グローランサー

登録日:2012/11/15(木) 15:12:51
更新日:2024/03/13 Wed 12:07:15
所要時間:約 29 分で読めます






ドラマチックが止まらない





グローランサーとは、アトラスから 販売されたRPG。
メガテンシリーズのイメージが強いアトラスでは珍しいファンタジー物だが、
舐めてかかると痛い目を見ること請け合いの難易度になっている。要するにいつものアトラス難易度。
対応機種はPS、後に追加シナリオ(通称:闇落としルート)や立ち絵の書き直しを加えてPSPでリメイクされている。
PSP版はBGMの変更こそあまりないが、全体的なSE変更や好評だったOP曲「光の翼」からOP曲が変更されており不評(OP曲変更は著作権の問題が噛んでる可能性があるが)。
また新ルート追加に際して新規録音もされているが新規録音は新ルートに絡むメンバーのみで、音量調節をしていないのかミスしたのか、
新規録音の音声が軒並み大音量&音割れを起こしておりこちらも不評。
(流石に反省したのか、後発のリメイクであるⅣオーバーリローデッドは音量調整がされている)

シリーズ1作目にしてファンからの評価も非常に高いのだが、一周のプレイにかかる時間がとてつもなく長い。
続編の『グローランサー2』が発表された時、一部のゲーム雑誌曰く『前作(つまり1)はクリアまで80時間かかったが、本作(この場合は2)は20時間ほどになっている』
とまで言われたのは伊達ではない。
実際、ボイスを飛ばして普通にプレイしていたとしても少なくともクリアに35~40時間はかかるのが普通だった。

実はこのゲーム、OPが男性Verと女性Verの2種類あり、最初は男性Verが流れた後にタイトル画面で放置していると女性Verが流れるのだが、女性Verでは後述するあるキャラの凄まじいネタバレがされている。
また参加声優陣はほとんどが青二プロダクション所属声優であり、真・三國無双シリーズとかなり被っている。


◇概要

ジャンルはノンストップドラマチックRPG。その名の通りシナリオを進めるためのイベントが途切れることなく発生し、
戦火に晒された三国大陸を舞台に濃密な人間ドラマが繰り広げられる。
運命に翻弄される若者たちの苦悩、王道な展開、国同士の争い故のジレンマなど、ドラマチックなシナリオは評価が高い。
反面、やりこみの要素は低く人によってはお使いゲーと取られることもある。
またキャラクター毎に好感度が設定されており、条件を満たしたヒロイン(オッサン、ガチムチ含む)とエンディングを迎えることができる。


◇戦闘システム

移動中に敵と遭遇すると、画面が切り替わることなくそのまま戦闘に突入する。
キャラクターは行動する毎に硬直ゲージが溜まり、それが0になった者は次の行動に移る。
ゲージは敵から攻撃されても溜まっていくため、相手が雑魚でも集中攻撃を受けると何もできずにやられることもある。
またこのゲームは戦闘もイベントの一つと捉えており、ボス戦では時間制限やNPCの護衛などの目的が課せられ
リアルタイムでイベントが進行していく。
目的が達成できないとゲームオーバーとなるため、戦況を把握して的確な指示を出す必要がある。

射程距離の概念があり、剣ならば射程距離は短いものの硬直時間は短く連続攻撃が可能で、
弓などの長射程武器なら射程距離は長いが硬直時間も長い。
基本的に武器は各キャラ短射程武器と中~長射程武器を1種類は装備可能なので使い分けで戦略に幅を出す事も可能。
但し武器の交換にも硬直ゲージが少なからず発生するためタイミングは大事。

魔法は選択すればその場では発動せず詠唱してから発動。
詠唱完了すればそのまま発動するか、待機させておいて任意のタイミングで発動させるか、
あるいは発動をキャンセルすることが出来る(詠唱途中にキャンセルする事も可能)ので状況に合わせて判断する必要がある。
その詠唱時間も攻撃を喰らうと詠唱時間延長してしまう上に詠唱中は無防備なので、前線で詠唱開始するのは自殺行為に等しい。
一応緊急回避用スキルでの回避は可能だが、確率発生なので気休め程度と思ったほうが良い。
前線でメテオ詠唱開始するなよ!絶対だぞ!


◇スキル

パーティーキャラ全員にはそれぞれの得意不得意はあるものの、レベルアップごとに入手出来るスキルポイントを必要量割り振ってスキルを習得出来る。
一部アビリティはLv1~Lv3まで存在し、レベルを上げると発動率の向上等を見込む事ができるが、キャラによっては途中のレベルでストップしてしまう。
一部スキルは特定のスキルを複数回使用しないと習得候補にも出ない特殊な仕様のものがあり、一部スキルは覚えられないキャラでも奥義書というアイテムを使用することで習得候補に捻じ入れることも出来る。
スキルは有用若しくは必須レベルのものから明らかな産廃まであり、覚えさせたものが邪魔でしょうがなくなる場面も。
また、一時離脱中であってもパーティーに加入さえしていれば戦闘パーティーに不在の状態でも経験値が分配されるシステム上、
スキルポイントが勝手に割り振られるという弊害が発生しており、魔術師系なのに物理スキルに割り振られたり明らかに要らないスキルを埋められて習得してしまったという問題も発生している。


