登録日:2011/03/05(土) 18:02:11
更新日:2023/10/14 Sat 14:10:44
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CV:石田彰、吉田麻子(幼少期)
若くして「プロデュエリスト」として活動している。デュエルで食べていける世界観を強く表した設定である。
ファンからはプロと呼ばれることもあるのだが、その割に、相手にカードが見えるような豪快なドローをしたりしている。
だが、気にしてはいけない。
プロデュエリストという立場に強い誇りを持っており、デュエルに対して非常に真摯に向き合っている。
その反面、父の死とその重い人生ゆえに独善的過ぎるきらいがあり、犯罪者を闇討ちするなど些かいきすぎた行動も初期は見受けられた。
十代との3戦目での敗北後には若干丸くなったものの、見下している相手に対しては相変わらず容赦のない言動が目立ったり。
D-HEROこそが「真のHERO」「D-HEROを超えるヒーローは地球上には存在しない」
と、
D-HEROに絶対の自信と信頼を持っている。
後述の通り十代に敗北しても「D-HEROが負けたわけじゃない、ボクのプレイが未熟だっただけだ」とその考えは変わっていない。
ちなみに「
ダイヤモンドガイ」の効果は百発百中とチート。
最初は十代をHERO使いと認めずザコと呼ばわりしたが、十代の新HERO「
E・HERO ネオス」に敗北した後は少しずつ認めるようになった。
「Dを越えるHEROは地球上に存在しない」と言ったが、ネオスは宇宙から来たのでしょうがない。
彼のD-HEROはカードデザイナーである彼の父親が生み出したカードだが、幼少期に何者かに殺害され、仇をとるためにプロの世界で戦い続けていた。
その為に父親の形見であるD-HEROの力を信じて疑わない。
作中での戦績は勝ってばかりというわけでも負けてばかりというわけでもなく、丁度半々といった具合。
主人公の十代には一勝二敗だが、一戦目のエドは本気からは程遠かったため実質イーブンと言える。
ちなみに彼は、効果をエフェクト、墓地をセメタリーというなど、色々英語混じりなのが特徴。
『セメタリーに眠るモンスターのエフェクト発動!』
遊戯王用語の「墓地」の英訳は「セメタリー」ではなく「グレイブヤード」なのだが、一体どこで英語を習ったのか…
いや、カズキングダムではそうなんだろう。そうに違いない。
余談だが、遊戯王の原作漫画においては墓地の事をBC編以降「セメタリー」とルビが振られている。
【二期】
パイロット「Are you ready?」
エド「うん!」
パイロット「GO!」
エド「イヤッッホォォォオオォオウ!」
なぜか大型輸送機に乗ってアカデミア上空に現れ、英語で聞いてきたパイロットになぜか日本語で応答し、
なぜかテンションの高い叫び声を上げながら、なぜか空中サーフィンでアカデミアに降下するという、なんともインパクトのある登場をし、視聴者の心を一気に惹きつけた。
英語でおkとか言ってはいけない。
マネージャーだった斎王琢磨の命によりデュエルアカデミアに入学。
十代との初決闘では猫を被り、いかにも後輩なイメージを作っていたが本性はキザかつ自信過剰。
最初は、購買の余り物のパックで作った大天使ゼラートをメインとしたデッキで十代と決闘し、それで十代を追いつめたりと、その高い実力が分かる。
このとき買ったパックはOCGでいう「EXPERT EDITION Volume.2」であり、しかも現実と違い5枚入りを8つ合計40枚で構築したものである。
「
ダイヤモンドガイ」といい運がとことんチート。
さすがデステニーヒーローの使い手なだけのことはある。
アカデミアからプロへと進んで順調に連戦連勝を果たすカイザー
丸藤亮とデュエルを行い、観客の前で屈辱を味合わせつつ叩きのめす。
これが影響してカイザーは早々にスランプとなり、彼がヘルカイザーに目覚めるきっかけを作った。
なお、その後のヘルカイザーと翔の決闘で、デュエルを観戦しヘルカイザーの変貌についてのエドのコメントがこちら。
エド「これが……高潔で、相手のプライドを重んじていた『カイザー』と呼ばれていた男のデュエルか……!」
いやいや、お前のせいだろ。
