ガンQ

登録日:2011/01/23 Sun 00:48:42
更新日:2023/12/20 Wed 15:06:24
所要時間:約 5 分で読めます





ガンQとは『ウルトラマンガイア』の第6話「あざ笑う眼」、第31話「呪いの眼」に登場した怪獣。
「ガンQ」という名称は劇中の新聞社が付けた名前である。

その名の通り巨大な目玉の化け物であり、ウルトラマン史…いや怪獣史に残るインパクトを持つ怪獣である。
一部のファンからは、東映の特撮番組『ジャイアントロボ』に登場した「悪魔の目ガンモンス」と比べられる事もある。


奇獣 ガンQ (No.00)

第6話「あざ笑う眼」に登場。

チーム・ライトニングとチーム・ファルコンの演習中に両チームのリーダーの梶尾と米田が矢渡山脈で発見した巨大な目玉。まるで笑い声のような鳴き声を発する。
また、周りの岩を飛ばして攻撃する。


まるで生命体の様に振る舞うが、熱反応がなく生命反応を持たない存在。
構成物質や岩石の射出原理なども全く不明で、我夢の解析を持っても判別不明のまさしく「謎の存在」。

分子で構成されている物ならば物理的攻撃が通用する」という最低限の常識すら通用せず、二発のミサイル攻撃をそのまま吸収。
ミサイルの一発を跳ね返して米田機を撃墜。砂煙を上げて姿を消した。


奇獣 ガンQ (No.01)

体長:55メートル
体重:5万5千トン

上記のガンQが吸収したミサイルと周囲の岩石を融合させて、自由に行動出来る様に手足を構成した姿。

山脈の麓の幕田市に出現。海岸付近のコンビナートを目からの破壊光線で破壊。発生した炎を吸収していた。

登場したガイアも体内に吸収。無数の目玉と笑い声を使っての精神攻撃で苦しめたが、体内からガイアの突撃攻撃を喰らい中から粉砕された。


奇獣 ガンQ(No.02)

体長:56メートル(完全体)
体重:5万6千トン(完全体)

第31話「呪いの眼」に登場。

前回ガイアに粉砕されたが、半分ほど目玉が溶けたグロテスクな「不完全体」として復活。あちこちの市街地に出没していた。


今回のエピソードにて、戦国時代の呪術者「魔頭鬼十朗」が生み出した呪術の産物という正体が判明した。
かつて我夢が全く解析出来なかったのはコイツが「呪い」や「幽霊」「怨霊」といった類いの存在だったため。
色がちょっと黒っぽい。

魔頭鬼十朗は「根源的破滅招来体」の襲来を500年前に予測しており、これを利用して自らの天下を築こうとしていたが敵に追い詰められて自殺。
しかし「根源的破滅招来体」が現れた現代に怨霊として復活。
自らの末裔の少年「沢村修作」の持つ超能力を利用して天下統一の野望を果たそうとしていた。

魔頭は沢村少年の超能力を使い、自らパワーアップした「完全体」のガンQに変身。
三つの小型分身を使ってガイアを苦しめるが、怒った沢村少年の超能力で再びグロテスクな不完全体に戻ってしまい弱体化。
トドメにガイア・スプリームヴァージョンのフォトンストリームを喰らい粉々に爆砕された。


【その他の活躍】


■ウルトラギャラクシー大怪獣バトル

ケイトの使役怪獣の一体。
第5話「ベラルゴシティの罠」で初登場し、ゴモラとの戦いに敗北したファイヤーゴルザにトドメを刺した。
その後第6話「もう一人の怪獣使い」にも引き続き登場。
誘導眼球体でリトラを撃墜した後、ゴモラと戦う。
ファイヤーゴルザとの戦いのダメージが癒えていないゴモラを苦しめたが、
ペンドラゴンが駆けつけたことで形勢逆転、ゴモラの尻尾を食らってダメージを受けたところにハイパーオメガ砲を受けて倒された。
この作品以降は着ぐるみが新造されており、『ガイア』に登場したものよりも全体的に丸みを帯びた造形になっている。

