魔の十日間

登録日:2012/09/07 Fri 00:02:26
更新日:2021/09/05 Sun 15:23:20
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メダロットシリーズの用語の一つ。
2010年に発生した、メダロットの世界で最初にして最大の、そして最悪のメダロット暴走事件である。

事件の原因はロボロボ団による怪電波であるが、媒体によって事件の顛末が一部異なる。


【漫画版】
国際ロボトル選手権決勝、あがたヒカル対セレクト隊隊長タイヨウとの戦いの目前にパトラ・タワラーマの証言によりセレクト隊=ロボロボ団であることが判明し、タイヨウが逃走。この後に町中のメダロットの殆どが暴走した事件。

この時、ロボロボ団のボスであるタイフーン(=タイヨウ)の仕向けたビーストマスターの放ったデスブラストによりヒカルのメタビーはパーツ・ティンペットだけでなくメダルごと大破。ヒカルも三ヶ月もの間意識を失ってしまう。

ちなみに暴走の原因はセレクト隊が販売していた人工メダルが、ロボロボ団の立て籠るセレクトビル屋上から発生する怪電波によって操られていたため。
しかし、ヒカルや彼の仲間達のメダルは天然メダルであり暴走せずに済んだ。

最後はメダロット博士が集めたヒカルら子供達の活躍によりセレクトビルは崩壊、ロボロボ団も壊滅し、暴走は収まり世界は平和を取り戻した。

…しかし、この事件が人々の心に残した傷はあまりに大きく、メダロットの所有は登録制になり、マスターのいない、所謂野良メダロット達は行き場を失ってしまう。


【ゲーム版】
初代メダロットの終盤に起こる最後の事件。
セレクトほんしゃビルから発信された怪電波により、セレクトメダル(セレクト隊が販売していた、育てやすいという触れ込みの初心者向けメダル)を装着したメダロットが暴走した事件。

ヒカルは単身セレクトビルに侵入し、バリアシステムや暴走システムを解除した後、タイヨウの操るビーストマスターを倒すというシナリオ。
ちなみにヒカルの友人達も別行動でセレクトビルに侵入しているが、ゲームの都合上一緒に戦う事は出来ない(仲間と共に戦うシステムが追加されるのはメダロット3から)

他の媒体程大規模な事件に発展しなかったのか、ゲーム本編及びこれ以降のシリーズでも「暴走事件があった」程度の認識であり「魔の十日間」という表記はなされていない。

また「メダロットDUAL」にこの際使用された怪電波発生装置が登場。例によってロボロボ団が所有している。
しかし既に骨董品とも呼べるほど古い品であり、かつての事件の教訓からかメダロッチの制御下にあれば防げる代物であったが…


【アニメ版】
本編の八年前、世界ロボトル選手権で起こった事件。
当時選手権に参加していたヒカルとその相棒メタビーは決勝戦まで順調に駒を進めていた。
しかし決勝戦に於いてレアメダル同士の共鳴が発生。これにより、世界中のメタビーと同じカブトメダルを装備したメダロットが一斉に暴走、大惨事を引き起こしてしまう。
被害の規模は他の媒体に比べかなり甚大だったようで、ヴィクトルは家族を失い、タワラーマなどは「魔の十日間を引き起こした」としてヒカルを恨むようになる。
そして、事件収束の為、ヒカルは自らの手で相棒であるメタビーのメダルを破壊しなければならなくなってしまう(ちなみにこのメダルは後に修復され、現在はアークビートルに装着されている。本編中でアークビートルが一言も話さないのはこの為)。
ヒカルはこの決断をするのに十日間を要した。故に暴走は十日間続き、事件は後に「魔の“十日間”」と呼ばれるようになったのである。

なお、この事件の影響で当時の世界大会の記録は殆ど残されていない。

そして本編、イッキ達が参加した世界大会ではヘベレケ博士が様々な罠を仕掛け、魔の十日間を再び引き起こそうと目論んでいた…



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最終更新:2021年09月05日 15:23