須藤雅史/仮面ライダーシザース

登録日:2010/04/28 Wed 15:06:32
更新日:2024/01/17 Wed 15:35:07
所要時間:約 6 分で読めます








確かにライダーとなって、頂点を極めるのは興味深い……。

出典:仮面ライダー龍騎/東映/第6話「謎のライダー」/2002年3月10日放送

仮面ライダー龍騎』に登場する刑事でありライダー。

演:木村剛



◆人物

小竹署*1の刑事。

行方不明になった加賀友之が営んでいたアンティーク店を調査中に何者かに襲撃された桃井令子を救出し、彼女を保護した。

一見、真面目で人当たりの良い堅実な人物に見えるが、
実はその正体は「裏で褒められないような仕事をしている(本人談)」という悪徳刑事であり、行方不明の加賀とは裏での仕事仲間だった。
しかし、金の事で口論となり(須藤曰く調子に乗り過ぎた)加賀を殺害してしまう。

壁に加賀の死体を埋めていた際に現れた神崎士郎からカードデッキを貰い受ける。
そこから仮面ライダーというモノに興味を抱いた彼は、殺人の隠蔽と契約モンスターの強化の為に人を喰わせていく。

令子を襲ったのも実は須藤であり、加賀の件の証拠が掴まれそうになったために彼女を襲うも、
うまく行かなかった為に自分が救出したように見せかけて事態をうやむやにするという自作自演であった。

また、真司がライダーであることを知るや否や事故に見せかけて襲ったり、人質を取るなど、目的の為なら手段を選ばない。
正直出番の少なさなどからそういった印象を覚えにくいが、ライダーの力をライダーバトルとは関係のない殺人に積極的に活用しており、
ぱっと見では社会的にもキャリアを築いて真面目な性格を演じられるが故に初見での危険性にも気が付きにくいため、解釈次第では後に現れる悪役ライダー達よりも相当質が悪いどころか危険性や異常性はトップクラスの人物だったとも考えられる。


仮面ライダーシザース


出典:同上

スーツアクター:岡田良治
須藤が変身する仮面ライダーで、メインカラーはオレンジ寄りの金(メタリックオレンジと紹介される場合もある)。

名前はズバリ「はさみ」を意味する英単語「scissors」から取られている。

契約モンスターは蟹型モンスターのボルキャンサー。
このボルキャンサーとの連携攻撃を得意としている。

胸部装甲「ボルチェスト」は深海1万メートルの水圧にも耐えるとされているなど防御力は高いが、後述するAPなどの数値を見てもらえれば分かるように、それ以外のスペックは並で、特殊カードを持っているわけでもない。
そのため、他のライダーに比べて明らかに劣るかのように思われがちだが、日常では一般人の真司や蓮と比べて現職の刑事かつライダーバトル以前から殺人も経験している覚悟の差からか、本編では自分よりスペックが高い龍騎やナイトを相手に互角の戦いを繰り広げた。
また悪事の隠蔽の為にボルキャンサーに何人もの人間を捕食させていたため、契約したシザースがカタログスペック以上の能力となっていた可能性もある。

TVSP『13 RIDERS』では何と浅倉威を逮捕している。
だが、あの浅倉をどうやって逮捕したのかについては劇中では語られず、番宣やTVSPを特集した雑誌で語られるのみで直接的な描写は無い。
しかし、浅倉が乱入してきた事に驚いてはいたもののライダーになっていた事には驚いておらず、何より脱獄前から浅倉がデッキを持っていた事を考えると(真っ向勝負かはさておき)王蛇を下している可能性もある。


【契約モンスター】


出典:同上

  • ボルキャンサー
蟹型モンスター。3000AP。
契約モンスターの中では最弱のAPだが、人々を捕食していき、徐々に力を増大させていった。
防御力はかなり高く、龍騎のドラグセイバーを弾き苦戦させていた。
とはいえ、契約切れ直後に真っ先に出た行動や変身者の高スペックからか、どうもファンからはハズレモンスター扱いされがち。
これもあって「契約したのがボルキャンサーでなければ勝ち残れていたのでは」という声もある。

龍騎のドラグレッダーやナイトのダークウイングが3DCGであることから、
契約モンスターは全てCGで出来ているものだとすっかり思い込み、ボルキャンサーが着ぐるみであることにズッコケた視聴者もそれなりにいたと思われる。


