アニヲタWiki(仮)
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フォトカノ

登録日：2012/03/31(土) 01:43:43
更新日：2024/04/15 Mon 17:12:20
所要時間：約 12 分で読めます


フォトカノは角川ゲームスから発売されているプレイステーションポータブル専用恋愛シミュレーションゲーム。


夏休み明けの新学期、父からのお下がりのカメラを譲り受けた主人公。
通っている光河学園高校の日常や、ヒロイン達の様々な姿を撮影しながら交流を深めていき、
最終的に文化祭の出し物で飾る写真を撮影し、ヒロインと結ばれることがゲームの目標。

ゲーム開始時に、自分の性格を選択する。
ただし、性格と言っても会話コマンドの得手不得手が出るだけであり、本筋のキャラが全く違うというわけではない。

そしてエロ部もといお前を殺すが部長の写真部(H)かフォト部(L)を選択する。
この選択で物語が大きく変わる。一度に二度うまいとはこのこと。

2013年4月25日には本作に様々な要素を追加してPlaystation Vitaに移植したアペンド版である『フォトカノKiss』が発売。
キャラクターの3Dモデルを作り直すなど特にグラフィック面で大きな進化を遂げている。
また、完全新作の『ラブラブデイズ』モードが追加されている。
いわば本編で結ばれたヒロインとの後日談であり、
本編の1／4ほどのシナリオ量のうえに撮影しながらチュッチュしたりと壁破壊必至のイチャつきぶりを見せつけてくれる。



  • 登場人物

・前田一也(デフォルトネーム)
～カメラと出会った普通の高校2年生～
CV:島﨑信長（アニメ版）
本作の主人公。カメラ変態紳士。2-B。
人前で目立つことが苦手なごく平凡な少年。
中学時代は女子にモテたいとの理由でダーツやギターなど趣味を広げようとしたがあまり定着していない。
また、この熱しやすく冷めやすい性格やこれといった取り柄のない自分に対してコンプレックスを抱いている。

本編の直前にカメラを譲り受けたばかりにも関わらず、恐るべき激写率を誇る。
信じられないようなタイミングでもカメラを構えシャッターを切る彼の姿に、
プレイヤーからは「カメラが片目に埋め込まれているのか？」「サイボーグか？」などとも揶揄される。
アニメでは無駄に爽やかな声を出す。ちなみに中の人はゲームもプレイしており、お気に入りのヒロインはののかとのこと。


・新見遙佳
～誰もが憧れるテニス部の幼なじみ～
CV:伊藤かな恵
主人公の幼馴染で、男女両方から人気のある学園のヒロイン。テニス部のエースであり成績も優秀。2-B。
主人公は才色兼備で人気者である彼女に対し釣り合いが取れていないことにコンプレックスを抱いており、彼女を避けてしまっている(嫌ってはいない)。
遥佳本人は昔と同じように主人公と仲良くしたがっているのだが、自分が学園の人気者であるという自覚がないままに主人公に構おうとするため、
(遥佳が悪いわけではないと主人公も分かっているものの)かえって主人公のコンプレックスを刺激してすれちがってしまうことも。
なお、昔は髪も短めで主人公と一緒にサッカーで遊ぶなど、割とボーイッシュだったようだが、女の子らしくなろうとして髪を伸ばしたりと努力を重ねた結果、今の彼女が出来上がったとか（奇しくも今の主人公が冒頭時点で一番仲がいいのは昔の自分に似ているののかである）。

ちなみに彼女のルートでは主人公の心情や行動からしても主人公が攻略するのではなく、主人公が攻略される。
仲直りできるチャンスを見逃さないとばかりの驚異のエンカウント率*1はプレイヤーに畏怖すら覚えられ、『新見…さん伝説』なるものまで存在する。
肉食系清純ヒロインとはよくいったもので、夏休み明けには話しかける言葉を入念にシミュレートしている様で会話パターンを叩き込んでいたりも。
ゲーム版だけでは満足できず、コミカライズ版、アニメ版でも全力で落としに行く。


・室戸亜岐
～理想の学園を追い求める、完璧な生徒会長～
CV:中原麻衣
光河学園高校生徒会長。3-A。理想の学園を求める完璧主義のめがねっこ長身貧乳先輩。
他人に厳しいが自分にはもっと厳しい性格で、だらしなくしている生徒には容赦なく注意する。成績は学年トップ。
2年まで水泳の飛び込み選手だったが、学業に専念するため引退している。
同学年のかつみとは親友。一緒に並ぶと胸囲が驚異の差である（それ故にアンソロジーではネタにされている）。

ストーリーL,H共に彼女の意外な一面を見ることができる。
真面目過ぎ！とプロローグでは感じるが、彼女の辛さを知った後のエンドだと「結婚してくれえええ！」といいたくなるかも。
主人公的にも設定的にも展開的にも新見さんと対をなすためか全盛期の会長伝説なんてものも存在する。


