アンジェロ・ザウパー

登録日:2011/05/04 (水) 09:53:15
更新日:2024/04/12 Fri 15:45:55
所要時間:約 5 分で読めます





武力の全てが悪なら
ガンダムを使った貴様も同罪だ!




声優柿原徹也
所属:ネオ・ジオン(袖付き)
階級:大尉
年齢:19歳
搭乗機:
ギラ・ドーガ(専用機)
ギラ・ズール(専用機)
クラーケ・ズール
ローゼン・ズール




ネオ・ジオン軍袖付き)のMSパイロットであり、フル・フロンタル親衛隊隊長。彼に異常なほど心酔しており、ミネバからも「危険な男」と称される存在。

シナンジュとの連携を前提に長距離砲撃用にカスタムされた専用ギラ・ズールを駆る。

ネオ・ジオンを復興させるのは、若い新鮮な血であると確信しそれを認める「シャアの再来」フル・フロンタルに異常なほど陶酔している。
故に、フロンタルに反抗し、名誉を傷つける者や、仲間を失った時は容赦ない凶暴性を剥き出しにする。

優秀で敵にとって危険極まりないパイロットではあるが、若さゆえに暴走しがちですぐに加熱してしまう。
現にフロンタルに意見する(複雑な事情とは言え民間人である)バナージ・リンクスを壁に叩きつけ蹴るなど激しい怒りや憎悪を剥き出しにしている。
ちなみに、戦闘以外では執務室でフロンタルに従事し、いつもフリーズドライされたバラをフロンタルのデスクに挿している。

物語中盤からはズール系のフレームにシナンジュの予備パーツを使用して建造されたカスタムモビルスーツ『ローゼン・ズール』に搭乗する。



■主な台詞

「武力の全てが悪なら、ガンダムを使った貴様も同罪だ。貴様の所為で、我々も貴重な兵を失った。たとえ流れ弾だろうが貴様が撃った事に変わりない」(有名な台詞だが、原作では彼ではなくフロンタルの台詞)

「連邦が隠密に動かせる戦力には限りがある。今頃は対応を決める話し合いが持たれているだろうさ、責任を取りたくない責任者達の間でな。増援の気配は無いんだろう?請け合うよ」

「大佐!……撃ってしまった。大佐の戦場を…汚してしまった!!私に撃たせたなぁ!!!」

「今日は大佐が出撃をする。我々の仕事はないよ」

「みんなのために、と言ったな?バナージ・リンクス。奪われた苦しみも知らない奴が、ふざけたことを言う。そのみんなには、このわたしも入っているのだろうな?」

「奪わせない。汚させない。おまえは"染み"だ。真っ白なシーツを汚す染み!消えてしまえ!」

以下ネタバレ























幼少の頃はジンネマン一家と同じくサイド3の都市グローブに住んでおり、野獣と化した連邦兵により父を惨殺され、母を犯された悲しい過去を持つ。

母と共に辛うじて生き残るが、母は精神を打ち砕かれてしまい、母の再婚相手に共に引き取られるが、その相手はアンジェロ目当てであり、毎晩のように性的虐待を加えられる。

アンジェロは母の療養の為に耐えたが、母も後に自殺
虚無感に陥り養家を出奔、自暴自棄から男娼として客を取っていたがフロンタルに助けられる。

シーツは彼の精神を表し、殺された父、汚された母、身も心も傷ついた自分自身を象徴している。

最終決戦ではローゼン・ズールを操り、ユニコーンガンダムと対峙。
サイコ・ジャマーによってバナージのNT能力を封じ、ユニコーンガンダムのデストロイモード変身を封じて戦闘を優位に進める。

しかし、フロンタルの近くにいながら彼の真意を知ろうとせず、彼に幻想を抱いたまま付き従っているアンジェロの姿に対して苛立ちを覚えたバナージのNT能力がサイコ・ジャマーを超えてユニコーンガンダムと呼応。
ユニコーンガンダムはデストロイモードへと変身する。

バナージの成長したNT能力に応えるように超常的な力を見せるユニコーンガンダムに圧倒され、半ば強制的にバナージと精神感応を起こされる。

自身の過去を無理矢理覗かれたことに対する屈辱と、自身の過去と違い、希望や愛に満ち溢れたバナージの過去を知り、『世界が違い過ぎる』ことに嫉妬と絶望を感じたことから、バナージと解り合えないと直感。

