ベリアル銀河帝国軍

登録日:2011/12/17 Sat 20:00:49
更新日:2024/01/17 Wed 16:43:50
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絶望の恐怖を味わうがいい!!



ベリアル銀河帝国軍とは、映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』にて登場する敵勢力である。



【概要】

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』での戦いに敗れたウルトラマンベリアルが、
ウルトラマン達が活躍するM78星雲とは別の宇宙「アナザースペース」に築き上げた巨大な帝国

アナザースペースの星々に破壊と殺戮をもたらし、この宇宙の主要資源である「エメラル鉱石」の略奪を繰り返すなど、暴虐の限りを尽くしている。

ウルトラマンゼロその仲間達の敵として戦うことになるが、主要キャラとのバトルだけでなく、
宇宙空間での艦隊戦も描かれており、映像作品としてのウルトラシリーズの中でもトップクラスの戦力を見せつけた。



【構成メンバー】

◆銀河皇帝 カイザーベリアル
CV:宮迫博之)
皇帝陛下。
詳細はウルトラマンベリアルの項目にて。


◆鋼鉄将軍 アイアロン
(CV:若本規夫
ベリアル帝国軍将軍。
金属のような質感の体表は凄まじい強度を持ち、生半可な攻撃では傷一つ付かない。頭部の発光体から放つ破壊衝撃波「アイアロンソニック」が武器。
美しいものを憎悪する粗暴な性格だが、我が身を盾にしてベリアルを守るほど高い忠誠心を持つ。
ミラーマンに登場した敵「鋼鉄竜 アイアン」のリメイクキャラ。


◆暗黒参謀 ダークゴーネ
(CV:川下大洋)
ベリアル帝国軍参謀。
影に潜り込んで自在に移動する能力を持ち、近接戦闘では腕を鞭状の「ゴーネビュート」、剣状の「ゴーネブレード」に変形させて戦う。またゴーネビュートで敵のエネルギーを吸収する事も可能。
慇懃無礼な言葉遣いをする知性派で、ベリアルへの戦況報告をするなど秘書的な立ち位置。劇中ではそれ以外に特に参謀らしい事をしていないのは内緒。
ネットではULTRA-ACTを使った人形劇が得意。
ジャンボーグAに登場した敵「ゴーネ」のリメイクキャラ。



以上。



…いやマジで。他は全部機械である。
マレブランデスの規模的に、画面に映ってなかっただけで実際は他にもいるのかも知れないが、少なくとも公式で構成員として明記されているのは上記3人のみである。


ベリアルは爪から注入するベリアルウィルスによって、感染者を下僕として操る能力を持つ。
この力でミラーナイトを配下にしようとしたが失敗し、ミラーナイトは体操座りで引きこもってしまう。
決戦時にはゼロすら下僕にしようと考えていた。

予定では「ファイヤーマン」に登場したキングザウラのリメイクキャラクター「恐竜戦士 ザウラー」という幹部が登場し、グレンファイヤーと戦う予定だったが、尺の都合でボツとなっている。
デザインは『超全集』等で確認できる。



【戦力】

◇帝国要塞 マレブランデス
帝国の中枢を担う超巨大要塞。
ベリアルの手を模しており、惑星エスメラルダを文字通り鷲掴みにするほどの規模を誇る。
掌から何本ものアンカーを伸ばして惑星からエメラル鉱石を吸収し、中指の付け根辺りにベリアルが座乗する指令室が存在。


◇帝国戦列艦 ブリガンテ
帝国の主力艦。恐らく無人艦。
ギガバトルナイザーを模した六角柱型の艦で、ベリアルのウルトラサインを象った主砲を艦首に備えている。
戦艦としての攻撃手段以外に、レギオノイドの輸送なども行っている。


◇時空揚陸舟艇 デルスト
帝国の輸送メカ。こちらも無人機の模様。
別次元の宇宙へダークロプスなどの戦力を輸送する役割を持ち、次元移動の衝撃にも耐える頑丈な機体を有する。
劇中では序盤に光の国に送り込まれ、光弾を放ちながら街を破壊したが、ゼロによって破壊された。