◇休暇

ゲームをある程度進めると主人公は王国に士官することとなり、それ以後はイベントをひと段落させる毎に
国王から休暇が与えられる(強制イベントのため、休暇を終えなければストーリーは進まない)。
休暇中は候補地の中から休暇を過ごす場所を選び、仲間との会話やイベントをこなすことで親睦を深めることができ、
中にはパーティへの加入条件に関わるイベントも存在する。
また途中から主人公には領地が与えられ、そこを開発することで休暇先として過ごすこともできる。
おっさんとボートに乗ったりカフェでお茶したりできるぞ。
但し領地開発で追加できる施設はキャラごとに好き嫌いがあり、休暇イベント発生条件となっているものもあるので何が必要かを見極める必要がある。


◇あらすじ

赤ん坊の頃、ローランディア王国の宮廷魔術師サンドラに拾われた主人公は義母によって「世を救う光・世を滅ぼす闇」という
相反する未来を予知される。主人公が17歳となったある日、サンドラはホムンクルスのティピをお目付役とし、
世界を旅して身の振り方を決めるよう命じる。期待と不安に胸を膨らませながら、生まれて初めて街の外へと旅立つ主人公。
自身が大陸の運命を左右する戦いに身を投じることを、今の彼は知る由もなかった。


◇パーティーキャラクター

主人公
CV:なし
名前は変更可能。赤ん坊の頃に宮廷魔術師サンドラに拾われた孤児。
未来を見通せないという運命を暗示しているかのようにその瞳は金と銀のオッドアイである。
義母のサンドラの言いつけで王都の中だけで暮らしてきたが、ゲーム開始時に認められてティピと共に
王都の外を旅することとなる。後に王国に士官し騎士となるが、同時にあらゆる人物に不幸を撒き散らす事になる。
キャラメイクイベントの行動次第で初期能力値が変動し、非常識な行動を取り過ぎるととてつもなく低い能力値になってしまう。
戦闘では片手剣と魔法を使用する他、キャラメイク次第で槍と弓(ボウガン)も使用する。
小説版や続編での名前は「カーマイン・フォルスマイヤー」となっている。
上着をどうやって身につけているのかは永遠の謎。

+ 以下1の根幹に関わるネタバレ注意
正体は、グローシアンが支配階級として世界を牛耳っていた時代に反旗を翻したベルガーの血肉を基にゲヴェルが創り出したフレッシュゴーレムの1体。
サンドラの魔導書が奪われた事件でまるで別人のように変貌していたのはゲヴェルが彼の精神を乗っ取っていた為。
創造主であるゲヴェルが発する波動がなければ生きられないのが普通なのだが、幼少の頃から皆既日食のグローシアンであるルイセが傍におり、
ゲヴェルの居城であるフライシュベルグから遠く離れていたため影響が少なく済み、長時間波動がなくとも少しの間なら生き長らえられるようになっていた。

だがゲヴェルがいなくなればいずれは衰弱して溶解してしまう運命にあり、その覚悟の上でゲヴェルを討伐するが徐々に衰弱していき、終盤にその衰弱は限界を迎え、余命幾許もない状態になってしまう。
ベルガーの自己犠牲により延命に成功するものの、衰弱していくカーマインにも分離していく世界にも最早僅かな時間しか残されておらず、世界分離を防ぐ為に地上へ落とした時空制御塔に乗り込む。
世界を救うべく時空制御塔のパワーストーン生成装置を稼働させようとするが、所謂「命を吸う」装置の負荷に到底耐えられる状態ではなく、
同じゲヴェル謹製フレッシュゴーレムであるリシャールを説得するが、彼が反旗を翻したと同時に新たなマスターであるヴェンツェルに波動の供給を止められ溶解。

万策尽きたと思われたが、ある人物と共に世界中の人達の願いと希望と生命を収束させた事でパワーストーンを生成する事に成功し、ヴェンツェルを打倒して世界分離の危機を救った。
その後パワーストーンの「願いを叶える力」を使い、多くの願いを受けた石の力によりゲヴェルの波動無しでも生きられるようになった。



ティピ
CV:豊口めぐみ
主人公のお目付役として生み出された妖精サイズのホムンクルス(魔法生命体)。台詞がない主人公の代わり物語を進行させる語り部。
非常識な行動を取ると必殺のティピちゃんキックが炸裂する。ありがとうございます。
人間サイズを算出するにはティピのスリーサイズと身長を10倍すればいいらしい。
ED条件がある意味過酷。

