ミュラー・ヴァンダール

登録日:2012/06/07(木) 20:22:46
更新日:2023/12/29 Fri 10:24:44
所要時間:約 4 分で読めます




『英雄伝説 軌跡シリーズ』の登場人物。
空の軌跡FCSCではサブキャラ、PSP版SCでは短期間だがパーティー入りし、the 3rdではメイン昇格。また碧の軌跡閃の軌跡閃の軌跡Ⅱにもサブキャラとして登場している。

CV:磯部弘
28歳(FC)→29歳(3rd)→30歳(碧、閃、閃Ⅱ)→32歳(閃Ⅳ)

エレボニア帝国の軍人。帝国軍第七機甲師団所属、階級は少佐。
物語開始時はリベールのエレボニア大使館の駐在武官を務めている。

黒髪に険しい表情のオッサン…もとい青年。下記のある時を除いて常に帝国の軍服を着用している。



固そうな見た目と職業に違わず真面目で融通がきかない性格。帝国軍人としての責務を果たすことを重視する堅物である。
碧の軌跡では都合により「音楽家のマネージャー」を名乗っていたが、黒スーツにグラサン装備の出で立ちはどう見てもSPそのもの。ロイド達にも不審がられていた。

帝国出身の元犯罪者、しかも目の前で煮え湯を飲まされたことのある空賊カプア一家には思う所があるらしく、仲間になった後もジョゼットとはイマイチそりが合わない様子。彼女の方も苦手にしているらしく、その堅物っぷりから「軍人バカ」と呼ばれたことも。
逆にリベール王国軍のユリア・シュバルツとは真面目軍人同士で気が合うらしく、彼女が悩んでいた際には手助けをしたり、クロスベルで任務で再会した時には共に行動したりしていた。


帝国出身の旅行者オリビエ・レンハイムとは幼なじみの関係で、王都で彼が何かやらかすと現れて事態を収拾する。主に物理的な手段で。
普段は真面目なミュラーくんだが、オリビエ相手だと容赦無いツッコミで熟練漫才コンビとしての実力を大いに発揮してくれる。



剣の腕前は達人クラスで、ヨシュアランディが一目置く実力の持ち主。
かなりの大剣を武器にするが、それを片手で軽々と振り回す化け物。

SCと3rdではイベントで敵として戦うことになるが、どちらのケースもタイマン状態である上ジョゼット「えっ」、装備や道具が限られていることもあり苦戦させられる。
難易度ナイトメアともなるとなかなかの運ゲー。まぁ幸いどちらも勝っても特典は無いので負けて大丈夫だが。

また帝国軍で最も機械化が進んでいる機甲師団に所属しているだけあり、そちらの知識も豊富。即興で他国の巡洋艦のブリッジ要員を務めていた。



以下ネタバレ






彼の生家はヴァンダール流という武術の流派を受け継いでおり、アルゼイド子爵家が受け継ぐアルゼイド流と並び「帝国の武の双璧」とも呼ばれている。
父のマテウスは現当主にして《雷神》の異名を持つ剛剣の使い手である。
叔父であり同じくヴァンダール流を修めているゼクス中将は帝国軍でも五指に入る名将と謳われている。
マテウスの後添いでミュラーにとっては継母にあたるオリエ夫人は《風御前》の異名を持つ武芸者であり、薙刀を得物としており、結婚前は剣舞も嗜んでいた。
ちなみにヴァンダール家の爵位は子爵。長男の彼はその跡継ぎにあたる。

同時に代々皇室の警護を担当していたことから「アルノール家の守護者」とも呼ばれており、少なくとも帝国で武に携わる者ならば知らないものは居ないほど高名な武門の出である。
元々ユーゲント三世が平民であったアリエルを妃として迎えようとし、固辞されてしまった時に、生まれてきたオリビエの護衛としてミュラーを付けた時からオリビエとの関係が始まった。
そのため、オリビエがユーゲント三世の息子と公表されるまではアルスターで過ごしていた。
ミュラーは「生まれた時からオリビエのお守り役を義務付けられた」と思っていた模様。
皇子であるオリビエとも旧知の仲であるのも納得である。
また、それを知る故にヨシュアはオリビエの正体を察することができた。