【召喚機】

  • シザースバイザー
ハサミ型の召喚機。左腕の籠手部分に装備されている。
後部の接合部を開き、その中にカードを装填する。
鋏部分に切断能力があるためバイザー自体も武器となる。

龍騎ライダーの召喚機としては唯一、契約モンスターの名前が入っていない。


【所有カード】

  • アドベント
ボルキャンサーを召喚。

  • ストライクベント:シザースピンチ
ボルキャンサーの腕を模した鋏。1000AP。
右手に装着されるが設定上では2枚所持しており両手に装備できる。
攻撃力は低いが、相手を挟んで動きを封じる戦法が取れるというメリットを持つ。
が、大型の武器故に攻撃が大振りにならざるを得ないので須藤は懐に入り込まれた場合小回りの利くシザースバイザーで対応するという戦法を取っていたため両手に装備する事はなかった。

  • ガードベント:シェルディフェンス
ボルキャンサーの背中を模した盾。2000GP。
バイザーの上に覆いかぶせるようにして装着される。
硬度はダイヤモンドに匹敵する。
実際、強力な龍騎のドラグクローファイヤーを弾き返すことに成功した。
TVSPでは王蛇の「ベノクラッシュ」を防ぎきれなかったが、これは連続蹴りで盾を弾かれたためで、シェルディフェンス自体は無事だった。

  • ファイナルベント:シザースアタック
シザースが真後ろに飛び、ボルキャンサーに抱え上げられ、前方回転気味に投げ上げる勢いで攻撃する体当たり技。
4000AP。
なお、本放送当時に発売されたPS版ゲームやクライマックスヒーローズ等では空中に投げ上げられた後に下に向かって回転しながら攻撃しており、本編で見られた描写は飛翔斬の対空迎撃の為という可能性もある。
APが仮面ライダーオーディンのソードベントと同数値なのはネタにされがちだが、劇中では数値よりも強化されていた可能性は高い。
実際、5000APのナイトの「飛翔斬」と正面衝突しながらも身体へのダメージ自体はナイトの方が大きかった事から、少なくとも5000AP以上の性能があったのかもしれない。
ちなみに単純比較は出来ないが*2、tに直すと威力は200tとなり、そんじょそこらの最強ライダーの必殺技の威力スペックを上回っている。
というか、平成3作目にして仮面ライダークウガ アルティメットフォームの素のキック力をも上回っており、必殺技まで考慮しても充分強い威力である。

装着変身版の玩具では、ボルキャンサーの装甲をシザースに装着できる。
通称「ボルテクター」


◆活躍

本編

『龍騎』にて本編初の悪役ライダー、そして平成ライダーシリーズ初の完全悪のライダーとして登場。

龍騎と交戦後、対話に応じるふりをして大量の重りを入れた金網を頭上に落下させて殺そうとしたり、神崎優衣を誘拐したり卑怯な手を使うが失敗。

その後、先述した悪事がバレて自らも警察から追われる身になるが、
追ってきた刑事をボルキャンサーに捕食させたところに真司、蓮が現れ、ナイトとの一騎討ちに突入する。

一進一退ながらも優勢気味に戦いを進めるが、ナイトの攻撃がカードデッキに命中し、このときデッキに僅かなヒビが入る。
そして、その事に気付かぬまま、お互いファイナルベントを繰り出して真っ向衝突。攻撃は相殺されるも、ナイトの方がダメージは大きく窮地に追い込まれていた。

これで一人減りましたね……。

が、先の一撃でひび割れていたシザースのカードデッキがとうとう粉砕。
シザースは変身の状態を維持出来なくなり、徐々に体が霧のように溶けて苦しみだす。
それと同時に、ボルキャンサーの様子が豹変し、突如暴れ始めた。


契約が!馬鹿な!?
私は……絶対生き延びて……!

ボルキャンサーはデッキが破壊された須藤を契約者として認識しなくなってしまったのだ。
そして須藤は、苦しみに悶えながら抵抗することも出来ず、ボルキャンサーに美味しく頂かれることとなった……。

その直後、ボルキャンサーは駆けつけてきた龍騎のファイナルベントで撃破されたが、
元々の契約者を喰い殺して見境なく暴れ出したボルキャンサーの姿、そして足元に散らばるカードデッキの破片に想うところがあったのか、龍騎はボルキャンサーのエネルギー態を捕食しようとするドラグレッダーを制止。
それに対し、ナイトは「力は力だ」と自分に言い聞かせるように発言した後、ダークウイングにボルキャンサーのエネルギー態を捕食させた。
なお、「頭から喰われた」と解説される事が多いシザースであるが、実際は首や肩の辺りからだと思われる(喰いつくされる直前まで断末魔を上げていたため)。

