東北本線

登録日:2009/11/07(土) 19:40:54
更新日:2024/04/03 Wed 16:47:11
所要時間:約 7 分で読めます




東北本線(とうほくほんせん)は東京駅から盛岡駅を結ぶJR東日本の鉄道路線である。

概要

文字通りの東京から東北地方の太平洋側を結ぶ、東海道本線と並ぶ日本を代表する大動脈路線である。
上野駅が起点と思っている人がいるが、実際の起点は東京駅であり、上野東京ラインも正式には東北本線である。
かつては盛岡~青森間も東北本線であったが、東北新幹線延伸開業に伴い第三セクターのIGRいわて銀河鉄道青い森鉄道に分離された。
東京~黒磯間には「宇都宮線」、更に東京~上野間は上野東京ラインという愛称がつけられ、仙台~松島間は仙石東北ラインの愛称区間の一部となっている。
東京~大宮間は東北本線のみだが、東京~神田間は中央線、東京~田端間は山手線、東京~日暮里間は常磐線が乗り入れという形になる。
東京~大宮間の電車特定区間は京浜東北線と呼ばれ、運行系統が完全に分離されている。
また、埼京線の赤羽~大宮間も正式には東北本線の別線である。

この他にも岩切から利府を結ぶ支線、仙台近郊の長町~東仙台間(宮城野貨物線)も東北本線の一部である。かつては田端~北王子間(北王子線)もあったが廃止された。

全線電化されているが、直流電化区間が東京~黒磯間、黒磯~盛岡間および岩切~利府間(利府支線)が交流電化区間となっている。
かつては黒磯駅に車上で切り替える施設が存在したが、2017年から他の交直切替と同様、黒磯~高久間のデッドセクション設置に変更された(詳細後述)。

運行形態

かつては昼夜を問わず盛岡・秋田・青森への特急・急行列車が多数設定されていたが、東北新幹線開業を境に徐々に廃止。
現在は昼行で
  • 東武日光線鬼怒川線直通特急「日光」「きぬがわ」(253系1000番台・東武100系スペーシア/全車新宿始発・栗橋から東武線直通)
  • TRAIN SUITE 四季島(E001系/クルーズ列車)
を残すのみとなってしまった。
夜行列車は2016年3月20日の寝台特急カシオペアを最後に、定期・臨時共に運行されなくなってしまった..が、カシオペアそのものは団体専用列車として残っており、東北本線の夜行列車としてはこれが唯一の存在となっている。

普通列車は黒磯以北では黒磯~新白河・新白河~一ノ関・一ノ関~盛岡間の3区間に分けて運行されている。

車両

宇都宮線・京浜東北線・埼京線・常磐線区間の車両については省略し、以降黒磯駅から見られる順に記述する。

現在の車両

  • E531系3000番台
黒磯~新白河・白河間で使用される交直流電車で、ワンマン運転に対応した5両編成。
車内はセミクロスシート。
  • 701系
新白河以北で使用されるロングシート*1の通勤形電車で、人によっては18きっぷの敵とも。
赤と緑帯の車両(100・1000・1500番台)が新白河~一ノ関間および利府支線、紫帯の車両(1000番台)が一ノ関~盛岡間で、IGRいわて銀河鉄道車(IGR7000系)が北上~盛岡間でそれぞれ使用される。
また、盛岡~青森間でもJR時代は勿論、3セク転換後も譲受・増備車が運用されており、黒磯~新白河間以外の交流区間全線で見ることが出来る東北の顔。
*2
  • E721系
仙台空港アクセス線開業および455系・417系・717系置き換えのために導入された。
ホームが低いことから低床式の車体構造を採用しているのが特徴で、ホームかさ上げの必要が無くスムースに乗車できるようになった。
車内はロングシートがさすがにやり過ぎたのか、全番台ともセミクロスシートとなっている。
新白河~一ノ関間では2両編成の0番台と4両編成の1000番台、仙台空港アクセス線には500番台が使用される。
0番台と1000番台では帯の色が微妙に違う。
また、仙台空港鉄道(SAT721系)・阿武隈急行(AB900系)・青い森鉄道(青い森703系)と接続する各線にも同型車が導入されており、秋田県以外の東北地区で見ることが出来るようになった。
2008年鉄道友の会ローレル賞受賞。
  • 阿武隈急行8100系
1988年の電化および全線開業で導入された私鉄初の交流電車。
基本設計は713系に準じ側面や車内はそのままだが、前面は当時の流行である角ばったブラックフェイス、ボルスタレス台車採用と新旧入り混じる不思議なデザインとなっている。
ワンマン運転対応のため、運転席直後の乗降扉は片開きとなっている。
槻木駅で接続する阿武隈急行線から仙台駅へ乗り入れる列車で使用されるが、近年はAB900系の導入で置き換えが進められている。
2023年現在、東北本線で使用される電車では唯一の非VVVF車でもある。
  • キハ100系・キハ110系
一ノ関~北上間および釜石線に直通する快速「はまゆり」で使用される。
かつては黒磯~新白河間でも使用されていたが、2020年3月14日ダイヤ改正で撤退した。
  • EH500形/EF65形/EF210形
  • DD200形(石巻線直通)
貨物列車牽引用。

