ブロリー

登録日:2009/06/06 Sat 18:26:19
更新日:2024/03/12 Tue 16:00:30
所要時間:約 30 分で読めます






『カカロットォォォ!!!』

『オレがバケモノ?...違う...オレは悪魔だ!』


ドラゴンボール』シリーズの劇場版アニメ『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』初出の登場人物。

純粋なサイヤ人の生き残りであり、伝説の超サイヤ人である。
声優は島田敏



◆概要

幾多の修業と死闘を経て一時的に超サイヤ人に変身する能力を得た悟空
地球人との混血児である悟飯達と異なり、「最初から超サイヤ人になるべくして生まれた」存在。

見た目からはおとなしい印象を受ける筋肉質の青年。*1

孫悟空(カカロット)と同じ日に生まれ、隣り合った保育器で育てられていたが、
悟空の泣き声に泣かされていた事で悟空に対して異常なまでに強い憎しみを持っている。

サイヤ人のエリート戦士を優に超える10,000という戦闘力を誕生直後から有していたために
「その強大な戦闘力がいずれ自分や息子の地位を脅かすのでは」と、
危険を感じたベジータ王によって抹殺を謀られ、それに反発した父親のパラガスもろとも瀕死の重傷を負わされ、ゴミのように捨てられる。
だが、惑星ベジータがフリーザによって破壊された際に秘められた力を解放、バリアを展開してパラガス共々生き延びた。

しかし、成長するに従って戦闘力はさらに上がり続け、それに伴い凶暴性と残虐性も増大し、
パラガスから「サイヤ人そのもの」と言われるほどの気性に成長。暴走を鎮めようとしたパラガスの左目をも潰してしまう。
その凶悪さを恐れたパラガスに寝込みを襲われた際に制御装置を取り付けられ、戦闘力と破壊本能を抑え込まれ自分の意思をほぼ失ってしまう。
上記の気弱そうなビジュアルはこの制御装置によって強制的に意思と力を抑え込まれたことによる物である。

ちなみにこの制御装置のモデルは西遊記の孫悟空が三蔵法師につけられた金のわっか「緊箍児」がモチーフ。
ターレスと同様にもう1人の孫悟空として生みだされたキャラクターである事がうかがえる。

そして数年後……
パラガスの復讐と野望の道具同然として扱われていたブロリーは、
新惑星ベジータで再会した悟空に対し眠っていた憎しみを湧き上がらせるのだった…

◆劇場版三部作での活躍

燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦

初登場。MADで聞く彼の声は大体ここから。
ベジータと対面した際は大人しくしていられたが、悟空との再会をきっかけに暴走。
最初こそ制御装置によってコントロールされていたものの、湧き出す激情とともに次第に抑え込むことが出来なくなり、
不完全ながらも超サイヤ人として悟空達に襲い掛かる。
この時に彼から感じた気から、悟空は南の銀河を破壊し尽くしたのはブロリーだと確信する。
気が高まる……溢れるぅ……!」と発言していることから、サイヤ人としては珍しく気の概念を知っている模様。*2
パラガスも「やめろブロリー!それ以上気を高めるな!」と言っているので、パラガスがどこかで聞いてきたのだろうか。
シャモ星人からも母星で暴れたのはブロリーだと真実を明かされ、なりふり構わなくなったパラガスが悟空一行の抹殺を命じるも、ブロリーのパワーに耐えきれなくなった制御装置が破壊され、ついに伝説の超サイヤ人に覚醒する。

早々にまず悟空から血祭りにあげてやると宣言し、勝手に戦意喪失したベジータをよそに一方的な殺戮ショーを展開。
当時の最強戦力である悟空、悟飯、ピッコロ、トランクスが束になっても、それどころか悟空のかめはめ波を0距離で受けても少しのダメージさえ与えられないタフネス、他にもその剛体に見合う規格外のパワー、逆にその剛体からはとても想像がつかない凄まじいスピードなど、まさに伝説の名を冠するに相応しい絶大な力を見せつけた*3
大穴に避難していたシャモ星人を大量虐殺し、そのシャモ星人の眼前でわざわざシャモ星を破壊し大笑いするなど、
今までに登場したサイヤ人をも遥かに超える残虐な本性を見せ、視聴者とベジータを大いに恐怖させた。
やっとこさ戦意を取り戻したベジータを1分で岩盤送りにし、実の親父さえも1人用のポッドごと圧縮して抹殺。

しかし、ブロリーの非道に激怒した悟空は再度立ち上がり、皆からパワーを分けてもらうよう嘆願。

「ヤツをこのまま生かしておくわけにはいかねぇ!負けるわけにはいかねぇんだ!」
「パワーをくれ!ヤツを倒せるパワーをくれ!」

悟飯、トランクス、ピッコロは死に体ながら悟空にパワーを与えるが、ベジータのみプライドが邪魔をして協力を拒む。
そのため、悟空のパワーは未だブロリーに届かず、一方的に殴られ続ける*4
しかし、最後の最後でプライドをかなぐり捨て悟空にパワーを与える。

「サイヤ人の王子はぁぁぁー!この俺だぁぁぁーーー!!!」

ベジータからパワーを得た悟空はブロリーの攻撃を片手で受け止める。突如としてパワーアップした悟空にブロリーは「な、なんて奴だ!」と驚愕。と同時に自らも気を解放し、悟空を叩き潰そうとする*5

「ハハハハ!雑魚のパワーをいくら吸収したとて、この俺を超える事はできぬぅ!!!
「そうかな?…やってみなきゃ分かんねぇ!!」

そして互いに激突する2人だが、ブロリーは悟空の全力と怒りをこめた拳を受け敗北。

「オラおめぇを絶対許さねぇぇぇーーーー!!」
「バァァァァカァァァァなぁぁぁぁぁーーーーーー!!!」
「オラたちのパワーが勝ったぁぁぁーーーー!!」

拳の突き刺さった腹部から傷が瞬く間に広がり、顔面にまで亀裂が走った末に爆散するという壮絶な最期を遂げた
…かに見えたが……



『危険なふたり!超戦士はねむれない』

崩壊する惑星から一人用のポッドで脱出し執念で地球まで追うものの、着いた場所が極寒地帯だった事と前作の戦闘で瀕死の重傷を負っていた為、そのまま凍結し氷河の中に封印されてしまう。
そして七年後、悟天の鳴き声で悟空を思い出し目が覚めるも、肝心の悟空がとっくの昔に死んでいたのだった。
このとき、パンフレットでは既に理性はなく、悟空を殺すことのみに執着する復讐鬼と化してしまったと記載されている。
事実、本作ではセリフの9割が「カカロット」で、戦闘時も終始余裕を見せていた1作目と異なり、冷静さを欠いていることが多い。