シザースの存在は「ライダーは正義の味方とは限らない」「ライダーでも容赦なく死ぬ」「ライダーとモンスターの危険な契約関係」を印象付けるのだった。


それまで、ショッカーライダーシャドームーンなど、「仮面ライダーと同格の存在である悪役」はいたものの、「仮面ライダー」の称号を持つ悪役は、このシザースが初である*3
シリーズ中でもかなり重要なポジションにあったりするのだが、その事実に反した扱いの悪さもネタにされている。


TVSP

TVSP『仮面ライダー龍騎スペシャル 13 RIDERS』では浅倉を捕まえる為にライダーになるが、彼を捕らえて以降は徐々にライダーの魅力に染まってしまい、本編同様の悪辣な面を持つようになっている。
同作では高見沢逸郎の誘いに乗り、ミラーワールドを閉じようとする城戸真司に協力する振りをして近付き*4、他のライダーたちと共に龍騎に襲いかかる。
しかしそこへ脱獄した浅倉=王蛇が乱入。
見境なく攻撃してくる王蛇に圧倒された末、ガードベントでベノクラッシュを受け止めようとするが、連続蹴りで防御を崩され、まともに喰らってしまいそのまま爆散、死亡した。


なお、映画『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』では既に脱落者となり、未登場。


仮面ライダーディケイド』での仮面ライダーシザース

CV:増谷康紀
主なスーツアクター:伊藤教人


第6話:『龍騎の世界』のライダー裁判にて、桜井さん仮面ライダーベルデと交戦。
旗色が悪くなり降参すると見せかけてアドベントを使い、まさかの逆転勝利。
初登場から7年越しの初勝利を納めた。

この時シザースが「卑怯もらっきょうも大好物」と発言している。どこのメフィラス星出身

その後、羽黒レンが変身する仮面ライダーナイトと交戦。
原作では互角の戦いを繰り広げていたが、ボコボコにされてしまい。
またも降参するふりをしようとするが、ナイトに「判決には興味がない」と言われ、飛翔斬を受けて爆散した挙句、カード一式をナイトにパクられてしまった。
しかし、この世界ではミラーワールドでは死ぬことはない設定のため、ミラーワールドから弾き出されたと思われる。

変身者の素性は不明だが、須藤ではなかった模様で、ナイト戦では「じゃあ無罪! 無罪でいい!」と言い放っていた事から、恐らく有罪派だったと思われる。

なお、光夏海が編集部を訪れるシーンで、彼に関するインタビュー記事が一瞬だけ映っているが、キャプチャ画像から解読できる限りでは、
「期待をするな! 弱さが売り?の卑怯なライダー! 漁夫の利戦士がライダー裁判を挟む!」と散々な言われようである。
また、「勝率7%」という文字も読み取れる。
この勝率の低さもネタにされたが、参加人数が毎回13人ということは、平均7.6%ということになり、勝率7%というのは平均よりやや低い程度なので、そこまで笑われるような数字ではない。

第24話:『シンケンジャーの世界』にて仮面ライダーディエンドが召喚。
同じく召喚された仮面ライダーライアと共に、梅盛源太/シンケンゴールドに襲いかかった。
それなりに善戦はしたが、最期はシンケンゴールド愛用のサカナマルにて切り捌かれてしまった。
恐らく海産物コンビとしてのチョイスなので順当といえば順当なヤラレ方ではある。

KAMENRIDER DRAGON KNIGHT』での仮面ライダーシザース(インサイザー)

仮面ライダーインサイザーという名前で登場。
変身者は資産者の息子である、リッチー・プレストン。典型的な道楽息子で、地道な労働を嫌い、楽して大金を得ようとする性格であり、それが原因で父親に勘当されて一文無しになってしまった。

勘当された後、父親の顧問弁護士を騙るゼイビアックス将軍によって、「ライダーを一人倒すごとに百万ドルを与える」とそそのかされ、劇中では問答無用でキットが変身するドラゴンナイトに襲い掛かったりしていた。
そのため、ライダーバトルを金稼ぎの手段としか思っていない。後、案外ヘタレ。

