使用した。(しかも、例によって雷句名物・ものすごい顔芸を披露しながら)
また、モモンにスカートめくりされた際に使用したが、これは見事に全弾回避されている。
ちなみにガレ・コファル自体はチェリッシュの第二の術。
指先から無数の宝石弾を乱射する術である。

友情タッグバトルでは術ではない遠距離攻撃という独自点になっている。
術ではないため相手は防御呪文を使う事ができずガードするしかないが、ガードした時に僅かにHPが削られる上に後ろに下がってしまい厄介。
ティオが強キャラと言われる要因の1つ。(もう1つは遠距離呪文を封じるギガ・ラ・セウシル)

●第?の術《ギガノ・サイス》

ゲーム版オリジナル呪文。
大きな両翼をはやしたハートなカタチのカッターをぶっ放す。
メタ的に言えば、当時のゲームではサイフォドン登場まで話が進んでいなかったにもかかわらず、必殺技が必要だった上での呪文である。


【活躍】


原作コミックス4巻、「LEVEL.35 敵だけの世界」 が初出。人気アイドル、大海恵がパートナー。
魔界にいた頃の友人マルスに追われており、かつての友人に襲われた事から人間不信になっており夜も眠れない生活を送っていた。
ある日、恵のライブ中にマルスに襲撃されるが、居合わせたガッシュ達に救われ、ガッシュの戦う理由である「優しい王様」に共感し、共闘を誓う。
その後はガッシュ達と遊んだり共闘したりでヒロイン枠とサポート枠を立派に務めあげた。


VSマルス

清麿不在の中ガッシュを守り奮闘するものの、¨エイジャス・ガロン¨により防御呪文の隙をつかれピンチに。
その後駆け付けた清麿により追いつめられたマルスの最強呪文¨ギガノ・ガランズ¨をマ・セシルドで防ぎ、必殺のザケルをアシストした。


VSゾボロンパピプリオ

清麿たちとのダブルデートの為遊園地に赴き、1対2で苦戦していたガッシュ達の元に駆け付けた。
強大な攻撃力を持つゾボロンの術や、広範囲に渡り機動面に様々な被害を及ぼすパピプリオの術を防ぐ。
最後にはザケルをサイスに纏わせて攻撃する等のコンビネーションも見せた。


VS千年前の魔物達

強力な魔物達に襲われピンチに陥った清麿達への止めを防ぐ形で駆け付け、さらに新たに会得した第4、第5の術でガッシュ達をサポートした。

ロードのアジトへの侵入の際にウォンレイとペアを組み、彼らがピンチの際に巨大な輝きを放つサイフォジオを発動させた。
千年前の魔物編でのサイフォジオの使用率は異常。まぁ唯一の回復役だし仕方ないね。

ちなみにウォンレイにカンフーを請い彼も了承したが、その後どうなったか不明。


VSモモン

ティオ初のタイマン勝負であり初のタイマン勝ち星。
モモンの卑劣な攻撃の被害にあい、作中トップクラスの顔芸を見せることに…
ジェララララララ!!!


ファウード

血塗れになりながらも持ち前の防御術をフルに活用し、奮闘した。
彼女がいなければ清麿達はいなかったかもしれない。


VSクリア

ある人物により対クリアへの修行を行う。
修行中に自分の周りにバリアを張っている描写があった(実用的な防御力は不明)。
これはいわゆる術以外の魔物が本来からもつ能力の類と思われる。
守りたい気持ちのコントロールを高める修行により覚醒。
チャージル・セシルドンを最大限に扱いクリアの砲撃を何度も防ぐレベルまで成長した。

クリアとの最終決戦へと向かう途中の砲撃戦で、最後までガッシュ達を守りきった。
だが術の反動か被弾したのか不明だが本は燃えており、また明日の(魔界での)再会を約束し一足先に魔界へと帰って行った。


【新たなる戦い】

+ 金色のガッシュ!!2のネタバレ注意!
みんなの明日は私が守る

未知の襲撃者・カードに術を奪われたティオ達は生き残った仲間を集めて身を潜めていた。
しかしその最中に隠れ家が見つかってしまい、仲間を守るために交戦する羽目に。

成長した彼女の姿はとても凛々しく、そして逞しくなっており、超巨大なバーベルを軽々と持ち上げるほどに怪力が増している。
また、術が使えない代わりに実物の盾などを使って直接戦闘を行っている。
前作でウォンレイに「私にも武術を教えてほしい」と頼む描写があったため、前回の戦いの後に彼に弟子入りして鍛えてもらったのでは?と考察されている。

カードとの戦闘の最中に本の力で魔界へ転移してきた恵とガッシュ&清麿ペアに合流。そのまま敵を撃退し、抵抗を続けている魔物達の本拠地「龍の要塞」へ案内した。
本拠地へ帰還した先でガッシュとアシュロンからガッシュの死の真相とそれを利用した作戦を教えられるも、事前に共有されていなかった為にその死に悲しまされた事を怒り、更にガッシュからその理由についてあくまで賭けであり復活できる確率は非常に低かった事と、非常に極秘な計画のためティオはタフで生き残る公算が高い上に熱くなると敵味方関わらずベラベラ喋ってしまって計画の秘匿性を保てそうにない事を説明されて激昂。アシュロンが息を荒らげる程怯える迫力でガッシュに迫り、彼の顔の形が変わるまで平手で殴打した直後に王をも殴れる男ことバリーが(回想で)登場した影響で、ファンから王をも殴れる女と呼ばれるようになった。





恵!例の追記よ!

はい!


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最終更新:2024年04月16日 21:29

*1 もっとも「マ」は「ニューボルツ・マ・グラビレイ」「グラード・マ・コファル」など最上位級の術のクラスに付く付属術詞なので、3番目の術でこれを出せるだけでもすごいが。