東海道線(JR東海)

登録日:2009/11/29(日) 22:16:53
更新日:2024/03/29 Fri 15:20:27
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東海道線とは東京駅から神戸駅を繋ぐ日本最古の路線である東海道本線の俗称。

東京から熱海間はJR東日本、熱海から米原間はJR東海、米原から神戸間はJR西日本が管轄する。
本項ではJR東海が管轄する熱海~米原間および美濃赤坂線について記述する。
(東京~熱海間は東海道線(JR東日本)、米原~神戸間はJR京都線・琵琶湖線JR神戸線をそれぞれ参照)
路線記号はCA。但し美濃赤坂線には設定されていない。

全線がJR東海が発行するICカード「TOICA」エリア対象路線ではあるが、美濃赤坂支線のみ使用出来ない。
かつてはJR他社との境界付近に当たる熱海~函南間、醒ヶ井~米原間では使用できなかった。

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線区と路線の特徴

熱海~豊橋間の静岡地区、豊橋~米原間の名古屋地区、そして大垣~美濃赤坂間の美濃赤坂線の3エリアに大別される。

熱海⇔豊橋

この区間は身延線直通の特急「ふじかわ」、伊豆箱根鉄道駿豆線に直通する特急「踊り子」、朝夕ラッシュ時のホームライナー、金曜夜に運転される臨時快速、そして「サンライズ瀬戸・出雲」を除き各駅に停まる普通列車しか運転されない。
浜松~豊橋間には名古屋地区から乗り入れてくる快速列車が数本あるが、この区間では各駅停車になる。車両もほぼすべてロングシートで完全に通勤列車といった趣きで、ダイヤ構成も地域輸送に特化した形となっている。
このため長距離を利用する18きっぱーにとっては魔境として扱われている。乗車時間が長いことから「静岡大陸」などと揶揄されることも。

基本的には熱海・三島・沼津~島田間の列車と興津~浜松間の列車、浜松~豊橋間の列車が各20分間隔で運転される。静岡近郊区間となる興津~島田間は10分間隔となり、豊橋発着の列車のうち毎時1本が掛川まで乗り入れるため、掛川~浜松間は毎時4本となっている。
また、熱海~沼津間はJR東日本区間から一部の列車が乗り入れるほか、三島~沼津間には新幹線との連絡も兼ねて区間列車が設定されている。

前述のホームライナーは、乗車整理券310円を払えばリクライニングシートかつ速達性が高い列車に乗れるため通勤客のみならず18きっぱーなどの長距離を利用する乗客にもよく利用される列車である。
かつては曜日問わず運転されていたが、2022年3月12日のダイヤ改正で土休日のホームライナーが全廃された。

豊橋⇔米原

この区間は名鉄名古屋本線との競合もあってか都市間輸送に力を入れており、優等列車が多数設定される。車両も転換クロスシート車が中心になる。

基本的に快速系列車と普通がほぼ同本数運転され、日中は快速・新快速・豊橋~岐阜間の普通が30分間隔、岡崎~岐阜間の普通と大府~岐阜間の普通が1本ずつ運転される。
朝夕は特別快速や区間快速なども設定される。なお、区間快速の大半は武豊線直通列車。
普通列車との接続は刈谷、名古屋、岐阜で行われることが多い。

岐阜~米原間は快速列車も各駅に停車する。大垣で系統分割となる列車も多く、日中はこの区間のみを運行する普通列車のみとなる。

また、高山本線に直通する特急「ひだ」が名古屋~岐阜間、北陸本線に直通する特急「しらさぎ」の約半数が名古屋~米原間を走行するほか、本数は少ないながら「ホームライナー」も運行される。

この区間の大垣(正確には南荒尾信号場)~関ヶ原間に垂井駅経由の複線とは別に単線の下り列車専用線がある。
こちらには現在駅がないため、通過するのは特急列車と貨物列車のみとなる。

大垣⇔美濃赤坂

美濃赤坂線の通称があり、他には赤坂支線と呼ばれることも。
この区間のみを運行する普通列車のみの運転で、基本的に毎時1~2本運転されるが、日中は間隔が開く。
かつては本線との直通運転も実施していたが、2013年3月のダイヤ改正で廃止された。

使用車両

JR東海

●211系
ロングシートの5000・6000番台が使用されており、現在は静岡地区のみでの運用。
トイレがないので長距離運用では313系と併結されることが多いが、211系のみの運用も…。
2022年より廃車が開始され、一部はなんと三岐鉄道に譲渡された。

