デュフォー(金色のガッシュ!!)

登録日:2012/06/23(土) 17:22:04
更新日:2024/02/06 Tue 14:14:29
所要時間:約 5 分で読めます




あいつ…頭が悪いな…


金色のガッシュ!!の登場人物。
ゼオンの本の持ち主。
CV:緑川光

逆立った銀髪が特徴的な、寡黙で沈着冷静な男。常に無表情を貫いている。
アポロから「少年」と呼ばれていたことから、年齢はおそらく10代後半ほど。

頭脳明晰で、確実に相手を撃破する洞察力と戦闘センスを持つ。また自らの身に迫る攻撃術を顔色ひとつ変えずにかわしてのける等、胆力にも優れる。

心の力もかなり多い上に、とある理由(後述)から心の力を自力で、尚且つ短時間で回復することもできるという傑物。


初めての戦闘では、ガッシュ&清麿と互角に戦ったロップスアポロペアを終始圧倒。
キリングマシーンの如く戦いぶりは、同じ天才かつ不思議な能力を持つアポロを完全に恐怖させ、その凄まじい能力を見せつけた。
追いつめられたアポロは彼の冷徹な仮面の下に、強大な憎しみが秘められていることを感じ取る。


ロップスの本を燃やしてからはしばらく姿を見せなかったが、ファウード編でゼオンともども再登場。
ファウードの力をリオウから奪うべく行動を開始する。

以下ネタバレ













どんな問いであっても瞬時に最適な答えを導き出せる能力「答えを出す者(アンサー・トーカー)」の持ち主。
死を乗り越えて後天的に能力に目覚めた清麿とは異なり、生まれつきのものと思われる。
鍛練も充分積んでいるため、清麿のそれ以上の「答え」を安定して出し続けることができる。
上記の戦闘センスや膨大な心の力とともに、只でさえ異常なゼオンの実力を極限まで引き出すのである。

武術等を身につけているわけではないが、そもそもゼオンの戦闘力があればデュフォーが前線に出て動く必要もなく、また自ら戦わずに済むような「答え」を出せばいいだけの話なので実質的には隙がない。
チェリッシュに遠距離から狙われてもあっさり見抜き紙一重で銃弾を避ける芸当までこなしており、パートナーとして最高ランクの実力を持っていることは間違いないだろう。

+ 過去
幼少時、金目当ての母親に1万ドルで売り飛ばされ、「答えを出す者」の力を悪用しようと企む科学者に研究対象とされる。
以降は否応なく彼らに協力させられ、様々な兵器を作る為の問題に「答え」させられ続けた。時には彼の能力が「感情」を起点にしている故に彼の怒りや憎悪を買う為だけに可愛がっていた実験動物を殺す、テストの答案を破り捨てて協力を拒否した事すら更なる研究テーマとして利用され、母親からの手紙を目の前で罵倒しながら破り捨てるなどの精神的な虐待も日常的に受けていた。

数年に及ぶ非人道的な研究実験の末、もう十分な成果を出しその力を恐れた研究者によって、北極の施設に置き去りにされてしまう。彼を解放すると言う名目で数々の難問を解かせ、漸く出られたと思えば目の前に広がる無人の雪原、刻一刻と迫る施設の爆破、今際に明かされたデュフォーの母親の真実。彼を嘲笑うかのように突きつけられる非情な現実の数々。デュフォーの能力をもってしても、助かる「答え」を導き出すことはできなかったが……



「お前、その本を読んでみろ」



間一髪、その場に現れたゼオンに命を救われ、彼と共に魔物の戦いに参加する。

この経験から生きることへの執着心を失ったばかりか、世界や人間そのものを憎むようになる。強い憎しみを滾らせることで、時間は多少かかるものの心の力を自在に回復できる。
アポロに内心を見透かされた時は怒りを露わにし、最大呪文の「ジガディラス・ウル・ザケルガ」を撃とうとした。

世界を破壊できる圧倒的な力であるファウードを手に入れてからは、ゼオンと共に世界を壊そうとし、それを阻止しようとするガッシュ達とついに対決する。

長年訓練されてきたが故に、「答えを出す者」としては清麿の上を行く。
清麿の能力を「オレに比べれば未熟で不安定だ」と評し、直接対決ではより優れた「答え」を出し続けて着実にダメージを与えていった。その様は「詰め将棋」とすら評されている。


