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レイヴァン(FE)

登録日：2010/02/22 (月) 13:58:32
更新日：2023/11/08 Wed 12:30:43
所要時間：約 2 分で読めます



復讐……俺はそのことだけを考えて生きてきた。




出典：ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始（C） 2017 Nintendo ／ INTELLIGENT


ファイアーエムブレム 烈火の剣に登場するキャラクター。

CV：梅原裕一郎(ヒーローズ)

【初期値と成長率、CCボーナス】
傭兵 LV5
※矢印右側はハードモードでの初期値。±1程度の誤差あり。
HP-25→29(85)+4
力-8→10(55)
技-11→13(40)+2
速さ-13→15(45)+2
幸運-2(35)
守備-5→6(25)+2
魔防-1→2(15)+2
体格-8+1
属性-氷
剣C

プリシラの実兄で19歳。「レイヴァン」は偽名で、本名は「レイモンド」、愛称は「ヴぁっくん」(命名ウィル)。

元々はリキア同盟の一角、コンウォル家の嫡男であったが
物語の2年前、コンウォル家は友人の借金を肩代わりし莫大な負債を抱えてしまった結果、同盟資金を横領してしまい
それが原因で家は取り潰し、両親は爵位剥奪*1の直後に自害して果てた。
しかし巷ではオスティアによって陥れられたという噂が立ってしまっている。
彼もまたその噂によりオスティア家によってコンウォル家が陥れられたと思い込んでおり、エリウッド達に協力したのもヘクトルを殺害しオスティアに復讐するためである。

…上記の横領事件の調査を行ったのはオスティアのウーゼル候だが、
同盟の資金を横領された挙句に一族の首を狙われるというオスティア側にとってはあまりにも迷惑すぎる話だったりする。

実はこの真相…プリシラとオズインの支援会話の内容であり、
取り潰された理由が横領という話すら レイヴァンの会話や支援では一切でてこなかったりする 。
彼が知っていて両親の罪を認められないのか、横領の話自体を知らないのかは原作では不明。
前者なら単なる陰謀論だが、もし後者ならオスティアが世間にも家族にも真相を伏せているために世間に邪推されてしまったタイプかもしれない。
横領の動機や両親が自殺している部分はプリシラも知らないし。

支援によってはレイヴァン自身も黒幕が他にいてオスティアは関係ないのではと疑ったりするなど、案外話が分かるところもあるのだが、
確かに原因の人間は別にいるにしても横領した事そのものは事実であり、黒幕など最初からいないため、彼（とルセア）が真相にたどり着くことはない。

ちなみに、そのレイヴァンに八つ裂きにされてもおかしくなさそうな借金を作った全ての元凶は名前すら出てこず、結局誰なのかは不明。

登場章は16(17)章『謎の行方』にて。
ルセアと共にキアラン侯に傭兵として雇われていたが反乱を起こしたラウス侯の兵の襲撃を受けて捕虜として牢に幽閉されるも、城の奪還に来た勢力の中にオスティア侯の弟ヘクトルが居るのを知り門番を脅してと交渉してひとり牢から出てエリウッドらに襲いかかる。
最初は敵として登場し牢屋に入っているが、一定ターンが経過すると牢屋から出てくるので、プリシラで話すと仲間に出来る。
エリウッド編では基本的に動かず攻撃範囲内にプリシラがいても攻撃を仕掛けてこないが、
ヘクトル編ではあっちから向かってくる上馬鹿兄貴族の血に抗えず容赦無く斬りつけてくるので注意。ハードだと多少は育ててないとまず助からない。
エリウッド編では動かないのでじっくり...と言いたいが更にターンが経過すると同盟軍扱いの兵士たちが牢から出てきて彼と鉢合わせしてしまう。当然兵士らに襲いかかるため皆殺しにして外伝に行けなくなったり返り討ちにあってしまうことも。


冷静沈着で厳しい表情をしているゆえ一見近寄り難いが、打ち解けてみると結構面倒見が良く、ボケに痛烈な皮肉で返したりたじろいだり意外と愛嬌豊か。

傭兵でありながら戦士並のHPと力、剣士並の技と速さを併せ持つ。
特に力はそこいらの戦士顔負けの成長率であり、上級職が勇者なのが惜しいくらいである。
反面、幸運･守備･魔防は初期値もひどいがあまり(魔防に至っては殆ど)伸びないので事故死率も相当に高い。レベルの低いうちは闘技場での育成などは避けたほうが良いだろう。
このレベルアップで左側しか伸びない特徴だが、なぜかレイヴァンのみならずルセアにも当てはまっており、
どちらも力（魔力）・技・速さばかり伸びたりするので、コンウォル病などと呼ばれてしまっている。
プリシラもまた魔法系の宿命で守備が伸びないため紙である。
また幸運が低いのでヘクハーではドルイドのルナも怖い。