バナージを殺そうとするも、デストロイモードのユニコーンガンダムには勝てず、自分のインコムでローゼン・ズールのコクピットを貫いて自害する。

の瞬間、白くなっていく意識の中で自殺した母の真意を知り、汚れきった自分が浄化されていく感覚を覚えて安心しながら死んでいった。












と誰もが思っていたが、上記の時点ではまだ生きていた事が判明。




最終巻エピローグにて失神状態から覚醒したアンジェロの所に、バナージとの最終決戦に敗れたフロンタルを乗せたコクピットが流れ着く。

精神崩壊を起こしながらもハッチを開いたアンジェロは、既に動かなくなったフロンタルを涙ながらに抱き締め、寄り添ったままローゼン・ズールのコクピットの中で、共に凍結(死亡)していった。


ゲームでの活躍

フル・フロンタルの駆るシナンジュのアシストとしてギラ・ズールが参戦。
アンジェロ自身の台詞はないが、召喚時にフロンタルが「少し遅いぞ、アンジェロ」と叱責することがある。

中間アップデートでローゼン・ズールを駆り参戦。
ハマーン・カーンからは偽物の従者と見下され、シーマ・ガラハウからはその潔癖さを嘲笑われている。ちなみにハマーン様信者の男からは「気色の悪い薔薇」呼ばわりされている。
反面、バナージを見下しアナベル・ガトーを心意気のみ認めるが劇中同様世界を滅茶苦茶にした偽善者共と思っている節があるなど、本人もあまり自身と対等に思う相手はいないようだ。
また、敵機としてフル・フロンタルが登場し、且つアンジェロが敗北した場合は「そうだ…これでいい……それでこそ……私の、大佐……」という台詞が出る。原作その他ゲーム等を含めても、フロンタルに対して私のと称するのはかなり珍しい。
バンシィに乗るマリーダに敗北すると、サイコジャマーが効かない!とメタ発言をする。*1
ちなみにこのサイコジャマー、使用時にアンジェロが「サイコジャマァァァァァァ!!」と声を裏返らせながら叫ぶ。
後のシリーズでも叫ぶ。今日もどこかでアンジェロの声が響く。
「少しうるさいぞ、アンジェロ」


射撃寄りのステータスで覚醒値がゼロというオールドタイプに毛が生えたような数値。スナイパー的な運用が最有力候補か。
ジェネシスでは、習得アビリティに「反連邦思想」「アンチ・ジオン」の両方を持つ稀有なユニットとなった。

スパロボ時空では派手な改変を受けがちなフロンタルと比べると良くも悪くも原作と変わらない傾向が強い。

初登場となった『3Z』ではネオ・ジオンが原作とはまた異なる寄り合い所帯となったが、シャアハマーンギュネイと全方位に相性が悪く、フロンタル派としてトラブルを続発させた。
声優ネタでシモンには「いい声はしているが、ここまでだ!」「戦場にドリルなど持ち込んで!」と反応する。
能力傾向としてはそれなりに当ててくるし、妙に堅いがそれだけ。原作の因縁持ちのバナージが動かしにくく手が足りない時にも来るため、それこそグレンラガンなりで早々に倒してしまおう。

BX』では何故かスキルに強化人間を持っている。アレな言動の数々はたしかに強化人間っぽくもあるが…。ローゼン・ズールの特殊能力にサイコフレームがあるため、発動条件を満たすためか。
今回もヴェイガンを過去の亡霊扱いする、協力者のレイディ・リンクス(バナージの親族ではなく『巨神ゴーグ』のキャラ)に不快感を顕にするといった場面はあるが、ネオ・ジオン自体が影が薄目の扱いとなっている。

V』では珍しく大きな改変が加わり、フロンタルが自軍と和解したことに反発してネオ・ジオンから離反ザビーネ経由で不満分子と共にガミラス帝国に協力する。解釈次第では「家出」と取れなくもない。
ただし、同盟者があのグレムト・ゲールや狂気が戻ってきたザビーネだったため、インベーダー戦などですっかり疲弊。
最終的には撃墜されたところをリディからの実感の籠もった説得を受けて投降。
フロンタルの自軍合流時には歓喜の叫びを上げ、最後まで生存するなど途中は苦労したものの報われる扱いとなった。
なお、フロンタルの方はエンディングやエピローグを含めても、バナージ達と和解後一度もアンジェロに関して触れていない。忘れてたんですか大佐ァ!


追記・修正する必要があるのさ。
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最終更新:2024年04月12日 15:45

*1 ローゼンズールの特殊格闘で出せるサイコジャマーは、ユニコーンガンダムのみNT-Dを解除する特殊技。バンシィは永続変身のせいか適用されていない