過去の車両

  • 485系
ご存じ東北の顔にして国鉄特急のスタンダード。
JR化後も奥羽本線直通の「つばさ」や新幹線に接続する「はつかり」「白鳥」等で使用されていた。
2010年の東北新幹線全線開業に伴い撤退。
特急以外では、余ったお座敷車両と中間車を改造した寄せ集めのジョイフルトレイン「ジパング」も存在した。
  • 719系
1989年に登場した仙台地区初の3ドア車。
製造コスト削減のため、455系の機器類を流用している。
車内はセミクロスシートで、クロスシート部分は近郊形では珍しい集団見合い式となっている。
老朽化に伴い2020年で撤退。
*3
  • 715系1000番台
1985年に仙台地区の普通列車電車化を目的に導入された。
種車はあの有名な583系であり、ご存じ食パン電車である。
1998年に引退。
  • 417系
1978年に登場した近郊型電車。
同時期に導入されたキハ47形のような車体とごついスカートが特徴。
交流電化区間の地方線区の普通列車電車化を目的に開発されたが、導入されたのは仙台地区のみに留まり、直流区間への入線は営業運転では一度もなかった。
このうち1編成は廃車後に阿武隈急行に譲渡され、2016年まで運用された。
  • 717系
1985年に登場した455系の車体更新車。
車体構造は417系に似ているが、クーラーやスカートは種車から流用している。
北陸地区の413系は兄弟車。
  • 451系/453系/455系/457系
交直流急行形電車のスタンダード。
各急行列車に使用されたが、特筆すべきは仙台~青森間の急行「くりこま」で、同区間を4時間45分で結ぶという特急列車並みの俊足を見せた。
1985年3月改正で急行運用から撤退し、以降は黒磯~一ノ関間で普通列車に使用。
一部の車両は更新に合わせてライトが角形に変更された。2007年に撤退。


駅解説

東京大宮間は京浜東北線、上野~黒磯間は宇都宮線を参照。

黒磯…宇都宮線乗り換え。那須塩原市の代表駅。
戦前から皇族が那須御用邸に向かう際の最寄り駅として駅構内に貴賓室が設けられるなど、栃木県北部の代表駅として栄えた。
東北新幹線開通後、皇族方は隣駅の那須塩原駅を利用する事になり、最盛期に比べると利用客が減ったが現在も那須塩原駅と共に、栃木県北部のターミナル駅として機能している。
直流電化と交流電化の境界駅となっている為、運行系統が完全に分離されている。現在、この駅を越えて運転される定期列車は貨物列車のみである。
かつては駅構内の架線を直流・交流両方に切り替えが出来、直流専用電車と交流専用電車が同一ホームに並ぶ光景が見られた。
しかし、2017年10月14日より構内直流電化工事が完成し、同時に当駅~高久駅間にデッドセクションが設置された。
そのため、交流専用電車が乗り入れ出来なくなったため、交直流電車や気動車が運用されることになった。

