一人カラオケ

登録日:2011/03/06(日) 06:47:35
更新日:2023/08/30 Wed 13:11:06
所要時間:約 7 分で読めます




店員「いらっしゃいませー」

客「フリータイムで」

店員「かしこまりました。何名様でございますか?」


客「一人で」

店員「え……?(ほう、こやつなかなかの胆力よ)」



一人カラオケとは文字通り一人でカラオケに行く事である。通称ヒトカラ。
多人数で行くのがメジャーだが、一人で行く人も多いらしく、ヒトカラという単語も定着している。

友達がいない訳ではない、一人カラオケであって独りカラオケではない。間違わないように。


「一人で行って盛り上がる訳ない」と思うであろうがそのような事もない。


ヒトカラの最大のメリットはやはり一人である事。
気を使わなくてよいのである。


他にも、


  • 同じ曲を何回も歌える

  • うろ覚えな曲や新曲の練習ができる

  • 振り付けの練習ができる

  • 弾き語りの練習ができる

  • 開いた時間に気軽に歌える

  • 短時間でたっぷり歌える

  • 好きなアーティストの一人メドレーができる

  • 引かれるような曲が堂々と歌える

  • やたら長い曲、たいして盛り上がらない曲調の曲も歌える

  • アフレコができる

  • 採点→得点見てどや顔

  • 女ボイスで遊ぶ→ん?かわいいな

  • 音痴でもいい

  • オタ芸し放題

この様にヒトカラはとても自由。この開放感こそが魅力である。


しかしながら最初に行く時はなかなかどうしても勇気がいる。一人ボーリングよりすこし下くらいか。

また一人で来ている所を知り合いに見られて淋しい奴だと思われてしまう事も。


例えば

「おー、あんたもか。誰と来てるの?」

「……ひ、ひとりです」

「誰かいなかったのかよ」

「……そうじゃないです」

「……んー、一緒に歌おうぜ」

「……え、で、でもきみの友達にわるいです」

「……それに人が多いのは……苦手です」

「なら今度二人でこようぜ」

「……う、うん」



このように、デメリットもあるが一回行くと羞恥心が抜け、勇気があがるのもヒトカラの特徴。
初めてのカラオケは案外大きな声が出ないものなので、カラオケをした事が無いなら、多人数で行く前にまずヒトカラで少し練習してみるのもいい。

いきなり一人といってもどうすればいいか分からないかも知れないが、別に難しい事ではない。


やり方は簡単
店に入ったら受付の人に時間と人数を言う。歌う個室部屋に行く。

これだけで歌える。
相席とかはないので安心しよう。
店によっては一人カラオケ専用の個室がある店も。

後は歌うと喉がかわくので飲み物を頼むといい。
飲食物が持ち込み禁止の店舗もあるので気をつけよう。
店によってはフリードリンクサービスもある。
自販機が設置してある店が一番手軽だろう。

室内に入ったら機械(タッチパネル)に曲名、又は歌手名を入力すると曲と字幕が流れるので、好きな曲を歌おう。

細かい使い方は店の人に聞くか、簡単なマニュアルが置いてあるのでそれを見よう。

一人だと他の人が歌っている間に曲を選ぶ時間が無いので、あらかじめ何曲か歌いたい曲を選択しておこう。

ローテーションがない分、時間内にレパートリーが尽きたりもする。
また間髪入れずに歌えば、その分疲れるのも早い。
よっぽど歌いたい曲が多いとか体力に自信があるとかでもなければ、慣れないうちは1〜2時間程度にしておくのが無難だろう。

曲が思いつかない時は部屋の機械でジャンルや年代別に検索できるので活用したり、携帯電話を使って探してみるといい。
値段の方だが1時間あたり一人、数百円~高くても五百円程度だろう。
ただし店によっては人数別料金ではなく、部屋に料金が設定(例えば一時間一部屋、千円で五人なら二百円だが一人で行くと千円)している為注意した方がいい。 
土日や夕方以降は料金が高いので、安くすませたいなら平日の昼間に行こう。




今まで説明したようにヒトカラには多くのメリットが存在する。

だが複数人で行くのがけしてつまらない訳でもなく、

  • 多人数における盛り上がり

  • 知らない名曲の発掘

  • 親交を深める

  • 意外な音楽嗜好の判明

  • そもそも一人では歌えない曲も存在する



一人では出来ない事も多く存在する。




カラオケとは歌うことであり音楽。音楽とは旋律により喜怒哀楽、それぞれの音を楽しむもの。

一人、多人数、カラオケにもそれぞれの形がある。どちらかだけではなく、両方の音を楽しめる事を願っている。
……どうしても、ヒトカラをしてみたいけど、勇気が湧かない……という人は、そのお店で会員カード作る時、


「このお店は何人位まで使えますか?」

「フリータイムは人数多くてもオーケー?」

「飲み放題は?」



等々、さり気なく聞いて、宴会やパーティーの場所を探してる体で入ってみてはどうだろう?




そんな予定は無いので二回目以降行きづらくなる?

……なに、店員と接触する時間の多い会員登録さえ乗り切ればなんとでもなる。(そもそも店員はそんな話覚えちゃいないし関わろうともしない)



二回目以降、万一、コミュ力・記憶力の素晴らしい店員に遭遇、会話になった時には、「宴会に備えて練習を……」とか言っとけば無問題。

ある意味真実だし、その頃にはヒトカラに抵抗なんてなくなってるさ。




ちなみに、意外にもギャル系店員は、客の顔を覚えてたり、会話内容を覚えて声を掛けてくる傾向がある。


大抵の場合勘違い。

彼女らは、「仕事」という線引きがあると、聖者の如く差別をしなくなるのだ。

最後にぶっちゃけると、店員はヒトカラを寂しいやつなどと思ったりしない。
というのもヒトカラは皆が思っているほど珍しいものでは無いらしく、いちいち店員も気に留めない。
さらにヒトカラは多人数のカラオケと違い、部屋をあまり汚さないのでかえってありがたいらしい。



追記・修正は一人カラオケを一時間以上したあとにお願いします。

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最終更新:2023年08月30日 13:11