さらにバオウ・ザケルガとジガディラス・ウル・ザケルガの撃ち合いにおいては、ガッシュがバオウに喰われた隙を突いてバオウの弱所を発見し、粉砕した。

二度目の対決でも憎しみの力で優勢に立つが、自分の憎しみ(ジガディラス)を受け止めてくれているガッシュと仲間達を見て無意識のうちに涙を流し、その姿に「何か」を見る。

敗れたゼオンに「生きろ」という言葉をかけられ、ファウードを倒すガッシュ達に協力。
その後は姿を消し、一人放浪の旅に出た。

道中に立ち寄ったアフリカの村で、病気の子供を救う(治す気があったわけではなく、子供の死を悲しむ村人の泣き声に安眠妨害された為。「子供が治れば泣き声も無くなる」と考えた)。

翌日、何事も無かったかのように旅立つも彼を追って感謝の念を伝えた村人とのやり取りの中で命をいたわることと愛を教わり、最終決戦で見出した「何か」とは、ガッシュ達の彼に対する「愛」であった事に気づく。
そして朝日の光を浴びながら、「ありがとう、ガッシュ…そして俺の家族、ゼオン…!」と涙を流すのだった。

クリア編


テレビでガッシュ&ブラゴ&アシュロンクリアの戦いの跡を見て、突如清麿の家を訪問。
ガッシュ達に強くなる為の助言をおこない、その一環として全員にツボ指圧をした。ウマゴンキャンチョメが「シン」を会得できたのもこのおかげ。
この時、ブラゴを刺激する際まさかのギャグ顔を披露した。
また、人の気持ちの機微が理解出来ないのかことあるごとに「お前、頭が悪いな」と言い、シェリーティオを激昂させた(キャンチョメだけは「頭が良い」と褒めたが、ここでドヤ顔をしたキャンチョメは2人に物凄い形相で睨まれてしまった)
シェリーに対してはメールにまで律儀に書いており、抗議されている。
作中で描写はなかったが、ゼオンにも連呼していたのかもしれない…

指導の熱心さについて清麿に問われた際、「魔界にいるゼオンを死なせたくない」という内心を明らかにする。
ゼオンが居ない自らが戦場に立つことはできなかったが、様々な作戦の立案や清麿の「答えを出す者」の訓練等、ガッシュ達を最大限にサポートした。
彼のアドバイスや指導が無ければ、たとえ何年猶予があろうとガッシュたちはクリアを倒す力を身につけることは出来なかっただろう。

クリアが倒されてからは、またどこかへと旅立っていった。
その際明るい笑顔を清麿に見せており、過去のしがらみを完全に乗り越えた事をうかがわせる。


アニメ版

「答えを出す者」ではなく、念力やテレパシーを使うことができる超能力者であった。
相手の心を読む事で相手の動きを先読みし、戦いを優位に進める。
どこかの研究施設に拉致され、過酷な実験を受けて人間扱いされていなかった所をゼオンに救われた。

ファウード編では原作以上に『今迄にない新しい景色を見る』というテーマが強調されている。
ガッシュ達との対決で自分と同じく能力があるが故に他者に排除されてきた清麿にシンパシーを抱き、彼の心を読もうとするが、自分には無い『誰かの為に傷つき戦う事』がどうしても理解出来ず、彼らを倒す事で取るに足らない疑問である事を証明しようとするが、清麿との問答の中で自分と違い清麿はガッシュと出会って変わった事…自分には持ちたくても持てなかったものを手に入れている事を悟ってしまい、それを否定する為に彼の想いを無理に読み取ったことで心がかき乱され、危うく精神崩壊しかけた。

そのまま最大術の撃ち合いにもつれこむがあっさり敗れて昏倒し、散々プッシュしてきた『新しい景色』を見ることも彼の心が救われるような事もなく、ゼオンと共に敗れた後の消息は、一切不明である……新しい景色ってもしや三途の川でも見ているのだろうか。
ファウードから脱出したパートナーたちの中にも姿がないあたり、その投げやりっぷりが見て取れる…

総じてアニメでの扱いは、単なる憎悪にかこつけたDQNのまま終わったゼオン共々最悪と言っていい。




追記・修正お願いします。


お前、頭が悪いな…
「答え」が出せるから、「追記・修正お願いします。」と言ったんだ。


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最終更新:2024年02月06日 14:14