高久…新幹線の通過を間近で見られるスポットが近くにある。

黒田原…大宮支社最北の有人駅。
那須町の代表駅で那須高校の通学生がいるため、利用者は黒磯〜新白河の途中駅では一番多い。

豊原…牛山氏の全国秘境駅ランキング168位。栃木県最北端の駅でもある。
驚くべきことに埼玉県の川口駅からこの駅までが大宮支社の管轄だったりする…。

白坂…ここから仙台支社。
なぜかアウシュヴィッツ平和博物館が近くにあり、日本の有蓋車が展示されていたりする。

新白河東北新幹線乗り換え。
新白河と言いつつ市から微妙に外れた西郷村にあり日本で唯一「村」にある新幹線駅としても有名。
2017年10月14日より当駅を境に運行系統が分離された(一部列車は隣の白河駅まで直通)。

白河…新白河の影響で寂れつつあるものの城下町として栄えた白河市の中心部で、初めて(工作物として許可を得て建て一般開放したという脱法行為スレスレの方法で)木造復元された天守のある白川小峰城の最寄駅でもある。
東北の駅百選の一つ。

久田野…白河市大沼地区の中心駅。フランスベッドの工場が歩いて10分ほどのところにある。

泉崎…泉崎村の代表駅。駅前には地元の資料館が併設されている。

矢吹…矢吹町唯一の駅で、Suica仙台エリアの最南端に当たる。
郡山方面からの列車が一部折り返す。白河都市圏はこの辺りまで。

鏡石…鏡石町唯一の駅。
この辺りから郡山都市圏になる。

須賀川…須賀川市唯一の駅で乗車人員は2000人超え(2019年度)。NewDaysあり。
東北の駅百選の一つ。

安積永盛…水郡線乗り換え。
昔は太平洋セメント専用の貨物専用線が存在した。

郡山貨物ターミナル…福島県内最大の貨物駅。

郡山…東北新幹線・磐越東線磐越西線乗り換え。
東北第2の都市、郡山市の代表駅で、県庁所在地のある福島駅を差し置いて福島県内では最も乗降客が多い駅。
東京の首都圏の駅を除いたJR東日本の駅ランキングでは、7位に入る収入をたたき出す南東北地方の基幹駅。東北の駅百選の一つ。
半数以上の列車が当駅を境に運行系統が分離されている。
貨物駅も併設され、日本オイルターミナルへの専用線が分岐していく。

日和田…新日本電工 郡山工場最寄駅。

五百川…アサヒビール福島工場最寄駅。

本宮…本宮市の中心駅。2面3線の折り返し可能な構造になっている。
2021年に橋上駅舎が完成。

杉田…当駅から福島都市圏の二本松市に入る。根岸線の新杉田駅は当駅との区別のためこの駅名になった経緯を持つ。

二本松…乗降客2000人を超える二本松市の代表駅。東北の駅百選の一つ。
日本100名城の一つである二本松城の最寄駅でもある。

安達…2017年に橋上駅舎になり、西側のベイシアなどへのアクセスが改善された。

松川…当駅から福島市内で、福島方面に折り返す列車が存在する。
貨物駅でもあり、特大貨物列車が発着することも。
戦後に発生した「国鉄三大ミステリー」の一つ、松川事件が起きた場所としてつとに有名。

金谷川(福島大学前)…副駅名になってる福島大学の最寄駅であり、利用者も県内では新白河に次ぐ多さ。

南福島…福島明誠高校や工場がある他、大学生が周辺に多く住んでいることもあり、利用者は多め。

福島…東北新幹線・山形新幹線奥羽本線(山形線)、阿武隈急行線、福島交通飯坂線乗り換え。
福島県の県庁所在地である福島市の代表駅にして郡山駅に並ぶ主要駅。東北の駅百選の一つ。
ほとんどの列車が当駅を境に運行系統が分離されており、跨いで運転される列車はごく僅か。
昔からの中心市街は東口だが、新幹線開通後に開発された西口に押されつつある。

