C.C.

登録日:2010/05/03(月) 00:00:24
更新日:2024/04/21 Sun 16:59:58
所要時間:約 9 分で読めます





雪がどうして白いか知っているか?


自分がどんな色だったか

忘れてしまったからさ


C.C.(シーツー)とは『コードギアス 反逆のルルーシュ』をはじめとした『コードギアスシリーズ』の登場人物。
『反逆のルルーシュ』シリーズのメインヒロインを務める。


プロフィール


生年月日:不明
年齢:不明
星座:不明
血液型:不明
身長:168cm
体重:不明
3サイズ:不明
所属:無所属→黒の騎士団→神聖ブリタニア帝国→無し
搭乗機:ガウェイン
無頼
暁 直参仕様(専用機)
ランスロット・フロンティア



人物


ルルーシュの前に突如現れた謎の少女。「不老不死の魔女」とも呼ばれる。
長い緑色の髪と金色の瞳を持つ。
普段前髪で隠れている額にはギアスマークがあり、左の乳房の下にはギアスマークに似た傷痕がある。
C.C.というイニシャルだけを名乗り、作中で本当の名前が明かされることは無い。


見た目は「美人」と評される整った顔立ちの可憐な美少女だが、性格は非常に高飛車でわがまま。
基本的に誰に対しても横柄で、軽口交じりに辛辣や物言いや皮肉をぶつける。
それでいて自分のことは一切語ろうとせず、ルルーシュをはじめとした人々を振り回し続ける。
しかし時折消えてしまいそうな儚く悲しげな表情を見せることもある不思議な人物。

大好物は高カロリーなピザ。通称「ピザ女」。
いくら食べても一切太らないという誰もが大変羨む体質をしている。しかし自分で思っているよりも尻は大きいらしい。
ピザハットで三食ピザを注文し続け、ポイントを貯めて手に入れたチーズ君人形を大切にしている。
一時的にチーズ君を手放してしまった際には有り合わせの人形で耐えようとしたくらい。


ルルーシュに「契約」を持ちかけギアスと反逆のきっかけを与え、「共犯者」として彼に寄り添い続ける存在である。



能力


永い時を生きる不老不死の存在とされ、如何なる外傷を負おうとも傷を残さず再生し蘇生することが出来る。
額を撃ち抜かれたり、全身をつぶされたり、普通の人間なら即死するような傷を受けてもすぐに蘇る。
また、他人と契約を結びギアスを与えることが出来、同時に他者のギアスによる干渉を一切受けない。
C.C.自身はギアスを持たないが、接触した人間の精神に干渉し強烈なショックイメージを見せることなどが可能(イメージ内容はC.C.自身も分からない)。

一方、再生能力のほか、活動電位とニューロフィラメントの異常数値などを除けば肉体そのものの生命維持機能は普通の人間と同じ。
つまり傷を負えば治りはするが痛みは感じるし血も流す。


技能面に関しては、あまり練習していないせいか銃の扱いなどはそれほど上手くない模様。
しかしKMF操縦に関しては、スザクカレンなどの超エースほどではないが中々の技量を持つ。
そのせいか機体性能差はあれ、ぶっちゃけ蜃気楼よりガウェインの方が強かった気g(ry


日常生活においては三食ピザの自堕落生活に徹しようとするが、実は家事全般は得意であり、必要に迫られれば自分でする。



劇中の活躍


本編以前

物語が始まる遥か昔、C.C.は奴隷として辛い日々を送っていた。
この頃のC.C.はまだ名前を持ち、主人に怯える幼い内気な少女でしかなく、行き倒れになるような過酷な環境にいた。

そんなある日、彼女は一人の「不老不死のコード」を持つシスターと出会う。
いつ死ぬとも分からない日々の中で「死にたくない」と望んだ彼女は、生きる力を得るためそのシスターと契約を結び、『愛されるギアス』を得る。
ギアスを得たC.C.は周囲の人々に愛され奴隷の身分を脱し、幸せで豊かな生活を送るようになった。
詳細は描かれていないが、社交界の権力者たちにも愛されかなり裕福な生活を送っていたようである。

しかし誰からも無条件に愛されることで彼女は次第に「本当の愛」が分からなくなっていった。
そして、同時にギアスが効かず只一人自分の目に余る行動を叱ってくれるシスターだけが「本当に自分を愛してくれている」と思うようになっていった。