当初は超サイヤ人の状態で登場し悟天、トランクス、ビーデルを圧倒。後に悟飯が現れるが、エネルギー波で悟天たちを吹っ飛ばして戦闘不能にする。
それに激怒した悟飯は超サイヤ人に覚醒し、ブロリーも伝説化になり応戦。
悟飯の攻撃をものともせず圧倒し、一時マグマで溺れ死んだかに見えたがバリアーを張っていたため死んでおらず、そのまま悟飯とついでにクリリンを叩き潰す。
それでも向かっていく悟飯にブロリーはさっさとケリをつけようとしたのか、大技のギガンティックミーティアを放つ。

「無駄な事を……今、楽にしてやる」

悟飯はブロリーに対抗すべくかめはめ波を放ち、後に悟天も協力。しかしブロリーの気弾は止まらず、徐々に追い込まれる2人。するとそこへ…

「この程度で音を上げてどうすんだ!」
「おめぇたちが持ってるパワーを全部出しきるんだ!後はもうねぇんだぞ!」

何と空から死んだはずの悟空が降臨。そのまま超サイヤ人になり、悟飯たちと共にかめはめ波を放つ。

「悟飯、パワーが足んねぇぞ!悟天、怯えんな!」
「ブロリーに地球が滅茶苦茶にされちまってもいいのか!?オラがいねぇと守れねぇんかぁ!」

ブロリーは悟空たちにトドメを刺すべく追撃の気弾を放つが、トランクスの放った気弾にかき消されてしまう。それで気が逸れたのか徐々に圧し負け、最終的に自身の気弾を押し返されてしまう。
必死にバリアーを張るもあっさりと吹っ飛ばされ、挙句そのまま太陽にぶち込まれ、悟空の名を叫びながら心臓が破裂し死亡した。

「カカロットオオオォォォーーーー!!!!」

そしてブロリーが死亡すると同時に悟空は消えていた。
このときの悟空は恐らくドラゴンボールの力*6で現れたと思われる。
ちなみにブロリーにも悟空は見えていた模様。


サイヤ人の特性として死の淵から生き返るごとに劇的に自己進化する能力のおかげで更に強くなっており、悟天とトランクスにトラウマを植え付けている。
ブロリーはカカロットしか言わないと言うイメージはこの作品(とおそらく超武闘伝2)で生まれたと思われる。


『超戦士撃破!!勝つのはオレだ』

バイオブロリー」として登場。
バイオブロリーとは、ブロリーが地球にやって来た時に乗っていたポッドに付着した血液から人工的に作り出されたバイオ戦士である。
開発途中で悟天とトランクスに発見され、前作のトラウマもあって危険と判断した2人によって破壊されそうになる。
培養漕から無理矢理出ようとした際に、バイオ液が空気に触れて細胞を吸収し増殖するドロドロの液に変質。

バイオ液の流出を防ぐためシャッターでブロリーごと閉じ込められたが、ドロドロを身に纏い即座に復活。
目も赤くなり、某風の谷の伝説の巨人のような姿であった。

通称「ドロリー」と呼ばれているとかいないとか。別人のはずだが何故か一度カカロットと言っている。

一方その頃、前作で倒されたオリジナルはあの世で暴れまわっており、悟空とパイクーハンが退治に出かける事になった。


以上がブロリーの出演した旧劇場版の三部作である。
同じキャラが複数回にわたって劇場版のボスを張るというのは非常に珍しく、ブロリーとクウラのみ。
そして、ブロリーの出演数三回は史上最多であるが、その理由はただ人気があったからだけではなく、
脚本家がブロリー以上の敵キャラを思いつかなかったため

しかし何だかんだその人気は偽りではないようで、以降の作品にも結構な頻度で出演している。



◆外伝作品での活躍

ドラゴンボール改 スーパーバトルステージ

グリーンランドで行われたドラゴンボールのバトルショーにて、敵役としてまさかの抜擢。
一作目のパラレルに当たる作品で、パラガスと揃って登場した。

カプセルコーポレーションが主催する社会科見学ツアーの最中に来襲。
始めから超サイヤ人の状態で登場し、二作目よろしくカカロット連呼しながら暴れまくるが、親父ィの制御装置によって行動を抑制されてしまう。
しかしその制御装置が故障するや否や、伝説の超サイヤ人へと覚醒して悟空たちを圧倒する。
最後は悟空と悟飯の親子かめはめ波を叩き込まれ、弱った所をブルマが修理した制御装置に再度抑制され、超サイヤ人へと弱体化。
パラガスに抱えられながらその手を鬱陶しそうに振り払いつつ去って行った。

緑髪の超サイヤ人(制御装置)ブロリーが見られた貴重なバトルショー。
また、 「我こそは最強の存在」 なる厨二ワードがブロリーから炸裂した作品でもある。ザマスかな?


『ドラゴンボールZ・ザ・リアル4-D at超天下一武道会』

USJの4Dアトラクションにブロリーゴッドなる新形態を引っさげて出演。
今作のブロリーは一作目・二作目に登場したオリジナルのブロリーであり、悟空への執念を糧に復活した*7らしい。

世界規模の天下一武道会「超天下一武道会」にて悟空とベジータが戦っている最中に突如として出現。
クリリン・ピッコロ・悟飯・18号の一斉攻撃を物ともせず、逆に全方位のエネルギー波によって彼らを吹き飛ばして見せた。
さらには超サイヤ人ブルーに変身した悟空とベジータさえも圧倒してのけ、両者を戦闘不能にまで追い込んだ。

しかし、悟空が神龍より授かった技「ゴッドフュージョン」で武道会の観客達と融合した事で形勢が逆転。
激闘を繰り広げるもブロリーゴッドがわずかに及ばず、とっておきの一撃として特大エネルギーボールで決着を付けようとするも、
技を形成する隙を突かれて瞬間移動かめはめ波を食らい、敗北した。


ドラゴンボール超 ブロリー

原作者である鳥山明の手によってリブートされた新たなブロリーの物語。
設定・デザインが一新されており、従来のブロリーとは別人である。
詳しくはブロリー(ドラゴンボール超)の記事を参照。