東福島…駅の目の前は東北新幹線の高架橋。
阿武隈急行線の卸町駅/福島学院前駅も徒歩圏内。

伊達…伊達市唯一の東北本線の駅だが、中心部は阿武隈急行線保原駅が近い。甲子園常連の聖光学院高等学校の最寄駅。東北の駅百選の一つ。

桑折…桑折町唯一の駅。読みは「こおり」。

藤田…国見町の中心駅で、みどりの窓口設置駅。
福島方面から列車が一部折り返す。

貝田…福島県最北端の駅。

越河…「こすごう」と読む難読駅。宮城県白石市に入る。

白石…宮城県仙南圏の中心である白石市の代表駅で、東北の駅百選の一つ。
当駅から仙台方面は本数が増え、2・3本/hになる。
白河小峰城と同じく(ただしこちらは合法で)木造復元された天守閣で有名な白石城の最寄駅。
東北新幹線の白石蔵王駅とはバスで繋がっている他、徒歩でも20分程度である。

東白石…牛山氏の全国秘境駅ランキング197位。
白石駅の隣駅にもかかわらず秘境駅ランキング入りする駅。
それもそのはず、駅が市街地から白石川を挟んだ対岸に位置している為、市街地に渡るには徒歩10分かかる橋を渡らなければならず周囲には何もない。

北白川…県立の職業訓練学校が徒歩圏内。

大河原…大河原町唯一の駅。
当駅辺りから仙台都市圏に入る。
かつては当駅で仙台方面に折り返す列車が多数存在した。

船岡…柴田町の代表駅。東北の駅百選の一つ。
仙台大学や桜の名所である一目千本桜・船岡城址公園、JAXA角田宇宙センターの最寄駅。

槻木…阿武隈急行線乗り換え。

岩沼…岩沼市唯一の駅で、日暮里で別れた常磐線との合流駅。
特急「ひたち」が1往復停車する。

館腰…かつての仙台空港最寄駅で、今でも空港への循環バスが朝夕に発着する(バス自体は岩沼駅も経由)。

名取…仙台空港鉄道仙台空港線乗り換え。
名取市の代表駅で宮城県内のJRの駅では仙台駅、あおば通駅に次いで3番目に乗車人員が多い(約12000人、2022年度)。
当駅から仙台まではラッシュ時に最大12本/h、日中でも5~7本/hと地下鉄を除けば東北一の運転密度になる。

南仙台…当駅から仙台市(太白区)。
乗車人員も1万人近く、名取駅に次ぐ多さである。
2面3線で折り返し可能な構造。

太子堂…古河駅以来の高架駅。2007年開業の比較的新しい駅。

長町…仙台市地下鉄南北線乗り換え。宮城野貨物線が分岐する。
周辺は仙台の副都心となっており、長町機関区跡地を再開発した「あすと長町」の最寄り駅。

仙台…東北新幹線・仙石線仙山線仙石東北ライン、仙台市地下鉄南北線・東西線乗り換え。
東北地方で最大かつ唯一の政令指定都市・仙台市の中心駅。大半の列車は当駅で折り返し。
当駅以北は仙石東北ライン含めて最大6・7本/h、日中2・3本/h程度に減る。
宮城県内の駅で最大の乗降客(地下鉄合わせて約25万人)を誇り、JR東日本全体では46位、首都圏の駅を除いた駅では最も多い。旅客収入では新宿駅に次ぐ第3位。
東北の駅百選の一つで、周辺は都市景観百選にも入っている。仙台城跡の最寄駅。
因みにとある怪獣映画では、北海道の地下鉄南北線大暴れした奴によって市もろとも壊滅の憂き目にあっている‥合掌。