・早倉舞衣
～新体操に打ち込む、純真な下級生～
CV:金元寿子
1年生の後輩。1-B。新体操部。妹の果音の同級生。ロリ枠。
他のヒロイン(室戸先輩以外)がほぼ巨乳なのに対し貧乳。
とにかく身体に凹凸がなく背も低い（身長、3サイズは全て果音以下）ため本人も気にしている。
新体操という競技の関係上、体型を維持するため食事制限なども行うなどストイックな面も持つ。
もともと体操選手だった彼女が新体操の中で『美』と向かい合いながら、彼女なりの答えを見つけるのが、彼女のルートの核となっている。

友人の兄という関係からか主人公に対しては割と最初から好意的。カメラ、新体操とジャンルは違えど新しいものに挑戦する者同士、シンパシーを感じている様子も。
彼女のHルートでは亜岐Hルートでの主人公の行いに対する天罰が下る（アニメでも同様）。


・実原氷里
～ポートレートが苦手なフォト部の後輩～
CV:水橋かおり
美少女ではあるがあまり人とは関わりたがらず、一人でいることを好むクールな少女。1-C。デフォルトでジト目気味。
とある理由から人と付き合うことを苦手としているために会話も盛り上がりにくいが、信頼を寄せてくれる(デレが入る)と一転、可愛い後輩に。
同じ理由からポートレート撮影（人物撮影）を頑なに拒み、風景や動物などしか撮影しない。

カメラ、写真を撮ることに関しては真剣で、基本的に無愛想だが初心者の主人公にカメラについて聞かれるとしっかり教えてくれる。
主人公曰く、「身長の割に胸が結構ある」いわゆるロリ巨乳。


・間咲ののか
～天然活発ソフトボール娘～
CV:斎藤千和
バリバリ体育会系のソフトボール部の女の子。2-A。友達それぞれを特徴的なあだ名で呼ぶ（主人公→だっつん*2、遙佳→はるるetc）。
主人公とは中学生からの付き合いで漫才を繰り広げるほど仲がいい（書籍では「腐れ縁幼馴染」と解説されている）。彼だけでなく遙佳や果音とも仲が良く、梨奈とは同じクラスのため、しばしば家庭科室を訪れている。
底抜けに明るく気取らない性格から、男女問わず友達が多い。梨奈ほどではないものの胸も大きい（彼女とは“6cm差”とのこと）。
ソフトボール部で汗を流しているためか結構な健啖家でもあり、昼食を忘れた時は主人公に恵んでもらったパンにものすごい勢いでがっついていた。

実は主人公に対して初めから好意を抱いているが、主人公の幼馴染であり、自分より女の子として魅力的である(と思っている)遙佳の存在から気後れしている。
けど今も昔も恋のライバルらしい。
ちなみに主人公と遙佳は長い間疎遠状態なのでゲーム開始時点だとヒロインの中で一番主人公と距離が近い関係となっている。

・柚ノ木梨奈
～世話好きで料理好きな、学園の嫁～
CV:大亀あすか
料理研究会所属の学園の嫁。2-A。料理から裁縫まで女子力の高さがハンパない。
成績も優秀だが、ドジっ子属性が顔を出しケアレスミスが多い。
巨乳。一人しかいない部員を主人公と共に増やすのがメインストーリー。

ののかと仲が良く、よく料理をごちそうしているが、彼女だけでなく、食べたがってくれる人には誰でも料理を振る舞う。
繰り返すが巨乳。もはや魔乳。それ故か運動はあまり得意ではない。


以下は隠しヒロイン。

・深角友恵
～影の薄い孤独な同級生～
CV:沢城みゆき
主人公と同じ2-Bクラスの目立たない女の子。美少女ではあるのだが目が隠れそうなほど長い前髪や大人しい言動などから暗く見える。
自分とは違って明るく人気者な遥佳にコンプレックスを抱いている。
主人公も同じように彼女に対しコンプレックスを抱いていることを知り、親近感を抱いた。
あえてクラスメイトとは離れて一人でいることが多い。彼女のルートではその理由が明らかになる。
誰か一人のエンディングを見れば攻略可能に。


・果音
～アイドル志望のキュートうさ妹～
CV:伊瀬茉莉也
主人公の妹。アイドル志望というちょっと頭がアh……子供っぽい女の子。1-B。元気いっぱいで社交的な性格。
兄(主人公)は『にいやん』と、幼馴染の遙佳は『はるちゃん』と呼び、慕っている。ののかとも明るい性格同士仲が良い。
キミキス・アマガミの妹キャラクターと同様、女の子の情報を教えてくれる。
主人公と一緒に風呂に入ろうとするなど歴代妹sの中でもかなりのブラコン。彼女のルートではある重大な事実が明かされる。
7人(遙佳、亜岐、舞衣、氷里、ののか、梨奈、友恵)のエンディング後に攻略可能。
『Kiss』では条件が大幅に緩和され、誰か一人のEDを見れば深角友恵や大谷桃子と同時に解放されるようになる。


