八雲 藍

登録日:2009/06/08 Mon 12:34:50
更新日:2024/01/25 Thu 22:16:49
所要時間:約 8 分で読めます





私は橙とは桁が違くてよ 色々と



東方Projectの登場キャラクター。

読み:やくも・らん


  • 東方妖々夢Exボス、Phantasm中ボス
  • 東方文花帖Level8
  • 東方獣王園自機


能力:式神を使う程度の能力


テーマ曲1:妖々跋扈(道中)
テーマ曲2:妖々跋扈~Who done it!(道中、獣王園)
テーマ曲3:少女幻葬~Necro-Fantasy

種族は妖獣(九尾の狐に憑く式神)。

■概要

八雲 紫に名を与えられた彼女の式神であり、基本的な役目は紫の身の回りの世話。つまり雑用担当。
性格は礼儀正しく真面目。紫などぐうたらでクッソ胡散臭い事で有名だというのに…
式神だがその期間が長かった為か強大な霊力を有しており、自身もという化け猫の式神を持っている。
……ただしこの橙は紫でさえ「バグだらけ」と評する通り、式神なのにロクに言うことを聞かない体たらく。
そういうときは仕方ないのでマタタビで釣る作戦を決行している模様。

一方頭脳面は主の紫に負けず劣らずの秀才でなかでも数学が大の得意。
その実力は暇潰しに三途の川の長さを求める方程式を発案するほどで、暇さえあれば色々と計算しているが、あまりにも複雑すぎて確認するすべがない(恐らく紫ならわかるのだろうが)。

何だかんだで幻想郷最強の妖怪……の配下だけあって実力はかなりのものだが、所詮は式神、故に欠点もある。
まずは先述通り橙。
次に新しい発想や推察が苦手な事。なので紫の真意を読めなかったり、彼女と幽々子のやり取りがわからなかったり、物事の本質を見抜けずに決めつけてかかったり。
そして思考が受動的で自主的に行動することが少ない事。
最後、術者(紫)の限界を超えたことは当然彼女とてできない。

まあこれらの短所は藍個人の問題というより式神ゆえの宿命というべきなのだろう。
ちなみに元が狐なので油揚げやおいなりさんに目がないらしく、襲われたら油揚げをあげてその隙に逃げれば良いとのこと。

仕事は任せて寝てばかりな紫に対しても純粋に畏敬の念を持ち、自身がその式神であることを誇りに思っている。紫さんすげえ。

妖怪としての力は強いものの、思考には浅慮な面も見られる。
紫はこの点に不満を持っており、いつか自身の式神という立場から抜けだして成長してほしいと期待しているようだ。
信頼しているからこその「親心」みたいなものだろうか。

初登場の東方妖々夢では橙が霊夢達に負けた事を聞いてリベンジしに来たが、その後紫に独断専行を叱られお仕置きされた(式神は命令(方程式)通りに動かなければ力が十分に発揮できないため)。
「命令通りに動けば自身に匹敵するような力を出せるから絶対に負けることはない」とのことで、藍は自分の力を無敵のものに変えると例えている。
九尾が妖獣の中で最高峰の存在であるため、最強の妖怪である紫と最強の妖獣である藍のコンビは敵うものがいないとされることも。

一方で儚月抄では作品として以外でも被害者の一角。藍様ファンは心して読むこと。

その後、東方獣王園で20年目にして晴れて自機昇格を果たす。
その際「式神になる前は畜生界にいたが、畜生界のノリに嫌気が差して脱走した」「畜生界四大組織の達と旧知の仲である*1」という衝撃の過去が明かされた。
中でも尤魔からは明確に「昔の仲間」扱いされるレベルで特別な感情を向けられており、ストーリーモードで彼女に敗北した場合「昔の仲間が弱くなった姿は見たくなかった」という理由で勝った尤魔も涙目になる重い……。

以下余談

藍色と橙色を混ぜると紫色になる。うまい組み合わせである。

テーマ曲の妖々跋扈はよく読み方が分からない曲にあげられる。
読みは『ようようばっこ』であり、跋扈とは好き勝手に振る舞うという意味である。


八雲 藍 -- 所持スペルカード:12枚
式神「仙狐思念」
式神「十二神将の宴」
式輝「狐狸妖怪レーザー」
式輝「四面楚歌チャーミング」
式輝「プリンセス天狐 -Illusion-」
式弾「アルティメットブディスト」
式弾「ユーニラタルコンタクト」
式神「橙」
「狐狗狸さんの契約」
幻神「飯綱権現降臨」
式神「前鬼後鬼の守護」
式神「憑依荼吉尼天」