東仙台…宮城野貨物線が再び合流する。

岩切…利府支線乗り換え。当駅まで仙台市(宮城野区)。

〜利府支線〜

新利府…JR東日本新幹線総合車両センター最寄駅。ただし利府門は次の利府駅が最寄。

利府…利府支線の終着駅で、利府町の代表駅。AEON MALL新利府へのバスが発着する。
宮城県総合運動公園での試合やコンサート開催日には臨時列車が多数設定される。また常磐線との直通列車も当駅まで乗り入れる。
利府支線は東北本線の成れの果てであり、かつてはここから品井沼駅までつながっていたが、単線で蒸気機関車に優しくない勾配が続く路線のため、海沿いの複線で平坦の新ルート(海線)が建設され自然へと還る運命を辿るはずだった。しかし利府駅周辺がある程度発展していたため、地域輸送路線として残ることとなった。

〜ここまで〜

陸前山王…仙台臨海鉄道との分岐駅。広い留置線を持つ。

国府多賀城…2015年開業と東北本線で一番新しい。
駅名通り多賀城跡の他、東北歴史博物館の最寄駅。
しかし、多賀城市街地は仙石線の多賀城駅が最寄駅なので注意が必要。

塩釜…仙石東北ラインとの実質的な分岐駅。
塩竈市の中心街はここより仙石線の本塩釜駅の方が近い。
次の松島駅へは10kmと東北本線一長い。また、ここから松島駅手前まで仙石線のかなり近くを並行して走る。

松島…路線上では仙石東北ラインとの分岐駅だが、直通列車は手前の連絡線を通って仙石線と直通するため全列車通過扱い。
日本三大景勝地・松島は仙石線の松島海岸駅が最寄駅なので、観光的にはあまり利用されない。また、松島町の中心市街は高城町駅の方が近い。
一部列車が仙台方面へ折り返す。

愛宕…高架下には旧線時代のトンネルが残る。
東武野田線(東武アーバンパークライン)にも同名の駅あり。

品井沼…松島町最北の駅。仙台都市圏は当駅あたりまで。
かつての本線は利府方面へと線路が繋がっていた。

鹿島台…大崎市の東北本線の駅としては一番利用が多く、駅舎も2015年にリニューアルされた。
ただし、中心市街への最寄は東北新幹線も接続する古川駅である。

松山町…人車軌道の体験乗車ができる松山御本丸公園の最寄り駅。

小牛田…陸羽東線石巻線気仙沼線乗り換え。
当駅は大崎市ではなく美里町の唯一の駅である。また「こごた」と地味に難読駅名。
矢吹駅から続いてきたSuica仙台エリアは当駅で一旦途切れる。
宮城県北部の交通の要衝で大半の列車が当駅で折り返し、以北は1本/h程度に減る。

田尻…隣接する工場に国鉄時代の荷物車マニ44が置かれている。
某キャラクターの愛称に因み聖地巡礼に訪れる人がいる模様。

瀬峰…栗原市の南の外れにあるが、市内の東北本線の駅では一番利用客が多く、みどりの窓口が設けられている。
ちなみに中心市街に近いのは東北新幹線のくりこま高原駅である。

梅ケ沢…東京オリンピックのボート競技会場になっ…ていたかもしれない長沼ボート場に一番近い駅。

新田…ラムサール条約登録の伊豆沼・内沼の最寄り駅。
同音同名の駅が阿武隈急行線に存在する。

石越…かつては栗原電鉄→くりはら田園鉄道と接続していたが、2007年に廃止になった。
仙台支社管轄は当駅まで、仙台方面へ折り返す列車がある。
登米市で一番利用が多い駅だが中心市街へはかなり離れている。

油島…ここから岩手県一関市。盛岡支社管轄の最南駅かつ岩手県最南端の駅。

花泉…一関市花泉地区の中心駅。花泉町時代からの「岩手 最南端 花泉」と書かれた看板がホームから見える。

清水原…春には桜並木が綺麗に映える駅。

有壁…一旦、宮城県栗原市に戻る。東北本線では宮城県最北の駅。

一ノ関…東北新幹線・大船渡線乗り換え。
一関市の代表駅でSuica利用可能。この駅で再び運転系統が完全に分離される。また接続時間がまちまちで1時間近く開くことも。

山ノ目…駅の東側には北上川の堤防と遊水地を兼ねた広大な田園地帯がある。

平泉…奥州藤原氏の本拠地だった平泉町の中心駅。
仙台エリアのSuica利用可能駅では最北。東北の駅百選の一つ。
金色堂で有名な中尊寺は徒歩40分と遠いため、バス利用が一般的。

