ドイツ料理

登録日:2012/02/23 The 08:49:52
更新日:2024/03/26 Tue 17:48:05
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ドイツ料理とは、その名の通りドイツで生まれ食されている料理の総称である。

さて、ドイツの料理と聞くとまずソーセージジャガイモを使ったものやザワークラウト、それにとりあえずビールを連想する人は多いと思われるが、当然ながらそれ以外にも様々な料理や飲み物がある。
例えば地域によってニシンなどの魚料理やベルリン名物アイスバイン、ドイツ版カツレツのシュニッツェルなど食文化は多様。
なお、フランス料理とは違い、食材の元の味を生かすのが特徴で概ね素朴な印象。

ドイツというのがこれまた国境がものすごく長く、気候も地勢も州や県ごとにまったく違う連邦国家なので、その食文化をまとめるのは難しいが、基本的には冬が厳しく、水資源も豊富ではなく、しかし山と平地の幸には恵まれている土地。
よって小麦やイモやブドウ、牧畜その他を活かしてどうにか冬を乗り切る保存食のテクノロジーが発達した……
というのが表面的なドイツの食文化のイメージだろう。

「ドイツ人は温かい夕飯を食べない」という言葉もある。これは昼食と休日の夕飯のみに温かい食事を作って食べて、それ以外の夕飯は簡単に食べられるものだけで済ませるという習慣を指す。逆に言えばそれだけ日持ちする保存食が一般的かつ常食されているということでもある。

ただし、前述した通り地域によって大きく異なってくるのを忘れないようにしたい。

この項目では、そんなドイツ料理の数々を紹介していく。



■パン

大きく分けてブロート(大型のパン)とブレーチェン(小型のパン)の2種類が存在する。
ブロートは薄く切って料理に添えられることが多く、ブレーチェンは朝食でバターやジャムを塗って食べられる。
おおむね、ライ麦粉メインの黒パンと小麦粉メインの白パン*1に分かれており、黒パンは酸味と重い質感があり、白パンはふっくら柔らかいのが特徴。
寒くて土地のやせたドイツではライ麦が小麦より優勢で、ライ麦粉も製パンには重要な材料だった。

  • プンパニッケル
ドイツ北西部ヴェストファーレン地方の名物であるライ麦パンの一種。
ライ麦パンの中でも中身がぎっしりと詰まっていてズシリと重い。
強い酸味と仄かな甘さ、そして腹持ちの良さが特徴。
薄くスライスしてバターを塗り、生ハムなどと一緒に食べると美味。

  • ゾンネンブルーメンケァンブロート
ヒマワリの種を混ぜたパン。
意味はそのまま「ヒマワリの種パン」。
「ゾンネンブルーメン」の意味を「ヒマワリの種」と紹介するサイトも多いが、実際にはそれ自体は「ヒマワリ」の意味*2

  • キュルビスケァンブロート
こちらはカボチャの種を混ぜたパン。


パスタ

パスタと言えばイタリアだが、ドイツ料理にだってパスタはある。主に南ドイツで食されることが多い。

  • シュペッツレ
シュヴァーベン地方の名物で、小麦粉とで作る平べったい麺。
茹でた後、バターを加えたり軽く炒めたりすることが多い。
卵を多く使うため他のパスタと比べて柔らかく、肉料理などの添え物として出される。

  • マウルタッシェン
小さな四角形をしたドイツ版ラビオリ。ひき肉やほうれん草などを包んで食べる。
宗教上の理由で肉を食べられない時期に「パスタに肉を隠して食べれば神様にばれないだろう」という理由で考案されたという逸話がある。


■肉
特に豚肉が好んで食される。ソーセージが最も有名だが、それ以外にも様々な肉料理が存在している。
また生肉を食べる文化も広く定着している。日本人が生魚を食べられないと死んでしまうように、ドイツ人は生肉を食べられないと生きていけない(※比喩)ため、安全に生肉を食べられるように厳しい衛生管理体制のもと流通している。

  • ハンバーグ
挽き肉の練り物のステーキ。
日本人のソウルフード(あれ?)であるハンバーグの語源は、もちろんハンブルク*3市。
大元をたどると、ドイツ北部に侵入してきた韃靼(だったん)びとの生馬肉の挽き肉料理から生まれたタルタルステーキを源流としている。
生肉の挽き肉を安全に食べるのは大変だし、焼いた方が安心だからね。

  • シュヴァイネブラーテン(Schweinebraten)
豚のアバラやモモ・肩などの肉に・胡椒・香辛料を加えて焼くだけのシンプルな料理。
だがシンプルゆえ美味いのだ。