■二次設定について


紫の世話役、という設定からか基本的には原作通りのしっかり者キャラ。
多くの場合ぐうたらなゆかりんに代わって家事に追われている、八雲家の大黒柱的な存在になっていることが多い。
東方キャラ内でも割烹着とかエプロンとの相性が抜群である。衣装の前掛けもエプロンっぽいしね。

おおかた体型はナイスバディな大人仕様に描かれ、紫、幽々子共々ほとんど巨乳キャラ(特に紫は巨乳どころか爆乳率も高い様子)。その煽りか妖夢と橙はめったに巨乳にはならない。
身長も紫に比べて大きく描かれがちだが実際は紫や美鈴、咲夜よりも下である(やや高)。

しっかり者であることが災いして、気ままな紫のわがまま・イタズラに振り回され、そのとばっちりを食らうこともしばしば。
おそらく東方二次創作界隈では妖夢とかこーりんに並ぶ苦労人であろうことは確実。
そして東方における従者キャラのお約束とも言えるが、紫に面倒ごとを押し付けられた結果黒化したり、下克上したりしていることも。

スッパテンコーという露出狂にされることがある。
ただしかなり前に流行ったネタであり、今ではこの人 「名前を読めない、覚えてもらえない」 というネタと同じくらい忘れ去られている。

しっかり者というキャラに加え、二次では一次設定の延長で橙を溺愛する馬鹿親のようなキャラ設定になっていることが多い。
東方同人界隈を知るなら「ちぇええええん!!」と叫ぶ彼女の姿とか橙の愛らしさに鼻血が止まらない彼女の姿を見たことがない人はいないだろう。
酷い時はもうモンスターペアレント状態になっている時もあり、橙に少し何かあれば即すっ飛んでくる迷惑なキャラクターになっていることも…

カップリングは大抵は紫か橙と絡む。
最近は希少ではあるが、従者・苦労人ということで妖夢・咲夜・早苗との絡みもある。
獣王園で過去が明かされてからは尤魔との関係に踏み込んだネタも増えている。
八千慧も藍と面識があったようで彼女との絡みネタもある。
その他、狐のライバルである狸のマミゾウや、「従者の狐」繋がりでと絡む事も。

藍様ピンの薄い本だが…実は彼女主役の作品は意外と少ない。
流石に一時期オリキャラとか言われちゃったりした人達とか鈴蘭乙女とか旧作キャラクター程ではないが、彼女を取り扱った作品は多くはない。
「ケモミミ」「もふもふ尻尾」「生真面目な苦労人」と萌え要素は揃っているはずなのに、主とか式に人気を取られているのだろうか…?

獣キャラということで当然発情期ネタもある。
普段は生真面目でできる女な藍様が赤面しながら求めてくる様を想像して欲しい。
性欲に溺れておまいらを逆レイプしちゃう藍様でも可。
紫に可愛がられたり、逆に橙に性教育したりと東方キャラ全般で言えることだが幅は広い。
…ネタとしては結構美味しいはずなのに、本当にどうして薄い本が描かれないのやら。尻尾か。尻尾が面倒なのか。
ただ、最近は某MMD作品のお陰で勇儀姐さん同様一部で人気が上昇中なので、今後は薄い本も増えるかも…?

ハードなものでは「橙を人質に取られて…」というパターンが多い。
また、獣キャラということでケモナー絵師の手によって獣の姿にされてえっちなことをしたりされたりすることも…。

実は紅魔館・星蓮船勢などと並びシリアス二次創作も多かったりする。
九尾の狐、ということから「藍もまた、強大な妖怪だったのでは?」「というか玉藻の前妲己その人だったのではないか?」という考察や、それを元にした二次創作も多く見られる。
原作では「九尾の狐」と言われただけで、明確に「白面金毛九尾の狐」などと言われているわけではないので真実は神主のみぞ知る。
というか実はそこら辺は深く考えていないんじゃ…うわなにをするやめ(ry

また、フィギュア化されにくいという欠点も持つ。
その理由はあの大ボリュームの尻尾のせいで普通のフィギュアよりコストが跳ね上がってしまうため。
2つ出てるだけ数多と存在する東方キャラの中では恵まれている方ではあるものの、メジャーキャラに比べれば発売までかなり待たされた。
ファットカンパニーの藍しゃまはガレキでの発売ができず、完成品も頓挫しかけた(なんとか軽量化して無事発売されたが、それでもすごく重い)。





生真面目で苦労人の彼女にキュンとくる貴方、「藍様は俺の嫁!!」と公言してはばからない貴方。追記・修正お願いします。

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最終更新:2024年01月25日 22:16

*1 残りの早鬼にも「昔畜生界で見かけた」程度には知られている