カイザーとのデュエル後にメディアを通して十代に宣戦布告するなど、プロという立場や自信家な性格からか某社長に負けず劣らずやりたい放題な振る舞いを見せる。
上記の
空中サーフィンでアカデミアへと降り立ち、宣言通り十代と二度目のデュエルを行い、運命を操るD-HEROの力で十代に勝利。
その後、三度目のデュエルにてネオスとネオスペーシアンを手に入れた十代にリベンジを果たされ、彼の実力を認め始めるように。
ちなみに後に共に
ARC-Vへの出演をすることになる
明日香とは十代が駆け付けなければここでデュエルをするはずだった。
修学旅行先では十代とタッグを組んで萌えない巫女こと斎王美寿知とデュエル。
エド本人には見えていないもののダッシュガイの精霊が憑いていることが判明した。
三沢に対しては辛辣な言葉を投げかける一方で、仲間である十代達ですら気付いていない彼の焦りを察知して気にかけていた。
二期終盤では父親殺しの犯人が自身の後見人であるDDだったことを知り、彼にデュエルを挑む。
父親の影を断ち切りDDを破って、父親の形見である「
D-HERO Bloo-D」(エドの負けフラグ)を入手するなど、徐々に人間としてもデュエリストとしても成長していった。
その後は、光の波動に取り込まれた幼い頃からの友である斎王にデュエルを挑み、善戦するも敗北してしまう。
十代に後を託し、十代が斎王を破ったことでようやく過去の因縁すべてに決着が付いた。
【三期】
デュエルアカデミアに籍は置き続けているが、プロの仕事を優先しているので殆ど来てはいない。
別にアカデミアで勉学するために来たのではないし、目的はもう達成されてしまったので当たり前と言えば当たり前である。
序盤の十代とヨハンとの決闘を観戦して、ペガサスに遊戯、海馬、城之内と同じく自分と
ヨハンが五指に入る決闘者と言われたのを語った後は暫く出番は無かった。
異世界に飛ばされた十代達を救うためにヘルカイザーと共に再登場し、彼とヨハンの凄まじい積み込み決闘を観戦していた(エドは特に何もしてない)。
三期中盤では
「親友を救ってもらった借りを返すために、今度は自分が十代の親友を救おう」
と十代達を追う形で異世界へ赴き、ヘルカイザーとサイバー流道場異世界支部の執事役を相変わらずの猫かぶりで演じ、ゴブリンエリート部隊をのしていた。
オブライエンと合流後は彼とヘルカイザーと共に覇王城に突入し、覇王の部下であるデミスをBloo-Dで退けた。
覇王消滅後、異世界に残っていたリアルファイター
アモンと遭遇するが、アモンが力を得る為にエコーを生け贄にしようと知るや否や、何故か一目散に本気で怒りアモンに決闘を仕掛ける。
若干唐突ではあるが、幼い頃に父親の死を目の当たりにした死に対するトラウマや自身がDDに利用されていた経験からと考えればエドのエコーに対する心情は理解出来る。
アモンの
エクゾディア完成を防ぐべく、「
Bloo-D」をはじめとするD-HEROで果敢に戦うが、あと一歩のところで敗れて消滅。
敗北を悟った際には十代をヘルカイザーとクロノスに任せ、
エクゾディアの攻撃に立ち向かった。
仲間を失って落ち込む十代を気遣ったのか、散り際に「僕が犠牲になったなんて思うなよ。僕はやれるだけのことをやっただけだ。」と微笑みかけている。
三期終了時に他の面々と共に復活してアカデミアに帰還。
三期のデュエルで勝利した相手はゴブリンエリート部隊と覇王の部下のデミスのみだが、消沈した十代を励ましたり必死でアモンから逃がしたりと扱い自体はそれほど悪くない。
【四期】
四期前半の各キャラ別最終デュエルの
万丈目編で登場。
万丈目がアカデミア卒業後プロデュエリストになれるように鍛えてほしいとクロノス先生に説得され、嫌そうな素振りながらも万丈目を弟子としてマネージャー扱いで雇う。
この回では今まで描かれてこなかったエドのプロとしての一面が明らかになり、デュエル以外にも著書を出版しているなど有名デュエリストとしての活躍が見られる。
なお、この著書のタイトルは「『それはどうかな』と言えるデュエル哲学」
遊戯王の定番セリフをネタにしたタイトルは視聴者の笑いを誘った。
ただし、
エド自身はアニメ内で「それはどうかな」と言ったことは一度もない。
(いかにも言いそうなキャラではあるが)
万丈目をこき使うが、その一方で万丈目は周りから持て囃されるエドが陰ながら他人の何倍も努力をしていたことを知る。