『スーパードラゴンボールヒーローズ プロモーションアニメ』

ブロリーが原作者にリブートされて以降、初のリブート前のブロリーのアニメ作品出演となる。

特別編

ヒーローズアニメの初登場は10周年記念の特別編。女性アバター(ノート)チームのメンバーとして登場。
気を高めるその様子は対戦相手の男性アバター(ビート)も唖然とするが、ビートチーム側の超サイヤ人ゴッドのトランクス:ゼノが時の界王神を召喚し、彼女の能力によって時止めを受ける。
時間停止をされている間にトランクス:ゼノに殴られまくり、停止解除と共に激痛の声を叫びながら岩山に吹き飛ばされてしまった。

宇宙創成編

宇宙創成編の第9話ラストにて眠りから目覚めた様子が描かれ、第10話にて暗黒王フューとベジット達の戦闘に乱入。
設定的には「暗黒帝国編」(未アニメ化。特別編で最終決戦のみアニメ化された)に登場してブロリーダークなどになった末にバーダック:ゼノに敗れた個体のブロリーである。
暗黒魔界の洗脳が解けた代わりに闘争本能のみで動くとのことで、これまでにタイムパトロールに何度も敗れているがその度にサイヤ人の性質で強化されてるので伝説の超サイヤ人形態の時点でも『超』レベルの戦闘力インフレに対応できている。

フューと激戦を繰り広げるベジット:ゼノに襲い掛かるが、いくらパワーアップしている伝説の超サイヤ人形態とは言えども超サイヤ人4:限界突破相手には劣勢を強いられる。
しかし、劣勢である状況から激昂の末に自力で超サイヤ人4:限界突破への進化を自力で成し遂げる。それを見てベジット:ゼノの助太刀に現れた『超』のベジットブルーも同時に相手をすることになったブロリーだが、二人のベジットを相手に互角以上に戦える強さを見せた。
ところが、ブロリーが暴れている最中にフューが宇宙樹を復活させると、ベジットブルーがブロリーを宇宙樹の放つ光へと誘い込み、それにまんまと誘導されてしまったブロリーはベジットブルーに捕まると、苦しみの雄叫びを上げながら共に光の輝きへと消えていったのだった…。

余談だが、本作でベジットを見たブロリーは彼を「カカロット、ベジータ!」と呼んでいる。
また、ベジット:ゼノは交戦経験のあるブロリーの存在を把握していた*8一方で、『超』基準の個体であるベジットブルーはブロリーに対して反応をしていない…が、後にブロリーと対面した『超』基準の悟空はブロリーを認知している描写が見られる(単純にベジット時の記憶から存在を把握しているとも考えられるが)。

新時空大戦編

宇宙モドキに出現し、再会した悟空達を相手に早速暴れまくるが、介入してきた黒衣の戦士の挑発を受けて彼を追う形でどこかに姿を消す。
その後、宇宙モドキを脱出してドキドキと融合したフューとの決戦に臨む悟空を超サイヤ人4:限界突破の姿で襲おうとするが、カンバーに妨害されてしまう。
カンバーを相手にはやや優勢な様子を見せていたが、超ハーツもカンバーの支援に回ったことで激戦となり、最終的にはカンバーと共にどこかに姿を消してしまった。

時の界王神編(超時空トーナメント)

先代の時の界王神、アイオスが開催した超時空トーナメントに出場し、ヒルデガーンと共にヒットやジレンと戦闘していた。いつも通りカカロットはどこにいるかと聞いている。
ミッションではゴッドボスとしてヒルデガーンとともに登場。映画で発したセリフをなぞったチート級のアビリティを連発し、カカロットがいると異常な戦闘力を発揮する。かと言って入れないとチームのステータスを大幅に弱体化させられる。チャージインパクトに勝つたびに次から与えるダメージが3倍になるため、無効に出来なければ必殺技を封じようが即死する。
ただ発揮する異常な戦闘力は宝箱キャンペーンで登場した超サイヤ人4限界突破ベジットでカモることができ、ダメージ倍増を無効にする&必殺技を封印するカードやアプリを使い1ラウンド目を耐え((この時、カウンターラッシュ持ちは必ずサポーター、ブロック持ちとベジットは必ずアタッカーにすること))、ガードを1にする界王神のフリーズアタック、適当なカウンターラッシュ、ブロックを駆使して2ラウンド目の攻撃を耐え抜き、同じく敵の戦闘力に応じてパワーが上がる込み上げる闘争心でパワーを爆上げして殴れば勝てる。ゴッドかめはめ波などのCAAを使えばボタンを一切押さずにクリアすることも可能。
またカメラ型のキャプチャーアプリでVRカードにすることができ、そのステータスはまさに圧倒的で、それまでのベジットゼノを凌駕し最強のVRカードである。


◆ゲーム作品での活躍

ステータスが体力・攻撃力ともにMAXのチートキャラと化していたり、最強の隠しボスとして登場したり、スーパーアーマー装備で巨大キャラと同じようにちょっとした攻撃では怯まないなど、最強クラスの存在として扱いされる事が多い。
IFストーリーではブロリーが主役のものも多いが、その多くが(全宇宙にとっての)バッドエンドである。

SFC用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 超武闘伝2

ストーリーモードで条件を満たすと、隠しボスとして登場。また、オープニングデモ中にコマンドを入力すると、対戦でも使用できるようになる。
仮にも後発のボージャックではなくこいつが隠しボスだった*9という辺りに、制作側が抱くブロリーの印象がうかがえる。
コマンド入力に成功すると「カカロットォ…」という唸り声がする。
このコマンドは一度だけでいいのだが、連続で入力することもでき、「カカカカカカロットォ…」とDJ風に言わせる遊びがあった。
「〇回言わせるとミスター・サタンが使える」というゲームに関する都市伝説もあったためなおさらであった。(前作には特定の手順でCPU戦を勧めるとミスター・サタンがちょこっとだけ登場するという裏ワザがあったためこのような噂が流れた)
『燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』のブロリーなので普通に会話もしているのだが、上記の通りひたすらカカロットカカロット言わせることができるので、『危険なふたり!超戦士はねむれない』と共にブロリーがカカロットとしか言わないというイメージをプレイヤーに植え付けたと思われる。


PSP用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 真武道会』

本作に収録されているストーリーモードのドラゴンロードでは地獄より復活。ジャネンバによるコピーも製造されている。


DS用ゲームソフト『ドラゴンボールZ 舞空烈戦』

地球へ不時時に記憶喪失になったところをミスター・サタンに拾われ仲良くなるが、悟空との対面で記憶を取り戻し殺しかける。
しかしサタンの命がけの説得で正気を取り戻して悟空達と和解。悟空の近くでは時々興奮するが二度と凶暴化せずZ戦士の仲間入りを果たすという、数少ないブロリーがハッピーエンドを迎えるストーリーが収録されている。 サタンすげえ。



