アパチャイ・ホパチャイ

登録日:2011/07/13(水) 17:33:10
更新日:2023/03/10 Fri 02:03:23
所要時間:約 7 分で読めます





「やあ!アパチャイだよ!」


史上最強の弟子ケンイチ』の登場人物で、粱山泊の豪傑が一人。


プロフィール

年齢29歳
誕生日 不明
身長201㎝
体重120㎏
趣味 公園のハトにエサをやる、子供や動物と遊ぶ、オセロ
好きな物 ハンバーグ、カレー、スパゲティ
嫌いな物 オバケ
将来の夢 ハンバーグの王国で暮らす


裏ムエタイ界の死神


ムエタイ及び古式ムエタイ・ムエボーランの達人。
2Mを越える褐色肌の大男で、初対面の人間はほぼ必ず悲鳴を上げる。
武道家としてのタイプはであり、本人はリミッター解除の危険性について認識してるらしく、度々注意している。
スポーツ万能な一面もあり、バスケットの腕を披露している。

幼い頃から命懸けの裏ムエタイ界で生きており、条件反射で全力攻撃が炸裂する為、兼一からはメチャクチャ恐れられている。(作中では一度心停止させており、後にも同様の事が何度かあった模様)
「うっかり全力」に関しては本人にとってもコンプレックスとなっており、仲間と手加減の練習をしたり、兼一が自分との修行を望むと感動する。
一方、子供や動物からは非常に好かれる優しい性格(アーガード曰く一緒にいると心が和むらしい)で、長老からは「遺伝子レベルにまで達している」と評されている。
近所の子供達とは仲が良く、粱山泊による武術教室の際も子供達から好評だった。

動物とは会話(テレパシー?)が可能で、情報収集や競馬での八百長に利用された。
他者の危機へは迷わず助けに向かい、火事で取り残された赤ん坊を助けたり、銀行強盗を制圧する等して各地で伝説となっている。
兼一とは仲が良く、弁当を届けたり他の師匠から庇ったりする他、自身にとって初めての弟子である為に多大な思い入れがあり、「死んでも守る」と固く誓っている。
敵よりも先に自分との修業で殺しちゃいそうなのはご愛嬌。

間違った日本語を覚えており、度々秋雨の訂正が入るが、テレビ等から聞き齧った台詞は流暢に喋れる。

幼い頃から大食漢であり、中でも好物はハンバーグ。粱山泊の財政が危機に陥ると食事量を減らすが、反動も凄い。
ロムタイフンジム時代にを飼っていたが、本人は猫だと思い込んでいた。名前はメーオ(タイ語で。なんでこんな名前にしたかというと、周囲の人たちが当然のごとく虎と認識していたのをアパチャイは「虎と誤認している」と勘違いし、猫であることを名前の時点で分かってもらおうと思った故の措置である)。

特技は師であるソムバットの物真似。クオリティは高いらしい。
飛行機が苦手で、粱山泊へ来る時は海を渡ってきた。大統領だってぶん殴ってみせるが飛行機だけは勘弁らしい。劇中、やむ得ず飛行機に乗ることになった際も梁山泊の達人の面々が四苦八苦させ、搭乗中は終始怯えていた

「アパちょう」という名の手帳を所持している。



過去


幼少時から孤児であり、隻眼の老人に拾われ金稼ぎの道具としてムエタイを仕込まれた。
この頃は満足に食事も与えられず、酷い扱いを受けていた模様。
刺激を受けると暴れだし、毎度引き取り手を潰してしまっていた。
しかしロムタイフンジムの会長であるソムバットが気に入って引き取り、当時のJr.チャンピオンであったアーガードを兄弟子として慕った。
順調に実力を伸ばしていくが、ソムバットの死後は対戦相手がいなくなる程に強くなってしまい試合には出れず、ファイトマネーを稼げない事に負い目を感じていたが、その善良な性格からジムの仲間からは可愛がられており、彼らがアパチャイの分のファイトマネー(厳密には食費)も稼いでいた。

裏ムエタイ界における権力者であったソムバットが亡くなった事でジムは政治的に追い詰められ、アパチャイを盾に取られて(もしも勝ってしまったらアパチャイを強制移籍させると脅されて)八百長を強制されたアーガードは試合でわざと負けざるを得なかったものの、制裁として試合が終わった後に死ぬように巧妙にダメージを与えて対戦相手を殺害し、旅に出てしまう。

アーガードがいなくなった事でのさばり出した他ジムの無法者から町の人を守る等していたが、ある日帰郷したアーガードと再会した際に今までと変わらぬ笑顔の裏に何かただならぬものを秘めていることに気づく(直後にアーガードはその場を去り、アパチャイも思うところがあったのか後を追えなかった)。
それから間を置かずして裏ムエタイの本部が壊滅し、焼け落ちる本部の中にアーガードの姿を見たことから直感的に彼が殺人拳に染まった事を知り、自身は別の道を見つけるべく旅へ出た。

