ソードアート・オンライン

登録日:2009/08/08(土) 11:44:29
更新日:2024/04/11 Thu 21:28:19
所要時間:約 39 分で読めます




※この項目はネタバレ要素を含んでいます。


『ソードアート・オンライン』とは、電撃文庫から2009年より刊行中のライトノベル
作者は川原礫(九里史生)、イラストはabec。既刊26巻。2016年に全世界累計発行部数1900万部を、2020年に2600万部を突破した。

また、本編とは別にSAO編に焦点を当て、アインクラッド攻略を1層から順に描いていく「プログレッシブ」(既刊6巻、漫画版5巻)、
作中に登場するゲーム《ガンゲイル・オンライン》を舞台にした時雨沢恵一著「ガンゲイル・オンライン」(既刊10巻)、
短編エピソードで描かれているゲーム《アスカ・エンパイア》を舞台にした渡瀬草一郎著「クローバーズ・リグレット」(全3巻)
等の外伝が刊行されている。



◆概要

元は『アクセル・ワールド』で第15回電撃大賞を受賞し商業作家としてデビューした川原礫が九里史生(くのり-ふみお)名義で運営していたWebサイト「WordGear」で2002年11月から2008年7月にかけて公開し、閲覧数650万PVオーバーを記録したネット小説。
実は元々本作の一巻目に相当する物語は、2002年の電撃大賞に応募する予定だったのだが、規定枚数を大幅オーバーしてしまったためWebでの公開としたものである。
その為作中の年代が現在では近未来に見えない(SAO編開始年が2022年設定)のも、「当時から見た近未来」という理由がある*1。そして刊行から13年でとうとう作中年代に突入してしまった
連載終了後、アクセル・ワールドを執筆し第15回電撃大賞を大賞で受賞するのだが、その際に当時担当編集だった三木一馬の発案でこちらも電撃文庫から商業作品として刊行されることになった。
ちなみに作者は18巻の後書きなどを見るに既にアリシゼーション完結までの分量もあったこともあり、かなり消極的なところからスタートした様子。

…と書いたら分かると思うが、そもそも作者の商業作家デビューはアクセル・ワールドであり、こちらはデビューに一切関係していない。
つまり、ネット小説の商業化の代表的作品と言われることも多いにも関わらず、その他多くの作品と異なり俗に言う小説投稿サイトには一度も投稿されたことはない上に、
デビューの切っ掛けですらないというむしろ今では非常に珍しい部類に当たる作品。ちなみに有名な小説投稿サイトである小説家になろうよりも古い歴史を持つ作品である。
ある意味個人サイトの小説連載が主流だった時代と、小説投稿サイトに投稿するのが主流の時代の境目みたいなポジションとも言える。
ちなみに売り上げでは現在、気が付けばデビューしたアクセル・ワールドを大幅に上回っており、大賞を取った本命の作品より売り上げているというある意味凄い状態にもなっている。

Web版からかなり大幅な加筆・修正及び設定の変更がなされており、特に死銃編以降の加筆が非常に多い。特に6巻や10巻に至ってはほぼ全ページ書き下ろしである程。また21巻以降は本編では実に10数年ぶりの完全新作となっている。
また、後の商業展開による設定変更も頻繁に行われ、こちらは主に描写の少なかったアインクラッド時代に関する変更が多い。特にアスナなんて最終的な着地点が同じなだけで初期と現在とではまるっきり別物の人生を歩んでいる。まあこれに関しては作者も平身低頭状態なので素直にそういうものだと受け止めよう。


1巻のあらすじやアニメ1話の内容から誤解されがちだが、デスゲームものに多い人間の愚かさ、狂気、悲嘆、あるいはパニックや疑心暗鬼、血みどろの殺し合いがメインの作品――――
というわけではない。

そういったものを期待するとおそらく当てが外れるので注意。
デスゲームものというよりはむしろ仮想世界やフルダイブシステムを題材としたSF作品と考えた方が良い。アリシゼーション編に至っては最早異世界転生モノの様相を呈している。