◆形態変化

通常状態

本編で最初に見せた姿。制御装置で戦闘力も低いがテンションも低い。
幼少期はこの状態でも、ホイホイ星を\デデーン/してきた。親父ィがビビるのも無理はない。
『ドラゴンボールZ 舞空烈戦』では制御状態のブロリーの戦闘力は1万にも満たないと明言されている。
制御装置を着けられる前は弾みでパラガスの片目を潰したりもしたが、自分が親父ィに恐れられているとは夢にも思わなかったようで、
就寝中に制御装置を持ったパラガスが忍び寄ってきても、寝起きテンションな事もあり「親父ィ……なんだぁ……?」などと砕けた感じで話していた。


超サイヤ人

制御装置の影響で他の超サイヤ人と比べて髪の色や肌の色に変化が現れている。
赤紫→水色と髪の色が変化していき、肌は赤茶けた色になっていく。
(赤紫と水色の関係は、本気度、昼夜の違いなどこれまた諸説あるが、ゲームでは水色に統一されているため昼夜の違い説が一番高い)
超サイヤ人であるにもかかわらず金色ではなく水色なのは制御装置の影響であると考えられる。事実、制御装置のない2作目では通常の超サイヤ人と同様金髪になっている。
主にこの本来の超サイヤ人の状態がイケメンと呼ばれるが、水色の方も呼ばれることがある。

因みにドラゴンボール大全集補巻「TV ANIMATION PART3」の『アニメ版超サイヤ人の系譜』では超サイヤ人でありながら頭髪は金色でないのが特徴のブロリー型・Aタイプと表記されている。
2作目ではブロリー型・Cタイプというナンバリング超サイヤ人の系譜やムキンクスらバリエーションとは「別進化を遂げた超サイヤ人」とされている。

戦闘能力については描写が少ないため判断し辛いが、超サイヤ人ベジータの気弾が直撃してもビクともしないほどの防御力を誇る。

因みに「ドラゴンボールディスクロス」においては制御装置無しの水色髪超サイヤ人ブロリーが登場するがどうやら彩色ミスだったようで、
後にゴールドディスクロス枠で金髪超サイヤ人ブロリーが登場した。


伝説の超サイヤ人

ブロリーと言えばまずこの姿を思い浮かべる人は多いだろう。
異様に隆起した全身の筋肉と常時剥いた白目、(オーラのせいでそう見えるだけかもしれないが)黄緑がかった金髪が特徴*10
ベジータをヘタレにするほどの凄まじい戦闘力を誇る。*11
シャモ星をちょっとしたエネルギー弾で破壊するのが容易な事からも分かるように、
劇中での戦闘は悟空たちをいたぶるためにあえて手加減*12をしていると思われる。
このようにZ戦士を弄ぶぐらいの余裕を見せながら、悟空の殺意MAXの0距離かめはめ波を食らってノーダメージ、*13*14
悟空・ピッコロのコンビに同時に攻撃されても腕組の直立姿勢で回避している等、*15攻・防・速ともに当時のZ戦士とは桁違いの強さで、Z戦士が次々と倒されていく様子は文字通り絶望だった。*16
一見理性の失われた狂戦士のようにも見えるが、実際はハイテンションながら非常に饒舌であり、ブロリーのほぼ全ての名(迷)言はこの姿の時に発せられる。*17
制御が外れたからこそ最も自然に振る舞える状態なのかもしれない。
『アニメ版超サイヤ人の系譜』ではパワーアップした超サイヤ人状態で伝説の通り破壊と殺戮を好むことから伝説の超サイヤ人とよばれるブロリー型・Bタイプとされている。


ゲームオリジナル形態

超サイヤ人2

ミラクルバトルカードダスで登場。
容姿は伝説の超サイヤ人と変わらない。
同じく容姿の変わらない超サイヤ人2バーダックでも色合いが違う上にスパークがあるのに対し、こちらは色合いも同じでスパークも無い。
更にミラバトでは普通に超サイヤ人表記になっていてもイラストは伝説の超サイヤ人状態の事が良くあるので果たして本当に超サイヤ人2なのかも疑わしい…。


超サイヤ人3

2009年以降、一部のゲーム作品でIFキャラクターとして登場した。
容姿は伝説の超サイヤ人のブロリーをベースに、超サイヤ人3の悟空のような髪型にし、眉毛を取り除いたような感じ。
髪色は伝説の超サイヤ人の時よりも緑色が濃くなっている。
珍しくカードゲームと家庭用ゲームの両方に出ており知名度も高く、ゲームオリジナルにしては珍しく頻繁に立体化している。

DBF(ドラゴンボールフュージョンズ)のキャラ説明によるとこの姿は『伝説の超サイヤ人3』であるとの事。
元来俗称的であった「伝説の超サイヤ人の語尾に数字を入れる」という書き方を公式が行っている数少ない例ということもあり、
色々と想像が膨らむ一文である。


破壊王ブロリー

2014年、『ドラゴンボールヒーローズ』に参戦。上記の超サイヤ人3ブロリーがバビディに洗脳されて更にパワーが増した姿。
(ちなみに、この形態ではベジータと同じく(カカロットへの執念によるもの?で)完全な制御が出来ておらず、
更に、魔術の力すらも自身の力として吸収しカカロットを付け狙う、という。

悟空が不憫でならない…
伝説の超サイヤ人状態の破壊王ブロリーも存在するが、こちらはCPUとして存在するだけでカード化はなされていない。


超サイヤ人4

『ドラゴンボールヒーローズ』の4周年を記念しての新キャラクターとして遂に登場することが明かされた。
容姿は、伝説の超サイヤ人のブロリーに黒髪や赤い体毛・尻尾といった超サイヤ人4の特徴を加えた感じ。
ゲームのOPで通常超サイヤ人のゴジータと伝説の超サイヤ人ブロリーが対決するシーンが多かった事を考えると、
これまで全時空次元を通して最強とされてきた超サイヤ人4ゴジータと互角に殴り合えそうなキャラがついに誕生してしまったといえるだろう……。
ヒーローズのOPアニメでは黒煙の龍のエネルギーで進化するという経緯で誕生していた。
Vジャンプに連載されていた『ドラゴンボールヒーローズ』の漫画に登場した際は主人公達や邪悪龍を血祭りにあげた。
そして何故か手に入れたドラゴンボールを飲み込む、やたら自分の体をペロペロするという謎の行動をしていた。
「ペロリーです……」


