イリーナ・イェラビッチ

登録日:2012/11/04 Sun 09:56:16
更新日:2024/04/11 Thu 01:00:06
所要時間:約 7 分で読めます




イリーナ・イェラビッチは『暗殺教室』の登場人物。
CV:浅野真澄(VOMIC版)/堀江由衣(JSAT2013)/伊藤静(TVアニメ版)
演:知英(実写映画版)

誕生日 10月10日(現在20→21歳)
身長 170cm
体重 50kg
経歴 職業暗殺者→E組外国語教師
趣味、特技 女のたしなみ全般
座右の銘 Life is nudity,admire it
スリーサイズ B97/W60/H91


■概要


「もとより素人の子供達に(殺せんせーを)殺れるとは思わん」という国の意向で、
殺せんせーを暗殺する為に名目上は英語教師として椚ヶ丘中学校3-Eに送り込まれた、世界各国で11件の仕事をこなした女殺し屋。
ウェーブのかかった金髪巨乳が特徴の外人の美女である。
暗殺対象と行為をしてる最中に銃でぶち殺すという、少年漫画にあるまじき衝撃のシーンでデビューを飾ったお方。

■技能・能力


彼女の暗殺の手段は、自他共に認める己の美貌とカラダ、10ヶ国語を操る語学力と対話能力を用いて暗殺対象やその部下を魅了して近付き、
至近距離から殺害するというもの。
いわゆるハニートラップというヤツである。
対象との距離を縮める為の潜入や懐柔も相当で、実際潜入して僅か一日で全ての準備を整える等、手際もいい。

その一方で、攻撃技術そのものは殺し屋のなかではそれほど高くない。
というのも、師匠であるロヴロの「女性を使った殺しに卓越した技術はむしろ不要」(ターゲットに警戒される可能性がある為)
という考えにより、高度な暗殺技術はハナから教わっていないのが原因。
その為、ロヴロには「正体がバレればひと山いくらの殺し屋」と言われている。

また、後述のようにどこか非常識で子供っぽい一面があるが故に、
日常においては、生徒から次第に「プロの殺し屋である」という認識を向けられる事が少なくなりつつあるが、
夏休み編のホテル潜入ミッションにて、ピアノを艶やかに弾き警備の目を集め他のメンバーを通させたり、
死神編にて死神に唆されE組生徒達と敵対した際には、訓練や超体育着でそれなりに自信のあった生徒9人を、
弱ったフリをして全員あっさり麻酔銃で眠らせたりと、
E組の生徒や読者が忘れそうになった頃にしっかりとプロとしての技術を見せており、
殺せんせー曰く「まだ君達が実力で勝てる相手ではない」

「単純な攻撃能力は大したことがないが、直接相対しても暗殺者と気付かれることがなく、相手の懐に無防備のまま接近できる」
というスタイルは、ちょうどセッ〇スのテクニックと共に最高の狙撃屋物理最強の人妻暗殺者とは対極に位置する。
特に前者の太眉は「練達の殺し屋」の風格を隠すことが大の苦手である。
「一般人のはずなのにガタイがよすぎる」「顔や動作、目つきからして尋常ではない」「銃の扱いにやたら慣れている&素人が見ても分かる異様な手付きを迂闊に見せる」などなど、見ただけで暗殺者とバレることさえある。
そう考えると、イリーナの「暗殺者としての強み」も理解できよう。
…一方、後者の人妻は同じ女暗殺者でありながら「搦め手を使わず正面突破で敵と目撃者を皆殺しにする身体能力があるため、ハニトラなど不要なのでウブい」とガチで対極なのだが。

当初は殺せんせーの暗殺しか考えておらず授業は放棄していたが、
見かねた烏間の助言により態度を改め、「受験に必要な英語でなく、実践的な英会話術」に絞って授業を行うようになり、
その腕前も、海外ドラマや豊富な経験談などを交えた分かりやすい授業と評判である(ただし当然下ネタも多く公開ディープキスをされまくったりもする)

■人物


簡単に言うなら「暗殺の為に色仕掛けする事以外には疎い」。
暗殺の為には躊躇なく色仕掛けを剃るため、登校初日にはいきなり渚にディープキスして失神させたりだとか、
修学旅行の際には仮にも教師という肩書で来ているのに、普段ターゲットにお近づきになるような時用のド派手な格好をしてきたりと自由奔放。
そんな非常識な行動をしては、同僚である烏間に怒られ、生徒には呆れられているのが普段の彼女の日常。
アニメにて声を充てていらっしゃる伊藤静さんも「普段の姿が…ア、アホにしか見えないのは私だけでしょうか…」とコメントしている。