  • カッセラー(Kasseler)
塩漬けにしたアバラ肉を燻製にしたもの。煮込みの材料やローストにして食べる。
脂っこくなく、燻製の香りと塩味が絶妙な一品。

  • シュニッツェル(Schnitzel)
豚肉や仔牛肉の薄切りにパン粉を付けて油で焼いたドイツ版カツレツ。サクサクとした食感が絶品。

  • アイスバイン(Eisbein)
「氷の脚」という意味。何故そのように呼ばれたかは諸説ある模様。
塩漬けにした豚のすね肉をたっぷりの熱湯で柔らかく茹で上げたもの。
なお、アイスヴァイン(Eiswein)というものもあるがこれはワインの一種であり全くの別物。

  • シュヴァインスハクセ/シュヴァイネハクセ(Schweinshaxe)
こちらは豚のすね肉をローストしたもの。
骨が付いたままの肉がゴロッと皿に乗っている様はさながらマンガ肉の様な迫力がある。

  • メット
味付けした生の豚ひき肉。加熱せず生肉のままパンに乗せたり挟んだりして食べる。
ソーセージにすることもある。

  • レバーケーゼ(Leberkäse)
ひき肉とスパイスを混ぜて四角い型に詰めて焼いたもの。
名前に反してレバー肉もチーズも入っていない(地方やレシピによっては入る事もある)。
ミートローフの一種とも言われるが、アメリカのものよりぎっしり圧縮されているため、見た目はスパム等のような肉で出来た練り物に近い。

  • ザウアーブラーテン(Sauerbraten)
「漬けたロースト肉」という意味。
肉を酒や酢・香辛料をベースとしたマリネ液に数日間漬けた後、更に数時間かけて焼いたもの。
通常は牛肉で作るがジビエ肉で作られる事もある。


●ソーセージ

御存じドイツ料理の代名詞。ドイツ語ではヴルスト(Wurst)と言う。
ドイツのソーセージには塩・香辛料・ハーブは加えることを許れているが、麦粉や大豆を加えることは禁止されている(例外あり)。
茹でソーセージ・保存用ソーセージ・内臓ソーセージの3つに大きく分類される。

  • 茹でソーセージ
最も一般的なもの。生の赤身肉と脂肪に塩・香辛料を加えて腸詰にした後、茹でる。
屋台などで焼いて出されることも多い。

  • 保存用ソーセージ
材料は茹でたものと同じだが、加塩・燻製・乾燥いずれかの方法によって熟成させ保存性を高めてある。

  • 内臓ソーセージ
下茹でしたレバーなどの内臓と赤身肉、血が材料となる。
いわゆる血液ソーセージはドイツ語では「ブルートヴルスト(Blutwurst)」という。
塩や香辛料を加えて皮に詰め、もう一度茹で上げて作る。

  • カレーヴルスト
ソーセージの上にトマトケチャップとカレー粉をかけたシンプルな料理。フランスの「カレー地方」とは関係ない。
ソーセージは店によって丸ごとで出されたり切って出されたりと様々。
付け合わせにはフライドポテトが添えられる。

  • 死んだお婆ちゃん(Tote Oma)
ブルートヴルストにジャガイモとザワークラウトを添えた料理。しっかし何ちゅう名前だ


■魚

南地方では淡水魚、北地方では海水魚が食されている。
マスやツァンダー、クリスマスにはコイも食べられるがニシン料理が最も有名だろう。
またタラやカレイなどの白身魚をバター焼きや揚げ物にして食べることも多い

  • フォレレブラウ
内臓を取り除いたマスを塩・酢・ワインを入れて沸騰させたお湯で煮た料理。
茹でたジャガイモを添えて食べる。

  • ロルモプス
酢漬けにしたニシンでタマネギキュウリのピクルスを巻いたもの。


じゃがいも

ドイツを代表する食材。主食と言っても過言ではない。
中南米原産のため、ドイツに伝わるまで時間がかかり栽培され始めた時期こそ17世紀と遅めだが、その生命力で瞬く間に同国の主食となった。
昔は「じゃがいもでコースを作れない女を嫁にするな」とまで言われていたほど。
スープをはじめ、塩ゆで・油炒め・グラタン・サラダ・マッシュポテト・お団子など調理法は様々。

  • ブルートカルトッフェル
厚めの輪切りにしたじゃがいもを油で炒めたもの。
玉ねぎやベーコンを加えて塩・胡椒で味付けしたものが所謂ジャーマンポテトの原型。

  • ライベクーヘン
摩り下ろしたじゃがいもに細切りにしたタマネギを混ぜ、かき揚げのように油で揚げたもの。
屋台の軽食や料理の付け合せとして出される。

  • カルトッフェルンクヌーデル
潰したじゃがいもで作ったお団子。
もちもちとした食感で料理の付け合せに出されることが多い。


■野菜

じゃがいも以外にもキャベツや豆、カブ、アスパラガスが良く食べられる。
カブは北ドイツで多く食され、豆もタンパク源として重宝されている。
アスパラガスはホワイトアスパラガスが好まれ、シンプルに茹でて溶かしバターやオランデーソースを付けて食べる。