大猿ブロリー

上記の超サイヤ人4と同時に参戦。おそらく設定的に、超サイヤ人4への繋ぎとして登場したと思われる。
今のところ敵としてもカード化しても超サイヤ人3から変身している。
GTの悟空と同じく黄金の大猿である。ただし、こちらの体毛の色は伝説の超サイヤ人時と同じ黄緑がかった色になっている。
また、髪型や装飾も健在である。
DBFにてまさかの参戦。
ヒーローズ以外としては初めての登場になった。(超サイヤ人4は超究極武闘伝にてアシストキャラとして登場している)
大猿サイヤ人の定番の口から吐く気功波以外にもギガンティックミーティアやブラスターメテオを使ってくるので驚いた人もいただろう。


超サイヤ人4(フルパワー)

何と超サイヤ人4ブロリーが地獄で更にパワーアップ。超サイヤ人4(フルパワー)として登場した。
ただでさえムキムキなブロリーが更にマッシブになり全身に青筋を立てた恐ろしい姿になった。
服がボロボロになっているのは「危険なふたり!超戦士はねむれない」を彷彿させるが何より目にひくのは胸に大きな傷がある事。
「危険な二人~」では腹に傷があるのでこれは全く新しい傷である。
親子三代かめはめ波で太陽に飛ばされた時の傷なのか?もしかして地獄で暴れていたのはバイオブロリーの方だったのかもしれない。
以下GDM5弾のネタバレにて反転

地獄の最深部、混沌の地獄にてメイン敵である筈の暗黒トワとミラを\デデーン/して登場。真の裏ボスとしてプレイヤーに襲い掛かる。
トランクス:ゼノの会話から推測するにトワ達はブロリーを操って切り札にするつもりだったようだ。
しかし悪魔を操ろうとした者のさだめかその報いを受ける事になった。

地獄で修行したのか地獄のサイヤ人のサイヤパワーを吸収したのかは不明だが更に凄まじいパワーを手に入れたブロリー。
悪魔の進化は留まる事を知らない。


カロリー

2016年8月4日発売の3DS専用ゲーム「ドラゴンボールフュージョンズ(以下DBF)」にて、
相性が良ければあり得ないフュージョンが出来る今作のキーアイテムとなるブルマ特製の腕輪『メタモリング』を使用して、
ブロリーが悟空と共に「EXフュージョン」を果たした姿。

出来るだけ食品関係に纏めたかったのか名前が某ダイエットの大敵みたいになっている。
名前がダサいという人も少なからず居るようだが、ドラゴンボールらしい良い名前だという意見も多い。
ちなみに二次創作では「カロリー」や「ブロロット」という二人の合体形態の俗称がすでに存在していたため予想通りだったという人も。

同ゲームの目玉キャラなのか、雑誌のDBFの記事には彼のイラストが必ずと言っていい程よく登場し、さらにはゲームのパッケージにも出てくる始末である。
もう公式がブロリスト完全確定である。

フュージョンする際に彼をベースにする事を交換条件にしたのか外見は上半身裸でネックレスやベルトをしていたりとブロリー要素が強いが、
ブーツや瞳のある目、青いブレスレットや山吹色の腰布は悟空の要素。
DB史上初の髪の色が金色と緑の2色の超サイヤ人。

EXAフュージョンは普通のフュージョンよりポタラによる合体に近く、
誕生する戦士は普通のフュージョンにより誕生する戦士よりは戦闘力が劣るが、
制限時間は無制限で自在に分離、再合体可能という若干チートじみた融合である。

その為か服装は合体前の2人の物を混ぜた感じになり、
名前もゴジータの様に「悟空」との造語ではなくベジットの様に「カカロット」との造語になっている。

しかし幾ら本家フュージョンより力が劣るとはいえ、
第七宇宙では3番目に強いあの悟空とサイヤ人最強候補の一角であるブロリーがフュージョンして誕生した戦士なのでその力は破格。
その事は雑誌で紹介された際にはゴジータをすっ飛ばして「ベジットを超える戦士誕生か」と解説されていた事からも分かるだろう。
悟空への憎しみの塊のようなブロリーがその悟空とどの様な経緯でフュージョンする事になったのかと、フュージョンズ発売前から注目を集めた。

カロリーはフュージョンズのサブイベント『おそるべきサイヤ人』にて登場。
正気を失ったスーパーサイヤ人3のブロリーが悟空及び主人公の前に襲い掛かるが、
ブロリーが撃破された後にトワが現れ、戦闘で披露した疲労した両者の体を魔術で無理やりEXフュージョンさせる事で誕生する。
誕生したカロリーは破壊神ビルスへの刺客として送り込まれるはずだったのだが、トワの命令を聞くことなく逆にダメージを与えて撤退させた。

なお、フュージョン解除後の悟空の話だと実はフュージョンせずに抵抗可能だったが、わざと操られたふりをしたらしい。
何故ブロリーもそれに同意したのかはブロリー自身の口からは語られなかったが、
悟空は「ブロリーもサイヤ人なので限界を超えたパワーに興味があったのでは?」という推測を説明している。


カロリーブラック

DBFの追加DLCで登場した、ブロリーが超サイヤ人ロゼのゴクウブラックとEXフュージョンした姿。
全体的なデザインはカロリーに似ているが、衣装のカラーリングがゴクウブラックに合わせたものとなり、髪色も薄紅と緑の2色になっている。


ブロリーゴッド

USJのアトラクション『ドラゴンボールZ・ザ・リアル4-D at超天下一武道会』で登場したブロリーの新たな形態。
名前に「ゴッド」と付いているが超サイヤ人ゴッドとは異なる進化である。神の領域に達したブロリーの姿と言ったところか。
ベジータの推測によると、悟空への執着心で蘇った上に神の領域入りしたらしい。

容姿は伝説の超サイヤ人状態の髪をそのまま長くしたような感じで、上記の超サイヤ人3とも髪型が異なっており、眉毛が残っている。
肌は褐色であり、チョーカーの形状も変形している。
『ドラゴンボールヒーローズ』では期間限定ボスとして配信された。