+ 以下ネタバレ注意
最終盤、ヴェンツェルから放たれるゲヴェルの波動なしでは生きられないという境遇を嘆くリシャールを叱咤した際彼女の事実が判明する。
ホムンクルスの寿命はその体の大きさに比例し、人間大の大きさを持つホムンクルスならば人並みの寿命を持つが、身長16cmの彼女の寿命はもって2年しかない。
だがティピ自身はその短命を重々承知した上でその生を謳歌し、その過程でどれだけの事を得られたかが肝心要なのだと説き、その言葉はライエルの説得と共に頑なだったリシャールを動かした。
なお、彼女のEDは条件はかなり鬼畜で時期を逃すとフラグが折れてしまうが、その後の物語である2でティピが出ていない事を踏まえ、
「2はティピED後の世界ではないか?」という推察がある。

4にはそっくりさんが登場しており声も一緒だが、ティピと違い礼儀正しく言葉使いも優しげ。
中の人は「こっちでもキックしたかった」と言ってたがDVDで遂に披露することに。



ルイセ・フォルスマイヤー
CV:小松里歌
主人公の義妹。生まれつき魔力が非常に高い種族である、日食、月食、皆既日食の間に生まれた"グローシアン"で、
その中でも最も魔力の高い皆既日食生まれ。
魔法学院に在学中で成績優秀。現在は学院のカリキュラムで母サンドラの元で魔法を教わっている。
甘えん坊で泣き虫なお兄ちゃん子。典型的な魔法使いタイプで、武器は杖と魔力が込められたカードを使用する。
唯一すべての魔法を素面で覚えることが出来る。

+ 以下物語の根幹に関わるネタバレ注意
小説版や作中の節々で、その特殊な出自故に同年代から奇異の眼差しを受けた事がある事を示唆する描写があり、ミーシャは数少ない友人。
サンドラの勧めで同行したのを切っ掛けに兄と行動を共にするが、中盤に接触してきたヴェンツェルの「実験」により内在するグローシュを抜かれてしまう。
それにより魔法が扱えなくなり、果てに幼児退行まで起こしてしまうが、カーマインがゲヴェルに乗っ取られその刃をルイセに向けた際僅かに残っていたグローシュを解放して彼を救ったが、グローシュを完全に失ってしまい廃人となってしまう。
回復方法が見つかるまでラシェルの保養施設に入る事になるがゲヴェルが襲来。退けた後、カーマインが流した涙により奇跡の復活を果たす。
アポトーシスを経た事で真のグローシアンとして目覚め、ゲヴェルの侵攻を受けていたバーンシュタイン王都を救うがそれは同時にカーマインの負担となっていた。
「ゲヴェル細胞を持つものの活動を鈍化させる」というグローシアンの特性上、カーマインに供給される筈の波動すら遮ってしまい、
それが徐々に彼の生命を蝕んでいく事を悔やんでいたが「それでも戦う」という言葉に「兄を支え続ける」決意を固めた。



ウォレス
CV:玄田哲章
右手の義手とバイザーのような義眼(サンドラ謹製)が目を見張る元傭兵。
かつて戦闘中に行方不明となった団長を探すために旅をしている。物語開始以前からサンドラとは知り合いだったらしい。
クレイン村の裏手で仮面騎士と交戦した際両目と利き腕を奪われているが、それらのハンデを感じさせない。
魔法は使えず、義手による殴打と投擲剣を武器に戦う重戦士タイプ。脚は遅いが、投擲剣を持たせて殿を任せるとボス戦の事故が減りやすい。
闘技大会のエキスパート部門で複数回優勝経験があり、インペリアルナイト(1人で100人を相手に出来る騎士)に現役ナイトから勧誘されたり、
若干脆くなっていたとはいえ素手で鉱山(鉱山そのものが一つの鉱石のようなもの)の壁を破壊したりと色々規格外。
唯一途中離脱しない永久メンバー。


ミーシャ
CV:豊嶋真千子
魔法学院の学生でルイセの親友。おっちょこちょいだが前向きな性格で、偶然ぶつかった主人公に一目惚れする。
魔法使いだが知力はやや低いもののMPがルイセ以上に伸び、攻撃力やHPの伸びもよく豪快に鈍器を振り回す魔法戦士タイプ。
武器は杖とハンマー。杖は攻撃エフェクトがルイセと異なり(ルイセは隆起する岩でミーシャは鎌鼬)、射程もミーシャの方が短い。
成績は本人曰く「下から数えたほうが早い」らしく、料理が壊滅的に下手だが献身的。
レオタードにシースルーのスカートという破壊力抜群の格好だが、残念ながら立ち絵はバストアップのため、
会話中にそのおみ足を拝むことはできない。
PSP版でメッセージウィンドウが半透明になったため、ほんの少しだけおみ足が見れるようになったぞ!