キャベツに塩をして発酵させたもの。酸っぱいため勘違いされがちだが酢は入っていない
酸っぱいのは乳酸菌によるもの。
ムラなく発酵させるためにはキレイに千切りしないといけないので製造作業は実に大変。
保存が効く上にビタミンCを含む為、海軍では壊血病予防の食材として好まれた。火ィ入れるんじゃねえぞ!
本式とは違うが、酢を加えて短期間でそれらしい味わいに仕上げる「急造」レシピも発明されている。

  • ライプツィガーアーレライ
様々な茹で野菜を盛り合わせてホワイトソースで和えたもの。
ニンジン、えんどう豆、アスパラガス、ブロッコリー、セロリなどが使われ、豪勢なものではロブスターが入ることも。


■果物

リンゴが代表的な果物だろう。ドイツの寒冷な気候はリンゴの栽培にピッタリなのだ。
生食はもちろん、料理や菓子、ジャム、ジュース、砂糖漬け、リンゴ酒などに使われている。
他にも苺などのベリー類も好まれている。

  • 天と地(ヒンメル・ウント・エアデ)
到底、料理の名前とは思えないがライン地方の名物である。
リンゴとじゃがいもを柔らかく煮たものを潰して混ぜ、油で炒めたソーセージやベーコンをのせたもの。


■お酒

ドイツのお酒と言えばビールが最も有名だろう。
約500年前にバイエルンで「ビール純粋令*4なるものが制定され「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料としなければならない」とされているほど品質は徹底されている。
常温で飲んだりレモネードで割ったり、呑み方も多様に開発されている。
しかしビール以外にもワインなども色々あるので、現地に行ったらビール以外にも目を向けては如何だろうか。
ちなみにドイツワイン愛好家とフランスワイン愛好家は殺し合いに近いほどに仲が悪い*5
だがビールの歴史が長い一方で、ウイスキーの歴史は浅くここ100年にも満たない。
イギリスでウイスキーが発達したのとは対称的で興味深い。

  • ベルリナーヴァイセ(Berliner Weiße)
「ベルリンの白(ビール)」の意味。
ベルリン名物のビールで、赤いラズベリージュースや緑のクルマバソウのジュースで割って飲む。
お酒が苦手な人でも美味しく飲める。

  • トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)
ボトリティスシネレアという黴が生えて乾燥した完熟葡萄を使った、いわゆる貴腐ワインを指す。
非常に甘口で食後のデザートにおすすめ。もっとも、高価なので滅多に口にできないが……。
定義的には糖度による分類なので、貴腐化なしで規定の糖度に達したワインも一応ここに含まれる。

  • グリューヴァイン(Glühwein)
いわゆるホットワインカクテル。
ワインを温め、香辛料やハーブ、甘味、果実や果汁を足して飲む。
加熱でアルコールが飛ぶのでブランデーを後から足す飲兵衛優勝仕様もある。

  • アイスヴァイン(Eiswein)
「氷ワイン」の名の通り、摘み取りを11~12月まで遅らせ、凍った葡萄の実を凍らせたまま圧搾する事で作られるワイン。
量が取れない上に動物に取られる・場合によっては実が凍らず腐るといったリスクから希少性が高く高価。
貴腐ワインと同様かなりの甘口で、なおかつそれらよりすっきりとした味わいとされる。

  • イェーガーマイスター(Jägermeister)
リキュールの一種。
鹿のラベルが描かれており、これは「ある猟師が光る十字架を角の間に抱いた牡鹿と出会い、それを切っ掛けに狩人の守護聖人(イェーガーマイスター)となった事から」、もしくは「その狩人を『ハンターマスター(イェーガーマイスター)』として敬意を表したもの」等とされている。
スターアニス、シナモン、カモミール等々、実に56種類ものハーブや香辛料が用いられている。
正確なレシピは秘匿されているため、製法に関する詳細は不明。
普通にストレートで飲まれる事もあるがカクテルにされる事もある他、薬酒として用いられる事もあり、
そういった点からドイツ版養命酒などと呼ばれる事もある。

  • キルシュヴァッサー(Kirschwasser)
直訳で「サクランボ水」という意味。
潰したサクランボを発酵させ、6週間寝かせた後で作られる蒸留酒。南部の名産であり、オーストリアやスイスでも作られる。
主に食後酒として用いられる他、後述するシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテの香り付けに使われる事もある。