とは言え左半分は戦闘に於いて最重要な数値ゆえ、それが初期値、成長率共に高いので加入時から前線で戦うことが可能。
CCした頃には魔防は兎も角幸運＆守備も前衛としての最低限の水準には達するので、最終的にはスーパーエースとして活躍出来る。ハードだと若干とはいえブーストもかかるので鬼に金棒。

支援にも恵まれており、氷属性なので、どの組み合わせでも弱点の防御面に大きくフォローが入る。
特にルセアとプリシラとのコンウォル家トライアングルは効果が高く、成立も早い為、抜群の使い易さを誇る。
成立に時間がかかるが、レベッカやバアトルも弱点である守備や幸運を補った上で回避も更に上げられる。

気になる点はレイヴァンの能力に勇者の上限値が追いついてないことと、斧を振るには多少体格が心許無いことだろうか。
特に終章では強力な武器を使おうとすると重い勇者の剣やバシリコス、性能的には文句なしだが入手が遅すぎるリガルブレイド等になってしまい、それまでのように活躍できないことも。
ボディリングを1つ与えれば斧使いとしても戦いやすくなり、ておのやキラーアクス、ソードバスター(キラー)くらいなら攻速落ちを殆ど気にせず使えるようになる。

通信闘技場でも勇者の上限値の地味さが祟って目立たないが、勇者に追撃できるクラスはブレイブロード以外マイナー気味なのと魔法使いが不遇で魔防の低さを突かれにくいため使えなくもない。
カンスト状態だと剣を使える以外ほぼ劣化ウォーリアでソードキラーによる特効も怖いが、スナイパーからギリギリ追撃されないのは救い。
クラスの潜在能力が高いレベッカやウィル、バアトルを支援で同時に補助しつつ、使い手に恵まれず余りがちなリガルブレイドを活かすことができる。

彼自身は至って常識人なのだが、支援相手の言動がアレ（バアトルとかバアトルとか）な煽りを受けてか、電波扱いをされる場合もある。

ペアEDがルセアのみという点も疑いを濃厚にしている感アリ。

レベッカとの支援会話以外は苦労人オーラが全開で、ウィルの「じじむさい」という評は的確だといえる。
また、プリシラとの支援の時は彼女の兄様好き好き大好きぶりが凄まじい。

属性的に『蒼炎の軌跡』の主人公アイクの前身となったキャラとも言われている。


FEヒーローズ



もともとは剣を使っていたが……力を頼りとする俺にとってこの斧は性に合っている。



出典：ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始（C） 2017 Nintendo ／ INTELLIGENT

初期実装組の一人として登場。レアリティは☆4。イラストはAKIRA氏。神装版はニジハヤシ氏
原作では兵種的に剣メインなのはもちろん、前述の通り体格が微妙な数値なので、
傭兵系ユニットの中でも斧を扱うのに向いていない側なのだが、ゲームバランスの都合か斧ユニットにされている。
そのへんはゲーム内の台詞でも自分で指摘している。

武器スキルは自分から攻撃した時、2回攻撃。速さ-5の『勇者の斧+』
Aスキルはターン開始時、自分のHPが50％以下なら速さ+7の『速さの覚醒3』
Cスキルはターン開始時、周囲2マスの敵の守備−5の『守備の威嚇3』

ステータス的には攻撃・速さが高めでイメージ通りの性能。
勇者の斧は速さ-5されるので、高い速さというポテンシャルを活かしにくい。
Aスキルに「速さの覚醒」を持つため、自分のHPが一定値以下ならば勇者の斧のデメリットを打ち消せるが、レイヴァンがデフォルトで持つ奥義は体力回復の「太陽」なので相性が悪い。
勇者の斧装備でも弱くはないが、特筆するほど優れた点があるわけではないので、基本的にこの路線で鍛えるのは趣味の域。

2018年1月のアップデートから原作で登場する『バシリコス』がレイヴァン専用武器として追加。原作で持たせたことのあるプレイヤーは極めて稀であろう。
奥義カウント-1効果でキラーアクス鍛+の上位互換となっている。
特殊錬成は「死線3」の効果を追加できる。
これにより禁断のダブル死線(攻撃・速さ+10、守備・魔防-10)が可能となり、実行すると☆5無凸標準個体で攻撃60 速さ45 守備15 魔防12という、コンウォルの精神が形になったようなユニットが誕生する。
現在ではほぼバシリコスを装備する方向で運用することとなるだろう。

お前らの敵の中に冥殿がいるな？

追記・修正してやるからその冥殿をやらせろ。

……Wiki籠りに恨みがある。

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最終更新：2023年11月08日 12:30

*1 余談だがリキア同盟はローラン家直系で盟主のオスティア家も侯爵でありそれぞれ対等な立場とする同盟……というのは分かるのだが、それなら王や公爵などは？各王国とした方が良かったのでは？爵位剥奪する権利を誰がどう持っているのか？という少しよく分からない関係だったりもする。