東方朋子

登録日:2012/10/08 Mon 01:51:44
更新日:2023/01/06 Fri 14:47:00
所要時間:約 6 分で読めます






東方朋子とは、ジョジョの奇妙な冒険第4部の登場人物。

CV豊口めぐみ伊藤静(豊口氏の休業に伴う代役)
演:観月ありさ(実写映画版)

  • 概要

第4部の主人公、東方仗助の実母。
杜王町に父の良平と息子の仗助と三人で暮らしていたが、良平が作中序盤で死亡し、現在は仗助と二人で暮らしている。
職業は教師(勤務先及び科目等は不明)。
第4部では36歳。
顔立ちは年齢を感じさせない程若々しく美しい。アンジェロも彼女を美人と評していた。
性格はかなり気が強く、そして唐突に「キレる」部分があり、
ナンパしてきた男性を「てめー一人で地獄へ行きな」と言って車に叩きつけ、男性に重傷を負わせたうえに車を大破させている*1
反面、牛乳のフタの僅かな破れに気付く等注意深い。そして相手を思いやれる優しさと芯の強さを持つ女性でもある。
仗助の良き理解者の一人で、「すぐ切れるけど心の底の底では優しさがあるから」と素行面については心配していない。
好物は鎌倉カスターで、息子のだと思っていたとはいえ、第三者がかじった跡のあるそれを躊躇なく口にしている。


仗助の父親は第2部主人公のジョセフ・ジョースター
詳しい経緯は不明だが、東京の大学に通っていた彼女は彼に恋をして、交際を持った。因みに年齢差は約43歳。
21歳の時に仗助を出産する。
ジョセフが仗助の存在を遺産分配の為の調査を行うまで知らなかった事や、
承太郎がジョセフの孫という素性を明かしても驚いたような素振りは特になかった事から、
ジョセフが妻子持ちである事は知っていたようである。
前者については、仗助を産んだ事をジョセフに知らせなかったのは、
彼の家庭に余計な波紋を立てないようにという心遣いもあると推測出来*2、「妊娠が発覚した際、彼女から関係を絶った」とも考えられる。
正妻のスージーQや、続柄から言うと義理の娘(年上)のホリィとの会話があるとするならどんな展開になるのだろう……と期待する者は少なからずいる……筈である。
ジョセフの事は今でも愛しており、家を尋ねた承太郎を彼と間違えた時は感涙を流して抱き付き、普段からは考えられないほどにデレデレになっていた。

なお、中盤以降ジョセフも杜王町に来ていたのだが、色々面倒なことになるのを避けるためか、彼女には知らされず再会は叶わなかった。

仗助に対しては躾や教育などで結構厳しく、夜中にゲームをしている彼に「ゲームを止めるまで」蹴りを入れ続けたり、
仗助が宝くじで得た166万6666円が預金された彼の口座を発見した際に問答無用に封鎖する形で全額没収したりしている。せめて6666円はくれてやれよ…。
それでも親子の仲は良く、彼が幼少の頃原因不明の高熱に侵された時は車が動けなくなる位の大雪だろうと彼を病院へと連れて行こうとした。
仗助も彼女に危害を加えたりする者には容赦しない。これによってエニグマのアイツは本にされてしまった…。

なお、前述した166万6666円の口座封鎖が遠因となって、
息子の仗助が人気漫画家の岸辺露伴イカサマ賭博を行った事が原因で岸辺邸を半焼に導いた上に700万円の損害を出してしまったり、
さらには露伴の家に仕事に来た一級建築士の乙雅三が死亡してしまった件や、
前述のナンパ男にキレた件など、直接間接を問わず様々な人間に影響を及ぼしている。
そもそも4部自体彼女とジョセフの一連の関係がなければ成立しない物語であり、
それが無かったとしたら康一はスタンドに目覚めず吉良は植物の様な人生を謳歌しスージーQは激怒しない……と、
我々の知る1999年の杜王町とは全く異なる展開になっていた事は想像に難くない。
仗助の母だからと言ってしまえばそれまでかもしれないが、
彼女の選択がストーリーに大きな影響を与えているのも事実だし、吉良も普段は害意がないだけでシリアルキラーであることには何ら変わりないため、
単なる主人公の母親という役割に留まらない重要なキャラクターであると言えるだろう。

  • 余談

アニメ版では前述のナンパ男に対する仕打ちがやり過ぎだと判断されたのか、男が乗る車の排気ガスで近くにいたお年寄りが苦しむという描写が追加されている。
男も気付かなかっただけで悪意があった訳では無いので、それでもやり過ぎだと思う人も居るかもしれないが。

大学在学中、21歳の時に仗助を産んだと言うのは前述の通りなのだが、そうなると職業の教師と言うのが中々目を引く。
この経歴を特に捻らずに考えれば、教師になるために東京の大学に入学し、ジョセフと交際するも別れ、
ジョセフには知らせず仗助を出産して、教員免許を取得して地元の学校に勤務
という流れになるからである。
経歴に矛盾があるという訳では無いが、順当に考えれば父親抜きでの子育てと学業を両立させていた時期があったり、
未婚の母と言う(学校側から見た)心象面での不利を抱えつつも見事地元の学校に採用されたりと、中々簡単には出来ない事をこなしている。

よくよく考えれば朋子の父(仗助から見ると祖父)の良平も、年齢から逆算すれば19歳の時に朋子を設けており、*3
その上で立派に警察官を勤めているので、若いうちから(色々と)ガッツに溢れているのは東方家の家風なのだろう。

また、第4部から大分後になってから連載された第8部ジョジョリオンにおいては東方家は資産家であり、
また同時期に掲載された岸辺露伴は動かないシリーズのエピソード6:密漁海岸において舞台となるヒョウガラ列岩は、東方という家の私有地であると言う設定がある。
ここから、「(前述した大学以降の経歴と合わせて)4部本編の東方家も実は良い家柄なのかもしれない」という説がファンの間で囁かれている。







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最終更新:2023年01月06日 14:47

*1 このナンパ男、確かに少ししつこかったし下心がミエミエだったかもしれないが、別に朋子のことをけなしたりしてはいない(けなしたのは顔面を車にたたきつけられた後である)。それにしては突然のキレっぷりであり、彼女が気難しい性格であることを深く印象付けるエピソードとなっている。

*2 彼女は実際真剣に恋をして仗助を産んだと言っているらしい

*3 更に、作中で35年間杜王町を守ってきた~という文が有るので、これをそのまま勤続期間とすると下手をすれば警察官になる前に朋子が生まれていた可能性がある。