その後とある港で飢え死にかけていた所、略奪系海賊の親玉・グスコーから食べ物(ハエがとまったやつ)を貰った事に恩義を感じ、用心棒となったがここでの扱いも良くなかった。

後にグスコーの悪行を聞き付けた風林寺隼人(長老)が美羽を連れて世直しに訪れる。
アパチャイは船へ乗り込んできた長老と激突し、押されながらも長老の「武神の血」を滾らせる程に善戦する。
因みにこの時長老を鳥獣戯画の魅力に目覚めさせた。

戦いの中でグスコーが乱入し美羽を人質にとり、更に子供達を売り飛ばしていたという所業を知った事から、一瞬で一味を壊滅。
長老と美羽が日本へ戻る際に無理矢理ついて行き(入国審査はごり押しした)、そのまま粱山泊に住み着いてしまった。


使用した技


  • チャイキック
見た目は普通のキックだが、蹴り飛ばされた対象物がそのまま落ちてこず、空中で粉々に吹き飛ぶ。
アーガードから教わったキックの要訣を究極まで突き詰めたもの。
ケンイチも二度目のコーキン戦で使用し、決定打となったが当然粉々にはならない。


  • アパンチ
幼少の頃にアーガードから教わったパンチの要訣を自らの手で発展させたアッパーカット気味の強力なパンチ。
初期は単なる連続パンチだった。
兼一も二度目のコーキン戦で使用。
既に従来のムエタイ技の範疇に収まる技ではなく、兼一が使用したデッドコピー版ですら、ムエタイ・ムエボーランを極めたアーガードをして「オレが教えたパンチの要訣を究極まで突き詰めた何か」としか表現できなかった出鱈目な威力を発揮した。

  • マ・トロン
前進しながら両手による高速の連続パンチを放つ。 防弾アーマーを着た相手でも下手すれば死ぬ。

  • チャイシュート
蹴り上げて人間を遥か高くへ飛ばす技。
作中では剣星を要塞へ送り届けた。

  • よい子には見せらんないパンチ
本気になったアパチャイが両手から繰り出す超高速のパンチの猛ラッシュ。
相手がダウンしても尚打ち続け反動で浮かせ、殴り飛ばす。

作中では動物を平然と犠牲にする刺客に対して中華料理店内で怒りを込めて発動。
勢いが激し過ぎて殴った際の巻き添えで店内がズタボロになり、余りの容赦のなさに兼一が思わず目を背けるほどの惨劇となった。

  • ナロック・ギンナリー・レン・ナム(地獄で遊ぶ天女)
脇で敵を挟んだ状態から相手の顔面に踵蹴りを連続で浴びせる。
正しくはムエボーランの殺人技だが、アパチャイはあくまでも活人拳的に放つ。

  • バー・クワン・サバッド・ナー(狂気の牙を打ち振る舞い)
飛び上がり体を回転させながら落下し遠心力をつけた肘を振り下ろす。



沖縄戦におけるアーガードとの戦い


゙闇゙のアジト最上階にて再開した兄弟子と激突。
「アーガードを殺す気は毛頭ない」、「自身が極めたムエタイ技を兄弟子として見て欲しい」という思いを抱き、弟子達が思わず見呆けてしまう程に激しい戦いを繰り広げる。
そしてアーガードに活人拳として殺人ムエタイまでも極めた事を認められ、互いが師より伝授された奥義を放つ。


以下決着に関するネタバレ











互いの絶対なる秘技として放たれた一連の攻防の末、アーガードの首筋に強烈な肘打ちを食らわすが、自身も腹部を貫かれ倒れる。アーガードと蛮刀使い、二人の殺人術の達人が「確かに死んでいる」と評した確実な「死」のはずであった。
しかし兼一が蛮刀使いに殺されかけた瞬間、「兼一を死んでも守る」という誓いを守るべく復活。

生きてるのが不思議な位の重傷でありながら渾身の一撃で蛮刀使いを遥か彼方まで殴り飛ばした。そして、そうした一撃ですら蛮刀使いを殺さない活人の一撃であった。
てか蛮刀使いはアパチャイ全力のパンチ+高層ビルから落下のフルコンボを食らって何で生きてるのか不思議なレベル。



「アパチャイ、死んでも兼一守るって決めたよ!だから、死んでも守るよ!!」


「ゴメンよ兼一。死神さんにお願いして、少しだけ時間貰っただけよ」

「だから冷蔵庫の中のおまんじゅう、食べて良いよ。」


「アパチャイの初めての弟子、ケンイチ…死神さんとのお約束の時間よ。バイバイよ…」



本人は自分が死ぬ事を悟っていたが、友人が失われる事を拒否する秋雨と剣星の手で一命を取り留めた。







「あのね、アパチャイも追記・修正しようかと思うよ。」

「君は…思うな。」byしぐれ

「あ〜いや、もう少しアニオタwikiが丈夫になったらの!(汗)」by長老

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最終更新:2023年03月10日 02:03