部によって世界観やテーマが大きく変わっていくのも特徴の一つ。
ただし、限りなく現実に近いが故に、仮想世界と現実世界の境界が曖昧になっていく世界観であることと、「限りなく現実に近い仮想世界で生まれた感情や人間関係は仮想のものか本物なのか」というテーマはほぼ一貫している。

ちなみに、作者の別作品『アクセル・ワールド』との繋がりは「直接的には」ないらしい。
ただあちらで出てきた機器の一部がこちらでは「開発中」の産物であったり、アクセルのアニメにナーヴギアが登場したりと、随所に「アクセル・ワールド」の世界の「過去」であるという要素はある。

なお、Webサイトに掲載されていた本シリーズは文庫版発売に伴い本編は削除され、作者サイトでは一部の番外編(「圏内事件」や「月の揺りかご」等)を読むことができるのみとなっていたのだが、それらも単行本に収録されると同時に削除されていったため、2016年以降は本編・外伝ともに全て閲覧不可能となっている。*2
ただし「月の揺りかご2」や「プログレッシブ」シリーズについては、刊行に先駆けてサイト上での連載が期間限定で行われたこともある。
主に長期休暇の時節において「特別企画」という名目で連載される傾向があるため、いち早く読みたいというファンは要チェック。


◆あらすじ

◇1~2巻 第1部≪アインクラッド≫


これはゲームであっても、遊びではない


通称「SAO編」。アニメ版はこれらに8巻収録の≪圏内事件≫と「プログレッシブ」の内容を改変、及び時系列順に並べ直し、再構成している。
シリーズのはじまりであり、サブキャラや外伝のキャラクターでもSAOに大なり小なり影響を受けている場合が多いため後から補完される部分が多い。

世界初のVRMMO《ソードアート・オンライン(SAO)》。
本当の意味での仮想現実が体験できる最新型ゲームマシン《ナーヴギア》によって、かつてないリアルさを手に入れたVRMMOをユーザーは熱狂的に歓迎した。

しかし、ゲーム公開初日にゲームマスター《茅場晶彦》によって、1万人のプレイヤーはゲーム内に囚われ、ログアウト不可能になってしまう。
現実世界で無理に機械を外したり、ゲーム内でプレイヤーのHPがゼロになると、ナーヴギアに仕掛けられたトラップによって脳を焼かれ永遠に復活出来ない。

ゲーム内の“死”が本当の“死”を意味する。
現実世界に無事に戻る方法は、100の階層が存在する《浮遊城アインクラッド》の天辺に上り詰め、最終ボスを倒す事。

現在、ゲーム開始から2年経過、生存者6千人、残る階層は25。

過酷なデスゲームは、いまだに終わらない――

3巻以降は舞台は他の仮想世界へと移り変わっていく。

◇3~4巻 第2部≪フェアリィ・ダンス≫

通称「ALO編」。一応アインクラッド編単体でもストーリーは完結できるが*30、事実上のアインクラッド編から続く話の完結編ともいえる。

デスゲームと化したSAOを無事にクリアし、SAOの世界から現実世界へ帰還したキリト。しかしアスナをはじめとする300人のプレイヤーが、SAOからのログアウトが確認されたにもかかわらず未だ帰還することなく昏睡状態のままであった。

自らの無力感に苛まれるキリトであったが、エギルからアスナらしき人影が写ったスクリーンショットが見つかったという報告を受ける。

その情報に一縷の望みを託し、キリトはそのスクリーンショットが撮られた《アルヴヘイム・オンライン》という妖精たちのファンタジー世界を舞台としたVRMMORPGの世界へと赴く。


◇5~6巻 第3部≪ファントム・バレット≫

通称「GGO編」。
SAO事件が本当の意味で終結を迎え、アスナも現実世界に帰還してもうすぐ1年が経過しようとする頃。

人類の最終戦争によって荒廃した世界を舞台にした銃主体のゲーム《ガンゲイル・オンライン》で、《死銃》と名乗る怪人物に撃たれたプレイヤー2名が次々に変死するという怪事件が発生。

このことについて総務省の菊岡から相談を受けたキリトは、《仮想世界》が《現実世界》へ影響を及ぼすことに疑問を抱きつつも、ある事情から断り切れず調査に協力することを決意。