ブロリーダーク

『スーパードラゴンボールヒーローズ』で登場。SDBH8弾に登場したブロリーの新形態。
超サイヤ人4のブロリーをベースに暗黒帝国の仮面を付け、胸には暗黒ドラゴンボールが埋め込まれている。
また、身体、超サイヤ人4の体毛、衣装が黒を基調としたものになっている。
仮面のサイヤ人(バーダック:ゼノ)と同じく暗黒帝国の仮面を付けられた所謂洗脳戦士であるが、
ブロリーの力が強すぎた為に仮面が割れ自分の意識を取り戻している。
本人曰く「暗黒帝国などどうでもいい!」との事。
因みにブロリーとしては珍しく構えがあり、以前に発売されたスーパーサイヤ人3ブロリーのフィギュアと同じ構えをとっている。
ブロリーダーク独自の必殺技は「ダークブラストスティンガー」。詳細は下記に譲るが、ブロリストにとってはとても印象深いとあるシーンを必殺技へとまとめあげたものである。

ヒーローズストーリーネタバレ
+ ...
キャラクター設定の大幅な改変の多いヒーローズであるが、ブロリーに関してはスーパーサイヤ人4に変身出来るという点以外は変わらないブロリー:ゼノとして登場。
既に悟空:ゼノに倒された後らしく地獄の底で眠っていた(この時既に暗黒ドラゴンボールに寄生されている)所へ、
先に暗黒帝国入りしていたパラガス:ゼノに仮面を付けられてしまう。
「親父ィ…なんだぁ…ヘァ!?」
更にトワに魔術をかけられ、操り人形として主人公達に襲わせるが案の定コントロール振り切り暴走、トワに致命傷を負わせる。
再び主人公達に襲いかかるが悟空:ゼノの気を察知し離脱。その後、悟空:ゼノと合流した主人公達に再び襲いかかってくる。
悟空:ゼノも本気になりスーパーサイヤ人4に変身、戦いの末主人公達に押され出すブロリーにトワを吸収したミラが強襲。
仇討ちとして胸の暗黒ドラゴンボールをはぎ取られ、悲鳴をあげ倒されてしまう。

ゲーム作品では何かとトワ、ミラに関わりがあるが明確に仇として扱われたのは今回が初めてである。



超フルパワーサイヤ人4・限界突破

SDBHビッグバンミッション6弾にて姿を見せた最新・最強形態。
Zブロリーの新形態としては超でリブートされて以来初の登場である。

ストーリーではビッグバンミッションの大ボスを飾る形で登場する。
ブロリーダークとして敗れ去って以来人知れず時の狭間に漂着して傷を癒やしていたようで、死の淵から蘇り戦闘力を桁違いに増して決戦の舞台に突如乱入、ベジット:ゼノとの戦闘の中でブロリーも限界突破へと己の力のみで覚醒を遂げた。*18
その結果、ブロリーと同じく限界突破したベジット:ゼノとベジットブルーの最強形態に変身した合体戦士二人がかりを同時に相手取っても互角以上という理不尽なまでの強さに到達した。



◆主な技(名称はゲームより)

ブロリーの技は『手から緑色の気弾を撃ち出す』のが殆どで、悟空たちが主に牽制技として使うそれとは違い、強力な威力と爆発力を持つ必殺技となっている。
ゲーム作品で採用される技ももっぱら気弾をぶっ放す技ばかりだったが、最近の作品では気功波も習得している。

・イレイザーキャノン/ブラスターシェル
緑色のエフェクトを発生させ手にエネルギーを収束、相手に向かって緑色の気弾を投げつけるブロリーの代名詞と言える技。
投げ方はサイドスロー気味だったりオーバースローだったりと作品で様々。
超3ブロリーは両手に気弾を発生させる「ダブルイレイザーキャノン」という強化した技をみせた。まあ本当に初めに見せたのはバイオブロリーなんだけど
ドラゴンボールZ 超武闘伝2や初代スパーキングでは、生成した気弾を反対の腕のラリアットで飛ばす技だった。

・イレイザーブロウ
映画「超戦士はねむれない」で悟飯に使用した技。
相手に向かって突進し、すれ違いざまに腹部にイレイザーキャノンをゼロ距離発射する。
「ドラゴンボールファイターズ」ではその場で発射する飛び道具系の必殺技の扱いだが、
至近距離で命中させると原作と同じくゼロ距離発射する専用演出が入り大きく吹っ飛ばす。

・トラップシューター/ギガンティッククラスター
映画「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」の超サイヤ人状態で使用した技。
手に気弾を溜め、撃ち出すと散弾銃の様に拡散する。

・ブラスターメテオ
映画「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」にてブロリーが「気が高まる……溢れるぅ……!」ということで気が抑えきれなくなり自発的に発動してしまった技。
全身に緑色のオーラを纏い、そのオーラから強力な気弾を四方八方に無差別に発射しまくる。

・ギガンティックハンマー
ブロリーの所謂ゲームにおいての投げ技。
相手を吹っ飛ばす威力のラリアット→急接近して掴みかかりサマーソルトキック→顔を掴んで地面に叩きつける→顔を掴んだまま吊り上げてから強力なパンチ
…といった爽快感溢れるコンボとなっている。初出はスパーキングネオだがこの時はまだ演出がショボかった。*19
このコンボは「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」に登場した数々のシーンで放った攻撃を豪勢に一つの技としてまとめた技であり、
全部のシーンを思い出せる人は中々のブロリーファンと言えよう。

・ギガンティックミーティア/オメガブラスター
媒体によって名前は違うが、「超戦士は~」ラストで親子三代かめはめ波に対して放った技を指す。
初めは小さめだが膨張し巨大になる気弾を放ち、敵に当たると更に駄目押しにもう一撃気弾を撃ち込み相手を\デデーン!/する。
伝説SSブロリーの最強の必殺技になる事が多い。
ドッカンバトルにおいては別の技として扱われ、ギガンティックミーティアの方が上位。

・スローイングブラスター
ドラゴンボールZ超武闘伝2にて登場した巨大な気弾をオーバースローで敵にブン投げる豪快な技。
イレイザーキャノンは今もなお使われているが、ラリアットで飛ばさず普通に投げるタイプのイレイザーとかぶるためか、
こちらは初代スパーキングシリーズを最後に影も形もなくなってしまったという不遇の技。

・ギガンティックプレス
Z3から登場した必殺技。自分にバリアを張り、そのバリアごとタックルし敵を粉砕する。
劇中で近い動きはするがゲームオリジナルの技。
ゲームでの採用回数も多くブロリーのイメージを損なわないのでブロリーの技と言えばこれ、と思い浮かぶ人もいるだろう。

