アッシマー

登録日:2012/02/05(日) 22:25:52
更新日:2023/12/22 Fri 19:28:15
所要時間:約 8 分で読めます





アッシマーがっ!!


アッシマーとは、『機動戦士Ζガンダム』に登場する可変モビルアーマー(MA)。
本項目では、本機に関連した機体も記載する。






諸元


型式番号:NRX-044
所属:
地球連邦軍
ティターンズ
エゥーゴ(鹵獲機)
ネオ・ジオン
建造:オークランド研究所
生産形態:量産機
頭頂高:23.1m
(MA形態時全長:18.4m)

本体重量:41.1t
全備重量:63.8t
出力:2,010kW
推力:68,200kg
センサー有効半径:10,200m
装甲材質:チタン合金セラミック複合材

武装:
大型ビームライフル
ビームライフル(アクト・ザクハイザックマラサイ共用型)

搭乗者:
ブラン・ブルターク
アジス・アジバ
マイク
ガブリエル・ゾラ
ブロイ・リゲラ
ユーイン・バーダー
ティターンズ一般兵
連邦軍一般兵
ネオ・ジオン一般兵



機体解説


SFS無しで飛行可能な機体」を目指して開発された機体であり、MA形態での運用を主としてそこにMS形態を組み込むという形で開発が進められた。

グリプス時点で最新鋭機というわけではないのだが、クワトロ・バジーナは「MSが変形をするのか?MAか?」と驚いていた。

基本的に既存の技術で造られているが、機体構造として新たに複数のディスクを組み合わせたドラムフレームを採用し、燃費に優れる熱核ジェットエンジンを使用。
さらにMA形態では空力的に優れたリフティングボディ機になるので、本機は極めて大きな長距離飛行能力を獲得している。
頭部はモノアイだが、サブモノアイを3基設置しており、被弾時の事も考慮されている。
また頭部アンテナはマルチプルロッド、ブレードアンテナ、差圧センサーとしての機能が備えられており、何気に多機能。

単独での飛行が可能な為サブフライトシステムを用いる必要が無く、機動性・巡航能力に優れており、MA形態で高高度まで上昇し、MS形態に変形し自由落下中に白兵戦を行い、再びMA形態で戦線を離脱するという運用が行われた。
ちなみに空力性能においては後発のギャプランを凌ぐ。

本機の可変機構はMSにおける関節の自由度を高めたもので宇宙世紀0085年には既に完成していたとされ、主に一撃離脱戦法を得意としていた。
また耐弾性や生産性も良く、少数が量産されており、エゥーゴも鹵獲した機体をよく運用していたらしい。


量産機として見ても武装がやや貧相なきらいがあったり、元がMAベースなのでややでかくなってしまっているが、最初期の可変機にしてはいやに完成度が高い。
それなのに0.5秒で変形するのだからとんでもない。
航続距離や速度を活かし戦術の通り高高度から落下しながら攻撃を仕掛けMAに変形して逃げる一撃離脱の戦法を可能としたが、
機動力自体も高めなのでそのまま通常戦闘も十分可能。
大型ビームライフルは旧式なので大きいだけで平凡な出力なのだが、大口径なので使い勝手が良い物となっている。
格闘性能は白兵戦用の武器を所持していないので貧相と言わざるを得ないが、これも空中戦を主眼に置いているためで
機体の機動力を活かすことである程度対応出来ていた。

操作性は言及されていないが、これも悪くないと思われる。
劇中では可変機はエースが乗るケースが多いのだが、
本機に関してはメタスと同様の様な扱われ方で、一般兵っぽい連邦パイロットでも(思う様な活躍が出来たかはともかくとして)普通に乗りこなしている。
あちらこちらでピーキーピーキーと言われるΖガンダムなどよりはまず間違いなくマシ。スペックなどは比べものにならないけど。

ただし、MA形態では脚部フレーム内部が露出することが弱点
優れた耐久性を有していたがここを狙われた時にはあっさり沈んでしまった。
その耐久性もブラン搭乗機は異常な高さを示していたが、後に登場したダカール配備機はごく平凡な水準になっている。
また、ビームライフル一丁のみという火器類の乏しさと運動性に課題を残したことから、後発の機体としてギャプランが開発されている。
ただしブラン機は右手に大型ビームライフル、左手にハイザック/マラサイ用ビームライフルを持って戦っているほか、ガンダムMk-Ⅱビームサーベルを奪って使用*1している。

