ヒャッハー

登録日:2012/11/20(火) 23:23:44
更新日:2023/09/17 Sun 19:30:38
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概要


ヒャッハーとは、獣に身を落とした者達の魂の叫びである。
単体で受け答えする語として成り立っている為、品詞的には感動詞に分類される。


主に高揚感をあらわす時に使われる言葉。
何者にも阻害されず、自身の気の向くまま、真に満足出来る行為を行える、その嬉しさをいかにもな形で表現出来る語。

元は北斗の拳の雑魚が頻繁に使う単語で、各種暴力行為etcに伴って使われる。
核戦争後の荒廃により文明や秩序は失われ、多くの人々が栄華を忘れ清貧に生きるか、弱肉強食こそが正義と体に鬣や棘を生やし飢えた捕食者として生きることを強いられた。
そして、後者を選んだ者は獣が咆哮するかの如く、主に獲物を仕留める度にこの叫び声を用いるのである。
だが、完全な獣と化した彼らは無力な人間にさえも躊躇なく牙を剥く。
それを人道的に良しとしないごく一握りの強者に目を付けられたが最後、彼らは奮闘虚しく志半ばで駆逐されていくのであった…。
まあ、大層に書いたものの、要するに通りすがりの北斗神拳(たまに南斗聖拳)継承者に退治される運命にある為、ヒャッハーを維持出来る時間はそんなに長くはない。
むしろヒャッハーしたければもれなく珍妙な断末魔で最期を汚す覚悟が必要とある。

「ぱっびっぷっべっ」「ぽぉっ!」
「あっ」「なにをぱら」

この断末魔2つは北斗神拳関係ないけど。

使用者が使用者なので、この単語を知る者の多くは同時にモヒカンや革ジャンといったアウトローな存在を共に連想する事になる。

北斗の拳のパチスロでもヒャッハーが使用された為、ますます広まったと推測される。


現代における用法


北斗の拳に関係ない場面でも、とりあえずテンションが高い事を表現したい時には、
ヒャッハーと叫べば良いので(例:鬼柳京介、成田作品のキャラ、ふなっしー)汎用性は高い。

また、本来あるべき倫理や道徳を失い、己の欲望のままに行動する集団を表す言葉としても使われる。

たとえば、暴徒化した人々が街で暴れ、車をひっくり返したり建物の窓を破壊して回っているような時、その暴徒化した人々を刺して「あの人たちはヒャッハーしている」と呼ぶ、など。

願わくば、実際に目の当たりにしたくないものである。


ヒャッハーの「原典」


……さて、何でヒャッハーなのだろうか。

広辞苑を開くと驚きを表す感動詞として「ひゃあ」が収録されている。
仮にひゃあがヒャッハーと関連性があるならば、
ヒャッハー
ひゃあ/はー
と分解出来る。後半の「はー」=「はあ」は叫びを表す語と見ていいだろう。

ならば、ヒャッハーは驚く程の叫びと解釈する事が出来る。
要は、思いもよらぬ好展開に対しての心の驚きが高まり、抑えきれぬ思いが形となって出た語。

そうならばヒャッハーを叫ぶのは一種の条件反射という事になる。
つまり、自然にヒャッハーを叫べる人間は生きている事の充足感を端的に表現する手段を得た、幸運な者達だろう。




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最終更新:2023年09月17日 19:30