285系
寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸」用の車両で、JR西日本所属車もある。
JR東海区間では熱海、沼津、富士、静岡、浜松(下りのみ)に停車するが、深夜に走行するため日中に見ることはできない。

●311系
デビュー当初から名古屋地区の新快速で使用されていたが、現在は日中は普通列車主体。朝夕は快速運用も多く設定される。全車両が転換クロスシート。
かつては静岡~浜松~豊橋間の普通列車にも使用されていた。
2022年より廃車が開始。

●313系
全区間で使用される東海の顔。
静岡地区ではロングシートの2000番台が主に使用される。2022年3月より中央線で使用されていた元セントラルライナー用の8000番台が転属し熱海まで顔を出しているほか、2023年からは関西線で使われていた1300番台の転属も始まっている。
名古屋地区で運用される車両は転換クロスシート車となっており、特別快速・新快速では6両編成の5000番台が主に使用される。5000番台以外は311系と併結可能。

●315系
民営化前後に製造された車両の置き換え用に作られた車両で、2024年3月改正より運用開始。4両編成の3000番台が使用される。
他の車種と異なり、全車ロングシートとなっている。
普通列車やラッシュ時の武豊線直通の区間快速を中心に使用される。
2024年6月から静岡地区にも導入予定。

●373系
特急「ふじかわ」、ホームライナー、および一部の普通で運用。
かつては特急「東海」や快速「ムーンライトながら」でも使用されており、東京駅まで乗り入れていた。

●HC85系
特急「ひだ」で使用されるハイブリッド気動車。名古屋~岐阜間で運転。
岐阜駅でスイッチバックして高山本線に乗り入れる。

JR東日本

●E231系・E233系3000番台
朝夕時間帯にJR東日本区間から沼津駅まで乗り入れる。

●E257系5500番台
特急「踊り子」用。JR東日本区間から三島駅を経由し、伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り入れる。

JR西日本

●681系・683系8000番台
北陸本線を走る特急「しらさぎ」用の車両。米原駅から名古屋駅まで乗り入れる。
681系2000番台および683系は北越急行で使用されていた「スノーラビット」を転入改造したもの。
名古屋地区のホームライナーにも使用される。

JR貨物

●EF65形、EF210形、EF510形、M250系、DF200形200番台、DE10形1000・1500番台、DD200形
いずれも貨物列車で使用。

主要駅解説

  • 熱海(CA00)
東海道新幹線伊東線東海道線(小田原・横浜・東京方面)乗り換え。
在来線はJR東日本との境界駅で、熱海市の代表駅で熱海温泉の最寄り駅。

  • 函南(CA01)
函南町唯一の駅。近くに「新幹線」という町名がある。

  • 三島(CA02)
東海道新幹線、伊豆箱根鉄道駿豆線乗り換え。
三島市の代表駅。特急「踊り子」の一部が伊豆箱根鉄道に直通する。

  • 沼津(CA03)
御殿場線乗り換え。朝と夜間には東京駅方面からの直通列車が発着する。静岡東部の中心である沼津市の中心駅だが、新幹線が通らないので三島までの区間列車が設定されている。
ラブライバー御用達。

  • 片浜(CA04)
1987年3月21日に開業。
時期から見てわかる通り、国鉄最末期に開業した新駅の一つ。

  • 原(CA05)
原宿、と言っても若者の街ではなく宿場町の方の最寄り駅。

  • 東田子の浦(CA06)
北に3kmほど歩くと岳南江尾駅に到達可能。

  • 吉原(CA07)
岳南電車岳南鉄道線乗り換え。2012年までは日本製紙富士工場専用の貨物列車の発着があった。

  • 富士(CA08)
身延線乗り換え。富士市の中心駅。
因みに東海道新幹線の駅は南に2km程離れてる「新富士駅」の為、乗り換えは出来ない。
けど、乗客数では勝ってる。
まあ新富士は某大石寺参拝需要を見込んで作ったらお寺が某学会を破門しちゃった訳で……。

