ンドゥール

登録日:2010/01/09 Sat 19:05:43
更新日:2023/12/30 Sat 18:18:14
所要時間:約 7 分で読めます





フフ…犬め、このンドゥール様に感づきおったか




ンドゥールとは、ジョジョの奇妙な冒険第三部【スターダストクルセイダース】に登場する人物。
名前の由来はセネガル出身のアーティスト「ユッスー・ンドゥール」。
CVは中田浩二(OVA)、岸祐二(3部ゲー)、伊藤健太郎(TVアニメ/EoH)。


エジプト9栄神のひとつ『ゲブ神』の暗示を持つスタンド使い。
エジプト入りを果たしたジョースター御一行様の前に現れた最初の刺客。

盲目の青年で、がなければまともに移動もできない。
しかし、4km先の足音を聞き分けられるほど異常な聴力と感覚を持つ。
その聴力で蠅のいる位置を正確につかみ、杖で弾き飛ばした石を蠅にぶつけて撃墜できる。
また、練習すれば指で蠅を捕らえられるらしい。


幼少時に既にスタンドが発現しており、全盲でありながら強力なスタンドを行使しての恐怖を忘れるほどに歪んだ生活を送っていたようだ。生まれつき盲目なのか、後天的にそうなったのかは不明だが、ゲブ神や聴力の活用法が天才的な所から察するに幼少期には既に視力を失っていたと思われる。
そんな中でDIOと出会い、生まれて初めて「この人にだけは殺されたくない」と心から願う気持ちになった。
以降は彼に心酔し、DIOのことを「悪の救世主」と呼んでいる。


エジプト入りを果たしたばかりのジョースター一行を急襲し、SPW財団の人間を殺害。
この時、水筒の中に潜ませたスタンドで人間の首をもぎ取って殺害するという、ジョジョシリーズ屈指のグロシーンを見せた。
OVA版において、このシーンの再現率の高さには定評がある。

そのまま花京院アヴドゥルを立て続けに戦闘不能にし、さらにバギーを破壊する。
しかし、ジョースター一行に全く協調性を示していなかったイギーを軽視していたことが仇となる。
イギーがンドゥールの存在に気づいていたことを承太郎に見抜かれ、自身の場所への接近に利用されてしまう。
最終的には承太郎がブン投げたイギーに気をとられた隙に背後をとられ、「スタープラチナ」との刺し違えを狙うが敵わず敗北。
スタンドで自らの脳天を撃ち抜いて自害した。

死に際に承太郎に対し、自らの名と能力、「エジプト9栄神」の存在、そしてDIOの持つカリスマ性について教えた。
最期までその誇りを失わずに死んだ彼に対し、承太郎は彼の杖で墓標を立てている。
OVA版では承太郎に向け「『おまえはどんな顔をしているのか』……はじめて見たくなった男だ……」と敬意を表し、これからの幸運を祈りながら絶命。承太郎もまた、石碑の下に彼の亡骸を埋め、「仲間になれたかもしれない」という心境を吐露している。
このOVA版のくだりは第1部黒騎士ブラフォード第2部ワムウに通じるものを感じさせる。


【スタンド『ゲブ神』】

破壊力-C
スピード-B
射程距離-A
持続力-B
精密動作性-D
成長性-D

名前の由来は古代エジプトにおける大地の神。

スタンドを水などの流体と一体化させて操るスタンド。
マドハンドではない
少量の水さえあればそれをそのまま操ることが出来る。
物質同化型のスタンドであるため、一般人にも視認することが可能。

かなりの遠距離まで操れ、本体の能力も併せて4km離れた場所にいる敵に対して攻撃が可能。
戦闘時には水を手の形に変化させて、爪による攻撃を多用していた。
攻撃力も、人間の肉体程度は難なく切り裂けるほど鋭い。
人間の体内に入り込んで窒息させる、首をひっつかんでもぎ取るなどの応用も利く。

温度が高く、水の少ない広大な砂漠でも水を蒸発させることなく長時間戦闘を行える。
水を蒸発させる炎とは相性が悪いが、砂の場合は染み込んだと見せかけて潜り込ませ、離れた場所にいるものに不意打ちを食らわせる。

スピードはBでありながら、先述の不意打ちを行いやすい特性も相まって相当速い。
アヴドゥルの「マジシャンズレッド」にはクロスカウンターで競り勝ち、イギーの力で空を飛んだ承太郎にも一瞬で追いついている。
スタープラチナを前にしてさえ「襲って来る方向がわからなければ、一瞬私のほうが速いっ!」と言っており、事実、1度は手傷を負わせている。
最後の一騎討ちでは海の中でも脱がなかった承太郎の帽子を吹き飛ばした。

遠隔操作型に分類されるが、攻撃する際に「音」を探知して行動するため、自動操縦型に近い挙動をしている。


本編以外にて

格闘ゲーム版では、ジョースター一行でプレイした際の中ボスとして登場。
その戦闘は、広大な砂漠を舞台に、ゲブ神の攻撃をかい潜りながら進む…というアクションゲームのような変則的なもの。
ゲーム中では見せない立ち姿や、杖を振り回している設定画が存在し、プレイヤーキャラとしての構想もあったようだ。


PS3/4専用ソフト「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」にもプレイアブルキャラクターとして参戦。
高速で動くゲブ神を操り、敵をどこまでも追跡する。ビルの上でも遠慮なく追跡する。
プレイヤーが操作する場合、ゲブ神操作中はゲブ神視点となり、その間本体は無防備になってしまうので注意。相手からすると、小さいわ素早いわで超面倒。
一方、本体操作中は盲目であるため動きが鈍く、戦闘能力は皆無。その為、本体をどうやって隠すか・見つけるかが攻略のカギである。

なお、盲目であるため視認することで効果を発揮する能力の影響を受けないという特徴があり、喰らった際の専用ボイスは没ボイスとなっている。







「承太郎 おれは死ぬのなんかこれっぽっちもこわくないね……」
「フフ……」
「『スタンド』の能力のせいで子供のころから死の恐怖なんかまったくない性格だったよ」
「どんなヤツにだって勝てたし 犯罪や殺人も平気だった……… 警官だってまったく怖くなかったね………」
「あの犬はきっと おれの気持ちがわかるだろうぜ」
「そんなおれが はじめてこの人にだけは殺されたくないと心から願う気持ちになった
 その人は あまりにも強く 深く 大きく 美しい……… そして このおれの価値をこの世で初めて認めてくれた………
 この人に出会うのを おれはずっと待っていたのだ」
「『死ぬのは怖くないしかし あの人に見捨てられ殺されるのだけはいやだ』」
「悪には悪の救世主が必要なんだよ フフフフ」
「ひとつだけ教えてやろう おれの名はンドゥール」
「『スタンド』は」
「タロットカードの起源ともいうべき… 『エジプト9栄神』のうちのひとつ『ゲブの神』の暗示……………! 大地の神を意味する」
「ククク…… 教えるのは………… 自分のスタンドだけだ………」
「おまえはおれのスタンドを倒した だからそこまで教えるのだ」




はじめてこの人だけには追記・修正されたいと心から願う気持ちになった
その人はあまりにも強く、深く、大きく、美しい………
そしてこの項目の価値をこの世で初めて認めてくれた……
この人に出会うのをおれはずっと待っていたのだ

『項目が埋もれていくのは怖くない。しかし、あの人に見捨てられ埋もれていくのだけはいやだ』

項目には項目の追記・修正が必要なんだよフフフフ

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最終更新:2023年12月30日 18:18