+ 以下物語中盤のネタバレ注意
本人にその自覚はなかったが、正体は魔法学院学院長マクスウェルが作製したホムンクルス。
人間大のサイズのホムンクルスは作製難易度が非常に高いが寿命の長さも人並であり、同じくマクスウェル謹製ホムンクルスである学院長の秘書とは謂わば姉妹。
ルイセと仲良くしていたのも主人公に好意を寄せていたのも彼女の意志だが、ルイセや主人公と接触させたのは学院長の意思。
ブレーム火山でまるで別人のような口調になったのは学院長が彼女の意思を一時的に乗っ取ったためである。
助言した理由は恐らくミーシャを介した主人公達の情報漏洩と、ルイセのグローシュが目的だったためと思われる。
サンドラがマジックジャマーを渡した時に彼女が「頭がぼーっとする」と言っていたのは偶然ではなく、彼女もティピと同じホムンクルスであり、
無意識に繋がれていた学院長との通信リンクがジャミングされた事が原因だった。

また「メディス村には育てられた家がある」「車百合の咲き乱れる花畑がある」という本人の弁が現実と食い違っていたのも、学院長が植えつけた記憶の為。
自身がホムンクルスであるという真実に驚愕し忘我状態になるが、主人公に励まされ一時的に復帰するもののその直後の休暇初日で励まさないと行方不明となり、永久離脱してしまう。



アリオスト
CV:三木眞一郎
魔法学院の研究生。若くして個人の研究室を魔法学院の敷地内に持つ超エリートだが柔和な態度を崩さない。
とある理由から飛行機械の開発に心血を注いでいる。
剣と魔法に加え、状態異常を起こす爆弾を武器としている。
知力はルイセより高く、最も早い段階で全体攻撃魔法のアースクエイクを覚えるがMPが低いので、アクセサリやスキルで補填してやる必要がある。
むっつりスケベ。
剣装備時の通常攻撃がやたらかっこよく、NPCとして参戦した彼のそれを見て驚いたのは筆者だけではないだろう。

+ 以下設定的なネタバレ注意
フェザリアンとのハーフで、小説版ではフェザリアン譲りの合理的な考えをする場面があり「色素の薄い髪はフェザリアンの証」と明言されている。
MPが低いのは同じ境遇である3のモニカと同じで、恐らくフェザリアンは元来魔法が不得手であることが原因と思われる。
だが人間とのハーフである故かフェザリアンのように冷徹なまでの合理的思考は出来ず、モニカがフェザリアン寄りの合理的思考をするのとは対局的。
昔、若き日の父親が翼を傷つけてしまった母ジーナを助け、面倒を見たことが彼が生まれたきっかけであり、最初こそジーナは素っ気無く接していたが徐々に打ち解けて傷が癒えた後もブローニュ村に留まっていた。
そして結婚してアリオストが生まれたが、ある日フェザーランドからやってきたフェザリアン達によってジーナは連れ戻され懲罰房に収監。
父もジーナとの再会が叶う事なく死去してしまう。
成長した彼は「母に会いたい」という己のエゴの為にがむしゃらに飛行機械の研究を重ね、自分を信頼してくれる2のウォーマーを始めとしたブローニュ村の住人に対して負い目を感じていた。
序盤からフェザリアンの女王ステラに「ジーナに会わせて欲しい」と安否を気にかけ何度も嘆願していたのはその為だった。

ミーシャに好意を寄せており、グローシアン殺人事件解決直後の休暇初日でミーシャを励ましていなかった場合、
行方不明になったミーシャを探して彼も失踪。そのまま永久離脱となる。

なお、彼のEDとミーシャのEDは二者択一となっており、恋敵認定された上でミーシャを励ます休暇イベントで彼に任せるとアリオストEDのフラグが立ち、逆に主人公がミーシャを励ますとミーシャEDのフラグが立つ。



カレン・ラングレー
CV:浅野るり
王都の近くで盗賊に襲われていた所を助けられ、主人公と知り合うことになる心優しい女性。
医師を目指しており、後に保養地ラシェルで看護師として働くことになる。
回復と補助の魔法を得意としている。武器は全て属性付きもしくは状態異常付与だが、
全非売品なので下手をすると初期武器で戦うことになる。
しかしカレンのレベルアップに伴う形で強化され、更に回避率無視で攻撃できるので運用次第で化ける。
ルイセよりはマシだがものすごいブラコン。

+ 以下物語に関わるネタバレ注意
本人は「ゼノスとは実の兄妹である」と思い込んでいるが、実は血は繋がっていない義理の兄妹。
宛名のない手紙やゼノスの似顔絵を持っていたのは彼に淡い想いを寄せていたからだが「兄妹だから」とその気持ちをひた隠しにしていた。
ベルガーが再婚した時再婚相手の連れ子だったカレンは物心がまだついておらず、更にすぐにベルガーが行方不明になってしまい真実を告げられた事がなかった為、本当の兄妹だと思っていた(ゼノスはカレンとは血が繋がっていないという事は知っていた)。
「ゼノスの妹」であることにより作中幾度も苦境に立たされ、シャドーナイツにゼノスを引き込むべくガムランによって捕らえられ「言葉ひとつで呪い殺せる呪い」を掛けられ監禁されてしまう(パーティーに加入していた場合パーティーを強制離脱する)。
彼女が捕まっている事を察知し、オスカーにガムランの情報を聞き出した上でブラッドレー副学院長に協力要請しある行程を踏むことで救出可能。
救出失敗した場合呪い殺されてしまい永久離脱となる。
一応最後通告じみたイベントが用意されているため、その時点で気付けば十分救出可能。