今まで経験してきた剣の世界とは全く異なる「銃の世界」《ガンゲイル・オンライン》へと単身乗り込む。

死銃事件の真相は、事故か事件か偶然か――――――

◇7巻 外伝≪マザーズ・ロザリオ≫

アスナを主人公とした外伝。あくまでもアスナが主人公なので「外伝」ではあるが、実質本編である。

突如ALOに《絶剣》と呼ばれる謎の凄腕剣士、ユウキが現れる。キリトですら勝てなかったという彼女にアスナも決闘を挑むが敗北。

しかしデュエル直後にアスナはユウキから彼女がリーダーを務めるギルド《スリーピング・ナイツ》と新生《アインクラッド》の1パーティによるフロアボス攻略という、思いもよらない誘いを受ける。

◇8巻 物語を補完する短編集≪アーリー・アンド・レイト≫

SAOの圏内で起きたシステム上ありえないはずの殺人事件を描く≪圏内事件≫、
GGO編解決後、ALOでイベントクエストに挑むキリト達を描いた≪キャリバー≫、
SAO1層でクラインと別れた直後のキリトの動向を描いた≪はじまりの日≫の3本。

短編集ではあるが、何れも物語上重要なエピソード。しかし現在≪はじまりの日≫のみ映像化されていない。


◇9巻~18巻 第4部≪プロジェクト・アリシゼーション≫

通称「アリシゼーション編」。縮めて「アリシ」と呼ばれることもしばしば。
アリシ完結までの18巻中半分(後日談を足せば半分以上)を占めていることから分かる通りかなりの長編だが、原作ファンからの人気もトップクラス。
『ソードアート・オンライン』という作品の本質をこれ以上なく表した内容であり、SF色が特に濃い。

◇9~14巻 前半部《人界編》

ある人物に襲われ昏睡状態になったキリト。

目を覚ますとそこは、巨木が連なる森の中。そこは現実と全く区別のつかない謎の仮想世界《アンダーワールド》。
自力でのログアウト不能というSAO時と同じ状況に陥ったキリトは、手がかりを求めて森をさまよう中、一人の少年と出会う。

彼の名はユージオ。本来、この仮想世界の住人--NPCである筈の彼は、なんら人間と変わりない感情の豊かさを持っていた。

交流を深める中、キリトの脳裏にある記憶が蘇る。それは幼少期の自分がユージオと野山を駆け回る記憶。
そしてその傍らには、ある一人の少女がいた。

キリトは現実世界へと帰還するため。そしてユージオも幼少の誓いを果たすため。
互いの目的のため、世界の中心《セントラル・カセドラル》を目指す、彼らの旅が始まる。

一方、昏睡状態に陥った現実におけるキリトの体は搬送されたはずの病院から消失していた。
消えてしまった彼を探しだすため、一縷の望みを懸けてアスナはある人物へ接触する…

アンダーワールドの秘密、キリトの現実世界における現在の居場所、そして何故キリトはこの世界に迷い込んだのか…。


◇15巻~18巻 後半部《アンダーワールド大戦》

全ての悲劇の元凶である、秩序と停滞の支配者-公理協会の最高司祭・アドミニストレータは討ち果たされた。

しかしその代償はあまりにも大きかった。――代償は、仲間たちの死。
そして友を失ってしまったキリトもまた、精神を喪失し物言わぬ廃人と化してしまう。

それから半年後。
自分の進むべき道を、戦うべき理由を見失い戦えなくなってしまったアリスは、かつての故郷の村で未だ物言わぬキリトと共に穏やかな日々を過ごしていた。
彼を守って生きることだけが自分に出来ることだと信じて。