普段はオリビエの奇行に頭を痛めているものの、本心では彼の抱く思想に心酔しているらしく、その片腕としてサポートを務めている。オリビエの方も強い信頼を寄せており、親友と呼び彼を頼りにしている。

帝国が舞台である閃の軌跡並び閃の軌跡Ⅱでも登場。あまり出番があるとは言えないのだが、トールズ士官学院にて教官を担当しているナイトハルト少佐と双璧をなす若手期待のエースとしてその名が登場したり、「アルノール家の守護者」としてリィン達から敬意が払われたりと、空や碧の時には分からなかった彼(とヴァンダール家)の凄さが度々描写されている。

閃の軌跡Ⅱでは専らオリビエとともに激戦区の西部で頑張っていたため出番はほんの一瞬しかないが、生身の人間が倒せる相手ではない(核が弱点だと分かった後はそうでもないが)と言われるほど高い戦闘力を誇る「魔煌兵」を出番と同時に瞬殺し、ナイトハルトと共に無限に湧き続ける魔煌兵を撃破し続けるなど恐るべき戦闘力を見せてくれた。

閃の軌跡Ⅲでは第七機甲師団がノルド高原に異動、またヴァンダールの皇族の守護職を解任され、オリビエと離ればなれになってしまう。
腹違いの弟・クルトが登場し、第Ⅱ分校へ入学することを勧めた。

閃の軌跡Ⅳでは第七機甲師団が新設師団の補充のために解体され、それが功を奏してカレイジャスⅡに合流。リィン達の援護を行う。




◯戦闘での性能
武器は大剣。
オーブメントは水属性固定。ライン配列が3-2-3-2と4つに分かれてしまっており、アーツには不向き。

ステータスはHPや物理攻撃・防御が強い典型的な前衛タイプ。また地味にかなり素早い。
一方で同じ大剣装備のアガットなどの物理キャラと比べるとクラフトは補助的な物が多く、なにより高打点を叩き出す手段に乏しい。
どちらかと言えば脳筋アタッカーというよりも、補助技で敵を翻弄しつつ高い素早さで殴り倒すテクニシャンである。顔に似合わず。

しかしそれは単体での話。彼とユリアだけはチェインクラフトが2ヒットする特性を持っているため、チェインを戦術に組み込む場合最強のアタッカーと化す。
ユリアと違いミュラーはターゲット以外には1ヒットだが、その分攻撃力が高いので単体相手ならこちらに軍配が上がる。


アーツ能力とオーブメントは最低辺に位置するものの、固定スロットが水なので回復アーツを組みやすい。ここでも補助役らしさが出ている。

ちなみにリモートアビリティはSPD+5%、DEF+5%、AGL-10%。
SPDの上昇率が全キャラトップなため、強敵との戦いでは庭園でお留守番させるプレイヤー多数。哀れミュラー…


  • ミラージュエッジ
単体、アーツと技の駆動を解除し封魔状態にする。
思いっきり剣投げてるけどダメージは無し。敵として使ってくると鬱陶しい技。

  • ブレードダンサー
単体攻撃、確率で混乱。
やや心許ないが通常クラフトにおけるダメージソース。

  • ハウンドゲイル
小円→中円(Ⅱ)攻撃。
雑魚散らしに。

  • ラグナバインド
単体攻撃、引き寄せ、確率で気絶。
引き寄せ効果を上手く使うと色々面白いことができる。

◯Sクラフト
  • 破邪顕正
大円攻撃。
敵を切り抜け、発生させたブラックホールに吸い込み爆発させる。


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最終更新:2023年12月29日 10:24