ところが、シスターは不老不死の呪縛から解放されるため自分の身代わりとなるギアスユーザーを育てることが目的であり、C.C.自身の心配などしていなかった。

そうとも知らぬまま成長したC.C.は、ある日シスターから真実を告げられると共に無理矢理不老不死の定め(コード)を与えられ、同時に自身のギアスも失ってしまった。
こうして胸の傷と共に望まぬまま不老不死を得てしまったC.C.は永い時の中を生き続ける定めを背負ってしまう。
そのうちC.C.を愛してくれた人々もその時間の中で消えていき、やがて彼女は「不死の魔女」として人々に排斥され、時に火炙りやギロチンなどにかけられるなどの苦痛を味わい続ける。
そしてそんな生に絶望した彼女は自らが果てることを希求するようになっていった。


そうしてあらゆる時代を生き抜き、各地をさまよっていたC.C.はギアス嚮団の嚮主として迎え入れられた。
なお、嚮主といってもほとんどお飾りで本人も乗り気ではなかったが、嚮団の中には彼女を慕う者もそれなりにいたようである。
また、その頃からブリタニアでマリアンヌシャルルV.V.らと交流し、自身の生を終わらせるために彼女たちの計画の賛同者となった。
しかしマリアンヌの死とその経緯を知ったC.C.は嚮主の座をV.V.に譲り彼らの前から姿を消した。

その後中華連邦へと渡ったC.Cは、孤児のマオと出会う。
シスターと同じように自分の代わりとなるギアスユーザーを望んだC.C.は彼と契約し『人の思考を読む』ギアスを与え、マオの心の支えとなり一時は生活を共にする。
しかし幼いマオに自分と同じ苦しみを背負わせることを躊躇したC.C.は逃げるようにして彼の前から姿を消した。

そうして辿りついた日本でC.C.は、マリアンヌの遺児であった幼いルルーシュを見つける。
ルルーシュの素養を見出したC.C.だったが、マオと同じ轍を踏むことを恐れ、彼が成長してから契約を結ぼうと考え、その成長を見守ることを決める。
ちなみに、この時一度だけだがルルーシュと出会っている。

だが、やがて第二次太平洋戦争で日本はブリタニアに制圧されて、C.C.自身も捕縛され、その不老不死の体質に目を付けたクロヴィスとバトレーの研究対象とされてしまうのだった。


皇歴2017年(『反逆のルルーシュ』)

クロヴィスに捕らえられ圧力カプセルの中に閉じ込められていたが、そのカプセルが毒ガスだという偽情報に騙された扇グループにカプセルごと強奪され、その途中偶然ルルーシュとの再会を果たす(ルルーシュはC.C.のことを覚えていなかったが)。
やがて騒動はシンジュク一帯の巻き込むものとなり、二人はクロヴィスの親衛隊に拘束されてしまう。
そして口封じのためルルーシュが射殺されそうになった際、それを庇ったC.C.は額を撃ち抜かれてしまうが、ルルーシュが己の野望(ナナリーが安心して暮らせる平和な世界の創成)を成し遂げずして果てる訳にはいかない人物だと悟り、
『自分の願いを一つ叶えること』を条件に彼と契約を交わし、『絶対遵守のギアス』を授けた。

ルルーシュはC.C.が死んだものと思っていたためその場を離れたが直後に蘇生し、その暫く後、ルルーシュがゼロとしてスザクを救った夜に何の前触れもなく彼の家であるアッシュフォード学園のクラブハウスに姿を現し、以降はルルーシュの部屋に勝手に居候するようになる。
一応ルルーシュの味方であると自称するが、身の上やギアスのことに関する質問には一切答えず、追われている身でありながら様々な場所を徘徊したり、ナナリーに「ルルーシュとは将来を約束した関係だ」とわざと誤解を招くようなことを言ったり、ルルーシュのカードでピザを注文しまくったり……兎に角勝手気ままに行動しルルーシュを振りまわし続ける。
当初は困惑していたルルーシュも暫くすると諦めてしまい、悪態をつきながらも大人しく部屋の片づけなどをするようになってしまった。

そんなC.C.だが、サイタマゲットーにおいてゼロとして出現し、ルルーシュのピンチを救ったり、
ナリタ攻防戦ではランスロットの動きを停止させるなどしてルルーシュをサポートした。