しかし、そんな平穏な日々は長くは続かなかった。

賢者カーディナルの予言した、数百年もの間いがみ合ってきた《人界》と《ダークテリトリー》との最終戦争の火蓋が刻一刻と迫っていたのだ。

そんな頃、現実世界ではアスナ達の乗る《オーシャン・タートル》が謎のテロリストの襲撃を受けていた。

そして始まる、アンダーワールドの最終戦争。最後の希望は、未だ目を覚まさぬ一人の少年に託されていた。

Web版ではこの章をもってSAO本編は完結となる。


◇19巻~20巻 アリシゼーション編を補完する外伝≪ムーン・クレイドル≫

アンダーワールドは、300年に及ぶ争乱の果てについに一つとなった。

どこかともなく現れた《ベクタの迷子》がたった一人で暗黒の神を倒し、この世界に平和をもたらしたのだ。

人界を長年支配してきた公理教会は解体、貴族制度は大幅に見直され、壊れたままの《東の大門》を通じて暗黒界人・人界人の交流も始まっていた。
しかしそんな人界の中枢にて、もう起こるはずのない暗黒界人による殺人事件が発生。代表剣士キリトとその傍付練士改め整合騎士見習いのロニエは事件の真相を探る為、暗黒界の首都オブシディアへと赴く。

先述した通り、未完結のままWebに残っていた「月の揺りかご」の完成版。


◇21巻・23巻~ 第5部《ユナイタル・リング》

アンダーワールドでの事件から現実時間で1ヶ月経過したある日、キリトはアスナやアリスとともにALOにログインしていた。
すると唐突に地面が崩れるとともにこれまで使えていた羽根が使えなくなり、更に家も崩壊。それどころか全員のステータスが初期化されていた。
同様の現象はALOどころか《ザ・シード連結体》各地で発生し、リズやシリカ、更にはユイまでもが巻き込まれ、一般プレイヤーとして参加することに。
そして、全てのVRMMOが融合したサバイバルゲーム《ユナイタル・リング》の幕が上がる。
そんな中、事件直前に何者かがアンダーワールドに侵入したことを菊岡から告げられることになったキリトは、
その調査のために再びアンダーワールドにダイブすることとなり、その僅かな時間の中で闘いの中失った《》と同じ瞳、同じ髪色・同じ声をしたある青年と出会うこととなる。
そして、200年後のアンダーワールドに迫る《悪意》の正体を突き止めるため。
カセドラル80階《運上庭園》に居た、懐かしい人々との再会のためにアンダーワールドのもう一つの星《アドミナ》へと赴くこととなるのだが…


映画などを除けば実に10年ぶりとなる新章。後述の劇場版の設定などが逆輸入されている。




◇22巻 知られざる裏話≪キス・アンド・フライ≫

これまでにBlu-lay/DVDの特典として収録されていた短編作品のうち発表から時間が経過している『ザ・デイ・ビフォア』『ザ・デイ・アフター』『虹の橋』『Sister's Prayer』を現行設定に合わせて加筆・修正の上再録。

◇番外編 幕間の物語 特典小説&≪マテリアル・エディション≫

ここでしか読めない短編が本編で言及されたできごとやその続きから完全オリジナルエピソードまで種々取り揃えだが、入手難易度は高い。
MEは作者自ら発行している同人誌で、書かれた時期が時期だけにWeb版準拠だったり、商業化後に発行されたものでも古い設定に準拠していたりするのだが、一部は本編や特典短編に取り込まれた内容もある。
プログレッシブで語られる旧SAOの詳細な設定もME初出の設定が多い。

ファンの間では特典やMEの内容も込みで話題が出ることもあり知らないと「そんな話あったっけ」となってしまうが、現在一般で手に入るのは特典が22巻再録分とコミカライズ版オーディナル・スケールの入場特典短編該当パート、MEが「MEリミックス」収録分のみ*46
「リミックス」には主要キャラ(+α)のweb版時代のプロフィールとスキル構成が記載されている。キャラクターデザインはもちろん、プロフィールの変化は必見*47
「リミックス」収録短編のうち、コミック作品は当時川原氏が書いたものを元にアリシゼーション編を担当した山田孝太郎氏がリメイクしている。

◇外伝 プレイヤーたちそれぞれの物語《オルタナティブ》

SAO本伝がキリトを中心に回っているのは言うまでもないが、以下の作品群は彼らの物語には語られない、別の場所で別の人々の物語
いずれも本伝と同一の時間軸に属しており、川原氏監修のもとでそれぞれ異なる作者によって描かれている。
基本的には本伝シリーズから独立した物語なので本伝を読んでいなくとも最低限の説明はなされている一方で、一部に上記した特典やMEを前提とする描写があったりもする