本作以降のガンQは魔頭鬼十朗との関係は明言されず、「単なる怪獣」としての出番が殆どとなっている。


大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

ウルトラマンベリアル怪獣墓場で蘇らせた怪獣軍団の一体。
数十体の怪獣軍団の中でも一目でわかるほど圧倒的な存在感を発揮している。
大乱戦の序盤にウルトラセブンアイスラッガーで切られて爆死。
最終的には合体怪獣ベリュドラの一部になった。
こちらでも胸部にデカデカと存在感を放っており、本編映像中はおろか、ソフビ人形でもハッキリとガンQの存在を視認できるほど。

この映画のタイアップで『めちゃ2イケてるッ!』の怪獣オーディションにも参加。
プレッシャー星人と一緒に玉乗りをしていたが転落。起き上がれずにジタバタしていた。


■ウルトラゼロファイト

バット星人のグラシエによって、またもや怪獣墓場で復活。
「地獄の四獣士」の一体としてウルトラマンゼロと戦い、ベムスターとのタッグでゼロを苦しめたが、
ルナミラクルゼロの能力で倒された。
その魂は怨念を発していたが、ルナミラクルによって浄化された。


ウルトラマンギンガS

スパークドールズの一つとして登場。スパークドールズの出来の悪さはファンの間でも語り草
第7話「発動!マグネウェーブ作戦」でガッツ星人ボルストがモンスライブし、シェパードンのビクトリウムを奪うために出現。
ガッツ星人の分身やビームバインドの能力も使用してウルトラマンビクトリーを苦しめたが、キングジョーランチャーで分身を次々に破壊され、ビクトリウムシュートでトドメを刺された。
その後はチブル星人エクセラーの手によってファイブキングの左腕を構成する怪獣の一体となっている。
光線を吸収して打ち返す「ガンQビーム」でギンガとビクトリーを苦しめたが、サドラシザースで妨害され、M87光線を受けて破壊された。
第11話「ガンQの涙」では主役怪獣に抜擢され、視聴者と小美野来希くんの涙腺を崩壊させた。


劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル

トレギアの手先として登場。
『ウルトラゼロファイト』同様にベムスターとタッグを組んでおり、内部にペガッサ星人ペガを人質に取って立ち回った。


ウルトラマン Fighting Evolution 3

ガイアの怪獣枠として参戦。
実際に操作して対戦することが可能で、体内吸収などの技が使える。
OP映像では冒頭でウルトラマンティガのタッグと戦っており、また、メモリーカードのデータ管理画面にも出演するなど、本作のマスコット的扱い。

さらにウルトラモードに「あざ笑う眼」のミッションが収録されており、ガイアを操作して原作を再現することができる。
普通にクリアするだけなら簡単だが、原作を再現してSランクを取るには一工夫必要。


バトルドッジボール3

ウルトラマンベリアルキリエロイドダークロプスゼロと共にモンスターブレイカーズを結成して参戦。
必殺技の魔眼開放は画面上に大量の眼が出てくるエフェクトはきもいがその際の笑っているガンQはちょっと可愛いと評判。

ウルトラ怪獣モンスターファーム

初期育成怪獣の一体として登場。このナリと出自でお化けを怖がるのはご愛敬。
必須パラメータの命中が伸びやすく寿命が長い為、合成素材として優秀な血統。
一方で防御面に不安があり、かしこさ特化育成だと高性能の技を覚えにくい為ガンQ自身を勝たせるのは骨が折れる。
レア種は目玉同士ということでスエゾーカラー。一方のスエゾーにもガンQ派生種がおり、互いをライバル視しているとのこと。
また、お手軽に命中を微増させるアイテムとして「ガンQキャンディ」も登場する。

■小説・ウルトラマンティガ 白狐の森

ウルトラマンティガ』の世界観に準じた小説のため、平行世界の同一人物と思われるが、魔頭鬼十朗が登場。
こちらでは魔頭鬼十朗幻州というフルネームで呼ばれている。
普通の少年だった彼が殺した妖狐の血を浴びたことで妖術に目覚め、力に溺れていった過去が描かれている。
罪のない妖狐に呪いをかけて苦しめたその悪逆非道から、宿那鬼を封印した武士・錦田小十郎景竜の次なる相手に見定められており、
小説中では直接倒された描写こそ無いが、話の流れ的に恐らくは景竜に討伐されたものと思われる。



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最終更新:2023年12月20日 15:06