サキュバス

登録日:2012/10/06 Sat 00:45:01
更新日:2024/04/21 Sun 08:31:59
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サキュバスとは、キリスト教悪魔の一つで、夢魔、淫魔、リリスの娘達のリリムでも言われている。
の中に活動する悪魔、夢精の具現化である


伝承におけるサキュバス

名前の由来は、ラテン語で「sub(の下)」 + 「cubāre(寝込む)」、つまり娼婦という意味からつけられた。
一説に依るとアラビアやエジプトの「悪夢の精(qarînah)」が元ネタ。

その特徴や悪行には説によって差異はあるものの、共通するものとして、『夢の中で襲われる人にとっての異性の理想像の姿で現れ、淫らな夢を見させて精を吸い取るというものがある。

他の諸説には多岐に渡っており、
  • 夢の中では被害者の理想像で現れるが、実は醜悪な姿をしている
    • 天使や悪魔は実体を持たないという考え方から、サキュバスも夢に出てくるだけで実体はないとも言われる
  • 目を覚ましたならばそのままその人知を超えた妖艶な肉体で誘惑し、体を交じ合わせて少しずつ精を吸い尽くす
    • 一度目をつけた相手には、被害者の精魂が果てるか悪魔払いされるかするまでしつこく狙い続ける
  • サキュバスは吸い取ったの精をインキュバスに渡し、インキュバスはその精を使って他の女を孕ませる、つまり不倫の具現化でもある
    • この行いにより産まれた子は奇形児であったり、もしくは高い魔力をもっているケースが多い
      • 一説に依ると、マーリンもそうであるらしい
      • サキュバスとインキュバスは同一の存在とする説もある
  • 「枕元に牛乳を置いて寝ると、サキュバスはそれを精液と間違えて持ってゆく」と言われる
    • 悪魔よけに小皿一杯の牛乳を枕元に置いて眠るという風習がある地域がある
  • ショタ好きなのでショタは夢精しやすい
    • 精を吸いとっていない、ただショタにいい夢を見せる事もしばしば
  • キリスト教嫌い、その信者が夢精した際罵声を浴びせる。えーマジ童貞!?キモーイ 童貞が許されるのは小学生までだよね?キャハハハハ

などがある。
……一番目の説は間違いであって欲しいものである。

サキュバスの登場は古く、その名前は紀元3世紀には名前が登場している。
大元は睡眠麻痺(金縛り)や夢精に対する不理解から生まれた魔物とされるが、一方で聖職者の免罪符的な扱われ方として生まれた側面もある。
古代から中世まで世界中の宗教の中でもカトリックは特に女性に対する扱いが厳しく、性的タブーを淫魔に押しつけるケースが多発していた。
要は聖職者がムラムラして女を襲ったが、その女が淫魔で誘惑してきたからという言い掛かりな訳で当然女性としては堪ったものではなく、中には裁判で最高裁まで縺れた判定も残っている。
余りに女性に厳しく性欲を禁忌した為か、返って箍が外れてしまいプロテスタントの台頭まで修道院では淫行が横行し、中世には女性に誑かされた司教や法王までサキュバスと関わった報告が残っている。
淫魔は聖職者を好むとされているが、実態は聖職者を惑わせる女性=サキュバスとされたが故の結果である。


サブカルにおけるサキュバス

原典では下級の悪魔とされているが、日本ゲームやアニメにおいて、かなり優遇される場合が多い。
おそらく、テレビゲームが普及する前に広まった、TRPGゲームブックの影響だろう。

TRPGやゲームブックにおいては、状態異常⇒即全滅というシビアなものが多々ある。
サキュバスは大抵『催眠術』だの『色仕掛け』だの使ってくるため(ルールブックの挿絵のサキュバスは美人でない物も多々あるが……)、

全裸のお姉さんが現れた! ⇒ 全員睡眠or混乱 ⇒ 全滅

という、ショッキングだが想像してみればうらやましくも思える光景が広がる。
逆に、対策さえしておけば大した敵では無い。
メンバーを全員女で構成するのも、ルールブック次第では立派な対策になりうる。


日本のゲーム界において『サキュバス=強敵』の方程式を決定的に打ち立てたのは、おそらく(海外製作だが)『Wizardry II』(FC版では『III』)の影響が大きいだろう。
眠らせるわ、混乱させるわ、挙句の果てにレベルを吸うわ、遭遇したらおっぱいに見とれている暇などない。
…大事なことなのでもう一度言おう。
レ ベ ル を 吸 う の で あ る
HPやMPなどそんな生易しいもんでなく!