◇帝国機兵 レギオノイド
帝国の機械兵士。エスメラルダから奪った技術を元に作られたらしい。
両手がドリルになった陸戦型のα、両手がキャノン砲になった宇宙戦型のβが存在。
帝国戦列艦ブリガンテによって輸送され、目標の惑星や宙域に一気に放たれる。
ゼロやグレンらには何体束になっても敵わず纏めて薙ぎ倒される雑魚だが、それはあくまで彼らが強大な力を持つ超人だから。
一体一体が全高50メートルを超える巨大ロボが何十体と大挙して襲ってくるのだから、殆どの惑星は一溜まりもない。

ファイヤーマン」のロボット怪獣バランダーVに似ている気がするが無関係らしい。
が、『ウルトラマン列伝』で別次元の戦士の戦いが紹介された際には、アイアロンのモデルであるミラーマンの鋼鉄竜アイアンとともにバランダーVの映像も使われているので、全く意識していないわけではないようだ。



◇帝国猟兵 ダークロプス
(CV:宮野真守
帝国のウルトラマン型機械兵士。
ゼロを模したにせウルトラマンであり、偵察や強襲任務の他、レギオノイド部隊を統率する隊長機として運用される。
眼が赤いモノアイになっているのと体色以外はゼロそっくりなので、アナザースペースでゼロはたびたびこいつに間違われる羽目になった。
数百万体規模の量産が可能な上、3体いればゼロを追い詰めることができる。
終盤には100万体が光の国に送り込まれたものの、ウルトラ戦士全員による光線の雨の前に星と散っていった。

ダークロプスゼロ
(CV:宮野真守)
OV作品『ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』にて登場する、ダークロプスのプロトタイプ
試験中に起動停止していた所をサロメ星人に回収されており、惑星チェイニーでの戦いに投入される。
量産型と違い、次元の壁を破壊して移動できる「ディメンジョンコア」という装備を持つ。

なお、『ウルトラマンジード』ではこちらも伏井出ケイにより複数体が召喚された。


【切り札】

◆超銀河大帝 アークベリアル
ベリアルの最終形態。
通常時のままでもゼロに優勢だったにもかかわらず、調子に乗ってエメラル鉱石のエネルギーを大量に吸収して超巨大怪獣に変貌した。
必殺技は口から放つ「アークデスシウム光線」。


【その後】

アークべリアル死亡後、残った残党がゼロ達と戦っている。
まぁ、ゼロには流れ作業で倒されているわけですが。

さらにその後、『運命の衝突』にて本拠地になっていた要塞が次元漂流で別の場所に流れ着き、満載されていたダークロプスを初めとする機械戦力がデビルスプリンターの影響で起動。
ジードエックスゼット(と駆け付けたタイタス)が対処に当たっている。


【結成秘話】

帝国が築かれる以前の物語を描いた『ウルトラマンベリアル THE STAGE 超最強!ベリアル銀河帝国』というショーが存在し、
あるキャラが帝国の結成に大きく関わっていることが判明した。

圧倒的なしつこさに定評があるウルトラシリーズ最凶の悪魔…異次元人 ヤプールである。

ウルトラ銀河伝説での大敗後、アナザースペースへと流されていたベリアル。
ボロボロなベリアルの前にヤプールが現れ、超獣とエージェントのダークゴーネが攻撃を仕掛ける。
ベリアルは苦戦しながらもゴーネを撃退。


ベリアル「俺様はな…ウルトラ戦士を倒すまでは死ねないんだよ!!」


ヤプールはゴーネを切り捨て、新たなエージェントのアイアロンを差し向ける。
アイアロンの強度に苦戦するが、ベリアルは余力を使い果たしながら撃退。


ベリアル「さっきも言ったが俺様はウルトラマン達を倒すまでは死ねん!!」


しかしヤプールはアイアロンも切り捨ててベリアルを抹殺しようとしたため、ダークゴーネとアイアロンはヤプールを裏切り超獣達を倒していく。
一方、怨念の力でパワーアップを果たしたベリアルは再び立ち上がり、デスシウム光線でヤプールを撃破した。

ベリアルは自らを「カイザーベリアル」と名乗り、ダークゴーネとアイアロンを配下に加え、映画の宣伝をして去っていった。

悪役同士で何やってんだと思うかもしれないが、ヤプールはウルトラマンとレイオニクスが大嫌いなので、その両方であるベリアルが狙われたのもまぁ無理はない。




追記・修正はベリアル様に忠誠を誓ってからお願いします。

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最終更新:2024年01月17日 16:43