私立文月学園

登録日:2012/06/12(火) 21:57:58
更新日:2024/02/05 Mon 18:38:54
所要時間:約 9 分で読めます




ライトノベルバカとテストと召喚獣』の舞台である高校。
特に中等部などの存在が見当たらないが「高校」ではなく「学園」を名乗っている。まあ二次元ではよくある話だ。


◆外観など
見た目は普通の校舎。
試験召喚システムと呼ばれる特殊な制度を導入している関係上かなりの防音性を備えた新校舎と、導入以前から存在する旧校舎が存在し、
両校舎は廊下で繋がっている。
床は通常物理干渉ができない召喚獣が歩けるように特殊な加工がなされている。
(ただし作中で本来物理干渉できないはずの瑞希の召喚獣が学校外で召喚された場面がある)
そのため、学園であり、かつ、 試験召喚システムの研究のための施設 という側面を併せ持っている。
これに伴い、私立校にも関わらず生徒の学費はバカみたいに安い。

海外に姉妹校があるらしく、作中後半ではその姉妹校から交換留学生のリンネ・クラインが入学してきた。 


◆校則、慣習
  • 授業に関係のない私物(携帯電話を除く)の持ち込み禁止。
作中何度も登場する校則。もっとも本当に守る生徒など皆無に等しい。聖典(エロ本)の持ち込みや抱き枕カバーの販売とか普通に行われてるし。


  • 試験召喚システム/試験召喚戦争
この作品の根幹。
問題数無制限のテストを一時間で解き、その点数が各人の召喚獣の強さとなる。
その召喚獣を使った試験召喚戦争でクラス設備を賭けて成績によって分けられた各クラス同士が争う。
上位クラスが勝てば下位クラス設備が一ランク下がり、下位クラスが勝てば上位クラスの設備と入れ替えることができる。
なお、1年生は召喚獣を喚び出せるが試験召喚戦争はできない。

この制度の関係上、上位クラスほど高級な設備の恩恵を受けられるため、
一部の上位クラスの生徒が下位クラスの生徒達を見下してバカにする というスクールカーストが表面化している。
ギャグ作品なのであまり言うのは野暮だが、このまま放っておくと、某金田一少年四ノ倉学園極問塾
あるいはエンドのE組天之御柱学園都市のような ブラック校ルート行き間違いなし である。

だがババア長の態度を見る限りだと、学園内の生徒同士の格差問題は黙認しているようであり、
むしろ、「これによって下位クラスが上位クラスに勝つために必死で勉強すれば、生徒の学力は向上するし、試験召喚システムの良い研究結果が取れる」
と思っている節がある。
アニメ版一期最終話のババア長のあるセリフに、その考えの真意が現れているのだが、
原作の後半では、リンネの出身校である姉妹校の学園長からの「 学年の隔てなく学校全体で設備を賭けて試召戦争を行うべきなのではないか
というアイディア先生同然の口出しと、それに便乗した3学年Aクラス代表の高城雅春の企みのせいで、
試験召喚戦争のルール自体を大きく変更することを余儀なくされてしまう。
このような想定外の出来事は、ババア長にとっても不本意だったことだろう…。
  • 学力強化合宿(原作第3巻、アニメ二期5~7話に登場)
二年は毎年合宿が行われる。ただしモチベーションの向上が目的のため授業は行われず基本的にクラス合同で自習が行われる。(例えばAクラスとFクラスを同じ部屋で自習させることでFクラスはAクラスを見てああなりたいと思い、AクラスはFクラスを見てああはなるまいと思える。)ただアニメの描写を見る限り明久曰くFクラスは効果があるか分からない模様。宿泊施設は元々は旅館だった所を買い取り文月学園仕様に変えたもの。故に召喚獣の召喚も可能。

◆経営
進学校であるとはいえ、まだ試験校ということもあり、世論の声やスポンサーの胸先三寸によって運営が左右されやすく、
イメージの低下を避けるために、学園内での不祥事は大っぴらにできないという問題点がある。
正直、変態・同性愛者・ムッツリスケベなど、性格に難ありな生徒が多くいる時点で、イメージもへったくれもないような気がするが…


