鬱展開

登録日:2010/12/29 Wed 12:19:25
更新日:2024/04/19 Fri 22:14:10NEW!
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鬱展開とは、救いようのない重苦しさのある暗い雰囲気で視聴者を憂な気分にさせる展開の事。

主にインターネットなどで広まった俗語のため、明確な定義はないが*1、多くは「受け入れる側にとって意外な形で導入される悲劇的な展開」を指す。


概要

例えば登場人物が「登場人物が殺される」「仲間同士で傷つけあう」「精神崩壊を起こす」「理不尽な目に合う」など、残虐な場面を強調したグロテスクな描写は、ジャンルの枠を越えて様々な作品に見られる。
それをストーリー展開に組み入れた結果が鬱展開である。

その表現方法は作家によって様々で、
  • 直接的ないし間接的に残虐シーンを描く
  • 精神的にキャラを甚振る描写を描く
  • キャラの悪意を徹底的に描く
  • イジメやハラスメントなどをリアルに描く
  • 悪意がないキャラでありながら、導かれるどうしようもない不幸を描く
……など、とにかく幅広い。

鬱展開が挿入される場合、「最後まで救いがないケース(→バッドエンド)」もあるものの、「それらの試練を乗り越える事によって主人公が成長していき、大団円に繋げるケース」も多い。
特に後者の場合、鬱展開で心にかかった負荷が、状況を打開しに現れたヒーローの出現によって解放されるカタルシスは格別である。

一方で、娯楽作品で憂鬱な気分になりたくない、またはそういった描写が苦手という人も少なくない。
中には「辛い現実を忘れるために見ているのに、なんで憂鬱な気分にならなければいけないんだ」のように、「元のジャンルやコンセプトがどうであれ、二次元系映像作品というコンテンツ自体に鬱展開は不要」と考える者もいる。

それ故か、安直な鬱展開は「ただ悪趣味なだけの内容」と批判されがちである。
とりわけ「脚本の不備」や「設定の矛盾」が生じたり、何の前触れもなくキャラクターの性格が豹変したり、長々と引っ張りすぎたりすると、全く予想だにしない形で炎上することがある。

要するに、使用頻度の割には扱いが難しい展開でもある。


一例

◆ 漫画・アニメにおける展開

例)主人公の家族・友人・幼なじみ・恋人などの大切な人が死ぬ
例)暗い過去を持つ登場人物
例)成人漫画家「オイスター」「堀川悟郎」等の女性に対する扱い

◆ 現実的でシリアスな展開に対するレッテル

例)ヒロインの性格が現実に則した性格(『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』のあの人とか)
例)戦争などリアルでも起こり得る描写

◆ 掲載誌、ジャンルに則していない展開

例)可愛らしい絵柄とは裏腹に、残酷なシーンが描かれる
例)ラブコメでヒロインが主人公以外の男と関係を持つ

◆ 物語上での重要な展開

「登場人物達が何故深い絆で結ばれているのか」の理由付けなどとして用いられることもある。
ヒロインが他の男性と(片思いに終わったり、酷いフラれ方をするなどはともかく)関係を持つという展開は、特に恋愛が絡む作品だと珍しいが、
それ以外の親しい人を喪う、戦争などの修羅場を共に生き抜くなどの展開は、特にシリアスな作品だとそれなりにある。
また、(特に成年向けの)純愛モノの場合、敢えてヒロインの過酷な性体験を描くことで、それでも彼女を愛する主人公の愛の深さを表そうとするものも。

主な鬱展開の例(ネタバレを含むので閲覧注意)











追記・修正はシリアスで現実的に鬱要素たっぷりにお願いします。

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最終更新:2024年04月19日 22:14

*1 世の中の価値観は多種多様なため、同じ展開でも作品によって受け取られ方が異なるので、「このような展開をすれば鬱になる」とは一概に言えないから。

*2 キャスカはかなり後に回復したが。

*3 対象者を1年間日本中で無視する法律。無視しなかった者は違反者として逮捕される。

*4 少年に関しては作画担当も「どうやって描けばいいのか分からない」と嘆いた程。

*5 百合姫としては非常に珍しいジャンルだが、この作品は百合姫の中でも色々な描写が恐ろしく過激な事で非常に有名。全年齢対象の雑誌なのに生々しい自慰行為や、女同士のセックスの描写が「無修正で」描かれていたりする。作品の残酷な内容と相まって、色々な意味であまりにも過激な作品であり、各方面から抗議が来て打ち切りになってしまわないか、正直心配ではあるのだが…そんな中で作者本人がうつ病を発症し休載となってしまった。