・ギガンティックバスター
「レイジングブラストシリーズ」における超サイヤ人3ブロリーの究極技。
相手をアッパーで空中に打ち上げた後、ブロリーは相手の落下地点に移動し頭突き→回し蹴りのコンボを決めた後、
走り寄った勢いのまま地面に転がった相手をサッカーボールのように蹴っ飛ばして、気弾で追い討ちをかけてフィニッシュするという豪快なラッシュ技。
お気づきの方もいると思うが、「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」の劇中にてブロリーがピッコロさんに放ったムシケラサッカーの再現技である。

・ギガンティック・オメガ
「ドラゴンボールヒーローズ」で超サイヤ人3ブロリーが使用する必殺技。
かめはめ波より若干砕けたような構えから緑色極太の気功波を放つ技で、かめはめ波との主な違いは手首をくっつけていないことぐらい。
「危険なふたり!超戦士はねむれない」にてトランクスの横槍によって敗れたことへの教訓から、
必殺技をこのような気功波タイプに変えたのかと思われる。
破壊王の形態では更に高い威力を持つ強化版、「フルチャージギガンティック・オメガ」を使用できる。

・ギガンティックデストラクション
「ドラゴンボールヒーローズ」にて超サイヤ人4ブロリーが使用する必殺技で、後にブロリーゴッドも使用。
胸の正面に両手を持ってきて右手を右斜め上に、左手を左斜め下に広げながらその中心に巨大気弾を発生させ敵に撃ち出す、
今まで片手で気弾を発射していたブロリーが両腕を使い一つの巨大気弾を作るというブロリーの本気っぷりがわかる技。
同じモーションで気功波タイプにも変えれるようでOPムービーやアルティメットユニットでは気功波を放っていた。

・ギガンティックジェノサイド
「ドラゴンボールヒーローズ」にて超サイヤ人4ブロリー(フルパワー)が使用する必殺技。
片手に発生させた気弾を握りしめ、そのエネルギーの詰まった拳を全力で相手に叩き付ける。
ヒットストップ後、大爆発を起こす様はその破壊力を物語っている。

・オレは悪魔だ…
「超究極武闘伝」におけるブロリーの必殺技の一つ。
背を向けたまま右手に気を溜めて、そのまま大きく振りかぶって上空に気弾を撃ち上げる、あの\デデーン/をゲームで再現した大技。
まさに公式がブロリスト。

・ダークブラストスティンガー
ブロリーダークが使用する必殺技。
ブロリーどころかDB界でも珍しいエネルギーの槍を投げる必殺技。
文章だけみるとブロリーらしくないと思うかもしれないが、ブロリストの皆様にとても馴染み深いシーンを元にした技である。
具体的に説明すると、まず一星龍のマイナスエネルギーパワーボールと同じ様にドラゴンボールから巨大な気を作り出す。
そして頭上に持ってきた球体状の気を押し潰し槍のようにすると、それを相手に向かって放り投げ相手を串刺しするという技。

……お分かりだろうか、これはパラガスの一人用のポッドを押しつぶして投げるシーンを技として昇華しているのである。
MADを思い出して吹くブロリストもいるだろうが、ひとつの技としてのカッコよさも両立しているという奇跡。
上位技として「ダークネスブラストスティンガー」があるが、エフェクトが派手になっただけで特に違いはない。

・ラリアットエクスプレス
「ドラゴンボールファイターズ」での必殺技の一つで、ラリアットをしながら突進を仕掛ける。
入力ボタンの違いで弱・中・強に分かれており、中以上で敵を捉えると敵を引っ掛けたまま運搬しステージ端へ叩きつける。
超武闘伝2などでもラリアットを繰り出す必殺技は存在したが、この必殺技は 王子を岩盤送りにしたあのシーン の完全再現技である。
ただし、この技でデストラクティブフィニッシュ(特殊ダウン演出)を発生させても、ブロリーが一緒に岩やビルまで飛んで行ったりしない。残念



◆主な発言

「……ブロリー、です」
ベジータ「お前もサイヤ人のようだな?」
「はい……」

「カカロット……まずお前から血祭りにあげてやる」

「お前達が戦う意志を見せなければ、俺はこの星を破壊し尽くすだけだぁ!」

「俺が化け物……? 違う、俺は悪魔だぁ!」

「一人用のポッドでかぁ?」

「この俺が星の爆発くらいで死ぬと思っているのか?」

悟空「こらぁ! 少しは手加減しろぉ!」
「手加減ってなんだ?」

「カカロット! 息子が可愛いか!?フフフッ!」

「惑星シャモから連れて来られた奴隷どもか……。いつかは自分達の惑星に帰りたいと星を眺めていたな……いつかは帰れるといいなぁ……」
次の瞬間、シャモ星を\デデーン/

「親父ィ…なんだぁ…ヘァ!?」

「とっておきだぁ…」

「気が高まる……溢れる……うぉぉぉぉ……!!!」

「また一匹ムシケラが死ににきたか」

「さすがサイヤ人と褒めてやりたいところだ」

「フン、お前だけは簡単には死なさんぞ」

「終わったな…所詮、クズはクズなのだ」

「雑魚のパワーをいくら吸収したとて、この俺を超える事はできぬぅ!!!」

「カカロットォォー!!」

「無駄な事を……今、楽にしてやる」



◆余談

  • ブロリーは原作の超サイヤ人たちが頭を打ったことや平和な地球に影響を受けたことから良識を持っているのに対して、 超サイヤ人の伝説が示す通りの「 血と殺戮を好む最強の戦士」をコンセプトとして生み出されたキャラクターである。
    また、通常超サイヤ人への覚醒に必要なトリガーが『怒り』なのに対し、ブロリーは、フリーザによって惑星ベジータが破壊された際の『悲しみ』や悟空への『憎悪』によって目覚めた超サイヤ人である。
    ただし作中でも派生作品でも、悟空に対しては徹底的に執着し続けるのに対しフリーザや惑星ベジータについてブロリー自身が触れる場面はほとんどない(パラガスは作中で何度か話題に挙げている)。
    だが、自分達が放逐される原因となったべジータ親子に対して相応に恨みを抱いている様で、劇中でもベジータに「お前 だけ は簡単には死なさんぞ」と発言し、ドラゴンボールファイターズでは「貴様ら親子の罪が消える事はない」とまで言い切っている。

  • 上記通り、パラガスの事は少なからず親子として信頼はあった故かパラガスが一人用のポットで逃げようとした際は深い恨みを持つ悟空やZ戦士達との戦いを一旦中断し、いち早く近づき直接手を下している。嘘である事も元々ブロリー用のポットがあるのがわかっていたからであり、父に対する悲しみをより高めていた。自分のブレーキであり家族とも言えたパラガスを殺したことによってブロリーは文字通り「破壊と殺戮」しか残されない悲しい存在となった。後年、脚本を務めていた小山高生氏がTwitterでファンからの質問に対して「ブロリーもパラガスもお互いに自慢の父親(息子)と思っていた。しかし悟空の登場でブロリーは復讐と親から与えられた使命で葛藤していたはず(要約)」と明かされた。(ただしあくまで脚本家の見解なので公式設定ではないので注意)