◇ガンゲイル・オンライン

時雨沢恵一著。
GGOを舞台とし、GGO編の後で開催されるようになったチーム戦版BoB・「スクワッド・ジャム」に関わるプレイヤー達を描く。

詳細は個別項目を参照。

◇クローバーズ・リグレット

渡瀬草一郎著。
MR編で名前だけ登場し、『Sister's Prayer』で描かれた古株VRMMO、《アスカ・エンパイア》を舞台とする謎解きミステリー。
本伝のキャラ達と異なり、SAOによって失ったものの方が大きいキャラが多いのが特徴の一つ。

詳細は個別項目を参照。

◇グルメ・シーカーズ

Y.A著。これのみレーベルが電撃文庫ではない(電撃の新文芸から刊行)。
SAOが舞台で、時系列的にもプログレッシブとほぼ連動して進行する。
ゲーム経験がほとんどない姉弟とその仲間達《食の探求団》が、攻略には参加せず食堂の開業を目指す。

◇ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人

紺野天龍著。
新生ALOで探偵事務所を開いているプレイヤーのストレージに、突然見覚えのない手記が入っていた。それは旧アインクラッド第20層で発生したという《連続殺人事件》の記録であった…


◆コミカライズ

電撃文庫のお約束としてコミカライズもいくつか発売中。原作を端折りつつ漫画化したもの、ゲーム版をオリジナル要素を交えつつ漫画化したもの、完全新規のオリジナルストーリーのものなど複数。

◇コミックス 外伝≪ガールズ・オプス≫

新生ALOにて、とあるSAOからのリメイククエストに挑んでいたシリカ、リズ、リーファ。
そんな中、先に同じクエストをやっていた《クロ》というプレイヤーと出会う。
彼?は《黒の剣士》を彷彿とさせる二刀流使いで…

当初は「公式外伝」という触れ込みであり、原作にも裏であったエピソード扱いだったのだが、
原作のユナイタル・リング編の開始に際して設定が詰められた結果、外伝作品の中でも致命的な矛盾が生じてしまった作品でもある。
最たるものが前述のアルゴと面識が有る各種キャラという点となっている。




◆アニメ

アニメは2012年7月より放送開始。音楽は梶浦由記。制作はA-1 Pictures、配給はアニプレックス。
アインクラッド編は原作と異なり作中の時系列順に放映されたため、1巻のエピソード以外にも途中に2巻や8巻、プログレッシブのエピソードの一部が入っている。

アインクラッド編:1話〜15話
フェアリィ・ダンス編:16話〜25話。

OP
crossing field/歌.LiSA(アインクラッド編)
INNOCENCE/歌.藍井エイル(フェアリィ・ダンス編)
ED
ユメセカイ/歌.戸松遥(アインクラッド編)
Overfly/歌.春奈るな(フェアリィ・ダンス編)

また、2013年の大晦日に総集編+オリジナルエピソードの特別編『Extra Edition』が放送された。
ED
虹の音/歌.藍井エイル

2014年7月から『ソードアート・オンラインⅡ』として第二期放送。
ファントム・バレット編とキャリバー編の間にファントム・バレット総集編として14.5話を放送。配信サイトによっては14.5話が15話として扱われている場合もある。

ファントム・バレット編:1話~14話
キャリバー編:15話~17話
マザーズ・ロザリオ編:18話~24話
OP
IGNITE/歌.藍井エイル(ファントム・バレット編)
courage/歌.戸松遥(キャリバー編/マザーズ・ロザリオ編)
ED
Startear/歌.春奈るな(ファントム・バレット編)
No More Time Machine/歌.LiSA(キャリバー編)
シルシ/歌.LiSA(マザーズ・ロザリオ編)

電撃文庫 秋の祭典2015で劇場版『オーディナル・スケール』の製作が発表。2017年2月18日公開。
ED
Catch the Moment/歌.LiSA

更に第三期が『ソードアート・オンライン―アリシゼーション―』として放送。
長大なアリシゼーション編を題材にするためか、深夜アニメとしては異例の4クール構成となっている。
………が、流石に一気に4クールを放送出来ないので分割で放送。