  • 富士川(CA09)
その名の通り、富士川のすぐ近くにある。東海道新幹線の富士川橋梁も近い。

  • 新蒲原(CA10)
ここから静岡市で東海道蒲原宿の最寄り駅。駅前にはサクラエビ漁船のモニュメントが展示されている

  • 蒲原(CA11)
静岡県内の東海道線の駅では一番利用者が少ない。

  • 由比(CA12)
東海道由比宿の他、由比の漁港が近くにある。

  • 興津(CA13)
東海道興津宿最寄り駅。周辺は明治時代に栄えた別荘地。
ここで静岡方面へ普通列車が一部折り返す。

  • 清水(CA14)
清水区の中心駅で特急「ふじかわ」の停車駅でもある。
かつては「日本一旅客列車の運行本数の少ない路線」と呼ばれた清水港線が分岐していた。
静岡鉄道静岡清水線の新清水駅は徒歩で10分ほど離れている。ここから静岡駅までは清水線とほぼ並行して走る。

  • 草薙(CA15)
静岡鉄道静岡清水線乗り換え。
利用者は清水駅より多かったり少なかったり。周辺は県立大学・美術館・中央図書館があり、再開発が進んで少し都会的な印象。

  • 東静岡(CA16)
ここから葵区で1998年開業の比較的新しい駅。
同名の貨物駅跡地再開発に合わせて建設された駅で、周辺にはタワマン、コンベンションセンター、ドコモのビルなどがある。
静岡鉄道の長沼駅及びガンプラ製造工場であるバンダイホビーセンターも近い。
中部の駅百選に選定。

東海道新幹線、静岡鉄道静岡清水線(新静岡駅)乗り換え。
静岡県第一の都市である静岡市の中心駅で、静岡県一のターミナル駅。
「ふじかわ」の終着駅でもある。

  • 安倍川(CA18)
ここから駿河区の駅。左富士が見えるのはこの辺り。

  • 用宗(CA19)
静岡市の端の駅。周辺には用宗漁港がある。かつては工場への貨物線が分岐していた。

  • 焼津(CA20)
全国有数の水産都市である焼津市の中心駅。漁港も近い。

  • 西焼津(CA21)
周辺には県立焼津中央高校やアステラス製薬の工場がある。

  • 藤枝(CA22)
藤枝市唯一の駅。ホームライナー停車駅。

  • 六合(CA23)
当駅付近で出された狭軌最高速度記録の記念碑が駅前にある。

  • 島田(CA24)
島田市の中心駅。ホームライナー停車駅。ここで一部の普通列車が静岡方面に折り返す。

  • 金谷(CA25)
大井川鐵道大井川本線乗り換え。
SL列車は2011年秋以降隣の新金谷駅が始発となっており、現在では当駅までは乗り入れない。

  • 菊川(CA26)
菊川市唯一の駅。ホームライナー停車駅。

  • 掛川(CA27)
東海道新幹線、天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線乗り換え。
掛川市の中心駅で、駅からは平成に入って木造で復元された掛川城が見える。

  • 愛野(CA28)
FIFAワールドカップ開催スタジアムである小笠山総合運動公園へのアクセスのために作られた駅。
中部の駅百選に選定。
東海道新幹線を跨ぐため駅舎の位置が高め。

  • 袋井(CA29)
袋井市の中心駅。ホームライナーが停車。

  • 御厨(CA30)
2020年開業の一番新しい駅。周辺はヤマハの企業村。
ヤマハスタジアムへのアクセスも兼ねる。

  • 磐田(CA31)
磐田市の中心駅。ホームライナーが停車する。

  • 豊田町(CA32)
旧豊田町に因んだ駅名でトヨタ自動車とは特に関係がない。

  • 天竜川(CA33)
川としての天竜川からは少し離れている。ヤマハ天竜工場が近い。

  • 浜松(CA34)
東海道新幹線、遠州鉄道鉄道線(新浜松駅)乗り換え。
静岡県第二の都市で、意外にも政令指定都市である浜松市の中心駅。

  • 西浜松(貨)
浜松駅の再開発に伴い、移転してできた貨物駅。

  • 高塚(CA35)
スズキの本社の最寄りはこちら。

  • 舞阪(CA36)
昔からの松並木が並ぶ東海道舞坂宿の最寄り駅。

  • 弁天島(CA37)
浜名湖の真ん中に浮かぶ弁天島にある駅。新幹線が真横に走る。

  • 新居町(CA38)
浜名湖競艇場の最寄り駅で、臨時改札から競艇場まで屋根付きの通路があり、雨に濡れずに競艇場まで行ける。
駅名は「あらいまち」だが所在地の町名は「あらいちょう」。

  • 鷲津(CA39)
湖西市の代表駅。

  • 新所原(CA40)
天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線乗り換え。静岡県最西端の駅。

