やったか!?

登録日:2011/12/23 Fri 01:04:34
更新日:2024/01/16 Tue 04:55:56
所要時間:約 4 分で読めます




主に敵キャラ登場時に強さを印象付ける為に使われる台詞の一つ。

姿が確認できなくなる程の爆炎に包まれ動かなくなる敵に対して、



……やったか!?



この台詞が出てくれば間違いなく確実に、













やってない

対象外はおそらくこいつくらい


爆炎が消え、無傷で再び姿を現わせば攻撃側は戦意喪失、敵の強さを引き立たせる事の出来る魔法の言葉である。
特に戦闘場面の序盤で相手が爆炎に包まれた場合、間違いなくやってない。
ロボットものでは爆炎の中からピッカピカで現れるところまでがお約束である。

因みにこの台詞をモブ兵が吐こうものなら直後の攻撃により消し炭にされる事間違い無し。

他にも、
  • 「へっ木っ端みじんだぜ」
  • 「どうだ!」
  • 「さすがの××もこれなら……」
等といった類義語が存在する。

総じて噛ませキャラ、モブの戦闘員等のセリフとしてテンプレ化している。
無敵のヒーローが敗れる展開でも使われることがある。

また、主人公に対し集中砲火を食らわせた敵に言わせることで、敵を倒した際のカタルシスを増幅させる効果もある。




フラグ



敵の強さを表す上でこれほど多用される言葉もそう無いのではないだろうか。

しかし「やったか!?」を使ったからといって上述のような効果が確定するわけではない。
主役級のキャラがこれを、若しくは類似するセリフを言い放てばピンチの末に何らかの新展開が待ち受けている事が多い。
etc.パワーアップ、新キャラ、新機体登場。

ただそこらの雑魚キャラや映画の序盤の登場人物にそんな逆転現象は起こるはずもなく、単なる死亡フラグでしかない。

因みに「やったか!?」の後に誰かが
「いや、まだだ!」
「あんな程度で倒れる奴じゃない」とか
「駄目か……」等言うと、死亡フラグ回避し、むしろ時間差で倒すことができる場合がある。

処刑用BGMが流れているときに「やったか?」「どうだ!」などのセリフを言った場合、
攻撃が当たっても尚BGMが止まらないようであれば上記の死亡フラグを回避するパターンで、
その先に渾身の一撃、怒涛の攻撃、究極の必殺技などが待っており、普段よりもアツい展開での勝利に繋がることが多い。
なおも敵が反撃してきてやはり恒例のフラグか……と思われたが、断末魔の抵抗であってそのまま息絶えるというパターンもある。

煙の中から出てくる演出ひとつにしても「それだけか?」と煽ったり、黙って出てきてプレッシャーを与えたりと様々。
色々と派生パターンはあるので、気になった人は自分の好きな作品を見返してみよう。

近年のラノベでは誰かがこれを言うと日本出身の主人公が「フラグ建てんじゃねー!」とキレることも多いとか。
そして間違いなくやってない。

【よく使われる作品】



攻撃を行うターンと防御を行うターンが交互に訪れるターン制カードバトルと相性が良いためか、主人公サイド・敵サイド問わず多用される。
相手は「それはどうかな?」と言って防御カードを発動したり、「このカードを発動していた!」と言って既にカードの使用を終えていたりするのがお約束。
アニメ4作目のZEXALでは、主人公サイドの敵のボスへのトドメの攻撃をボスを内心嫌っている敵キャラが「やったか!?」と叫んで潰すという、味方側に全く責の無い珍しいフラグ建てが行われた。

また、格闘よりリアルタイム性の低いカードゲーム故か、技を出したあとではなく出す前に「〇〇を発動すれば俺の勝ちだ!」と予言するパターンもお約束
こちらもギャラリーが勝手に「この攻撃が通れば勝ちだ!」「この攻撃が通れば負けてしまう!」とか言い出すことが敵方味方のピンチチャンス問わずによくあるが、フラグ回避できることはとても少ない。
通称「説明死」。
これに関しては説明しておかないと負けた方が最後に何をやりたかったのかが読者・視聴者にわからないというメタな事情もあるのだが。


BLEACH

この作品の場合、最後のページで必殺技を用いて敵を一蹴し読者に「やったか!?」と思わせるも次回の話では殆ど無傷。

実はまだ力を隠していた→なん…だと……?

と言う流れになり敵側有利になるも、

実はこっちも力を隠していた→なん…だと……?

と敵味方ともに少しずつ力を見せていく無限ループに続いていく仕様となっている。



叫びながら連続エネルギー弾を撃ち続ける姿は負けフラグの塊になっている。
ベジータピッコロなどZ戦士、ドドリアやキュイなどの敵中ボスはおろか、
超サイヤ人を目の当たりにしたフリーザセル完全体に挑んだ孫悟空、といった大ボスや主人公すら例外でない。



一部作品では、なんとザンボット3マクロスFのトドメ演出としてこの台詞が使用されている。
当然敵を倒した時のみの台詞である為、本当にやっているというこの台詞にあるまじき事態となっている。

…もっとも、敵増援や根性での復活イベント等でいつもの「やったか!?」になるケースも少なくないのだが。

『L』ではよりにもよってラスボスを撃破した後のマップ会話の出だしで「やったか?」が飛び出す。
もちろん最後の敵を倒した後なので本当にやっているし増援も来ない。



元々主人公のカズマがおれらヒキニートかつ重度のヲタクであるため、誰かがこの台詞を吐くと「そういうことを言うんじゃねぇ!」と制止するが、やっぱりと言うべきかお約束通りやってない。

唯一やった例が機動要塞デストロイヤー。ただしこちらはやったことで逆にメインエンジンが暴走、周囲を焼け野原にしかねない爆発を起こしかけた。



主人公の飼い主であるハンドラー・ウォルターの口癖。よりにもよって強敵を倒した際にポロっと零す。本当にやめてほしい
また主人公の戦友たるラスティもものすごく大事な場面でポロった。お前もか。

なお言った対象の敵が死んでいる確率は100%である。殺ってる。稀に増援が来るパターンはあるけど


【関連用語】

◆「フッ、勝ったな……」
戦闘前に他人を見下した奴が発する台詞。この台詞を発言したヤツは大抵負ける。
某副指令のような例外も稀にある。


◆「何ッ!?」
「やったか!?」とセットで使われることの多い敗北フラグ。

「やったか!?」→「何ッ!?」→「うわぁぁぁ!!!!」
の流れはお約束。

他にも「こけおどしが……」や「くだらん……」の後に付くことが多い。やっぱり敗北フラグ。


◆「死ねぇぇぇぇぇい!!!」
……と言って、何の自信か必殺技の構えを取る相手に突っ込むお約束。
注:これは火縄銃片手に戦車に挑むようなものです。絶対にマネしないように!
また、このセリフを吐きながら悪役が弱者や大ピンチのヒーローを殺そうとする場合も大抵阻止される。


◆「戦いたくないんだ……」
こちらは真逆の意味。高確率の勝利フラグである。
殺る気満々のヤツが殺られて、戦い嫌いなヤツが勝つという世知辛い世の中である……。
使用者例:キラ・ヤマト







ウィィィン…ガシャン!

「!?」



「………!」

「どうした、Wiki篭り!」



ドゴォォォン!!


「アニヲタWikiが…!」

「なんて編集力だ!」

「Wiki篭りは…Wiki篭りは無事なのか!?」

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最終更新:2024年01月16日 04:55