何気に宇宙世紀初の可変機である……はずだったが、IGLOOヒルドルブにその座を攫われてしまった。
まああれガンダム世界で見てすらかなりのとんでも設定だしアッシマーと違って正式に生産されているわけでもないしで…深く考えなくても良い気もする。

因みに、プラモ等こいつの立体物をいじった事がある人なら分かるてか絶対やってるだろうが、「MA形態で脚部だけを展開する」事ができる。



ぶっちゃけると脚部構造がアレとそっくり(のパクリ)な為、ガウォーク形態に変形可能。
なんならZ本編含めた公式作品で実行済み。格納庫のシーンとかだけどね。

そもそも可変MS・MAなんて設定があれこれの玩具がバカ売れしていた事を意識したためなのでデザイン面でも少なからず影響を受けたのだろう*2
もっとも、劇中でガウォーク形態を披露したのはこいつだけじゃないが……

因みにあれのデザイナーは後々ガンダムに参加して、ガンダム試作1号機等のデザインを担当する事になるのでサンライズとの関係が悪くなったとかそういう話はない。単純に当時は変形ロボがブームだったというだけの話である。
そのシリーズもガンダムのヒットがなければ誕生していたかも怪しく、影響を受けたり尻馬に乗ったりというのはお互い様でもある。



武装


  • 大型ビームライフル
アッシマー唯一の武装。
空力特性などに配慮したシンプルな形状で、出力は2.6MWとこの時期のMSにしてはそれ程強力ではないものの、収束率が高く大口径という事もあって破壊力は高い。
未使用時は腰部ラッチにマウントされる。

MA形態ではグリップを収納した状態で機体下部に懸架され、基部から回すことで背後にも撃てる。


  • 格闘
開発当初から空中戦に必要ない装備は持たせないことが決まっていた為、接近戦は徒手空拳で行うことを想定していた。
このため、アッシマーのマニピュレーターは殴っても壊れないように頑強な造りとなっている。

劇中ではブラン少佐が空中戦の真っただ中にもかかわらず百式にストレートを見舞うなど、パイロットによっては強力な武器となる。


上記の解説に書かれているように連邦軍規格の携行火器は概ね使用可能だと思われるが、マウントする場所なども無いので変形する時は捨てなければならない。



劇中での活躍


第13話より登場。ブラン少佐の駆る機体がケネディ宇宙港を襲撃し、ロベルトを葬った他何度となくカミーユ達を苦しめた。
それまで割と頼りになる感があったクワトロを速攻でビビらせたことでもかなりの印象を残した。
ついでに前作のアムロ達は新機体やらこんなのよりとんでもない機体やらと次々戦っていたので、クワトロと比べてアムロ達がより凄く見えてしまう感じもした。
ちなみに有名な「散弾ではなぁ!」という台詞は百式のバズーカの散弾を喰らった時の台詞でありMk-Ⅱは関係ない点に注意。
ヒッコリー基地での戦闘ではパイロットとして復帰した直後のアムロのリック・ディアスとカミーユのMk-Ⅱのコンビとも互角に戦い、最期はMk-Ⅱに取り付いてビームサーベルを奪ってとどめを刺そうとしたところの隙を突かれてアムロのリック・ディアスのビームサーベルで撃破された。

第37話ではアジス中尉の機体がジェリドバイアランに撃墜されている。


劇場版では素晴らしい動きをするので必見。

劇場版準拠のコミック『カイ・シデンのレポートより』では、ゲーツ・キャパがローレン・ナカモトに
「いいね、ギャプランより遥かに扱い易い」「量産型にしてはこの高性能は本当に凄いよ」
と絶賛しており、後に襲撃してきたアッグ系のゾゴック達を撃墜し、ゲーツの技量もさる事ながら本機の性能の高さを証明した。


また、U.C.0090年においても連邦地上軍に配備されていた模様で、「ジョニー・ライデンの帰還」にはブロイ中尉率いる第100飛行中隊が駆って登場。
突如現れた謎の青いゲルググから主人公レッドのザクG型を救い出し、そのまま激しい空中戦を繰り広げた。

地球連邦軍、ティターンズが使用した機体の他にエゥーゴ・カラバに鹵獲された機体も運用されたとされている(特にエゥーゴのガブリエル・ゾラの機体は肩に「ジオン・アライブ」のマーキングが施されていた)。