  • 二川(CA41)
豊橋総合動植物公園のんほいパークと東海道二川宿の最寄り。

  • 豊橋(CA42)
東海道新幹線、飯田線名鉄名古屋本線、豊橋鉄道渥美線(新豊橋駅)・東田本線(駅前駅)乗り換え。
豊橋市の中心駅。通称「東三河の交通拠点」で、基本的には当駅で名古屋方面と浜松方面で運行系統が分断されている(一部直通運転あり)。

  • 西小坂井(CA43)
周辺には名鉄線伊奈駅や雪印、カゴメの工場がある。

  • 三河大塚(CA45)
ラグーナテンボス最寄り駅。その関係で新快速が土休日に一部停車する。

  • 三河三谷(CA46)
三谷温泉の最寄り駅で優等列車の一部も停車する。

  • 蒲郡(CA47)
名鉄蒲郡線乗り換え。蒲郡市の中心駅。

  • 三河塩津(CA48)
名鉄蒲郡線の蒲郡競艇場前駅と隣接している。競艇場も徒歩圏内。

  • 三ケ根(CA49)
周辺は深溝松平家縁の地。幸田町郷土資料館最寄駅。

  • 幸田(CA50)
幸田町の中心駅。

  • 相見(CA51)
2012年開業の比較的新しい駅。上り線のみ待避可能だが、使われるのは基本的に1日1本のみ。

  • 岡崎(CA52)
愛知環状鉄道線乗り換え。
岡崎市の中心部(市役所や岡崎公園)には名鉄東岡崎駅の方が近く、JR岡崎駅から名鉄東岡崎駅まではおよそ4km離れている。
一部の普通列車は名古屋方面に折り返す。

  • 西岡崎(CA53)
近くに石工団地がある…くらい。

  • 安城(CA54)
名鉄線新安城駅と二分する安城市の拠点駅。

  • 三河安城(CA55)
東海道新幹線乗り換え駅なのに普通しか止まらない駅。何この扱い…。
因みに隣駅の安城駅には全列車停車する。

  • 野田新町(CA57)
2007年開業。プリンターで有名なブラザーの工場が近い。

  • 刈谷(CA58)
名古屋鉄道三河線乗り換え。刈谷市の中心駅で終日快速系列車と普通が緩急接続する。

  • 大府(CA60)
武豊線乗り換え。大府市の中心駅だが、特別快速は通過する。
一部の普通列車は名古屋方面へ折り返す。

  • 共和(CA61)
愛三工業本社の他、豊田自動織機の工場がある。

  • 南大高(CA62)
名古屋市緑区かつ名古屋市最南端の駅。
再開発兼イオンモールへのアクセスのために作られた新駅である。
因みにJRの駅としては桶狭間古戦場の最寄駅だが物凄く遠い…。

  • 大高(CA63)
名古屋市では一番古い部類の駅の一つ。ベルマート1号店はこちらで開店した。

  • 笠寺(CA64)
名古屋市南区の中心駅。
名古屋市総合体育館最寄り駅で、イベント時は優等列車の臨時停車や臨時列車の発着がある。

  • 熱田(CA65)
名鉄神宮前駅とともに熱田神宮の最寄駅を担うが、戦後は金山駅に押されてやや寂れ気味になっている。
通常は普通しか停車しないが、正月三が日には快速系統の列車が臨時停車を行う。
側線が何本かあり、名古屋止まりのしらさぎ・ひだが折り返し整備を行っている。

  • 金山(CA66)
中央本線、名鉄名古屋本線、名古屋市営地下鉄名城線名港線乗り換え。
東京駅で互いに背を向けて別れた中央本線と再び出会うのには少し感動する。
名古屋市中区の中心駅。1989年に名鉄の金山橋駅と統合したことから「金山総合駅」の看板が掲げられており、現在は名古屋第2のターミナル駅として君臨する。

  • 尾頭橋(CA67)
競馬の場外馬券売り場の最寄り駅であり、GⅠ開催日は快速系統が一部臨時停車する。
貨物支線に臨時駅として開設した「ナゴヤ球場正門前駅」を前身とし、1987年から1994年まで、多くのプロ野球ファン(主に中日ドラゴンズファン)を運んでいた。

東海道新幹線・中央本線・関西本線名古屋市営地下鉄東山線桜通線名古屋臨海高速鉄道あおなみ線、名鉄名古屋本線(名鉄名古屋駅)、近鉄名古屋線(近鉄名古屋駅)乗り換え。
愛知県第一の都市にして日本第三位の大都市である名古屋市の大ターミナル駅。