また、『ウィザードリィ ディンギル』には「男の夢園」というトラップがあり、踏み入ると 「男キャラ全員睡眠」状態で サキュバス集団に挑むことになる。
男キャラでパーティを固めた場合、まず生き残れない。
なら女性オンリーにするって? この作品には「女の夢園」というトラップもありまして…

他には初期の『女神転生』(FC版や旧約の1~2)でも結構な難敵として登場する。
こちらは最大8体で現れ、魔法や特殊攻撃が乱れ飛ぶため*1先制攻撃をされると阿鼻叫喚の後にリセットすること請け合いである。

また前述の聖職者を淫魔が狙うという設定も、仏教においてはブッダの瞑想中にマーラ(悪魔)という大物が直々にその手の娘を送っていることも強敵の印象を持たせたのかもしれない。
前述のリリスや色欲を司るアスモデウスが「大淫魔」として扱われることもある。

そんな事もあり、日本において『サキュバス』⇒『エロい強敵』という元々の諸説にはない解釈が広がってしまった訳で、日本におけるファンタジーが舞台のゲームには引っ張りだこである。
時にはメインキャラやボスクラスの敵として現れる事も……。
最近では韓国産ゲームにもこの風潮が流れており、『マビノギ』など韓国産オンラインゲームでは決まって強敵として出現する。
念のためもう一度言っておくが、キリスト教においては下級の悪魔である。

また、『精を奪う』ことから、誰彼構わず喰ってしまう痴女のような書かれ方もすることが多い。
その手の同人誌を探せば、ショタを手取り足取り犯したり、汚いおっさんに喜んで犯されるものまである。
大事なことなのでもう一度言うが、名前の由来は『下に寝る』である。
ただ4歳児に手を出したという実例も報告されてたりするが…。

現代をベースにした作品でも、
  • 実はサキュバスが存在していた
  • 亜人が当然に存在している社会で、サキュバスが一種族として認められている
など、あの手この手の形でよく登場する。

こうした作品では処女のサキュバスも珍しくない。
邪悪なスーパーヒーローや残酷な魔法少女もののように、「ギャップがありすぎて逆にベタ」の領域に突入している。
逆のものを組み合わせようということでたまにシスター/修道女(属性)がサキュバスだったりする。
性職者

また「エイリアン・アブダクション」(異星人による誘拐事件)の中には、眠っているところを拉致されて異星人との間に異形の子供を作らされたという証言もあり、サキュバス/インキュバスがその正体だという説もあるとか無いとか。
…実際の姿が老婆も嫌だがエイリアンでも結構嫌である。


個別名を持つサキュバス

格闘ゲーム初のサキュバス。設定上+キャラ性能ともに上位のスペックを持つ。
飛び道具、対空、突進技という「三種の神器」を持っており、初心者にもとっつきやすく使いやすい。
ドッド絵では分かりにくいが、ゲームのオープニングムービーや彼女のエンディングではそのお色気を十分過ぎるほどに発揮している。
そのため人気投票ではぶっちぎりの一位。
あまりの人気にコンパチキャラ……もとい、彼女の半身のリリスも誕生するきっかけとなった。
また、主役級キャラのデミトリの人気を掻っ攫っていることもよくネタにされ、クロスオーバー作品でよく顔を見かける。

幼女。詳細は個別項目で。

人気同人RPGのキャラクター。「夜の国」のリーダー的存在。ステラという妹もいる。
このゲームは、魔王が封じていた「夜の国」の魔物たちが、主人公たちが魔王を倒した事で解き放たれるという、従来とは真逆な展開から物語がスタートする。
オープニングで主人公の恋人を連れ去った宿敵。
夜の国の魔物には、彼女たちが望む方法(SEX)でしか触れられないという特徴があり、剣技が魔物に通用しない今作の戦闘ではSEXで行う。
その中のただ一つの例外として、彼女との決戦にのみ剣技を使うことができる。

同人RPG『もんむす・くえすと!』の主要ボスの一人。
主人公のルカは、序盤の戦闘だとモンスターに敗北しても餌として連れ去られる程度で済んでいたにもかかわらず、彼女は序盤で現れ、
ハンディキャップとして尻尾だけで相手をすると宣言し(それでもかなり強い)、
敗北した場合主人公を尻尾で丸飲み+消化するため、多くのプレイヤーの度肝を抜いた。ご褒美? その通りでございます。

なお、この作品のサブタイトル『負ければ妖女に犯される!』の通り、
この作品においては、彼女を含めた全てのモンスターから戦闘に敗北すると逆レイプされる。
そしてモンスター娘の代表格だけあって、この作品には彼女を含めた多種多様なサキュバス種が登場する。その強さもピンキリ。