アンオフィシャルではあるが、機動戦士ガンダム ムーンクライシスでは地球連邦軍のパトロール部隊のMSとして登場。主人公・タクナたちと友好的ではないものの共闘関係となり、ネオ・ジオン、ヌーヴェル・エゥーゴ連合軍の無人機・ボルテールと戦っている。

機動戦士ガンダムΖΖ』第45話ではグレーに塗装されたネオ・ジオン所属機が登場、ドーベン・ウルフザクⅢ改等と共にクィン・マンサに随伴する。

『ガンダム新体験-0087-グリーンダイバーズ』では青いカラーリングのティターンズ所属機が登場、プロスペロー号の救命艇の救護活動をおこなう。

雑誌企画『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』では、先述の通りエゥーゴが鹵獲し左肩に"Zeon Alive!!"のマーキングが施されたガブリエル・ゾラ機が登場、カムチャッカ基地での戦闘に参加する。

近藤和久の漫画『サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ』では通常MSの1.5倍程度大きく描かれており、エゥーゴのカミーユ・ビダン伍長が搭乗する。
上下を反転して単独で大気圏突入し、MSキャリアーとして2機のMSを載せての飛行が可能となっている。
同作品での型式番号はTMA-10X。

漫画『機動戦士Ζガンダム Define』では瀧川虚至に再デザインされて登場する。
テレビアニメ劇中のイメージを優先させて、一回り巨大に設定され、脚部に折りたたみ式の翼が追加されたほか、武装が手持ちのビールライフルしかないのは不自然との理由で、両腕に2連マシンガンと両肩にミサイルラックを内蔵している。
なお、本作ではアムロのリック・ディアスではなく、カミーユのガンダムMk-ⅡにMA形態で高空飛行中に「跳び乗られて」そのまま取りつかれ撃墜される。

映画『機動戦士ガンダムNT』では、ダカール演説の回想シーンにて、やられ役としてワンカット登場する。



関連機体


宇宙用試作実験機

型式番号:NRX-044(R)

『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』に文字設定として存在する機体。

アッシマーの開発段階では大気圏内だと可変機構の負担が大きかったため、負担の少ない宇宙空間での実験用に試作された。

後にティターンズに接収され、下記のプロトタイプアッシマーTR-3[キハール]に改装された。



プロトタイプアッシマーTR-3[キハール]

型番:NRX-044・NRX-044(R)
※後者:宇宙仕様

ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗の下に』に登場。
アッシマーの試作機をティターンズが半ば強引に接収して改修した機体であり、宇宙空間での使用の為脚部の代わりにプロペラントタンクを装備している。またドラムフレームが未成熟の為フレームは大幅に露出しており、このフレームはムーバブルフレーム開発に大いに役立つ事となった。
武器はビームライフルと索敵用レドーム、あとタンク。

後に量産機の部品を組み込んだ重力下仕様に換装される。こちらは正式採用品のデータを基に他のパーツや脚部が組まれており、外観は本家に近くなった。なおこの時には既にアッシマーは完成していたが、ティターンズにおける用兵思想の違いから別個にテストが行われている。

通常のアッシマーとの違いとしては、脚部エンジンユニットの換装、腰部ブースターユニットの追加装備、ビームアックス兼大型ビームライフルの装備、各部装甲に整流板を設置、胸部装甲にスプレッドビームガンが取り付けられている事等である。


劇中での活躍

宇宙仕様はマーフィーが搭乗し、ジオン残党と交戦。足の一本でももらおうとしたゲルググシュトゥッツァーを回し蹴りで撃破し、乗っていたカザックの足を逆に持っていっている。

重力下仕様はエリアルドが搭乗し、ハルツーム基地でテストを行ったがジオン残党と交戦。
カールが乗るダンディライアンと共に撃破するも、基地指令の横柄な態度に我慢の限界を超えたエリアルドは基地に低空で接近、司令室の窓ガラスを破壊した後ライフルを突きつけて警告を行った。この行為によりエリアルドは一時営倉入りとなった。

後のガンダムTR-6[ウーンドウォート]にはかなりの数の拡張プランがあり、中にはガンダムTR-6[キハールⅡ]、[アドバンスド・キハールⅡ]も含まれる。
これだけでも前者は4つ、後者は1つの形態を持っている。



アッシマー[ダンダチャクラ]