休暇イベントで彼女がカーマインにゼノスの面影を抱いているシーンがあるが、これが彼らの関係性を匂わせるイベントではなかったのだろうかと疑心暗鬼に陥る周回プレイヤーが続出した。



ゼノス・ラングレー
CV:遠近考一
カレンの兄。傭兵で生計を立てていたが、主人公と出会ったことで歯車が狂い出す。
ウォレスと同じく魔法が使えず(続編では申し訳程度に使える)、両手剣と斧を得物としている。
全キャラ中唯一素面で盗む3が習得出来る。
…が、能力値的にウォレスの下位互換に近く、アドバンテージは盗むぐらいなので使い込むには愛が必要。
ウォレス以上のガチムチ脳筋でシスコン。好感度に関わる最終イベントでの立ち絵の破壊力はメテオ以上。

+ 以下物語中~終盤に掛けてのネタバレ注意
バーンシュタイン国内で起きていたグローシアン殺人事件に関与しており、バーンシュタイン最後のグローシアンのクレイン村村長を殺害した張本人。
エリオット及び王母アンジェラ襲撃にも関わっており、その時はプレイヤーからすればバレバレな変装をしていた。
ゼノスがいる状態でクレイン村を訪れると離脱してしまうのは、彼の心の中にその時のことが強烈なトラウマとなって残っているのが原因なのだろう。
上記の暗い行動をとっていた理由は、シャドーナイツマスターであるガムランに嵌められたからであり、闘技大会決勝で彼はガムランに実力を目を付けられ毒を盛られる。
ガムランは主人公達にその罪を着せてゼノスをシャドーナイツに引き込み、そこから彼の全てが音を立てて壊れ始める。
ガムランに踊らされるまま手を汚すが思い違いに気付かされシャドーナイツ脱退を決意するものの、今度はカレンを人質に取られ王母襲撃を強要される。
カレン救出の手筈を踏まなかった場合永久離脱してしまうが、救出成功の場合わだかまりを振り払い仲間となり、王位奪還戦終盤で雪辱を晴らす事も可能。

哀れな戦争の被害者、という側面で終わるとおもいきや実は世界を救うキーパーソン。

ゲヴェル配下のフレッシュゴーレムは全て父ベルガーの細胞を基に作られているので遺伝子情報上主人公とは兄弟にあたる。
その為、世界を救うために必要なパワーストーン生成装置を動かせる唯一の「人間」であり、リシャールが死亡した後世界に残った最後の鍵であり希望。
永久離脱していてもこの時のみ同行者として加入し、そうでない場合は同行者として参加させるか、パーティーメンバーに組み込むかの二択となる。

なお、最序盤でシエラの思念体が「あの子に"愛している"と伝えて下さい」と伝えていたが、彼女の言う「あの子」とはゼノスのこと。
若き日のベルガーのクローン体であるカーマインを夫と見間違え、彼が脚光を浴びる最中影を背負ったゼノスに「愛している」と伝えるよう願ったのは、運命の悪戯なのだろうか…



エリオット
CV:鶴野恭子
何者かに命を狙われている少年。出生には何か秘密があるようだが・・・
彼の行く先々で街が彼に巻き込まれる形で盗賊団に襲われ、おまけに入り組んだMAPが多くいい迷惑。
仲間に入れるには複雑かつ見落としがちなフラグを立てる必要があるがルイセのイベントとかち合いやすい。
レイピアと弓(ボウガン)、魔法を使って戦う。足の速さはピカイチで、俊足3を素面で覚える。
時限式イベントで一番後ろを走っていても妨害がなかったら余裕で追い抜いていく。

+ 以下ネタバレ注意
本人すら気付いていなかったが、正体はバーンシュタイン王国の正当な王位継承者。
彼が赤子の頃、世界制覇を目指していたゲヴェルはクローン体であるリシャールとのすり替えとエリオット殺害を目論んでいたが、危険を察知したヴェンツェルにより王城より引き離され14年間外の世界を知らずに生きてきた。
右手首にある腕輪は王位継承権所持者の証でありリシャールも全く同じデザインのものが付けられているが、エリオットの腕輪のみ内側にヴェンツェルの名前が彫り込まれており、
更に背中には王母である母や彼しか知らない火傷の痕があったことが決定打となり、戦争終結の為に国やナイツすらも二分し王位奪還戦が繰り広げられる事となる。
奪還後は賢王として君臨することになるが、ライエルの離反や再度の大陸全土を巻き込んだ大戦等苦境に立たされる。



