OP・ED(アニメ)

登録日:2012/11/18(日) 02:14:43
更新日:2023/11/20 Mon 13:07:13
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アニメにおいて第1印象を大きく左右する要因の1つであり、
気合いの入った作画や音楽・歌詞で我々視聴者を虜にさせるなどアニメにおいて重要な物。

およそ、90秒という定められた時間の中でアニメーター・ミュージシャンの作品に対する熱意を伝える手段であり、
ある時を境に突然変わったり、スタッフが急にネタに走ったり、OP詐欺だったりする場合がある。

近年日本ではアニメの主題歌が大ヒットを記録する事も増えており、
時間もほぼ固定化されたためこの90秒の努力がますます重要になった……。

大概は完成した曲を90秒(イントロを数秒間本編終盤に重ねる例外あり)に編集して放送される。
たまに変則的パターンでフルバージョンに存在しない音を重ねる、一部のメロディを変えて放送することもあり、
さらにはTVサイズとフルサイズで歌い方まで違う場合もある。TVサイズ(フルサイズ)はよかったのに…という感想も巷で見かける要因にもなっている。


この項目ではアニメのOP・EDによくあるパターンを紹介しよう。


●走る
アニメのOPにおいて最も使われるパターン。
使った作品は数知れず。

先日Rの法則で心理的に研究すると作品の躍動感を与える効果があるとか…。


●踊る
アニメのEDで最も使われているパターン。一番有名なのは「プリキュアダンス」である。
また作品により、「○○音頭」と言う夏期限定EDもある。
ある作品ではロボットがモンキーダンスを……、と思ったら上にはがいた


●イラスト変更
アニメの進行具合や作品が新章に突入した場合に行われる。良くあるパターンは登場人物の追加や未登場のキャラにシルエットをかける、など。

解りやすい例がドラゴンボールZの人造人間編からベジータトランクスが追加されたことや、
フレッシュ以降のプリキュア各シリーズ(スマイルを除く)の後半からその作品の追加プリキュアまたは新アイテムが登場する事。

他には


等々

細かい変更はよく見ないとわからないものからネタになるものまで様々……。

以下一例


●曲変更
昔は新章突入に伴い変更がほとんどだったが近年は1クールに1回交代がザラに…。(プリティーリズムがその代表格)

特にジャンプアニメは異常なほど主題歌を変えるために作品毎にベストアルバムが作れるレベル。


OP詐欺
良い意味でも悪い意味でもやらかすパターン。

  • キルミーベイベー…OPと本編の内容が殆ど関係ない。唯一合ってるのはやすなのあほっぽさくらい。


ネタバレ
新章開始に伴い起きてしまう弊害。
例えば新たな敵の姿がある。
少年誌原作や子供向けアニメに多いがやはり、原作未読組にはネタバレ。


ちなみに、スラダンは最後のEDにも豊玉の主力である南と岸本の姿がいたが打ち切りにより、物語がインターハイ直前で終わった。

勇者王ガオガイガーFINALではネタバレを防ぐために歌詞の一部を差し替えるなどの対処をした。
後に再編集されTV放映されたバージョンでは元通りになったほか、特別版OPが存在している。


●明確な主題歌が決まってない
曲は同じだが担当する歌手が変わる。
曲自体が話によって変わる。

大体はこの2つ。
前者のケースは


後者のケースは近年かなり多い。また、大概は声優が歌う。



●特殊OP・ED
ある回のみ違う曲が流れるパターン。
時折流れるものから、期間限定、1話のみ使用など用途は様々。
原作がゲーム作品だった場合、ゲームの音楽や音源が使われる場合もある。



⚫︎偽OP・ED
OPやEDと見せかけてただ単にネタに走っているだけ。
中断されることもある。

  • 黄金勇者ゴルドラン…歌詞テロップ付き偽OPが出て、玄田哲章が野太い声でOPを歌うが強制終了。
  • 銀魂…ゴルドランの高松がさらに暴走。Aパート終了時にアニメ『金魂』最終回ED(→からのまんたま)
  • はれときどきぶた…30分枠2本立て回でAパート終了時にEDのイントロがフェイントで流れる。


●EDがOP曲
最終回など物語の重要なエピソードの時に使われる手法。
盛り上がりが最高潮になってからの興奮がたまらない。
最近の作品では第1話がこのパターンであることが多くなっている。