18年10月~19年3月まで前半部「人界編」を放送。
ビギニング編:1話~13話
ライジング編:14話~20話
18.5話に総集編「リコレクション」を放送。
ユナイティング編:21話~24話

19年10月より後半部「アンダーワールド大戦編」を放送。
しかし、放送枠の都合により19年10月~12月と20年7月~9月に分割して放送。*48
初回放送前週に前半部総集編「リフレクション」を放送。
インベーティング編:25話~29話
エクスプローティング編:30話~34話
アウェイクニング編:35話~41話
ラスティング編:42話~47話

OP
ADAMAS/歌.LiSA(ビギニング編)
RESISTER/歌.ASCA(ライジング編/ユナイティング編)
Resolution/歌.戸松遥(インベーティング編/エクスプローティング編/アウェイクニング編)
ANIMA/歌.ReoNa(アウェイクニング編/ラスティング編)
ED
アイリス/歌.藍井エイル(ビギニング編)
forget-me-not/歌.ReoNa(ライジング編/ユナイティング編)
unlasting/歌.LiSA(インベーティング編/エクスプローティング編/アウェイクニング編)
I will…/歌.藍井エイル(アウェイクニング編/ラスティング編)



アニメ第一期放送に先駆けドラマCDが発売。『アクセル・ワールド』のドラマCDとのセット。

◇劇場版 外伝オーディナル・スケール

現実を拡張するAR型ウェアラブル・マルチデバイス《オーグマー》。
様々な機能やARアイドル・ユナの登場により発売後瞬く間に大人気となったそれは、携帯電話や既存のフルダイブ機器に代わる次世代のデバイスとして注目されていた。

SAO帰還者学校の面々には無料配布されており、アスナ達もオーグマーを使いこなし、日常生活で活用していたが、キリトだけは「やっぱりVRがいい」とその新しい機器を使う事に乗り気ではなく、最新ARゲーム《オーディナル・スケール(OS)》もあまりプレイしていなかった。

そんな中、近頃OSに旧SAOのボスモンスターが現れるという噂が広がり始め…

書籍版において本エピソードは、まだこの映画が公開される前だったアリシゼーション編以前の巻では*49話に組み込まれていないが、
21巻以降のストーリーには本映画の出来事が「あったこと」として組み込まれている。
アニメ版においてはアリシゼーション編の序盤からオーグマーが登場し、終盤には…



◆ゲーム

作中に登場するオンラインゲームをベースにしたアクションRPG(ホロウシリーズ)も、主にPS系で展開されている。この手のゲーム化作品の常として半分くらいギャルゲーだが気にしてはいけない
本編と矛盾していたり設定が色々変更されているが、これは「75層でSAOの攻略が終了しなかったIFストーリー」である1作目『インフィニティ・モーメント』の世界観をベースとしているため。
また、例によって各作品にはゲームオリジナルの新規ヒロインが1人以上存在しており、後の作品に以前のヒロインが出てくるのもお約束となっている。
  • 『ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-』(舞台SAO)
  • 『ソードアート・オンライン -ホロウ・フラグメント-』(↑に追加要素を加えたバージョンアップ版、舞台SAO)
  • 『ソードアート・オンライン -Re:ホロウ・フラグメント-』(↑のPS4移植版、舞台SAO)
  • 『ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-』(舞台ALO。前二作とは異なる空中戦ACT)
  • 『ソードアート・オンライン -ホロウ・リアリゼーション-』(舞台はSAOを再構築した仮想世界《ソードアート・オリジン(SA:O)》)
  • 『ソードアート・オンライン -フェイタル・バレット-』(舞台GGO、原作のGGOのシステムを一部流用したTPS)
  • 『ソードアート・オンライン -アリシゼーション リコリス-』(舞台UW、アリシゼーション編前半のラストから分岐するIFストーリー)
  • 『ソードアート・オンライン -ラスト・リコレクション-』(舞台UW、アリリコから続く形で描かれるアンダーワールド大戦)
また、以前から関係性が疑われていた作者の別作品『アクセル・ワールド』とのコラボである、加速世界《ブレイン・バースト2039》が仮想世界《アルヴヘイム・オンライン》を侵食・融合した世界が舞台のACT
  • 『アクセル・ワールドVSソードアート・オンライン 千年の黄昏(ミレニアム・トワイライト)
も発売中。SAOゲームシリーズでも番外扱いであり、原作ともそれまでのゲーム版とも違う世界線の模様(というより『千年の黄昏』が起きたことで更に分岐・派生したというべきか)。