ジュリアン・ダグラス
CV:手塚ちはる
旅先で出会った隣国バーンシュタイン王国の剣士。主人公との共闘を経て、
一度は諦めた国の誉れである「インペリアルナイト」の道を志すが、戦争により敵味方に別れてしまう。
仲間にするにはエリオット以上に難解かつほぼノーヒントのフラグを立てる必要があり、見落とすと即アウトなのでかなり面倒。
仲間になったらほぼカップルエンド確定と言って差し支え無い。
武器は両手剣と鞭で、両手剣はゼノスより射程が長い。
魔法は使えるがMPが低く、習得する魔法も少ないので魔法面では期待しない方がいい。

+ 以下ネタバレ注意
立ち絵の時点で気付くプレイヤーも多かったが、正体は女性で本名はジュリア。
というか女性VerのOPで思いっきり映っている。

彼女が女性である事はコムスプリングスの休暇イベントで発覚するが、彼女の一族であるダグラス家は代々インペリアル・ナイトを輩出しており、彼女は男性として育てられインペリアル・ナイトを志していたが、弟が生まれると父親はその愛情や期待を全て弟に向け、見向きもしなくなってしまった。
主原因は家柄だが、インペリアル・ナイトの条件は「家柄・学問・武芸・人柄全てに秀でた"男"」であり、男装を余儀なくされていた。

自暴自棄になり家出した先でカーマイン達と出会い、対話を経てもう一度ナイツを志し、闘技大会エキスパート部門で優勝するとその功績でインペリアル・ナイトの称号を受けるが、ナイツ就任時にジュリアンが女性であると看破される事を懸念した父親のダグラス卿によって勘当されている。
(家柄を守るためになにかとジュリアンに辛く当たった上に勘当という行為に走ったため、後にちゃんと和解したもののダグラス卿がグロランきってのダメ親父と言われる原因となっている)

その後、戴冠式で起きた事件によってカーマイン達と敵対せざるを得なくなってしまい、ランザック王都近郊での戦闘にて傷を負うものの、単身追撃をしたカーマインに「なんで私達が戦わなければならない」と本心を吐露。
そしてエリオットが正式な王位継承者であるという事実を打ち明けられ、エリオット擁立派としてリシャールに反旗を翻した。
王位奪還後エリオットに女性である事を打ち明けるが、リシャール以下ナイツメンバーにはバレていたようで、ライエルが「黙っていよう」と手を打っていたという事が判明する。
更にその場でエリオットによりナイツの条件が「学問・武芸・人柄に優れた人物であれば家柄・性別は問わない」というものに大幅緩和され、初の女性ナイツとなった。

続編であるⅡでは「ジュリアが性別を明かしている」「初代主人公とジュリアの双方が闘技場チャンピオン経験者」とジュリアルートを進めていった結果が物語中各所に明示されているので、ジュリアルート後日談と解釈出来る要素を多分に含んでいる。

ちなみにリシャールにいたっては「彼女」より弱いくせに告発文を送ってくる不届き物がいたため、ガムランに命じて「始末」させていたらしい。
ほとんどバレバレなのに、だれもが気付かないふりをしているのはこのため
つまり「彼女」が「インペリアルナイト」なのは
黒幕「ゲヴェル」傀儡「リシャール」実働部隊「ガムラン(忘れがちだが新参者)」など敵サイドも公認だったりする。

敵サイドもこれだけ優遇したのに真っ先にプレイヤー側に寝返られるとは思っていなかっただろう。
一方のナイツ達は皆気高く誇り高いし、リシャールも操られたり追い込まれて憔悴しきっていただけで本来の人格はナイツと同じ志なので問題視していないだろうが。



アメリア
CV:田村ゆかり
PSP版で追加されたヒロイン。魔法学院の研究生。取っつきにくさとは裏腹に意外とノリが良い性格。武器は弓とスタンガン。
本人は否定しているが末期的な方向音痴。


リシャール
CV:鶴野恭子
バーンシュタイン王国の王子であり現インペリアルナイツマスター。近々戴冠予定で、エリオットの瓜二つの容貌。
彼の国王就任戴冠式で起きたある事件が、世界を大きく揺るがすことになる。
PSP版の追加シナリオで仲間になる。


◇サブキャラクター

サンドラ・フォルスマイヤー
CV:二木静美
主人公とルイセの母親。占いで未来を見通せなかった主人公を案じ、我が子として引き取り育ててくれた。
ローランディア王国の宮廷魔術師であり、その知識や研究成果を用いて主人公達の旅をサポートしてくれる。


アーネスト・ライエル
CV:置鮎龍太郎
バーシュタイン王国に仕えるインペリアルナイトの1人。
王国最強であるリシャールに次ぐ2番手の実力者であり、情け容赦なく敵を切り捨てる非情な性格。
その一方でリシャール、オスカーとは士官学校時代からの立場を越えた親友同士であり、
2人との友情を何よりも大切にしている。


オスカー・リーヴス
CV:上田祐司(現:うえだゆうじ)
バーシュタイン王国に仕えるインペリアルナイトの1人。
常に笑顔を絶やさない温厚な性格だが、戦闘ではその肩書に恥じない圧倒的な力を見せつけ、
文字通り越えるべき壁として主人公の前に立ち塞がる。