*6 敵として登場する鬼の致死条件である頸切りなど。

*7 ただし中には例外として、鬼化する前から碌でもない性格をしている者、いかにも嫌な感じがする奇癖を持っている者もいる。

*8 特にシュールな笑いには定評がある。このセンスは読者によって好き嫌いが分かれるところだが、同時に低年齢層にまで受け入れられるほどの人気の要因にもなっている。

*9 『鬼滅』作者の吾峠呼世晴先生はジョジョファンを公言している

*10 ただし元々の発言者が「人の心があるとは到底思えないような外道」である事には注意されたし。

*11 本編では戦車道の試合がテレビ中継されているが、本作では行われていない。

*12 裏口入学や強制退部に関係している。

*13 短編シリーズを含むとそうでもないのだが。

*14 呟いたのは先輩の最期とは無関係のシーン。しかしこの台詞が出てくるのもかなり悲惨なシーンである。

*15 この作品においては、人や生物が地球外来ウイルスによるか、「魔女」という存在によって変貌するという設定。

*16 その内2人は物語開始前に既に死亡している。

*17 1人は作中では明確に描写されてはいないが、原作において逮捕された事を示唆する描写がある。

*18 原作では見ようによっては立ち直った可能性にも見える描写があるが、アニメ版では尺の都合からかカットされてしまった。

*19 「遺伝子操作を受けていない人種に服従する人間」が人の勝手で生み出され、より使い勝手とコスパに勝る強化人間の実戦投入に伴い、薬物による精神破壊やギリギリ動ける量の推進剤しか入っていない機体に乗せられて実弾射撃の的にされ、服従因子の影響もあり反撃も出来ないまま廃棄処分されていた事が作中で語られている

*20 端的に言うとオンラインゲーム内で自我を持ったNPCのような存在

*21 これに関してはライバルが全然意図を話さないというところもある

*22 様子が長期に渡って描かれないところがかえって不安を煽る

*23 日本は北海道と沖縄を含んだ極一部の地域を除き核攻撃で消滅、舞台の島に住む大人世代は大半がその後遺症の被爆症状が悪化してしまうため島の外では生きることが難しく、とある事情から生き残りの日本人の殆どが受胎能力を失っており子孫を残す事そのものが絶望的など

*24 特に、序盤の勝平は「巨大ロボット」という大きな力を得て増長している節が少なからずあり、自分達に不信の目を向ける市民をザンボエースで恫喝したこともあった

*25 タッカー事件が兄弟の幼少期に発生・その時期に間接的に他の錬金術師を殺害・女性キャラ強姦→出産のショックで声を失って再登場・母親の再殺など

*26 尤も、これはこれ以上はるかを傷つけたくないという思いからだったのだが、裏目に出てしまった。

*27 本編を再構成した劇場版三部作では生存。

*28 現実世界で例えるなら『オウム真理教』に近い。

*29 先生も夫と娘を亡くした

*30 「もし書き直すとしたら、ナミを殺すかどうかは本当にわからない」とすら言っている。

*31 作者曰く「傍迷惑な狂人」「ゲームに縋っていた可哀想で哀れな人物」

*32 プレイヤーの行動次第では親兄弟で相争う状況にすらなる。そしてそういうシチュエーションにもしっかり専用台詞があることがプレイヤーの精神をバキバキにしていった。

*33 これは「大団円ルートを作るとそれがプレイヤーの中での正解になってしまうから」という意図的なものである。

*34 場合によっては主人公も関与する

*35 しかもリメイク版ではそこの進行が強制になったのでなおさらたちが悪い。

*36 ただし二周目以降はルートによって関ヶ原でないこともある。

*37 一応「5」では希望を仄めかす文もある。

*38 唯一生き残ったのは、後のシリーズで重要な役割を担うハルゼイ博士の護衛についたジュンのみである。

*39 このゲームの敵キャラの総称

*40 このゲームの舞台となる惑星

*41 本作の舞台となる世界の監視任務が終わり、故郷に相当する月にある機関に対し効率的に結果を「提出」するために脳が摘出された

*42 翌年夏のリアルイベントのミニゲームで、出演キャストが乾燥パスタの計量チャレンジゲームに挑戦したが、その目標重量が脳の重さとされる量であった

*43 特にseason2が顕著。

*44 厳密にはウルトラマンオーブのタイプの一つ

*45 厳密には元々宿していた子供を引き摺り出され急成長させられた形なのだが、そのフォローのために取り入れられていたベッドシーンがソフトや配信で悉くカットされた結果、更に陰惨に受け取れるシーンになってしまった。

*46 たまに犠牲者ゼロの回や乗客がいない回もある

*47 同作はブルーレイ&買い切りアプリで楽しむ音楽作品で、かつ2023年発売予定のフルバージョンの体験版です