・大谷桃子
～生徒に人気の教育実習生～
CV:遠藤綾
夏休み明けから赴任した教育実習生であり、3-Aを担当。大学は亜岐も目指す最難関国立。梨奈をも凌ぐ本作No.1のおっぱい。
抜けているところもあるが教え方はうまく、フレンドリーに接するため生徒からも好評。
高校まではずっと女子校で恋愛経験は皆無に近く、共学に対してやたらと夢や妄想を抱いている。
彼女のルートではその夢を実現させていくことが目標である。
果音のエンディング後に攻略可能。要するに一番最後にルートが開放されるヒロインであり、出すまでが人によっては苦行。
『Kiss』では果音と同様に大幅に緩和された。　


  • サブキャラクター

紅林かつみ
CV:水原薫
フォト部部長。3-A。もとはバレー部で将来を嘱望されたエースだったが怪我を理由に1年冬に退部。
その後、当時の先輩に写真の楽しさを教えられ、以後は後輩たちの活躍を写真を通して応援している。
気さくで親しみやすい先輩であり、特にフォト部に入ると主人公の部活動を様々な形でフォローしてくれる。
登場人物の中でもかなりのスタイルを誇るが残念ながら攻略は不可。『Kiss』ではフリーフォトセッションは可能。

成田瑠宇
CV:長谷川明子
バレー部所属でありフォト部も兼部。1-C。
かつみに憧れて光河学園に入学するもすでにかつみは退部しており、彼女への想いを断ち切れずフォト部へと参加。
好きなものをかつみお姉さまと言って憚らず、最初の選択でフォト部を選んだ場合主人公をお邪魔虫として目の敵にする。
攻略は不可。しかし、フォト部の部室に通いつめて瑠宇のイベントを発生させていくと、そのエンディングで…


九堂博道
CV:緑川光
写真部部長。3-A。『ギリギリのエロスこそアート！』を身上とするじっとして動かず喋らなければイケメンの変態。
そのため亜岐やかつみから目をつけられ、全校女子から蛇蝎の如く嫌われているが本人は全く意に介さない。
しかしチラリズムの求道者を自称するだけあり撮影技術は高く、初心者の主人公にもアドバイスを送る。着眼点は変態だが。

中川行太
CV:白石稔
写真部所属。2-A。『ローアングル中川』の異名をとるパンチラ突撃兵。
背の低さとすばしっこさを生かし、女生徒たちのパンチラを狙う変態。

東孝
CV:岡本信彦
写真部所属。2-A。『胸チラリズム東』の異名をとる胸チラ狙撃手。
中川と対照的に背の高さと粘り強さを生かしハイアングルからの胸チラを狙う変態。

内田有子
CV:高垣彩陽
写真部所属。1-C。『ステルス内田』の異名をとるステルス暗撮者にして写真部の紅一点。
地味な容姿を利用し背景に溶け込み女生徒の無防備な姿を撮影する。地味…？
実原とは同じクラスであり、部は違えど同じくカメラや写真を扱うということから意外と気が合うようである。
ミステリアスな雰囲気を醸す彼女にはある秘密が…。
写真部ルートを進めるとサブではあるが攻略可能。


喜多川美紗
CV:世戸さおり
主人公や遙佳のクラス2-Bの担任であり担当科目は英語。また実習生の桃子の教育指導も務める。
教職を天職と自負しており、若いながらも厳格かつ真摯に生徒を指導する。
ただし整理整頓が苦手であり、そのキツめな性格と相まって美人ながら恋の噂は皆無。彼女も残念ながら攻略不可。

柚ノ木絵梨奈
CV:大亀あすか
梨奈の妹であり幼女。梨奈Hルートで登場し、新婚デートプレイを味わわせてくれる天使。
『Kiss』では条件を満たすと彼女のフリーフォトセッションが可能になる。
ビジュアルワークスに付属するDLCを入力すると、なんと彼女にスク水を着せることができる。
幼女に水着着せて撮影とかどう見てもアウトです。スタッフ自重しろ。


  • テレビアニメ

2013年4月より6月までTBS、MBS、CBC、BS-TBSにて放送された。全13話。

第4話までは共通のストーリーだが、第5話以降は『アマガミ』同様のヒロインによってそれぞれ異なるストーリーが展開されるオムニバス形式となっており、
2話で完結の新見遙佳編を除き、各メインヒロイン1人につき1話ごとの構成となっている。

主人公が選択するのは写真部で、共通ストーリーは原作のストーリーH準拠だが、個別ストーリーには原作ストーリーLのシナリオも組み込まれている。
※個別ストーリーでLとHのシナリオが組み込まれているのは原作同様メインヒロイン6人のみで、深角友恵と前田果音は無し。


主題歌
OP「恋するレンズ」
作詞 - 大森祥子 / 作曲・編曲 - 窪田ミナ / 歌 - hayato kaori

ED「スマイルF」
作詞・作曲・編曲 - 流歌 / うたカノ♪



追記編集ははるると会長の許可を得てからお願いします。

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最終更新：2024年04月15日 17:12

*1 ルートに入る前から一緒に帰ろうと校門で待っていたりする

*2 『ダーツ』から取ったあだ名であり、デフォルトネームの『前田』由来ではないため、名前を変えてもあだ名は変わらない