基本的には原作と同じ扱いで、ボンボンの癖に地味に強く*5、やはりレンが変身するウイングナイトと互角に渡り合っている原作の映像を流用してるからとか言わない
しかし、最期は変わっており、ファイナルベントの打ち合いで押し勝ったと思われたが、それまで受けたダメージに打ち合いによるそれが加わった為かボルキャンサー共々ベントされてしまい*6、訳がわからないまま最初の脱落者となった。
結果的にレンの勝利とはなったものの、ライダー、しかも騙されて利用されていたに過ぎない地球人をベントした彼の心には後に至るまで深い傷が残り、またキットも敗北したライダーの末路を目の当たりにしたことで強いショックを受けるなど、リッチーの退場は物語におけるひとつのターニングポイントとなった。

その後は、リッチーより前の変身者(詳細不明のベンタラの戦士)がユーブロンによって救出され、最終決戦に参加。
最終決戦後、リッチー含めた地球のライダー達は全てユーブロンに救出された。

後日談の小説版では、リッチーが登場、紆余曲折ありなんと改心、まさかの綺麗なシザースが誕生し、戦闘面でも活躍した。

なお、本作ではライドシューターとは別枠で、普段使いのバイクがカードデッキの機能で変化して生成されるライダーマシンが存在するため、インサイザー専用のライダーマシンも設定上は存在するものと思われる。
もっとも、作中ではバイクを路上駐車したまま放置していたせいで警察に持っていかれ、以降は徒歩で移動する羽目になるという仮面ライダーにあるまじき醜態を晒してしまったため、登場することはなかったが。

RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』での仮面ライダーシザース

演:中島健

第1話:石橋という青年が変身し、芝浦/仮面ライダーガイと戸塚/仮面ライダータイガと手を組んで真司たちを襲撃する。
強い者に付き、罠に嵌めることもいとわない上に生身の真司たちを見て「いいねぇ、生身の奴らをいたぶるのも」と発言するなど、狡猾さでは原典の須藤や『ディケイド』の「卑怯もらっきょう」発言の人物に劣るものの、負けず劣らずの残忍さを持っていた(シザースの担当は何か因果でもあるのか)。
王蛇とゾルダが乱入したため、芝浦や協力者になった手塚と共に撤退する。誰が呼んだか子蟹。
第2話:芝浦や手塚と食事をしていたが、胡椒を取ろうとした手塚にナイフで刺されてしまう。さらに芝浦からも続けざまに刺されてしまう。

小説 仮面ライダー龍騎』での仮面ライダーシザース

小説冒頭にて、ナイトと対決する敵ライダーの一人として登場。
出番が少ない事もあって素性は不明だが、交戦の際は必ず背後から不意打ちを仕掛けて来るためナイトからは「現実世界で会っても嫌な奴に違いない」と心中で吐き捨てられている。

ナイトが蛾型ミラーモンスター(名称不明)を倒し、ダークウィングに食わせたところを見計らって奇襲。やはりこの世界でも格闘能力は高いようでナイトと互角に渡り合っており、なかなか決着が付かなかったという。
しかし戦いを止めろと乱入してきた龍騎に気を取られている隙にナイトが飛翔斬を発動。回避も防御も出来ないまま胴体に風穴を空けられて爆散した。
ボルキャンサーに生きたまま食われるよりかはマシな最期かも知れない。

◆余談

  • デザインモチーフは初代『仮面ライダー』のカニバブラー。また、デザインを手掛けた篠原保氏によれば、「3番目に登場した仮面ライダー」という観点から、元祖3号ライダーたる仮面ライダーV3マフラーのイメージを肩部装甲に取り入れたという。
    • ちなみに、同時期に放送されていた『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場した縁切り忍者シラーンスは、元々は蟹モチーフで設定されていたが、(シラーンス登場回と同じ頃に)登場回が放送されたこちらのボルキャンサーとモチーフが同じだという事が発覚したことから、急遽ウサギモチーフで作り直されたという話がある。

  • 最期のデッキが割れる直前の「コレで一人減りましたね」はナイトに向けて言ったつもりが自分に被さった為によく自己申告ネタとして話題のタネになる事もある。
    なお、仮面ライダーレンゲルの「スピニングダンス(自己申告)」も自己申告ネタとして一括りにされがちだが、あちらはDX玩具版の収録音声の都合(『仮面ライダー剣』放送当時に発売されたDXレンゲルラウザーがハートスートのラウズカードに未対応だった)という違いがある。