ガムラン
CV:麻生智久
ウォレスと同じ傭兵団に所属していた3人の副団長の1人。
卑劣な手段も平気で用いる狡猾で残忍な性格であり、傭兵時代はウォレスと折り合いが悪く、ガムラン本人曰く「隊長の目がなかったらきっと殺していた」
団長が行方不明となった後は早々に傭兵団に見切りをつけ、バーンシュタイン王国の暗部であるシャドーナイツのマスターとなる。
配下のシャドーナイツが他の騎士団と比べて実力で劣ることを懸念し、ある人物に目をつけるが…。


ウェーバー
CV:今村直樹
ウォレスと同じ傭兵団に所属していた3人の副団長の1人。
ウォレスとガムランが去った後、残された部下の生活を守るために傭兵団ごとランザック王国へ仕官し、
現在は王国の将軍の地位に就いている。
国がやばいことになっていても闘技場に出場する豪の者。小説「真夜中の虹」では獅子奮迅の活躍を見せている。


ベルガー
CV:稲田徹
ウォレスが所属していた傭兵団の団長。
水晶鉱山から出てきた化け物と戦い、そのまま行方不明となってしまう。
物語の鍵を握る人物であり、主人公とも浅はかならぬ因縁がある。
かなり早い段階からNPCとして登場するのだが、正体が判明するのは終盤に入ってから。

+ 以下ネタバレ注意
その正体は、カーマインとゼノスの項でも触れたがグローシアン支配階級時代に立ち上がった反乱勢力のリーダー。
圧倒的な強さのグローシアンとゲヴェル相手にかなり反抗できていたようだが、グローシアンとゲヴェルによって捕らえられ、彼の細胞を培養して出来たのがカーマインを始めとした仮面騎士である。
更に言うならば、プロローグにてシエラにプロポーズしていたのは若かりし頃のベルガーであり、その後彼女との間に儲けたのがゼノス。
この事からベルガー由来の遺伝子情報を持つベルガー・ゼノス・カーマインは謂わば親子。ついでに言うなら仮面騎士は息子のようなもの。
但しカレンはシエラの死後再婚した女性の連れ子であり、血縁関係はない。
以上の事から、まさしく物語の始まりを司る超重要人物である。
ちなみに成長したカーマインや仮面騎士などがインペリアルナイト顔負けの強さという設定はゲヴェル細胞由来というよりも彼の強さ由来だったりする。

ラシェルを初訪問した時からロビーで看護師と話し込んでいるオレンジ色の服を来た患者が彼であり、ゲヴェルとの戦いの後記憶喪失に陥っていた。
ルイセをゲヴェルが襲撃した際、騒動に気付いて廊下に出た時ゲヴェルを目撃。その時記憶を取り戻し、カレンとの再会を果たした。
その戦いで負傷して戦線を一時離れるが、その後療養の為に訪れたカーマインを守り、寿命を託して死亡してしまう。

この際のパーティ編成によっては主人公(遺伝子情報的には父親)・ウォレス(元直属の上司)・カレン(義理の父)・ゼノス(実の父)が同時に大切な人を喪うという最悪の絵面になってしまう。

ちなみに、ゲヴェルのラシェル襲撃時にベルガーが廊下に出るまでにMAPを見ると既に剣を持ったベルガーが確認出来るという小ネタがある。



ヴェンツェル
CV:江川央生
ランザック王国お抱えの魔術師で元魔法学院長。魔法学院時代のサンドラの師でもある。
かつてはバーンシュタイン王国に宮廷魔術師として仕えていたが、現在は姿をくらましており、
ある目的のために行動している。
明らかに好好爺なのに妙に悪そうな声で喋るが…?


マクスウェル
CV:高塚正也
魔法学院学院長。温厚な性格の好々爺であり、ミーシャの保護者。
その優しさ故に生徒からの人気は高く、自身はグローシュの研究を専門分野としている。

+ 以下、物語中盤に関わるネタバレ
好々爺としての性格はフェイクであり、実際はグローランサー史上最もドス黒い性格の持ち主であり吐き気を催す邪悪そのもの。
バーンシュタイン王国のグローシアン連続殺人事件と同時期に起きていた、ローランディア王国のグローシアン失踪事件の黒幕。
かつて世界を牛耳っていた支配階級グローシアンの末裔であり、その復権を画策し暗躍していた。
グローシアンに内在するグローシュを抽出し、自身に注入することで力を取り戻そうと企み、
前述のグローシアン連続殺人事件に便乗して国内のグローシアンを中立施設である魔法学院に集め、デリス村の洞窟のはずれにある研究施設へ拉致。抽出実験を繰り返していた。
そして皆既日食のグローシアンであり最高峰のグローシュを持つルイセに目をつけ、監視役として人間大のホムンクルスのミーシャを作成。彼女に接触させ、ミーシャを通して監視していたのである。
これだけに留まらず、学院に収められていたアリオスト以下学生や研究者達による研究成果を武器商人に横流ししており、グローシュを引き抜かれ廃人にされたアイリーン以下多くのグローシアンのみならず、夢を追いかけた研究者達の心を踏み躙っていた。
利己的かつ自己中心的極まり無いその悪行故か、最終的には癒着していた武器商人のグレンガルに見放され、激昂したニックと主人公達により倒された。