型番:NRX-044Q

『A.O.Ζ 刻に抗いし者』に登場。
中破したバーダー機を改修し、円盤部や頭部センサー等が大型化。脚部は伸縮式で、MA形態時は短くなり旋回性能が上がる。
武装はビームサーベルが前腕部に計4本、4連装メガ粒子砲、ビームピストル2丁、各種ミサイル

名前はインド神話の英雄ラーマの武器(チャクラム)から。
意味は「神聖な円盤」。



EWACアッシマー

型式番号:NRX-044EW

ガンダムTR-6用に開発されたレドームユニットを装着した偵察仕様のアッシマー。

レドームユニット自体は連邦軍規格の機体に装備可能な汎用品だが、円盤状に変形するアッシマーとは空力特性上の相性が特に良く、旧世紀の試作戦闘機XF5Uになぞらえて「パンケーキ」の愛称で呼ばれてグリプス戦役後も長らく運用された。



アンクシャ

型式番号:RAS-96
全高:22.3m
本体重量:28.3t
全備重量:43.9t
ジェネレーター出力:2,200kW
推力:79,600kg
センサー有効半径:14,200m
装甲材質:ガンダリウム合金

武装:
ビームサーベル×2
ビームライフル×2
60mmバルカン砲×2
ムーバブル・シールド・バインダー


ガンダムUC』に登場。
アッシマーの後継機として開発された機体で、整備の効率性や生産性を高める為カメラがバイザー式になった他、ジェガンとも共通規格パーツを増やしている。
そのため見た目は「アッシマーの着ぐるみを被ったジェガン」といった感じ。
また、前腕部のシールド・バインダー内蔵のビーム砲等ギャプランの影響も見られる。ビームサーベルは両膝に収納。
無論変形も可能だが、後部がやや伸びており、円盤というより板に近いシルエットになっている。上部のグリップを出しSFSとなる事も可能。

開発時期に連邦が軍縮傾向にあり高コストな可変MSが倦厭され始めていた中、本機はSFSとしての特性を持たせることで生き残りの道を模索したのかもしれない。
因みに区分は可変MSに変わっている。


上半身を中心にボリュームアップされ中々強そうなのだが、原作だとバンシィタクシー程度の出番しかない空気君

OVA版ではEP5で登場し、ミネバ奪還の為にガルダを急襲したガランシェールを迎撃する。
しかし、ギラ・ズールに撃破され、ユニコーンと取っ組み合った末ビームサーベルを奪われたうえバックパックを壊されてに叩き落とされ、ユニコーンとバンシィのサイコフィールドの余波に弾かれガルダの尾翼にぶつかり真っ二つにされ爆発、といい所が全く無い。
EP7にもチラっと出てくるが飛んでただけだった。

一方、外伝漫画ではドライセンを撃破する活躍を見せている。

続く『NT』でもマーサ移送の護衛役として数機登場。
襲撃してきたディジェ隊と交戦し、一機は早々にビームを喰らい墜落。
もう一機はサーベルでヨナ機の腕を切り落とし、下半身と右腕を切り落とされながらも抵抗するなど奮戦するのだが、最期は残った胴体を撃ち抜かれ撃墜された。



アッシマック

型番:CNRX-044

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』に登場。
連邦の一組織であるキュクロープスがアッシマーをベースに再設計したMA。『機動戦士Vガンダム』より後の時代の機体と考えると骨董品にも思えるが、ザンスカール戦争後の技術衰退を起こした時代ではこのような機体でも十分な戦力となる。
下半身にも上半身の様な曲面装甲を取り付けたことで円盤が2枚重なった奇妙な姿に変形するようになった。
装甲の重量の増加による機動性の低下と引き換えに実弾に対する防御性能を向上させており、実弾兵器が多く使われる時代の機体としての意識が強くなった。
カメラアイはキュクロープスが独自に採用している単眼カメラアイとなっている。



余談


  • 名前の由来は「あっ、しまった!」という台詞のもじりという説や、ヒンドゥー教の神・ガネーシャの乗る戦車が由来という説があり、後継機であるアンクシャは、ガネーシャの持つが名前の由来となっている。
    しかし「あ、しまった!」という台詞は劇中に存在せず、ガネーシャの乗る戦車も存在しないため、どっちも誤報かあるいは説を出した雑誌の創作である可能性が高い。

  • 「A.O.Ζ」では前述の様にゾラ達ジオン残党が宇宙でキハールと交戦して仲間のカザックが足を持っていかれてしまった。
    その為、後に足が付いた本機を見たゾラは「カザックの足と引き換えに完成させたか」と語っている。尚ゾラはこの後の戦闘でそのアッシマーに搭乗した。