スマートフォン向けゲームアプリも複数運営中。ソシャゲは入口を広く持つことが求められるためか、SAOを主軸に据えたものとSAO、ALO、GGOを行き来するものに二分される。
  • 『ソードアート・オンライン エンドワールド』
  • 『ソードアート・オンライン コード・レジスタ』
  • 『ソードアート・オンライン プログレス・リンク』
  • 『ソードアート・オンライン メモリー・デフラグ』
  • 『ソードアート・オンライン インテグラル・ファクター』
  • 『ソードアート・オンライン アリシゼーション・ブレイディング/アンリーシュ・ブレイディング』


これらとは別に、電撃文庫のキャラが集合した格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』及びその続編『IGNITION』にキリトやアスナ、リーファやユウキ、更には外伝『ガンゲイル・オンライン』からレンが参戦している。




追記・修正は茅場がデスゲームを創り上げた本当の意味に気付いてからお願いします。

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最終更新:2024年04月11日 21:28

*1 これでも書籍化の際に年代がweb版から10年ずらされている。

*2 一応SAOとは関係ない短編数本と「絶ナル」は閲覧可能なままとなっているので、掲載されていた作品全てが読めないという訳では無い。

*3 寧ろ意外な位にSAOはナーヴギアの対応ソフトとしては後発ソフトに当たる

*4 料理スキルなしで料理をする、本来と異なる武器のソードスキルを発動するなど選択していないスキルもある程度使える模様

*5 逆に、人数の多いパーティーであれば安全性は飛躍的に高まる。

*6 戦闘バランスの調整に関しては描写がなく不明

*7 デスゲーム後期には下層フロアでクエストの大量発生が起きており、細部は違えどまんま『オズの魔法使い』なクエストやその他もろもろアニヲタ諸氏ならばわかるであろうクエストが一万以上発生していた。《全クエスト必勝ガイドブック》を発行していたというアルゴは相当苦労させられたであろう。

*8 と、サービス開始時期的にアスカ・エンパイアもおそらく

*9 あるレアアイテムとの関連から10秒と思われる

*10 大容量バッテリーが搭載されている

*11 タイトルによって呼称が様々なので、ここでは仮にこう呼ぶ。

*12 スキルmodや技術で短縮可能

*13 二本一組の武器であればこの限りではない。・・・のだが、これはアニメに「両手に斧を持ったプレイヤー」がいたことに対する原作者の補足ツイートでの設定というか、恐らくアニメ側のミスをフォローしたものと推測されている。

*14 作者HPにかつて掲載されていたのが暗黒剣、抜刀術、無限槍、手裏剣術。ゲームで登場したのが射撃、冥界剣、封牙の守護士、残響の闘争者、無限の幻影茨、飛閃一刀、深界の暗殺剣、玲瓏の癒やし手で全10種類となるが、ゲーム初出のものはカーディナル・システムの暴走によって没スキルが表出したものもある可能性があるため正確には不明。また、HPで明かされた4つと名前的に武器種が被っているので同一のものかもしれない。

*15 《二刀流》習得者は「魔王に対する勇者」であると茅場晶彦自身から明言されている。

*16 物品を幻の書物に収める《幻書の術》など

*17 攻撃すると紫色のバリアが発生する。ただし攻撃力に応じたノックバックは起こる。

*18 取り囲んだり道を塞いだりする。ある程度のパラメータがあれば飛び越えられるが低レベルプレイヤーには非常に効果的。ベータテスト時には露店と組み合わせて封鎖するいたずらも行われたがこれは修正済み