ファンとの握手のしすぎで手がボロボロになる
という謎の努力表現はなんか違う気もしないこともないが。
その後は万丈目の失態により、
1000億円を掛け開発した
「最後のD」こと「Dragoon D-END」を盗まれてしまう。
この責任を取り、エドはプロ引退宣言をして暫く消息を絶った。同じ回で見つかるけど
孤児院にいたエドは万丈目とデュエルすることになるが、プロモーターのマイクに八百長で負けることを強制される。
だが十代がデュエル中にカードを取り返し、エドは手元に戻った「Dragoon D-END」を使用して万丈目と本気のデュエルを行った。
最後は僅差で敗北し、万丈目の成長を認めた。
【漫画版】
なんと十代達より年上で、カイザーや
吹雪さんと同い年。背もアニメと違い、十代より高い。
プロ意識がアニメより強く、かなりの力量と運を誇る十代相手に彼の実力を認めつつも、ピンチを演出して勝利するという芸当を行っている。
使用カードは宝玉獣のような特性を持ったHEROの
V・HERO。
また、プラネットシリーズの1つ「The grand JUPITER」を所持している。
【ARC-V】
エクシーズ次元を侵略する、融合次元のアカデミア軍の総司令官として登場。
使用デッキは
GXと同じく
D-HEROだが、バーン関係の効果を持つモンスターが中心となっている。
服装は総司令官というポストだけあって非常に物々しい雰囲気のマント。
性格面においては育ってきた環境の違い故か、GXのエドと比べると些か感情的で冷静さに欠ける部分も見受けられる。
アカデミアを首席で卒業後、エクシーズ次元派遣軍の総司令官に就任したエリート。
その実力の高さはプライドの高い
素良からも認められているほど。
エドの方も成績優秀な素良が自分の下で働いてくれることを期待していたが、嫉妬からかどうやらあまり好かれてはいなかった様子。
好戦的な素良がスタンダードでの潜入任務に志願したのもこのためである。
ハートランドにて遊矢と遭遇し、行方知らずの遊勝をおびき出すための餌にすべくデュエルを行う。
融合召喚を切り札としており、D-HERO初の融合モンスターである「D-HEROディストピアガイ」やD-HERO専用融合カード「D-フュージョン」を使用。
遊矢と共鳴をしたユートのダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンに追い詰められるもダイナマイトガイの効果で引き分けに持ち込んだ。
このデュエルの際、遊勝とのデュエルの経験からかEMモンスターについては把握していた。
過去にエクシーズ次元で榊遊勝と出会い、「デュエルで笑顔を」という生ぬるい考えを振り撒く彼を打ち倒すためにデュエルを挑んだ。
しかし、D-HEROで遊勝を追い詰めるもエンタメデュエルで逆転されて敗北し、逆に彼からアカデミアの教えを真っ向から否定されてしまった。
敗北後、プロフェッサーへの伝言と共にスマイルワールドを差し出されるが、
遊勝の言葉とアカデミアの教えの間で揺らぐエドは、激しく動揺しながらこれを半分に破いてしまう。
当の遊勝はエドが錯乱する間に姿を消しており、半分になったスマイルワールドを片手にエドは遊勝のことを探すようになった。
なお遊勝本人はエドによって融合次元に飛ばされたと説明しており、エドの回想と食い違っているが今のところ詳細は不明。
遊勝の息子である遊矢に勝利して力こそが正義だと証明するために遊矢に二度目のデュエルを申し込む。
使用モンスターは前回とほぼ変わらないものの、自身と遊矢のディスクをワイヤーで繋ぐことによりアクションカード対策を施した。
永続罠「デマイズ・アーバン」とディストピアガイのコンボで遊矢を追い詰めるも、最終的にはアクションカードの応酬の末に敗北。
笑顔こそが真の平和への道であることを認め、
タイラー姉妹や野呂、アカデミア軍の兵士達と共にエクシーズ次元の復興に尽力することを決意。
プロフェッサーから与えられた総司令官マントを外した姿はGXのスーツに近いデザインな詰襟の軍服で、ブースターSPのパッケージもこちらの衣装なエドである。
その後は融合次元に旅立つ遊矢達と別れてエクシーズ次元に残った…のだが、昏睡状態から意識を取り戻した黒咲と共にアカデミアへ乗り込んできた。