◆各クラスの設備と主な生徒
★はクラス代表。

主人公の吉井明久が所属するクラス。最下位クラスなので基本バカの集まりであるが、時に驚くべき団結力を持つ。
ついでにモテない男の集まりでもある。

設備:古びた卓袱台と畳(3巻以降は新品)に加え、壁には穴が開いており隙間風が酷いなどで悲惨な状態の様子。
ただし後にAクラスとの戦争に敗れ、机はみかん箱(ダンボール)になった。
既に最低最悪の設備だが、試召戦争の結果次第ではまだまだ下がある。
一時はダンボールよりも酷い画板(首に掛けるスケッチブック)になったこともある。



  • 2年Eクラス
体育会系の集まり。部活に精を出しているため勉強が疎かになっているらしい。
明久に因縁がある代表を始めとして、「Fクラスと一緒にするな」と敵対心が強い。

設備:昭和っぽい雰囲気の教室。全体的に木製であるがFクラスの机ほどボロではない。

生徒
★中林宏美
 三上美子


  • 2年Dクラス
学力はおそらく中の下ほど。それでも明久からすれば充分頭の良い部類らしい。
バイタリティの塊のような性格の上、覗き騒動で強く出れない男子に代わり美春達女子の発言力が強い。
……代表は作中でも貴重なほどの常識人で、根本のあまりの横柄ぶりから雄二をフォローしている。

設備:少し貧乏な普通の高校レベル。特に特徴もなく「普通」を地で行く教室である。

生徒
★平賀源二
 清水美春
 玉野美紀


  • 2年Cクラス
設備:教室の広さが通常の教室の面積の2倍ほどある。横長の大きな机と、天井に吊るされた液晶モニタや大きな上下可動式のホワイトボード(?)が特徴的で、大学のちょっとした講堂という感じである。
Bクラスよりも設備が良さそうに見えるくらいに充実している。

★小山友香
 黒崎トオル
 新野すみれ


  • 2年Bクラス
1巻で代表が卑怯な手を使ってFクラスと戦争をするも結局敗北、以降まとまりがないらしい。
なお、BクラスとCクラスの代表同士は2年次の文月学園祭までは恋人同士だった。

設備:Cクラスと同等か少し広いくらいの大きさ。
1つの机に対して6つの椅子が3つずつ対面式に配置されている。
教壇とその後ろには横長のホワイトボードがある。



★根本恭二
 岩下律子
 菊入真由美


  • 2年Aクラス
最上位クラス。Bクラスに毛が生えた程度の生徒40名と、次元の違う生徒10名で構成されたクラス。
何かとFクラスとの絡みが多いが成績を鼻にかける者は少ない。

設備:リクライニングシート、電子黒板、個人用のエアコン、ノートパソコン、冷蔵庫、冷蔵庫のお菓子など。これでもFクラスと学費は同じ。

霧島翔子
 木下優子
 工藤愛子
 久保利光
 佐藤美穂


  • 3年Aクラス
3学年の最上位クラスで、2年間も召喚獣を使い勝ちまくっていることもあり、実力も折り紙つきの生徒が多い。
…が、2年Aクラスと違って成績を鼻にかけている者や、性格に問題のある者がいて、事あるごとに2学年のクラスと対立している。
11巻・12巻ではその因縁や、姉妹校からの余計なお世話提案も関係して、3学年連合VS2学年連合の試召戦争が行われるが、
この時に代表が吐き気を催す邪悪なことをやらかした。
設備、内情共に詳細不明だが、おそらくは2年Aクラスと同様のモノであると思われる。

★高城雅春
 常村勇作
 夏川俊平
 小暮葵

※他に3学年クラスはB~Fクラスまであるものの、そのクラスの一部の生徒の名前が確認されたのは、終盤の展開が書かれている11巻・12巻であるため、
設備・内情どころか各クラスの代表の名前すら明らかにされていない。 


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最終更新:2024年02月05日 18:38