  • カミーユ役の飛田展男氏のお気に入りの機体らしい。

  • 実はティターンズ仕様のカラーリングが存在する。そちらは濃紺を基調とし、白いラインの入ったティターンズカラーとなっている。
    詳しくはグリーンダイバーズを観るべし。また、この色もガンダムバトルシリーズに登場している。

  • 試験飛行の様子を民間人に目撃され、「UFOだ!」と警察に通報されたという逸話がある。
    あの形状では無理もないだろう。



立体化


ガンプラ

1/220、HGUCで発売。
前者は変形しない代わりに、1/550のMA形態が付属。
後者は可変機構を完全再現。形状の美しさもさることながらなんとマニュピレーターやビームライフルも取り外すことなく変形でき、ロック機構も完備。もはやガンプラというよりトランスフォーマー。ただしその為か下半身がやや設定画より細い。
後にプレミアムバンダイからグリーンダイバーズのティターンズカラー版も発売された。

後にアンクシャもHGUC化された。
アッシマーから流用無しの新規造形なだけあってスタイルや可動範囲は向上しているが、変形は差し替え式なので一長一短といったところ。

そのため、ギミック目当てならアッシマー、造形目当てならアンクシャがオススメ。
ニコイチ改造で「スタイルの良いアッシマー」「完全変形するアンクシャ」にチャレンジするのも一興かもしれない。


フィギュア

MIAで発売。こちらもHGUC同様に可変可能。またグリーンダイバーズ登場カラーも限定発売された。
HCMPでも発売されており、手首の脱着・ビームライフルの差し替えが必要なもののほぼ完全な変形機構を有する。こちらも限定カラーが存在。



ゲームでの活躍


地上戦用。ただMA形態でも格闘ができる貴重な存在であり、迂闊に接近して痛い目を見た人も多い。反面、MS形態だと格闘が出来なかった…が、WARS以降は出来るようになり、WORLDではサイズが2マスから1マスに戻ったので改善はされている。
キハールは『スピリッツ』と『ジェネシス』のみの登場。スピリッツでは換装式だが、ジェネシスでは通常の開発に戻った。
ビームアックスのある重力下仕様はともかく、宇宙仕様は武装がビームライフルしかないため使い勝手は良くない。宇宙仕様にも格闘をつけても良かったと思うが……。

原作同様地上専用かと思いきや、一部の作品では何の説明も無しに宇宙適応を得て宇宙で出現する場合がある。
基本的に敵ユニットだが「Z」ではバザーで購入可能なフリーの乗り換えユニットとして自軍運用可能。
V」ではグリプス戦役を生き延びたブランがアンクシャに乗るというIF展開もある。
「第3次」でデューク・フリード「出たな、円盤獣!!」などと言われたのは語り草


『無印』
コスト275の可変機。通常のBRと異なり高威力、単発ダウン、更に通常より太く当てやすいBRをメイン射撃とする。
変形時の速度こそ最低クラスだがそれに反比例して持続が圧倒的に長く、常に変形で飛び回りながら前述のメイン射撃を当てていくのがシンプルかつ強力な戦法。
また、MS形態の空中機動こそ鈍重だがステップ性能は良好、ある程度の自衛や時間稼ぎ程度なら問題なくこなせる。

ギャプランに比べるとやや得手不得手がはっきりしている面はあるが、それを差し引いても圧倒的なコスパを誇る機体で人気を二分していた。
ギャプラン同様に対戦の主流をコスト310+275に決定づけた要因。

ただし、強さの大部分をメイン射撃に依存しているため、弾切れを起こすと非常に苦しく本当にただの空飛ぶハンバーガーになってしまう。
格闘性能も貧弱で暴れるにしても最低限の効果しか期待できないので弾数管理には常に神経を使う。

『DX』
当然のごとく下方修正を受け、メイン射撃の威力低下、機動力の低下、ステップ弱体化、変形移行のモーション鈍化などの調整が入る。
代わりに変形時メイン射撃の誘導強化といった別方面での強化ももらうが、ギャプランに比べるとやや厳しめの調整を受けた感は否めない。
もっとも、元が元だけに依然としてトップクラスの強機体であり、対戦では引き続き大活躍していた。
ミッションモードでは原作通り量産機として登場しその性能で多くのプレイヤーを苦しめた。

