マクロス ダイナマイト7

登録日:2009/12/05(土) 23:39:30
更新日:2021/10/18 Mon 17:33:00
所要時間:約 6 分で読めます




1997年から1998年にかけて発売されたOVA。全4巻。
OP:DYNAMITE EXPLOSION/FIRE BOMBER
ED:PARADE/FIRE BOMBER
挿入歌:1.NEW FRONTIER/FIRE BOMBER
    2.FEEL UNIVERSE/FIRE BOMBER
    3.WILD LIFE/FIRE BOMBER
    4.GO(自由な唄)/FIRE BOMBER
    5.恋のマホウ/FIRE BOMBER
    6.ANGEL VOICE/熱気バサラ(福山芳樹)
    7.水のような愛のような/マリア・ベラスケス・ホイリー(川野美紀)

マクロス7の後日談であり、マクロスシリーズの時系列的には6番目。

OPでド派手なライブシーンやファイヤーバルキリーが描かれているが、劇中では全く出なかったりする。
ちなみにこのライブはダイナマイト7終了後、マクロス7に帰還したダイナマイト状態のバサラが行ったという設定。

OPの原画には板野サーカス会得者の1人である後藤雅巳が参加している。


◆ストーリー
プロトデビルンとの戦いから1年後、FIRE BOMBERは銀河にその名を轟かすメジャーバンドとなったが、バサラはその人気に辟易し、メンバーに黙って一人ぶらりと放浪の旅に出る。そして旅の果てに辿り着いた惑星『ゾラ』は『銀河クジラ』と呼ばれる超宇宙生命体が毎年やってくる星だった。バサラは当然の如く銀河クジラに歌を聴かせようとする。


◆用語
○惑星ゾラ
銀河系辺境の惑星。原住民のゾラ人は地球文化圏に加わっているが、主要メディアがラジオであるなど少々前時代的。年に一度銀河クジラが周辺宙域に出現するため、これを狙う密漁団とパトロール隊との小競り合いが続いている。
マクロスFミハエル・ブランの祖父母の1人はこの星の出身。

○銀河クジラ
宇宙を遊泳する謎の巨大生命体。強力な衝撃波を放つことができる。生態系の秘密がゾラに隠されている。
銀河学会によれば植物性の構造を持つ星間物質で構成されたエネルギー体で、意志を持たないとされている。
2059年には銀河系中心部を遊泳中。小説版Fでは、フォールド・ネットワークにより全銀河に響き渡るシェリル・ノームランカ・リーの歌声に合わせて歌い始めた。


◆登場人物
熱気バサラ
(CV:林延年、歌:福山芳樹)
ご存じ銀河一の大馬鹿野郎。
幼女の素っ裸を見ても何の反応も示さない不屈の精神を持つ男。本作では操縦技術が『アコースティックギターで操縦桿を動かす』というもはや人外のレベルに達している。マクシミリアン・ジーナスでもあれはキツイんじゃないか…?
ちなみにこの後一度マクロス7に帰還し、その後また放浪の旅に出る。2060年の時点ではまだ帰っておらず、時たまギャラクシー・ネットワークを利用して新曲を提供しているんだとか。

○ミレーヌ・フレア・ジーナス
(CV:桜井智、歌:チエ・カジウラ)
変態レズ(バイ)に性的な意味で襲われそうになったり大変な目に。ガムリンにバサラの捜索を依頼するが、自分もいてもたってもいられず飛び立つ。

○レイ・ラブロック
(CV:菅原正志)
バサラがVF-19 エクスカリバー(P型)を強引にレンタルした時「代金はマクロス7のレイにツけといてくれ」と勝手に言われたり、バサラやミレーヌが抜けた穴を等身大ポップと録音した歌を使って凌ぐなど苦労が絶えない。

○ビヒーダ・フィーズ
(CV:高野麗)
相変わらずドラムばかり。

○ガムリン木崎
(CV:子安武人)
最新鋭機VF-22 シュトゥルムフォーゲルUを受領している。ミレーヌのためバサラを探しにゾラを訪れ、成り行きで銀河クジラ防衛戦に参加することに。

○エルマ・ホイリー
(CV:阪口あや)
ゾラ人の幼女。
傷ついたバサラを治療し、彼に弟子入りを懇願する。FIRE BOMBERの大ファンで、楽曲をゾラ語で歌うのが日課。
小説版マクロスFによると、2059年までにはミンメイやバサラに並ぶビッグネームに成長したらしい。
バサラと一緒に温泉に入る。

○ライザ・ホイリー
(CV:岡本麻弥)
エルマの姉。ゾラ星パトロール隊隊員。
家庭を省みない親父に反発して家を出たが、内心では親父の身を案じている。
マクロスアルティメットフロンティアでは劇中で使用したVF-5000 スターミラージュとVF-17 ナイトメアや名前は登場するが本人は未参戦。親父と妹は出たのにね…

○グラハム・ホイリー
(CV:中田譲治)
エルマとライザの父。重度の厨二病。
妻の死の原因となった銀河クジラ(特に最長老の白い奴)に執着しており、自らの手で墓場に墜とすことを望んでいる。マイクローン装置を使って巨人化しており、専用のキングゲイナー型潜水服を着用して銀河クジラに挑む。
「お前は死に場所を求めている…」
「お前は俺が殺す。さすらいの旅を終わらせてやる」
「お前は誰にも渡さん! お前を殺るのは俺だ!」
「誰にもお前の気持ちは分からん。お前は俺と戦いたがっている。俺に殺されるのを待っている!」
「クジラの眼を見たことがあるのか!? 眼だ……宇宙で一番力強く、しかし深い哀しみに溢れた眼だ」
「俺はコイツを墓場へ墜とす!」
「コイツは死から見放された放浪者だ!」
「コイツは死に際を待っている……求めているんだ…!」
「俺が導いてやる……お前の逝くべき場所へ!」
「ダイナマイト…」
など、もう手の施しようがない。

○ローレンス
(CV:中原茂)
ゾラ星パトロール隊の科学者。
銀河クジラの生態系に興味を持ち、バサラの歌に着目する。ライザに惚れているが、全く気づかれていない。

○カリバ
(CV:小杉十郎太)
密漁団の首領。
父の後を継いで組織を拡大させ、密漁を行っている。白いのが意志を持って密漁を邪魔していることに気づいて反応弾をぶっ放すなど過激な人。

○ロスチャー
(CV:関俊彦)
兵器密売人。新品と偽って不良品を売りつけるクソ野郎。

○サザピー
(CV:佐久間レイ)
音楽プロデューサー。赤い彗星の最後の機体とは何の関係もない。サザピーだし。
ミレーヌを引き抜こうと画策し、媚薬を飲ませて襲いかかった変態女。
『ミレーヌビート』によるとバイらしい。

○マリア・ベラスケス・ホイリー
(歌:川野美紀)
エルマとライザの母でグラハムの妻。
当時は人気歌手で、何を思ったかバサラと同じく銀河クジラに歌を聴かせようとし、衝撃波を受けて亡くなった。
愛機のVT-1Cはバサラが勝手に持ち出した挙げ句、お釈迦にされてしまう。
テラカワイソス





ミレーヌ側に焦点を当てて描かれた漫画『マクロス ダイナマイト7 ミレーヌビート』が存在する。一応本作の裏側を保管する形になっているがラストの展開が違うため、完全にリンクしているわけではない。



「第2次スーパーロボット大戦Z再世篇」に参戦確定した。



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最終更新:2021年10月18日 17:33