  • 枇杷島(CA69)
東海交通事業城北線乗り換え。因みに初代清須駅である。

  • 清洲(CA70)
東海道新幹線からも見る事ができる清洲城の最寄駅。清須市じゃなくて稲沢市にある。

  • 稲沢(CA71)
JR貨物愛知機関区を併設する貨物列車の重要拠点。

  • 尾張一宮(CA72)
名鉄名古屋本線・尾西線(名鉄一宮駅)乗り換え。
一宮市の中心駅で、名鉄の駅とは金山のように一体化されている。
特急「ひだ」は一部停車。

  • 木曽川(CA73)
イオンモール木曽川の最寄り駅の一つ。
大正時代からのレンガ倉庫が保存されている。

  • 岐阜(CA74)
高山本線、名鉄名古屋本線・各務原線(名鉄岐阜駅)乗り換え。
岐阜県の県庁所在地かつ第一の都市である岐阜市の中心駅。
ほとんどの普通列車が名古屋方面へ折り返す。
ピンクタウン金津園はここから近い

  • 西岐阜(CA75)
高架道路に隣接する橋上駅舎を備える。
岐阜県庁・県警の最寄り駅である。(とは言っても距離は2km近くあるが)

  • 穂積(CA76)
所在地は平成の合併で瑞穂(みずほ)市になったが、駅名は穂積(ほづみ)のままとややこしい駅。
1面2線の比較的小さな駅であるが、木曽三川のうち揖斐・長良川に挟まれた唯一の駅という地形の関係上、付近ベッドタウンからの利用者も多く、岐阜以西は特急以外全系統が各駅停車という仕様もあって全日平均の乗降客数は9000人近い。

  • 大垣(CA77)
赤坂支線、養老鉄道養老線、樽見鉄道樽見線乗り換え。
岐阜方面と米原方面の列車は大半が乗り換えとなる。
かつては「ムーンライトながら」の発着駅で、運行時には通称「大垣ダッシュ」という座席争奪戦が行われていたため、結構危険なので構内走行制限の看板も掲げられていた。
岐阜県第二の都市である大垣市の中心駅で大垣城の最寄駅。

  • 垂井(CA78)
2面3線の普通の駅に見えるが、この駅は急勾配区間の途中にある為、過去に上り列車(大垣方面)しか停車しない時期があった。
下り列車(米原方面)の列車は勾配を緩和した別線(正確にはそちらが下り本線。現在の複線は上り本線と垂井支線の並列)に設置された「新垂井駅」に停車していた。
しかし、新垂井駅が垂井駅から3km程離れていてあまりにも不便だった事と、列車性能向上もあって新垂井駅は廃止。
普通列車は全列車がこちらに停車することになったという、いろいろ事情があった駅。

  • 関ケ原(CA79)
岐阜県最西端の駅。駅東側で上記の下り本線と合流する。
一部列車はここで名古屋方面に折り返す。
有名な関ヶ原の戦いの場所にある駅。
因みに現在駅のある場所はまさに激戦区であった場所に立っている。

  • 柏原(CA80)
支線も含めて東海道本線で一番利用が少ない駅。

  • 近江長岡(CA81)
伊吹山の最寄駅。しかし、駅前には何もなく中心市街へ行くには3km程歩かなければならない。
JR東海で唯一「近江」の冠を持つ駅。

  • 醒ケ井(CA82)
JR東海管轄の東海道線の駅としては最西端。中山道醒井宿最寄り駅。

  • 米原(CA83)
東海道新幹線・琵琶湖線北陸本線、近江鉄道本線乗り換え。
米原市の代表駅。在来線はJR西日本との境界駅。

美濃赤坂線

  • 荒尾
無人駅。本線と分岐する南荒尾信号場が近く、本線からも一部ホームが見える。
本線にはホームがないため、乗り換えは大垣駅でしかできない。
鹿児島本線にも同名の駅がある。

  • 美濃赤坂
支線の終点駅で無人駅。旅客用ホームは1面1線のみだが貨物列車の乗り入れが行われているため、構内の線路は意外と多い。


追記・修正は静岡地区をロングシートで耐え抜いた人がお願いします。

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最終更新:2024年03月29日 15:20
添付ファイル

*1 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/311.jpg 日時:2016/01/03