  • 涼宮ハルヒの憂鬱…TV放送版最終回のラストにOP…しかし、原作順の放送版だと第6話だったりする。
  • Fate/Zero…前期1話と後期最終回。前期は圧巻の作画に対して後期は涙なしには語れない。
  • 魔法少女まどか☆マギカ…物語の確信に迫った第10話にOPが流れOP詐欺じゃなくなった瞬間。
             最終回でも使われたがこちらは地上波再放送版では本放送時とラストカットが違う。
  • ドラゴンボールGT…無印からの名シーンと共にスタッフロール。
  • 黄金勇者ゴルドラン…尺足らずのせいでOPを省略し、OP曲をEDで流し、高松が局Pと喧嘩。
  • 銀魂…毎回各シーズン最終回に約50話分のダイジェストと共にスタッフロール。
  • ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド…最終回がOPとED逆に入れかわった。
  • ジュエルペットハッピネス…こちらは毎週のようにEDでOP曲が流れる。
  • レディジュエルペット…まさかの前作の後期OPの使いまわし。


●イントロを流しながら本編を終えそのままED曲
CITY HUNTERガンダムSEEDが代表格。
最近ではジョジョが該当する。


●作画が出来上がらない
気合いの入りすぎた作画などにより制作スケジュールが間に合わなかったため代替イラストや下書き、簡単なアニメーションを使う。ひだまりスケッチなどシャフト作品が有名。
あとはヤシガニ。


●OPが本編映像を貼り合わせたMAD
上記と似てるが稀に制作会社のいざこざによりDVD最終巻でも修正されない事がある。
キディ・ガーランドとかキディ・ガーランドとかキディ・ガーランドとか。


●効果音の追加
効果音を入れることで躍動感~ネタまで幅広い演出効果ができる。
カッコよさではガンダムWのOPが有名。
ネタ方面では僕は友達が少ないの最終回や天体戦士サンレッド(2期)の最終回の1話前。
80~90年代のアニメでよく見られたが、最近はネタ方面以外ではあまり見られない。
遊戯王ZEXALではわずか一話オープニングを流しただけで次の回から効果音が加わったりした。
ジョジョで原作再現のために多用された例も。


●規制解除
賢者ご用達のエロアニメによくあるパターン。
本編同様女の子の大事なところを湯気などで隠す手法であり、映像作品で解禁する。


●前期OPorEDを使用
盛り上がった回や最終回で前期のオープニングやエンディングを流す。
前期の曲がよほど不評でない限り、なつかしさ補正も加わって物凄く心に強い印象を受ける。
OPはトミカヒーロー レスキューファイアー、EDはウルトラマンダイナなど
遊戯王ZEXAL(とDVDの5D's)では最終回のEDに初代OPを流した。


●前作OPorEDを使用
上記の派生パターン。
タイトルが若干変わっただけの作品(2とかサブがついたもの)の場合が多いが、
中には(別の主人公の名前が入るから歌無しとはいえ)ウルトラマンティガのエンディングテーマを使用したウルトラマンダイナなども存在する。
番組が違うので上記以上にファンサービス要素となる場合が多い。



●その他のパターン
〇ルビで暴走
イクシオンサーガDT下ネタだらけの曲を流すためにテロップでまともな歌詞を表示しつつ、ルビに本来の下ネタ歌詞を入れて対処した手段。


〇銀魂
公式が病気の極み。
以下一例

  • 手の込んだ手抜きOP
  • (通常OPなら停車する場面で)バイクで激突
  • 杉田が適当に千の風になってを歌う
  • 金時の乗っ取り
  • まんたま

細かい部分では

  • 伊東の出るカットがモンハン篇のみ伝説のハンターMに変更
  • 担当の結婚を祝う
  • 偽提供
  • ジャッキー(鼻)
等々 


●ED中に次回予告
ガンダムXでは、ED中に次回予告が行われた。
遊戯王ZEXALではEDイントロでクイズをしたり、ⅡではED内に次回の映像が流れるようになった(次回予告は別にある)。


●2分以上の長いOP、ED
鋼鉄ジーグはタカラの提案により、OP、EDを玩具の販促に使うため長めの尺が取られた。


●追悼ED(OP)
キャラクターがフェードアウトした際に。過去映像が流されたりする。
初っ端から大暴走したり、真面目だったり、全て壊すんだ!だったり様々。


●ネタ


●と…
時は動き出す…


大張正己
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最終更新:2023年11月20日 13:07