よくあるサキュバスをテーマにしたR-18同人エロゲのサキュバス…ではない。
詳細は項目に譲るが、こいつらは人間のことを食糧兼玩具としか思っておらず、人間を死ぬまで弄び、精気を吸い殺すことにためらいはない。エロゲ界隈でも珍しいガチヒールのサキュバスである。
一応普段は人間化けて住宅街に潜伏しているが、基本的に警察などから正体を隠そうという意識は皆無。おまけに戦闘力も相当高く、もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPGの主人公である勇者ルカが家に乗り込んで来ても余裕で返り討ちにするくらいに強い*2
繰り返し述べるが伝承のサキュバスは下級悪魔である。…といっても、ミュスカ達より明らかに強い悪魔も作中登場するので、ある意味間違いではないかも知れないが。
勇者ですら歯が立たない相手に、本作の主人公は現代日本のただの一般人。戦うとか抵抗するとかは不可能である。
ではどうするかというと、機嫌を損ねない程度に立ち回り、なんとかサキュバスの巣窟から逃れる方法を探すのである……。

学園ラブコメにおけるエロ担当、命の恩人である主人公の貞操を狙う。
一応少年誌でバトル漫画なので戦闘能力が高く、並みの相手なら殺せるレベルの幻覚を見せることができる。
だが最大の得意技はなんといっても「魅了眼(チャーム)」で、術にかかった相手にキスをすることで相手を永遠の下僕とする。
つまり合法的にキスできるうえ性欲処理にも使っていただけるのである。

  • クリステル、etc(マビノギ)
マビノギ屈指の人気モンスターで、サキュバスという名は人間達がつけたという設定。魔族からは「ダンジョンの黒い薔薇」と呼ばれている。
主に現れるのはダンバートンの北西にあるラビダンジョンであり、プレイヤー一人でボス部屋にたどり着くと出現する。
その強さは初心者の登竜門と呼ばれ、厄介なパッシブディフェンス3種を持ち高火力のアタックやライトニングボルトを駆使して闘う。
但し好戦的ではないのでよほどのんびりしてない限りはまず先制されない。彼女を正攻法で無傷で倒せるようになれば初心者卒業といっていい。

彼女達は遭遇するたびに顔や髪型や髪の色が変わり(眼の色だけは赤固定)、闘う相手は全て別個体であることを証明してくれる。しかもカウンターアタックを決めると1枚ずつ服が脱げ、最後にはあられもない姿になる。
上位ダンジョンだと服の色が違う強化種が登場し、中には5色で戦隊を組んでいる者達も。またストーリー中には上位であるサキュバスクイーンも登場する。
ちなみにダンバートンの街には一人の男を愛してしまったが故にそのサキュバスから転生して司祭になった人物がいる。←クリステル

なお世界観を共有する別ゲーの『マビノギ英雄伝』でもサキュバスとサキュバスクイーンが登場する。
ゲームがMOのアクションゲームなので当然だが問答無用で戦う事になる。
サキュバスは慣れたプレイヤーならさほど難敵では無いが、サキュバスクイーンのほうは戦闘不能になると復活出来ない一発勝負な上に攻撃力・耐久力も高いかなりの難敵。
なおどちらも大変エロい。

  • メリディアーナ(伝説)
キリスト教最大の宗派『カトリック教会』の長であるローマ教皇の中には、サキュバスの力を借りて教皇になったと噂された者もいる。
それが11世紀初頭にフランス人で初のローマ教皇に就任したシルヴェステル二世だ。

シルヴェステル二世がまだ一介の修道士だった頃、彼は修道院の院長の娘に恋をするもフラれてしまう。
絶望のあまり自殺しようとした彼の前に現れたのが、サキュバスのメリディアーナだった。

「契約すれば魔力と財産と自分の肉体を与える」というメリディアーナの言葉に、シルヴェステル二世は喜んで誘いに乗り、メリディアーナと契約した。
メリディアーナの魔力によってたちまち教会内での地位を上げたシルヴェステル二世は、遂にはカトリック教会の最高位であるローマ教皇に就任した。

シルヴェステル二世は、教皇に就任した僅か四年後に亡くなっているが、伝説によればメリディアーナはシルヴェステル二世に「エルサレムでミサを上げれば死ぬ」と予言していた。
当然シルヴェステル二世も警戒していたが、実はこのエルサレムは有名なイスラエルの首都ではなく、ヨーロッパに在る『エルサレム教会』の事だった。
エルサレム教会でミサを挙げてしまったシルヴェステル二世は、自らの死を悟ると「淫魔の力で教皇になった」と告白し、悔い改めて死んだという。

