ギャプランのバリエーション

登録日:2012/04/27(金) 11:48:03
更新日:2023/08/29 Tue 00:31:30
所要時間:約 5 分で読めます





この項目では、グリプス戦役期の地球連邦軍及びティターンズの試作可変モビルアーマー(以下MA)であるORX-005ギャプランのバリエーションについて解説する。





ギャプランTR-5


ティターンズ・テスト・チームこと“T3部隊”仕様のギャプラン。
度重なる装備の変更と改修によって次第に原型を留めない姿になっていった。

詳細等は項目参照。




ギャプランカスタム エリシアスペシャル


型式番号:ORX-005CS
所属:ティターンズ
開発:ティターンズ
生産形態:改修機
全高:25.2m
全備重量:98.9t
出力:3,400kw
装甲材質:ガンダリウム合金

《武装》
ビームサーベル×2
2連装ビームキャノン
股間部ガトリング砲
股間部ビームキャノン
シールド・ブースター

《主なパイロット》
エリシア・ノクトン


アスナのリック・ディアスとの戦いで損傷したギャプランを試作パーツなどで改修した物。
武装強化を目的として改良されているが、防御面や通信能力も強化されている。

ネオ・ジオンにでもいそうな原型を留めない見た目に反して実は性能はあまり変わっていない。ある意味ギャプラン版Ez-8
実態に見合わない大層な名前も手伝ってか、関係者からはエリシアの才能の限界も合わせて「見せ掛けだけのハリボテ」と揶揄されていたようだ。

しかし女性パイロット専用機の股間(しかも突き出た砲塔)に武器を装着するとは開発者は一体何を考えていたのか…。




ギャプラン イングリッド0専用機


機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場するジョニー・ライデンを名乗る強化人間の少女・イングリッド0の駆るギャプランの改造機。
イングリッド・0がジョニー・ライデンを名乗っているので、色は赤と黒を基調に黄色のストライプ。

ムーバブル・シールド・バインダーが楕円形で大型の物に変わっているのと遠隔発射可能なミサイル付きのブースターを装備しているのが特徴で、
MA形態時にはバインダー先端のビームライフルが稼働・連結して機首となり、ビームライフルは連結状態だとメガランチャーにもなる。

コア・ブースタープラン004の飛行試験中のレッドを襲撃するが、相討ちとなって環境改善プラントに墜落した。




ギャプラン改


型式番号:MSK-005S
所属:カラバ
生産形態:試作機量産機という説もあり)
全長:20.3m
全備重量:94.7t
装甲材質:ガンダリウム合金

《武装》
メガ粒子砲×2
12連装ミサイルランチャー×2
バルカン砲


『SDガンダム GジェネレーションF』で設定されたオリジナル機体。以下はその設定。

ダカール演説でティターンズが議員や市民、連邦政府、連邦軍果ては一部のティターンズ兵等世間から見放され、これまでティターンズに協力していたニュータイプ研究所(以下ニタ研)も非難を恐れて次々とティターンズを見限っていった。
ギャプランの開発に関わったオーガスタ研やオークランド研も例外ではなく、ティターンズに強化人間を派遣する一方でカラバに擦り寄っていた。
汚いなさすがニタ研きたない。

その結果の裏取引としてカラバに引き渡すことになったのがギャプランを再設計した高高度迎撃用MA・ギャプラン改である。
言わばカラバ版ギャプランとして再設計されたこの機体は一撃離脱戦法に主眼を置いた完全なMAとして設計され、不要な変形機構や脚部が排除された。
これもう戦闘機でいいんじゃないかな。

武装はギャプラン同様メガ粒子砲だが、新たに収束と拡散の2つの機能に切り替えられるようになり、更に12連装ミサイルランチャーや対戦闘機用のバルカン砲も新設され、大気圏突入中の降下部隊や巨大空中空母の迎撃を目的に約20機程がカラバに納入される筈だった。

