機獣新世紀ゾイド-ZOIDS- 邪神復活!~ジェノブレイカー編~

登録日:2009/12/12 Sat 23:09:55
更新日:2023/08/05 Sat 00:21:49
所要時間:約 6 分で読めます




トミー(現:タカラトミー)から1999年に発売されたGB及びGBC用ソフト。
ゾイドのゲームとしては初となる携帯ゲーム機用のソフトでもある。

なお、タイトル名にもなっているジェノブレイカーは別に重要要素ではない。
また「編」となっているが、別に続編などもない。



〇あらすじ
帝国と共和国による戦争(アニメ版ゾイド -ZOIDS-)が終結し、惑星Ziにつかの間の平和が訪れた。だが、その頃から不思議な地震が各地で頻発するようになる。しかも、野生ZOIDSや野良ZOIDSたちが、まるでレアヘルツを浴びたかのように暴走しはじめた。一体、何が起きているのか?
バンはフィーネ、ジークと共に、最近地震が起きたというエレミアの森を調査するが…。



【登場人物】
バン・フライハイト
ご存知主人公。今作はアニメ版ゾイド -ZOIDS-の1期と2期の間という設定のため、容姿は1期のままである。
戦争終結後なのに、愛機がシールドライガーであるのには突っ込んではいけない。

フィーネ
1期と特に変わらず。

ジーク
1期と特に変わらず。

アーバイン
今作では途中から登場する。
期間限定の仲間ということになっていて、急にメンバーを抜けたりする。
しかもその度にレベルがリセットされるため、育成を放棄した者も多数いる。

〇ムンベイ
アーバインと同じく期間限定の仲間。
メンバー離脱時にレベルがリセットされるのも同様。

カール・リヒテン・シュバルツ
途中から登場。今作ではアーバイン達と同じく期間限定の仲間になる。
バンと同じくレアヘルツの謎を追っている。

レイヴン
ご存知バンの永遠のライバル。
ジェノザウラーとシャドーのコンビでバンに勝負を仕掛けてくる。
レイヴンが2期の途中まで記憶喪失だった事にも突っ込んではいけない。

〇マリア
バンの姉。アニメでは殆ど出番は無かったが、今作では道具を預かってくれたりゾイドエッグを孵化したりしてくれるため非常に重要な人物。

〇ドクターディ
天才科学者兼セクハラオヤジ。今作ではゾイドの強化&改造をしてくれる最も大切な存在。

〇デザルト・アルコ・バレーノ
砂漠の盗賊団。今作の序盤のボスは全て彼等の担当。

〇ロブ・ハーマン&オコーネル
今作では完全なサブキャラ。

〇クルーガー
ハーマン達よりは出番は多いが、やはりサブ。しかし、ダンジョンで遭遇した際には自分のゾイドの能力を上げてくれるため意外と重宝する。

〇イオ博士
今作のラスボス。最初のダンジョンでいきなりジェノザウラーに乗って現れるというド派手な登場の仕方をした。



【概要】
冒険の舞台は、プレイする度に形の変わる4つのフィールド+4つのダンジョン、そしてラスボスの待つ「イオの塔」を含めた5つの塔の合計13の場所。
ダンジョンによっては戦わなくてもダメージを受ける場所もあるため、注意が必要。
各ダンジョンはすべて全地下31階あり、ボスはそれぞれ地下5、10、15、20、31階にいる。
それらを倒すことによりレアヘルツ反応が消滅し、解放されたゾイドを仲間にすることができる。
ちなみに、シナリオクリアを優先するなら、4つのダンジョンの攻略は後回しでもよい。

  • フィールド
エレミア砂漠
イセリナの森
エース山脈
レッドリバー

  • ダンジョン
砂漠の洞窟(熱でダメージを受ける)
イセリナ洞窟(落盤でダメージを受ける)
エース遺跡(突風でスタン状態になるorレアヘルツにかかる)
地底湖(水害でダメージを受ける)

  • 5つの塔(4つのダンジョンの内2つの地下10階のボスを倒すと出現。全て12階)
アレフの塔(ボス:ブレードコング)
ベスの塔(ボス:フォレスト)
ダレスの塔(ボス:ハンマーロック3)
ギメルの塔(ボス:ディバイソン2)


  • イオの塔
今作唯一の固定ダンジョン。入るには4つの塔全てのボスを倒すと手に入る「イオのかぎ」が必要。
デスザウラーが門番をしており、そのデスザウラーが使う「ヘルジャジメント」はノーマルゾイドでは一撃必殺のためとてもじゃないが勝てない。
だが、このデスザウラーにわざと負けると、ドクターディからマッドサンダーの存在を教えられ、これを捕獲すれば何とか勝てる(ただし、捕獲するには盗賊団を倒さなければならないが)。
ちなみにデスザウラーに初戦で勝ってしまうとマッドサンダーのイベントが起こらずマッドサンダーが手に入らない。
デスザウラーを捕獲可能まで他ステージを進めてから、こいつに挑むと「ヘルジャッジメント」を習得したデスザウラーが捕獲出来る。

中ボス2体(ガンブラスター・ガンギャラド)を倒して進むと、いよいよイオ博士との決戦となる。



【特徴】
今作には旧大戦のゾイドが数多く登場している(というか、殆どが旧大戦のゾイド)。
そのため、アニメからゾイドに入ってこのゲームを買った子供たちの多くが

「(゜Д゜) ポカーン」

となったことは想像に難くない。
逆に、このゲームを通じて旧大戦のことを知った人も多くいる模様。

ゾイドゲーム史上に残る程の難易度を誇り、当時の子供たちには何とかシナリオクリアは出来ても図鑑コンプはまず不可能だった。
ゲームとしての完成度もお世辞にも高いとはいえず、バグによって図鑑のデータが頻繁に消えてしまう、ダンジョンが完全にランダムで構築されるため攻略困難、敵ゾイドが攻撃を回避しまくる、など、問題点も多々あった。
そのためクソゲー認定されることもある。

同時期のPSゲーム「メカ生体の遺伝子」はダイレクトに旧大戦を取り扱っているため、もし旧大戦をゲームで触れたいのなら「メカ生体」のほうがいい。
ただ、旧大戦ゾイドのバリエーションでは「邪神復活!」のほうが多い。そりゃ「クレーンザットン」だの「いどうトーチカ」だの出てくるゲームもそうそうないか。




追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ゾイド
  • ZOIDS
  • GBC
  • RRG
  • 隠れた名作
  • 鬼畜
  • スタンが鬼畜
  • レアヘルツも鬼畜
  • 水害も鬼畜
  • エンカウントも鬼畜
  • マゾゲー
  • トミー
  • 邪神復活!~ジェノブレイカー編~
  • クソゲー
  • GB
  • ゲームボーイ
  • ウィル

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月05日 00:21