サクランボを潰した後、発酵の代わりにアルコール漬けにした後で蒸留して作るキルシュガイスト(Kirschgeist)*6というものもある。

  • アクアビット(Aquavit)
「命の水」という意味。
ジャガイモの蒸留酒。
ドイツ以外に北欧諸国でも作られている。
コジマに憑りつかれた変態企業の名前の由来


■菓子

意外と甘さ控えめで食べ応えがあることが特徴。バウムクーヘンが特に有名。
ドイツ人はチョコレート大好きなのでチョコ類も愛されている。
なおザッハトルテは名前はドイツ語だがオーストリアのお菓子なのでここでは除外。

意味は日本語で「樹木ケーキ」。
芯に生地を薄く巻いて焼いていき、焼けた層に生地をかけてまた焼くということを繰り返して作る。
本場のものは「バター以外の油やベーキングパウダーを使ってはならない」とされている。
日本ではドイツ菓子の代名詞的な扱いだが、実は本国では「マイスターが作る高級菓子」という認識。
そもそも認知度自体がそこまで高くもないため、ドイツ人でも現地で食べた事はおろか見たこともない、日本に来て初めて食べたという人も多いようだ。
個別項目もどうぞ。

  • シュトルーデル(Strudel)
「渦」という意味。
布の上で薄く伸ばした生地に、リンゴなどで作った中身をのせて巻いていきオーブンで焼き上げた菓子。
リンゴを巻いたものは「アプフェルシュトルーデル(Apfelstrudel)」という。映画『イングロリアス・バスターズ』に出てきたのがこれ。
焼き上がった後は粉砂糖をかけてバニラアイスや生クリームを添えて頂く。
爆撃王とは関係ない……多分。

  • シュトレン(Stollen)
日本では「シュトーレン」とも表記される。意味はドイツ語で「坑道」。トンネルのような見た目になる事から名付けられたとされる。
ドライフルーツやナッツがたっぷり練り込まれ、上に粉砂糖がまぶしてあるパン。
ドイツではクリスマス当日まで少しずつスライスして食べる習慣がある。全体のカロリー量が非常に高いので一度に纏めて食べると相当重たい。

  • スパゲッティアイス

  • シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(Schwarzwälder Kirschtorte)
どこぞの魔王かはたまた中将みたいな名前の響きだが、(日本人にとっては)物々しい印象の名前に反し、
「黒い森のさくらんぼケーキ」という何の事はない可愛らしい意味。
チョコレートが練り込まれたスポンジ生地で作られ、またイチゴの代わりにサクランボを乗せ、上にも削ったチョコレートが振り掛けらたケーキ。

  • アイアシェッケ (Eierschecke)
意味は「まだらな卵」。ドレスデン地方名物のチーズケーキ。その名の通り、上側の表面がまだら模様になる。
クリーム、チーズ、サブレ他の3~4層構造という凝った作りになっている。
逸見エリカのハンバーグと並ぶもう一つの好物がこれ。

  • ショカコーラ(Scho-Ka-Kola)
赤と白の丸い缶で有名。1935年に生まれてから現代でも作られている。日本に居ながらでも通販により入手可能。
名前はコカ・コーラの捩りやタイポとかではなく、本当にこういう名前。
チョコレート(ショコラーデ)Schokolade)、コーヒー(カフェー)Kaffee)、コーラの実(Kolanuss)が混ぜられている事から、それぞれの名前を取ってこの名前が付けられた。
カフェイン量が非常に多く、眠気覚ましや集中力向上などエナジードリンクに近い使われ方をされる事も多い。
栄養分も豊富という事でドイツ軍等がレーション(戦闘糧食)にも採用している。

コーヒー入りというだけあって味は甘さ控えめで苦みが強い。
青い缶の「ミルク」版もあり、こちらは苦みが抑えられ甘みが強くなっている。






追記・修正はドイツ料理を食べてからお願いします。

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最終更新:2024年03月26日 17:48

*1 もっとも、ライ麦も丁寧に糠を取り除いて細かく粉にすればそれほど黒くはならない。『アルプスの少女ハイジ』などで黒パンが貧民の食べ物扱いされているが、これは技術的に未発達だった製法で作られた「安い」パンが黒かったせい。

*2 「ゾンネ(Sonne)」は『太陽』、「ブルーメ(Blume)」は『花』の意味。つまり「サンフラワー(Sunflower)」のドイツ語相当の語である。

*3 ドイツ語の発音で語尾の「g」はにごらないため、発音はハンブル「ク」になる。

*4 2021年現在においても、さすがに今に至るまでにいくつか追記がされこそしたが、現役で効力を持つ法令である。飲食物に関わる現役法令としては世界最古。

*5 漫画『エリア88』では、フランスの宿屋でドイツワインを注文した所「フランスでドイツワインを頼むとは命知らずな」とリアクションされる場面がある。

*6 意味は「サクランボ幽霊」。