*19 回廊結晶はNPCショップでは買えない超レアで、それだけで一財産となる。

*20 元々攻略に参加するつもりの無かったプレイヤーがデスゲーム化後も当初の目的を続行しているケースも確認されている。

*21 例として街中にある木の下で一日過ごし、一日数回落ちる木の実を売ることで得られる僅かな賃金(雑魚モンスター一匹狩ることで得られる報酬の1/6の額)で生活する者もいる。

*22 SAO事件発生直後に外部からのナーヴギア除装が原因で死亡した約200人を含む。

*23 通常のプレイヤーは緑、NPCは黄色、モンスターは赤

*24 入ろうとすると「鬼のように強い」衛兵NPCが飛んでくる。ただし衛兵のレベルや、それを上回った(倒した)場合どうなるのかは不明

*25 作中世界における大手ゲーム情報サイトで、ギルマスのシンカーが運営者だった。解放後はMMOトゥモローと改名

*26 リーダーであるシンカーの能力は決して低くはないものの、巨大組織を率いるにはリーダーシップが足りず、放任主義も災いして統制が崩れている。

*27 アインクラッド解放軍を名乗った時にキリトが「いつの間にか正式名称になっていたのか」と驚く描写がある

*28 「MMOトゥデイ」の略称。

*29 アニメ版ではユリエールと共にエギルの店で開催された「アインクラッド攻略記念パーティー」に参加している。

*30 というか電撃大賞に元々応募することを考えて書いたのが一巻相当分なので当然ではある

*31 ナーヴギアでのログインも可能。

*32 セーブデータのフォーマットや《カーディナル・システム》もバージョンが古いものの同一である。

*33 最高速度はこちらの方が上

*34 「背教者」の意

*35 だいたい種族に応じている

*36 一度複数のプレイヤーが肩車をすることで飛行限界を突破したというのが理由だが、この時撮られた写真に囚われていたアスナが偶然写っていたという事情の方が大きいと思われる。

*37 ガーディアンのPOPが異常なくらい多い故に倒しても直ぐに復活、攻撃方式も近遠距離多岐にわたり後方からヒールをしようにも即座にタゲられる

*38 というか扉がGM権限でロックされているため絶対に開かない

*39 サクヤによればリアルでも兄弟らしい。

*40 回避は可能だが手段が限られるため、むしろ居場所がバレる

*41 アリシゼーション編でリズベットがALOプレイヤー達にアンダーワールド防衛への協力を求めた際にはSAO生還者達への不満が噴出している。

*42 よく勘違いされるが、完全に引き継ぐことが出来るわけではない。そのコンバート先のゲーム基準の相対的な強さになる為所謂「楽なゲームを作成してステータスを上げて他のゲームで使う」などという行為は不可能である

*43 そもそも拳闘士自体、心意込みで肉体を鍛え上げることを至上とする一派なので全員脳筋。彼らの肉体は「この体は鋼より強い」という心意によって強化されており、(シェータのように)それを上回るほどの「斬れる」という心意力を発揮できる者でなければ武器で傷つけることは不可能である。

*44 ロニエは何気にシリーズ初の「当初キリトに片想いしていたが、最終的に他のパートナーを得たサブヒロイン」となったことになる。前章で一生結婚しない(キリトを想い続けるため)と言っていたからか、一部で星王の側室説も出てるけど。

*45 おそらくパトリシア・ミルズが本名だと思われるが、今のところ愛称かアバター名でしか呼ばれていない。

*46 初出後に後発作品に合わせた修正がなされているのはこれらのみ。オリジナルを持っているなら比較してみるのも面白いだろう。

*47 特にデスゲーム以前~初期のキリトの人物像がSAOPと大きく異なる

*48 新型コロナウイルスの影響によって4月から7月に放送延期になった

*49 厳密には20巻以前

*50 三万人といってもその内の数百人は無料招待された帰還者学校の生徒達が独占しているので、実際にはもう少し少ない。

*51 これまでもPCのカスタマイズ要素はあったのだが、それはあくまでもおまけ要素でストーリー的にはキリト主人公だったため、正真正銘「プレイヤー自身が主人公」というのは(コンシューマー機では)初となる。スマートフォンゲームでは前例あり。