話は変わるが、ナリタにてルルーシュに打ち明けた本名は何なんだろうか?
セラ、という説があるが、この名前はあくまで初期稿の設定なので信用には足り得ない。


ナリタ戦後、C.C.はマオと再会を果たし彼の元に戻ることを決めた。
マオの目的は自分であるとわかっていたC.C.は彼に銃口を向けるも、情があってか引き金を引くことができなかった。

その後はルルーシュの作戦により救出され、後に再びマオが現れた時はC.C.自身の手で彼を射殺した。

ユーフェミアとの一件でルルーシュがギアスの制御をできなくなってギアスを使用してしまったと述べた際に、
ギアスの力は孤独にすると返答した。
そしてC.C.はルルーシュのことを最後まで理解し続けると誓った。

ブラックリベリオンの最中、ナナリー救出に向かわせるためルルーシュを神根島に送り出すが、
まさかの復活を遂げたオレンジと交戦し、機体諸とも海に沈んでしまった……。


皇暦2018年(『コードギアス 反逆のルルーシュR2』)

なんとか海の中から脱出したC.C.はカレンと合流し、姉妹として逃亡生活を送っていた。

そして『飛燕四号作戦』にてルルーシュと再会を果たし、記憶を蘇らせた。

C.C.はルルーシュの世界戦略が始まって再び嚮団へと赴いた。
Cの世界にて皇帝とともにルルーシュと対峙した。

C.C.は自分を殺すことができるギアスを持つ皇帝からコードを奪われて死のうと決意していたが、ルルーシュの
「必ず俺が笑わせてやる、だから」
という共犯者からの言葉を受けて、意思を曲げた。

Cの世界から戻った時、かつての奴隷だった頃の内気なC.C.へと戻ってしまう。
「あ、あたらしいご主人様ですか?」

普段の高慢な態度もいいが、こういうC.C.も可愛いなとみんな思ったはずだ!

第二次トウキョウ決戦後、ルルーシュと別れた後にアーニャ(マリアンヌ)と再会して再び普段のC.C.へと戻った。

神根島に渡り、ルルーシュとスザク対皇帝とマリアンヌとの最終決戦を見届けに来た。

皇帝の申し出を断り、ルルーシュの勝利を目の当たりにした後は『ゼロレクイエム』達成のため、再びルルーシュ達と行動を共にするようになる。

皇帝となったルルーシュの守護者となり、かつての仲間であった黒の騎士団達と交戦する。

ゼロレクイエム』達成後はルルーシュとの思い出を胸に再び旅に出た。


ギアスを契約者に与えつつ、自身もギアスに翻弄された不老不死の魔女であったC.C.。
ギアスは彼女なくして始まらない物語である。



本編外の活躍


ゲーム作品

LOST COLORS

ライにギアス等の情報を教えるキーパーソンの役割を果たす他、一部ルートではヒロインにもなる。

ライを思わせぶりな態度で翻弄し、彼に胡散臭げに見られることも多いが、一方で彼の現状や過去を唯一最初から理解しており、彼の行く先を心配している。

  • ギアス編
ライの決意を受け入れ、再び眠りにつく彼を見送る。
この時の憂いを帯びた表情と、エピローグにやられた人は多いだろう。

  • ブルームーン編
何度か関わる内にライに恋愛感情を抱いたC.C.は、ブルームーンの日に彼を呼び出し、『私と契約しろ(ずっと一緒にいろ)』と提案。
それを受け入れたライの部屋に後日転がり込み、彼の恋人(?)として居着くことになる。



C.C.が与えたギアス


使用者にはが目に浮かび上がる。
使用し続けることで制御ができなくなる。
マオはC.C.の音声を録音した機器、ルルーシュは特殊なコンタクトを使用して力を抑制した。

☆人の心を渡るギアス
マリアンヌ

☆相手の思考を読むギアス
→マオ

☆絶対遵守のギアス
ルルーシュ



余談


一期のスザクの祝賀会の際に絡繰茶々丸(もしくはセリオ)のコスプレをしたことがある。


「勝てよアニヲタ!自らの過去に!そして、行動の結果に!」

「アニヲタは追記修正をして寝ろ」

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最終更新:2024年04月21日 16:59