  • ブロリーの使う気は緑色なのが特徴。
    小さなサイズとそれに反した圧倒的な威力が印象的で、\デデーン!/に代表される彼自身のトレードマークとも言える。

  • ブロリーの尻尾は設定画に付いてるものがあるが、「あってもなくてもどちらでもいいです。」という文が添えられてるのでかなり曖昧である。ただ、幼少期の彼や培養カプセルの中のクローンには立派な尻尾があり、あることは確か。

  • 『ドラゴンボールZ3』のOPアニメでは、超サイヤ人状態のゴジータ相手に拳のぶつかり合いで吹っ飛ばしている。
    (とはいえ、青年悟飯がメタルクウラに負けたりブウ編ベジータがセルに負けたりしてるようなアニメだけど…)
    なおゴジータVSブロリーの対戦カードは後年形を変えて実現することとなった。

  • いつ超化*20できるようになったかは不明だが、赤ん坊の頃から生命の危機によって潜在能力を引き出してしまい、その後パラガスが言うように成長するにしたがって凶暴になって行ったと言うあたり、ブロリーの人格や性格は強力な力と引き換えにサイヤ人の本能に侵食されて行ったとも取れ、Zの世界での彼自身の本来の性格や思考がどのような物なのかは不透明な部分があり、*21これが40年近く建っても超化せずにいた下記の超の世界の穏やかブロリーとの差異になっている。

  • 映画オリジナルのキャラクターであるがフィギュアなど商品の頻度は高い、下手すると原作キャラより恵まれている事も…。ただしブロリー関連の商品は比較的高騰しやすい傾向にあるので後追いで買い出したブロリストの方々は涙を飲んだ人も多いだろう。

  • 印象に残りやすい喋り方や変身前と変身後のギャップ、シリアスな笑いにも似たインパクトある存在感からかネットでは何故かネタキャラとして大人気。興味ある人は動画サイトでブロリーで検索してみよう。動画制作者達はブロリストと呼ばれる。

  • 後年放送された新作アニメシリーズ「ドラゴンボール超」では、彼をセルフオマージュしたキャラクター「ケール」が登場した。外見のみならずブロリー映画を意識した展開も多かったため、上記のブロリスト達を沸かせた。






「ハハハハッ!お前たちが追記・修正する意思を見せなければ、俺はこのアニヲタwikiを荒らし尽くすだけだぁ!」

Wiki篭り「可哀想だがブロリー。お前も、この項目と共に消されるのだ・・・」

ブロリー「何処へいくんだぁ?」

Wiki篭り「お、お前と一緒に・・・追記・修正する準備だ!」

ブロリー「1人用の項目でかぁ?」

Wiki篭り「じ、自分の子供に追記・修正されるとは、これもWiki篭りの定めか…」

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最終更新:2024年03月12日 16:00

*1 悟空と相対したときの描写から、元よりかなりの長身であることが窺える。

*2 実際に悟空たちに敗北するまでベジータやフリーザも知らなかった。

*3 というか数十分に渡ってZ戦士はブロリーにボコボコにされてるシーンしかなかった

*4 終盤は諦めかけてたのか、半笑いを浮かべている

*5 このとき髪色が緑がかったものから本来の超サイヤ人と同じ金色になっている

*6 悟天の声に応えるようにドラゴンボールが光って悟空が現れ、事後に世界中に飛び散っているが、この場で神龍の呼び出し方を唯一知っている悟飯はブロリーの対処で手一杯だったため神龍自体は姿を現しておらず、作中では、「ドラゴンボールが願いを叶えたか、それとも一瞬の幻だったのか、それは誰にも分からない」とぼかされている

*7 あくまでベジータの推測であり、実際の所は不明。まあブロリーならやれそうである。

*8 ゲーム版では孫悟空:ゼノがタイムパトロールとしての活動以前に元々の出身世界でブロリーとの交戦経験があったかのような描写が存在している。

*9 しかもゲーム中ボージャックがブロリーの存在を恐れている節のある発言をしている

*10 1作目の終盤、及び2作目からは普通の金髪になっている

*11 フリーザ最終形態や完全体セルなど、多少やりあって力の差を悟り戦意喪失するケースもあるが、ブロリーの場合は戦う前(変身直後の様子を見て)から心を折られている。

*12 ブロリーは「手加減ってなんだぁ…?」とすっとぼけた事を言ったりしている。

*13 無傷だったので悟空が絶望の表情を浮かべ、仕舞いには殴られる直前心が折れたのか薄笑いまで浮かべている。ちなみに似たような0距離でのかめはめ波を食らった完全体セルは上半身が吹っ飛んでいる。

*14 しかし、完全な不意打ちであった対セルとは違い、かめはめ波のタメ動作を視認した上でゆっくり接近しているので、メタルクウラ編でも描写があった「気を集中させて肉体を強化する」といった対策をした可能性もある。

*15 打撃音がすごいので全部受けてるのかと思いきや、良く見ると必要最低限の動きで両者の攻撃をほぼ全て回避している

*16 「余りに一方的にZ戦士がボコボコにされたので、映画館で子供が泣いた」などといった、いかにもありそうなエピソードが語られたりする事も。

*17 一部のゲーム等では映画2作目の影響でカカロットを連呼する事が多く、ねじが外れてるかと思いきや、いきなり理性的な台詞をいう事も。

*18 悟空:ゼノとベジータ:ゼノに関しては神の気を持つ者たちの協力もあって限界突破できた。

*19 真上へ殴り飛ばす→追いついて頭を掴んで地面に叩きつけ→バウンドしつつ体勢を立て直そうとした相手を殴り飛ばす…という流れで、明らかに手数が少ない。

*20 原作でべジータや悟空が超化すると興奮したり凶暴性がましたりやざわついた感じがして交戦的になると言っており、精神に与える影響は大きい

*21 劇場ではカカロットに泣かされ、命の危機からバリアを発して親子共々逃げる赤子の時、暴れ狂う少年期、制御装置を付けられる時の寝ぼけた時、制御装置で力を抑えられた時、カカロットを見て暴走、伝説化した時…等、制御装置の付いてない素の青年ブロリーの描写が数秒しかない