  • ガンダムバトルオペレーション2
アッシマーはΖガンダム世代の可変機として参戦。カテゴリは550コスト汎用機。
射撃は専用ビームライフル一本、近接戦闘は打撃、すなわち鉄拳によるブン殴りというあまりにも男らしい仕様となった*3
支援機が泣く泣く行うような打撃とは違い、豪快なモーションで並み居るMSどもを叩き伏せていく。……あんたそんな機体だっけ?
とまあインパクトは凄いがその他のスペックも良好。変形を使いこなせば戦場を駆け巡ってダメージを稼いでいける。
そのデカい見た目にふさわしい高いHPを持ち、変形時はスキルにより撃墜されにくい。
また、「散弾ではなぁ!」を意識しているのか耐ビーム補正が高めの機体が多い高コスト帯にしては珍しく耐実弾が最も高い。
ちなみに百式も同コストなので疑似的に再現できる。

以前はその武装種類の少なさが癖の強さと手数の少なさに繋がっており勝率が低下していたが、23年5月に強化調整が入ると評価が一変。各武装の威力と回転率が上がったことで、武装の少なさは逆に運用難易度の低さと言うメリットに生まれ変わった。
しかも同時期実装済みだった機体レベルによって補正値が上昇する各種カスタムパーツと化学変化を起こし、ついにはLv4機体が700コスト帯に乱入。
「550コスト帯では大型だったヒットボックスも700コスト帯なら小さい方」「弱点だったビーム耐性がパーツのお陰でカンスト余裕」「このコスト帯でばら撒かれる蓄積よろけにも耐える耐性スキル」「逆にこっちは蓄積よろけを取りやすい」「武装の数やスキル等で複雑化しているこのコスト帯において役目が明確なので先手を取りやすい」と一躍人気機体となった。
お陰で第二次ネオ・ジオン抗争~ラプラス戦役時代の後期第4世代MSの中で暴れまわる(準)第3世代MSアッシマーと言う妙な光景が繰り広げられている。

アンクシャは600コスト汎用機。変形モーションが妙に凝っており、空中で宙返りしてからMA形態に移行する。
高めの耐久性能に加えて高威力・低燃費・高蓄積と三拍子揃った副兵装のビームライフルが強力。さらに変形中もヒート率別管理でほぼ同性能のビームライフルを垂れ流せる。
変形中のスラスター消費を抑えるスキル群がやたら充実しており、カスタムパーツ次第では30秒以上ブーストを吹かしながら空を飛び続けることも可能。
この変形はゲーム中最高速を維持しながらよろけ・蓄積よろけにもある程度耐性を持ち、挙句敵機に接触すれば一方的に2500ダメージを与えるとかなり有利な状態。
しかも伸びと威力に優れよろけ耐性まである格闘を空中から出せるため、変形解除直後にも主導権を握りやすい。
これらの強みが消失するスラスター冷却中の10秒程度は並の機体に戻るものの、逆に言えばその10秒を安全に過ごせばいいので余裕のある変形時間で安全地帯を探すのもそう難しくない。
600コストの空は空中戦で無類の強さを発揮するアトラスガンダムが半年以上席巻しており、23年11月に弱体調整が入って漸くバランスが取れるかと思いきや、その後わずか1週間で再びアンクシャが暴れまわる地獄に逆戻りしてしまった。

  • GUNDAM EVOLUTION
2022年正式稼働のFPSゲームで、テストプレイから遊べる機体として選出。
ビームライフルを三連射かチャージによる単発で使い分け、投擲後着弾点周囲を炎上させる炎上グレネードを有する。もちろん変形も可能で、短時間ながらステージを飛び回れる。G MANEWVERはおなじみ拳によるぶん殴り
変形による奇襲と撤退がしやすく、よしんば追撃されてもナパーム弾で撒けるので相手からしてみれば取りつけなければ厄介な相手である。



俺の追記・修正から、逃げられるかぁっ!!

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最終更新:2023年12月22日 19:28

*1 Mk-Ⅱの記事を見れば分かるがMk-Ⅱのサーベルは独自動力内蔵式の為、奪って使われ易い難点が有った

*2 一応言っておくとリアルロボットアニメに可変機が出てくるのはマクロス以前にサンライズでも『戦闘メカ ザブングル』で既にやっている。

*3 ちなみに大先輩のガンダムバトルシリーズにおいても「格闘もSPアタックも拳」だった。またあちらでも「ライフル+拳+変形」という男らしい仕様。