ブラッドレー
CV:西脇保
魔法学院副学院長。
とても神経質な性格で口下手、専門分野は呪い関係であり、更に良くも悪くも研究者基質な性分も相俟って他人から誤解されやすい。名前も「血の光」と悪そうだし。
実際は期せずして呪われてしまった人を自身の研究成果で助けたいという情熱の持ち主である。
本人曰く「知らない呪い以外で私に解呪出来ないものはない」のだとか。


メルフィ
CV:富田麻帆
PSP版にのみ登場 主人公達の旅先で出会うフェザリアンの少女。
人間(特にグローシアン)に対して強い嫌悪感を抱いており、ジャスティン以外の人間にはぶっきらぼうな態度で接する。
そんな彼女がフェザーランドでなく地上でジャスティンたちと行動を共にする理由は…。


ジャスティン
CV:増谷康紀
PSP版にのみ登場 メルフィ達と世界を旅している青年。
メルフィのことを常に気遣っており、フェザリアンに対する人間の差別に疑問を持っている。
戦争を嘆き物思いにふけるなど正義感の強い人物でもある。


◇用語解説

三国大陸
本作の舞台となる大陸。主人公達が所属するローランディア王国、軍事国家バーンシュタイン王国、
屈強な戦士が集うランザック王国の3ヶ国と、フェザリアンが住まう空中都市フェザーランドからなる。
元々は人間のいない世界であったが、太陽に異常をきたした別世界(3の世界)から時空を越えて
移住してきた人間達が各地に渡り、グローシアンによる支配体制の崩壊を経て今に至る。

グローシュ
大気中にふわふわと浮かんでいる光の粒子。元々は3の世界に存在しているもので、
時空のひずみを通してこちらの世界に流れ込んできている。
魔法を使うときに必要となるが、微々たる量しか存在しないため、
グローシアン以外の人間は強力な魔法を扱うことができない。
現在は送魔線という装置を用いてグローシュを集め、各地に送っているのでどこでも魔法を使うことができる。

グローシアン
日食や月食など、時空のひずみが不安定になる日に生まれた人々。
自身の中に元の世界へのチャンネルを開き、そこからグローシュを直接引き出す術を本能的に知っているため、一般人よりも強大な魔法が扱える。
かつてはその強大な魔力を用いて非グローシアンの人々を支配していた時代もあったが、
ある時期を境に歴史上から姿を消してしまい、その時代の名残が各地に遺跡として残っている。

フェザリアン
背中に羽を持つ人種。空に隔離されたフェザーランドに住む。
魔法は使えないが人間よりも高度な科学力を持つ。
個よりも集団を重視する考え方を持ち、戒律を破ったものには厳しい罰を与える。
抑揚のない喋り方や言動から合理的で冷血な存在と誤解されやすいが、
歌を愛し協調や道徳を大事とする一面を持っている。

魔法学院
魔法や魔法技術の悪用を防ぎ管理するためにローランディアとバーンシュタインが共同で作った魔法学問施設。
場所も両国の国境上にあり完全な中立施設となっている。
多くの学生が在籍するが学校というよりも研究所としての役割が強い。
ここで発見・開発された技術は成果を学院に収めなければならないという規則があり、その際に報奨金も出されている。
重要な蔵書が多数収められているという事もあり、よっぽどの重要な本でなければ依頼に応じて写本を提供している模様。

+ 以下ネタバレ注意
主人公が序盤で幽霊から受け取った指輪こそが現存するパワーストーンである(そもそも幽霊が発生してこれを受け渡すこと自体もパワーストーンによる作用と思われる)。
各地でピンチに陥った主人公を救う作用を起こして願いを叶えるが、それは謂わば因果律を捻じ曲げる事と同じ事であり、
この世界の安定性を歪める為反動として災害や天変地異が発生するというハイリスクハイリターンの代物。
ゲーム上ではパワーストーンによる効果が発揮されると同時に竜巻や突風などの自然災害が発生することで、
シナリオ展開よりも先にある街への道や橋が防がれるという進行ギミックにも一役買う重要アイテム。

パワーストーンそのものは充填式であり、一定回数を使用すると特定の台座に嵌めて充填しなければ使えないという欠点がある。
しかも最大回数まで充填しようとすると100年や200年掛かってしまうという事はザラであり、1回だけの充填でも数十年を要する。





追求・修正をお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ATLUS
  • グローランサー
  • PS
  • PSP
  • RPG
  • うるし原智志
  • 隠れた名作
  • アトラス
  • ラスボスが鬼畜
  • 真の敵は立ち塞がる町人
  • 休暇
  • 集中攻撃→気絶→戦闘不能は誰もが通る道
  • (町人)どいて、そいつ(ユング)殺せない
  • ゲーム

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月13日 12:07