  • ハイパーバトルビデオ『仮面ライダー龍騎ハイパーバトルビデオ 龍騎vs仮面ライダーアギト』の演出を手掛けた鈴村展弘監督曰く「当初はシザースを登場させるつもりだったが、『13 RIDERS』との兼ね合いで没になった」らしい。
    もし実現していたら正史と性格が大きく異なるミラクルワールドのシザースという、カオスな光景が見られたのかもしれない。

  • スーツについて
『龍騎』本放送時は元々出番が少ないキャラクターであることを踏まえてか、実は全『龍騎』ライダー中唯一モンスターと同じ素材でスーツが制作されているという裏事情がある。
第5話・第6話・TVSPの計3回しか登場していないにも拘わらず、素材の問題でスーツが急速に劣化しており、
よく見ると第6話の時点で既に尻部分が破けていたり、シザースバイザーにセロテープが貼られていたり、
脚部が色落ちしていたり手袋が剥げたりしている(なお、バイザーはTVSPで更に酷くなっており、セロテープが二重になっている)。
だが、『ディケイド』開始前に制作された『KAMENRIDER DRAGON KNIGHT』で使用する際にスーツが大幅に修復され、そちらのスーツを利用した『龍騎の世界』編では綺麗な状態で登場出来た。やったね!

  • フィギュア
マックスファクトリーから海外リメイク作品の『DRAGON KNIGHT』のインサイザー名義ではあるがfigmaにてアクションフィギュアが発売された。
商品自体は出来が結構良く、なかなか評判も良い。

勿論、これをバンダイが黙って見ている訳もなく、S.H.Figuartsで『龍騎』シリーズが展開され、造形・ギミック・オプション等、これまでに無いくらい気合が入ったものに仕上がっている。
そして遂にシザースもネット限定ではあるが発売された。
これはfigma未発売のボルキャンサーにも期待したいところである。

……と思っていたら、シザースと一緒にボルキャンサーが参考出品された。

ちなみにフィギュアーツ5周年記念の魂ステージキャンペーン(プレバン用)の応募条件はシザースを予約すること。

  • 演者
演じた木村氏は現在俳優を引退し、不動産屋に勤務。
物件を紹介した時に「壁に人埋まってないだろうねえ」とからかわれたり、
お子様連れのお客様に「昔、仮面ライダーやってたんですよ」と語って驚かれたりしていることだろう。

  • 放映後街で出会った子供達に「なんで生きてるの?」と言われて「なんとか生き延びて心を入れ替えたんだよ」と答えたんだとか。俳優さんの鏡である。

  • 召喚機の名称について
他のwikiでの記事や過去に制作されたこの記事でも「甲召鋏シザースバイザー」と記載されていたことがあるが、これは当時のネット掲示板にて「DX版によく付けられていた二つ名を他の召喚機にも作ってみよう」ノリでファンが考えた二つ名であり、公式の名称は「シザースバイザー」なので注意して欲しい。

  • 仮面ライダーガイの死に方が本編より酷いことでよく話題にあがるテレビ絵本版では、ページ数の都合でナイトと交戦した次のコマで制限時間に引っ掛かったところを何故かボルキャンサーに襲われるという、本編どころか絵本版ガイの酷さを上回る死に方をしている。
ナイト「おれが あいてだ。」
シザース「しんで もらうぞ。(ナイトの首を絞める)」
ナイト「ぐぐっ。」
その とき、とつぜん シザースが
くるしみだした。ミラーワールドに
ながく いすぎた ためだった。
そして ボルキャンサーに おそわれて
しんで しまったぞ。
シザース「ぐわーっ!」
それでもシザースがあまり話題にあがらないのは、やはりガイの死ぬまでの状況が一応TV本編の流れをある程度汲んでいたことが大きいのだろう。



DCDシザース「追記も修正も大好物だ!!」

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最終更新:2024年01月17日 15:35

*1 TVSPでは警視庁

*2 龍騎ライダーは特に必殺技の威力の設定数値が高い。

*3 仮面ライダーG4は過激派思想の人間の手に渡った事で主人公組と対立したにすぎず、目的・用途はあくまで敵を倒すためのものだった。

*4 ちなみに喫茶店で話している途中でミラーモンスターの出現によりミラーワールドに突入するシーンの際、立ち上がった須藤が一度テーブルに明細を取りに戻るシーンは演じた木村氏のアドリブだという。

*5 小説版によると、モテる為にマーシャルアーツを多少身につけていたとのこと。

*6 本作におけるカードデッキは敵のビームを防ぐ盾として使えるくらいには頑丈なため、原作とは異なり破壊されていない。また、ボルキャンサーの方が先に消えている