どのようにして先に出発したはずの遊矢達とほぼ同時にアカデミアに到着することが出来たのかは永遠の謎である。
豹変した瑠璃について
カイトから聞かされた後に
ユーゴと合流し、彼を連れてアカデミアの内部へ。
ドクトルに洗脳されたリンを探している途中で
ユーリと素良に遭遇し、ユーリとの決着を優先するユーゴにリンの救出を任される。
しかしドクトルの研究室に辿り着いた頃にはリン達は既にプロフェッサーの元へ連れて行かれていたうえ、
柚子を奪われた怒りで暴走する遊矢をカイトと共に目の当たりにすることに。
直後に遊勝と再会し、遊矢やユーゴらが悪魔のデュエリストと呼ばれるズァークの分身であることや彼等が共鳴してズァークが復活しかけていることを伝えられる。
脚を負傷した遊勝に代わって遊矢を救うべく、ズァークの影響で凶暴化したユーゴとユーリにカイトとのタッグで立ち向かう。
苦戦を強いられながらも新たな融合モンスター「D-HEROダスクユートピアガイ」を呼び出し、ユーゴを正気に戻すことに成功。
だが続くユーリのターンにグリーディー・ヴェノムが召喚され、そのモンスター効果によるバーンダメージがエド、カイト、ユーゴを一気に襲う。
ダスクユートピアガイの効果により自身へのダメージを免れることも出来たが、エドはユーゴを庇って敗北してしまうのだった。
ズァーク復活後は後輩である素良とタッグを組んで真っ先にズァークにデュエルを挑むも圧倒的なパワーに歯が立たず敗北。
これが本作におけるエドのラストデュエルとなったが、結局白星を一度も挙げられないままという他ゲストキャラと比べても若干残念な戦績に終わってしまった。
エクシーズ次元編の尺の短さや対戦カードの都合などを考えると仕方ない部分もあるのだが、アカデミア軍の総司令としてはもう少し頑張ってほしかったところ。
【ゲームにおいて】
タッグフォースシリーズには2と3に登場。
しかし2においてはとんでもない雑魚で有名。
CPUの思考ルーチンとD-HEROの特性が根本的に合わないようでカイザーと並んでアホプレイを連発する。
そのために「プロのタクティクス(笑)」「プロ(笑)デュエリスト」と呼ばれることも多かった。
3ではだいぶ改善されており、【Dragoon D-END】を使いこなすようになった。
自己再生と除去・バーンを併せ持ち1体でも対処しづらいD-ENDを【マテリアルゲート】のギミックを使って平気で3体出されるためかなり手強くなり、プロの面目躍如となった。
まあ禁止制限無視デッキは
人間でも回すのが難しいこのデッキになるので相変わらずの雑魚だが。
『4』以降、彼のデッキは「ケイト・モヘア」に受け継がれている。
デュエルターミナルやデュエルリンクスにも登場。
前者では「かんたん」で当時の禁止制限を無視してディアボリックガイを3積みしているがデッキ枚数が10枚じゃ活かせるはずもなくアドバンスセットしてくることすらある。
後者はARC-Vでゲスト参戦した後の登場とあってARC-V、さらには漫画GXで使ったV・HEROのボイスまである豪華仕様で登場した。
きっちり設定を踏まえてGX初出カード、ARC-V初出(およびOCGオリジナル)カード、漫画初出カードで喋り方が全て変わっている。お疲れ様です。
デッキもLv40ともなると《デステニー・ドロー》をガン積みしてD-ENDの召喚を狙うデッキになっており普通に強い。
【余談】
好きなドローパンは、ソーセージやハンバーグなどの肉類が好評である。
アニメでステーキを優雅に頬張っていたのが理由だろうか。
上記のフリーダムかつ非道ともとれる言動が目立つが、ファイトマネーを孤児院に送っていたり、
休日は孤児院の子供達と遊ぶなどの人情的な面や、常に上を目指し毎日練習するなど努力家な面もある。
万丈目が覗いた際には、LP100vs10000スタートという大ハンデを背負った変則デュエルで特訓していた。火の粉でおkとか言うな
前述の著書を出版しているうえにスポーツ万能、飛び級をして博士号を二つ持っているという何気にかなりのハイスペック。
性格はキツめなものの容姿やサービス精神は良いためかジュンコやモモエをはじめとした女性ファンも相当多い。
時折見せるムカつく顔と奇声を除けば完璧超人と言えるかもしれない。
お手柔らかに追記・修正頼みますよ、Wiki篭りの皆さん。
最終更新:2023年10月14日 14:10