名前が「サキュバス」のキャラクター

  • サキュバス(魔導物語)
初登場時は裸に布を纏っていただけの姿で登場したが、苦情があったのか以降はボンテージ姿のSM女王様となっている。
14歳のシェゾを付け狙いたぶらかそうとするも、当の本人が俺様系で色々問題のある人物だったのでおねショタ萌えとはならなかった。
一方、アルルに対して「あなたを特別に わたしの下僕にしてあげる」と漏らしたことで両刀使いの疑いも。
ファンアートでもアルルとのおねロリカップリングが断然多い

上記のアルマエルマの他にも、ナースの服を着た「ナーキュバス」や、レベルドレインを狙ってくる「レンキュバス」といった多数のサキュバスが存在するゲームだが、
「サキュバス村」の村長の名前は本名そのものが「サキュバス」であり、搦め手を持たず能力も魅了と性技に特化している。
次回作、もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPGでは「ナーキュバス」「レンキュバス」にも個体名が付いたが、村長の名前は上記の理由でサキュバスのままである。
そして飢饉をイモで乗り切ったという事件からやたらとイモを押してくるという残念設定も追加。村民からは尊敬されるもののイモ関連についてはウザがられている

悪魔を使役して世界を救わんと奔走する少年に従う少女。
正確にいうとセキュバスという種族ではなく、“メギド”という高位生命体のいち個体が“サキュバス”の名を持っている形である。
ピンク髪で垢抜けたファッションを好むイマドキの子。「サーヤ」と自称しそう呼ばれることを好む。
クールでカポエイラ使いの女性リーダー・アガリアレプト、儚げで夢を司るパラパラ少女・リリムと仲良し。
とあるエピソードから有力ヒロインとの声も高い。

ヴァイガルド(人間界)に赤ん坊からやり直す、転生を経ていない真メギド(亡命メギド)でありながら、
例外的なまでに良識的でヴィータ(普通の人間)の機微を読み取り、ときに操る小悪魔。
これまた祖メギドでもなかなかいないほど恋愛が大好きであり、他人のコイバナに食いつき聞きたがる。
特技としてカードを使った相性占いがあり、若干勝手に占っては応援したり場合によってはアドバイスを送る。

固有の能力として異性へのチャームがあるが、矜持もあり滅多に使おうとはしない。
その代わりその容貌と話術、男の心理を熟知した振舞でチャーム不使用ながら男性を手玉に取る。
どうでもいい男は用が済んだらそれまでだが、心を動かされるほど誠実な相手には真剣に対応する一面も。
また、感情にまつわるフォトンの扱いに長けているためか、“夢見の者”ではないのに夢に干渉しある程度作り変えることが可能。

……ここまで読んできて、ん? と思った人もいるだろう。
そう、このサーヤ、サキュバスモチーフでありながら性的なムーヴがほぼない
言ってみれば純粋なまでにただただいい女であり、恋を愛する少女なのだ。
これには前述したように「サキュバスという伝承の悪魔」ではない前提と、
繁殖の概念が非常に希薄なメギドであり(医学に熱心なメギドがわざわざ保健体育の講座を開いたぐらいには)、ヴィータの風習をヴィータとして経ていない経緯が挙げられる。
ちなみにメギド体(悪魔体)は現実離れしているほど見目麗しい妖艶な“大人”の女性。“少女”であるヴィータ体とは対照的。

本家デビルメイクライシリーズでは意外にもサキュバスは登場せず(強いて言うなら『3』のネヴァンだろうか)、番外編扱いの『DmC』にて満を持して(?)の登場となる。
…が、名前を聞いたユーザーの淡い期待を裏切るかのように、老婆の顔が付いた巨大な芋虫型の悪魔という醜悪極まりない外見をしている。性格も姿に違わず、口を開けば下品な罵詈雑言を毒液と共に撒き散らす。
上記の「サキュバスの美女としての姿は夢の中だけのものであり、正体は醜悪な老婆」という伝承を反映したものだろうか。

ゲーム中では悪魔が経営する飲料水メーカー「ビリリティ」の工場を根城としており、生産されるドリンクに人間の心身を弱らせる毒液を混入させるという文字通り反吐が出る悪事を行っていた。
ちなみに、街の広告ではビリリティは「毎日飲めば21%の体重減少効果、63%の性的機能の向上効果がある」と謳っている。勿論大ウソなのは言うまでもない。

追記、修正は淫らな夢を見た後でお願いします。

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最終更新:2024年04月21日 08:31

*1 『I』ではカンデオン(ジオラオン)・麻痺攻撃・マリンカリン、『II』ではマリンカリン・エナジードレイン。

*2 メタな事を言えば、本作が戦いにすらならない完全なホラーゲームである都合と思われる