前沢…前沢牛で有名な奥州市前沢地区の中心駅。

陸中折居駅…東北本線では唯一の「陸中」がつく駅。

水沢…奥州市の代表駅。東北新幹線の水沢江刺駅は車で15分ほど離れた場所にあり、バスに乗る必要がある。
黒磯駅の様に元々栄えてる場所から少し離れた場所に新幹線駅が出来ると寂れる駅が多い。
しかし、この駅の場合水沢江刺駅が田んぼのど真ん中に建てたせいで宿泊施設が皆無の為、皆利用客が水沢駅に移動する関係で昔と変わらない賑わいを誇る珍しい駅でもある。
貨物駅が併設されている。

金ケ崎…金ケ崎町の中心駅。商工会や農協が一緒になった立派な駅舎を持つ。

六原…岩手県南運転免許センター最寄駅。かつては隣接する製紙工場への専用線経由で貨物列車が発着していた。

北上…東北新幹線・北上線乗り換え。北上市の代表駅。
当駅で盛岡方面に折り返す列車も多く、以北は1~2本/h程度と少し増える。ここから終点盛岡までSuica盛岡エリアとなる。

村崎野…北上と花巻に挟まれ、近くに県立黒沢尻工業高校もあるため乗車人員は900人台と途中駅としては比較的多い。

花巻…釜石線乗り換え。快速「はまゆり」等の列車が盛岡駅方面と直通する。
花巻市の代表駅で東北の駅百選の一つ。また、東京駅からの営業距離が丁度500.0kmである。

花巻空港…空港と名は付くものの、ターミナルビルから3.8kmと離れている上にバス連絡も本数が少なく、空港アクセス駅としては永らく不十分だった。
2013年10月から盛岡市内と空港を結ぶバスが経由するようになり、ようやくアクセス駅として機能するようになり現在に至る。

石鳥谷…県立花北青雲高校の最寄駅である他、大迫地区へのバスが発着することもあり、乗車人員は比較的多い。
それもあってみどりの窓口が設置されている。

日詰…当駅から盛岡都市圏の紫波町に入る。盛岡駅方面に折り返す列車があり、本数も以北で快速含めて最大6本/h、日中1~3本/hになる。

紫波中央…1998年開業の比較的新しい紫波町の中心駅。

古館…高架下に駅舎があるので駅前から見たら高架駅…だが上を走ってるのは東北新幹線であり、実際はただの地上駅。

矢幅…矢巾町の代表駅。当駅も東側から見ると東北新幹線の高架下に駅舎があり、やはりぱっと見高架駅に見える。岩手医科大学附属病院の最寄り駅。

盛岡貨物ターミナル(貨)…TOYOTA LONGPASS EXPRESSの発着駅となっている。

岩手飯岡…盛岡市街地の南端の方にある駅。

仙北町…盛岡の繁華街の一つである肴町・中ノ橋通り周辺へは当駅からでもアクセス可能。

盛岡…東北新幹線・秋田新幹線田沢湖線山田線花輪線、IGRいわて銀河鉄道いわて銀河鉄道線乗り換え。終点駅。
岩手県の県庁所在地、北東北最大の都市である盛岡市の中心駅。東北の駅百選の一つ。
かつては盛岡~青森間も東北本線だったが、東北新幹線延伸に伴い2010年12月4日から終点駅となる。

その他

ガメラ2 レギオン襲来ではレギオン草体の爆発によって仙台駅が壊滅し岩沼~松島間が不通になっている描写がある。
仙台から40km以上離れている陸羽東線でも被害が出ている事を考えると仙台駅以外もかなりの被害を受けているのが分かる。

追記・修正宜しくお願いします。

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最終更新:2024年04月03日 16:47

*1 第3セクター譲受および増備車には一部セミクロスシート車が存在する。

*2 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/701.jpg 日時:2016/01/01

*3 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/719.jpg 日時:2016/01/01