そう、筈だった。
時を同じくしてカラバはあのΖガンダムの活躍に着目し、腹黒変態企業アナハイム社にその再設計の依頼をしていた。
すなわちΖの優秀さを殆ど損なわないまま量産可能な可変MS・Ζプラスである。

結局カラバにはΖプラスと通常のギャプランが配備されることになり、開発計画は中止されてしまった。




ギャプラン・トレーナー


スマホゲームアプリ『機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE』に登場するゲームオリジナルMS。

強化人間の訓練機としてコックピットを対面複座式に改修したギャプラン。
外見上の違いはカラーリングのみ。




ファーヴニル


型式番号:MSZ-009H3
所属:エゥーゴ
開発:アナハイム・エレクトロニクス社
頭頂高:20.22m
本体重量:42.2t
全備重量:88.0t
出力:7,300kw
スラスター総推力:283,000kg
装甲材質:ガンダリウム合金

《武装》
頭部バルカン砲×2
マシンキャノン×2
ムーバブル・シールド・バインダー(ビームライフル / ビームサーベル内蔵)×2
ビームサーベル×2
ミサイルランチャー×2
ビームキャノン / ハイパービームサーベル×4
ミサイルコンテナ
ハイメガキャノン

《主なパイロット》
アリーゼ・マテバ


漫画『機動戦士ガンダムヴァルプルギス』に登場したギャプラン系TMS……に偽装したΖΖガンダムの系列機

プロトZZの改修機であるヘッジホッグの発展型で、パプテマス・シロッコ製のサイコミュシステム「青のグリモア」を搭載している。
「青のグリモア」は普段封印されていて、システムの物理的な封印とそれによる機能低下を補う為にギャプランを模したアーマーを纏った「アーマー形態」を採っている。
変形機構はZZ式ではなくギャプランそのままで、アーマー形態でも変形可能。

あくまでZZガンダム系の機体だが、変形方式やムーバブル・シールド・バインダーはアーマー付随の物ではなく本体装備なので、ギャプランの直系ではないが特長を取り入れたMSであるようだ。




ドミンゴ


型式番号:ORX-003


グリプス戦役前夜を描いたゲームブック『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』に登場する試作MS。
地球連邦軍がSFSに頼らないMS単体での飛行能力獲得の為に開発した、言わばギャプランの先祖。
だが、当時の技術では小型に仕切れず25m程度の大型となり、MA形態への変形に10秒程要したり(逆は2~3秒程)そもそもエンジン出力が低くて実用レベルじゃなかったりと、まごうことなき欠陥機である。

地球連邦軍バックランド基地で試験が行われていたが、反連邦組織によって基地が占拠された際に本機も奪われ、鎮圧に向かった士官候補生時代のジェリドの前に立ち塞がる。




シュツルム・イェーガー


型式番号:ORX-005EX


漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』及び『サイドストーリーオブΖ』に登場した物。
前者ではネオ・ジオン、後者ではティターンズが運用していた。

両肩部のバインダーがシールド機能を排して「ガンポッド」という実弾兵器主体の物に代わっているのが特徴。
MA形態では普通の戦闘機並みの性能を発揮出来るが、一部機能に特化した為に歩行機能と耐弾性の低下を招いた。

とはいえ、MA形態での航空機動力とガンポッドによる攻撃力は高く、部隊を組めばエゥーゴの部隊を壊滅させるだけの性能はある。
また、並列複座シートの早期哨戒型や、ガンポッドを強化型メガキャノンに換装したガンドレッドタイプ(武装強化型)も存在する。




ギャプランS


型式番号:ORX-005S


漫画『機動戦士Ζガンダム ユーロサーカス』に名前が登場しただけ。
よって詳細不明。




ゲームでの活躍

TR-5の系譜とギャプラン改がGジェネシリーズに参戦しているくらいで、あまり出番がない。





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最終更新:2023年08月29日 00:31