殺し屋になったきっかけは、彼女が住んでいた国では民族紛争が激化しており、
「殺さなければ殺される」状況にて、略奪に来た民兵を父親の銃で撃ち殺した上で、
他の民兵をやり過ごす為、死体と共にすし詰めになって一晩過ごすという過酷な体験から始まる。
そのすぐ後、ロヴロの妻オリガに拾われ、彼女の才能を見出したロヴロに「その記憶は決して洗い流せない」事を諭された上で、
・血の記憶に怯えながらも平穏な日常を過ごすか
・血の記憶から逃げるのではなく、日常として飼い慣らすか
の選択を提示され、無言にて後者を選択。
以降ロヴロ夫妻の元で、房中術(本来は医学的な術の1つであるのだが、ここでは近年使われているハニートラップの為の性行為術としての意味)、
そして殺し屋としての技術を学んだようだ。
その為、普段は自由奔放に振る舞う彼女でも、師であるロヴロの前には頭が上がらない。
上記の壮絶な幼少期の体験から、現代日本に生まれ育ちながら、暗殺者という立場に身を置く教え子たちには思うところがあるようで、「平和な国に生まれたことを感謝しなさい」と説いているほか、
戦闘力は高くとも、実際に人を殺したことがない烏間には「殺すっていうのがどういうことなのかわかってるの?」と尋ねるなど、時折人生の辛酸を舐めてきた大人の一面をのぞかせる。

渾名は「ビッチ先生」。これは赴任当初、生徒達に「イェラビッチお姉様と呼べ」と言った所、
最初にカルマ君「ビッチねえさん」と呼んだのが始まり。
その後、高圧的だった態度を改め和解し、
生徒達も「ビッチねえさんは先生に失礼」と呼び名を変えなきゃね、
といった所で新たに挙がったのがこの「ビッチ先生」。
…変えるべきはそこじゃないだろうと(ry
まあ当然彼女も「ビッチ先生」と呼ばれた直後には「ビッチから離れてみない?」と軽くお願いしたが、
まあ初日から見せた渚へのディープキス、殺せんせーへの色仕掛け等から考えると、偶然にも「名は体を表す」状態になってしまったので、ビッチの定着は避けようも無かったとさ。
ま、彼女の名前のスペルは恐らくJelavicなので、この人の特徴を表している方の「bitch」とはスペルも発音も違う(尤もらしくカタカナに直すなら「イェラヴィッチ」)のだが、やっぱりしゃーない。
ちなみに殺せんせーだけはちゃんと「イリーナ先生」と呼んでいる。

良くも悪くも生徒たちと精神年齢が近く、所謂友達や姉貴分タイプの教師。
それ故に良く言えば生徒から良く親しまれており、悪く言えば教師としての威厳に欠ける面がある。
何だかんだ生徒たちとの仲を気にしている素振りがあり、前述の呼び名を変える流れで涙ぐんだり、
生徒人気を殺せんせーに盗られるまいと奇行に走る姿も見せた。

ちなみに、烏間共々殺せんせーを名前で呼んでいない(大抵「タコ」呼ばわり)。
理由としては「良い大人が殺せんせーとか正直恥ずい」というもの(烏間も直接発言してはいないが恐らく同じ理由)だが、
彼女の師匠であり、御年59歳であり孫もいらっしゃるロヴロさんは普通に「殺センセー」と呼んでいる。
師匠を見習ってもっと頭を柔らかくするべきだろう。柔らかいのが胸だけでは(ry

■恋愛


上記のように、毒蛾みたいなキャラ(生徒談)な彼女も、
同僚である烏間には恋心を抱いている

まあ恐らく「惚れさせて手駒にしてやろう」的な考えで烏間を誘惑しまくっていたのだろうが、
当の烏間は仕事優先のワールドクラスの堅物である為全く靡かず、
本気にさせようとあれこれムキになって努力している内にだんだん…という、普段の彼女らしくない可愛らしい理由で惚れている。

だがまあ、烏間は上記の通りビッチ先生最大の武器であるお色気が通じず、
彼女は彼女で、「積み上げてきた経験が逆に邪魔」になってなかなか素直になれず、といった感じなので、
E組生徒&殺せんせーの微笑ましいアシストを受けてもなおなかなかその距離は縮まらずにいる様子。
まあ、烏間が元々上記のようにワールドクラスの堅物、且つハニートラップの名人から色々とアピールされても「何か裏がありそう」と思えてしまうという奇跡のコラボのせいで、縮めろという方が難しいのだが…

とはいえ烏間も決して彼女を邪険にしているわけではなく、むしろ手のかかる妹のように見ているようである。

終盤ではついに烏間から同居を申し出られ、「一つ屋根の下ならやりたい放題」とさっそく妄想を爆発させていた。

本編完結後は、彼の本業=自衛隊の情報官を手伝っている様が描かれた。
イリーナ本人は「嫁」と言っていたが、掲載当初は本当に結婚したのか、イリーナが勝手に言っているだけなのかは不明だった。

卒アルの時間にて烏間の昇進に伴い結婚したことが判明する。
イリーナの努力の甲斐あって(?)一人娘も誕生したが、案の定母親に似たらしく保育園でハーレムを築いている。





追記、修正は暗殺対象のボディーガードに「ベッドでの君はスゴいよ」と言われてからお願いします。

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最終更新:2024年04月11日 01:00