ロボトル禁止令!(メダロット)

登録日:2012/05/19(土) 17:28:16
更新日:2018/06/23 Sat 14:59:44
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アニメ『メダロット』18話。


【あらすじ】
「パラリラパラリラロボ〜!」とメダロットで街を爆走する「暴走ロボロボ団」。
買い物帰りの女性・大奥サチヨはその暴走に巻き込まれ、ヘソクリで買ったバーゲンの服をメタメタにされてしまう。

「おのれメダロット〜〜〜!絶対に許さんザマス〜〜〜!!」

怒りに打ち震えるサチヨは、ある場所へと向かった…。


さて、イッキ達は放課後のグラウンドでドッジボールに興じていた。途中で校長とナンテツも加わり、試合は白熱。
ナンテツはメタビーに、「お主とは一度、ロボトルで勝負したいものじゃな」とロボトルを申し出る。彼の武士道に心を打たれたメタビーもそれに同意する。

「ダメザマス!!」

その時、サチヨが眼鏡を光らせ、PTAに所属する母親達と共に学校に乗り込んできた。
教育委員会に所属する彼女は、ロボロボ団の被害に遭った腹いせに「小学校にメダロットは禁止!」と抗議をしに来たのだ。

「没収ザマス〜!」

\\ボッシュ〜ザマス〜!//

そう言うと彼女達はブラス達を網で捕えてしまった。難を逃れたメタビーとナンテツは、その場からやむなく退散する。
メダロット没収に文句を言うアリカ達だったが、サチヨは全く聞き耳を持たない。更にPTAは先生達に「メダロットは撲滅すべきザマス!」と主張。
しかし煮え切らない態度を取る先生や生徒達の乱入もあり、とうとうメダロット排除運動を始めたのだった。

それは、激動の時代の幕開けであった!その日を境に、凄まじいメダロット狩りの嵐が町内に吹き荒れたのである!

学校のどこかでロボトルをしようものなら即没収、メダロットを隠していても即没収。没収没収また没収。
没収したメダロットは体育館の倉庫に収容し、町内でもメダロット撲滅の呼びかけをするという徹底っぷりを見せる。
「メダロットは世界の敵ザマス!」
「メダロットは子供をダメにするザマス!」
その演説をコンビニの近くでやっていたもんだから、ヒカルは「営業妨害」と言って抗議するが、逆に言い負かされてしまう。
ヒカル兄ちゃんェ…。

一方、アリカ達は横暴なPTAに対抗するために署名活動を始めるが、取り入ってもらえない。
大人にねじ伏せられる子供達の力はあまりにも小さく、そして非力だったのだ。

だが、その様子をロクショウは見ていた…。

天領家でもメダロット狩りの話題は持ちきりになっており、イッキとメタビーはその不安を漏らす。
「母さんはメダロットが悪いだなんて、思わないよね?」
「思わないよね?思わないよね?」
チドリはその意見に同意し、イッキ達は少し安堵するのだった。チドリさんマジ天使。

翌日、暴徒の如きPTAに「メダロットを差し出すザマス」と詰め寄られる校長は辛くも逃げ切る。彼はもう、どうすれば良いのか分からなくなっていた。
と、ここで校長はナンテツがいないことに気付く。

一方、イッキは反PTA活動が上手くいかないアリカを心配していた。こっそり学校に来ていたメタビーは、「これ以上奴らの好きにさせてたまるかよ!」と闘志を燃やす。
そこにナンテツが現れ、彼と共にメダロット奪還作戦が行われることに。

その作戦内容は、体育倉庫を見張るPTAをメタビーの挑発で誘い出し、その隙にイッキ達でメダロット達を救助する…と何ともシンプルなもの。
しかしそれは面白い程に成功。倉庫に潜入したイッキ達は、メダロット達にPTAへの蜂起を呼びかける。
この時、他のメダロットは網状袋に囚われているが、何とブラスだけが縛られている。ブラスたんマジヒロイン。

次にイッキ達が出た行動。それは…。

「ん、あーあー…」
「何かしらザマス?」
「PTAのおばさん達に告ぐ!PTAのおばさん達に告ぐ!我々の声が聞こえるかー!」

アリカの呼びかけで大人達が校舎を出てみると…体育館に立て篭った全校生徒が白いヘルメットを被り、机をバリケード代わりにして戦闘態勢を取っていた。
(ヘルメットには学年とクラスが書かれているが、キクヒメ達スクリューズは律儀にも「スクリューズ」と書いている)
何と彼らは、メダロットを弾圧して子供の人権を侵害する大人達に反旗を翻し、授業をボイコットする作戦に出たのだ!
先生達はボイコットをやめさせようと必死に呼びかけるが、生徒達は聞く耳を持たない。
「嫌だー!」
「学校なんて嫌いだー!!」
「PTAは帰れー!」
「自由を返せー!!」

無論、メダロット代表として抗議するメタビーの姿もあった。
「そうだそうだー!メダロットの人権を守れー!」
「メダロットの場合も人権って言うのか?」

この光景を見て「全部メダロットが悪いザマス!」と嘆くPTA。校長は「とんでもないことになった」と悔やみ、PTAと子供達の意志の間に揺れ動いていた。
だがナンテツは、そんな校長を諭す。
「教育という字は『教え育む』と書くんじゃ。育むとはどういう意味か?あのオバハンらのように頭ごなしに押さえつけることというのか?」

そこにロボロボ団が乱入してきて、「悪事の総仕上げ」と称して学校をメチャクチャにしていく。
…といっても、メダロットを爆走させたり大音量でライブしたり校舎にラクガキしたりといった感じだが。
やりたい放題な彼らに激怒するPTAだったが、返り討ちに遭った挙句、ボーグロボット軍団に追い掛けられる。
その光景を見たイッキ達は、学校を守るためにロボロボ団との全面対決に挑むことにした。

「合意と見てよろしいですね!?」

量産型を引き連れたミスターうるちの合図の元、全校生徒vsロボロボ団のロボトルが始まった。

一方、疲労困憊のPTA達は「メダロットなんて嫌いザマス…」と愚痴を零すが、子供達のロボトルを見て驚愕。
校長は、「彼らは大切なものを守ろうとしているだけなのです。学校、自由、そしてかけがえのない友達」と諭す。

だがロボトルは一進一退を極め、このままでは消耗戦は避けられない…。

その時だ。

「待て!」

この戦いを止めたのはロクショウだった。彼は「代表者を出して決着を着けたらどうだ」と提案する。
そこでロボロボ団は2体のランドモーターを戦わせることにし、学校側はメタビーとナンテツのタッグで対抗することになった。

「合意と見てよろしいですね!?それではロボトル、ファイト!」(by量産型うるち)

こうしてロボトルは始まったが、メタビー達はランドモーターの機動性・推進力に苦戦を強いられ、あっという間にボロボロになってしまう。
しかし子供達の声援と根性で何度も立ち上がり、力づくでランドモーターの動きを止めることに成功。そのまま一気に撃破して勝利した。
メタビー達に祝福の胴上げをする子供達を見て感涙にむせぶPTAは自分達の過ちに気付き、メダロットを認める。
が、サチヨはロボロボ団をひっつかまえ、服の弁償を求めていた。その事実を知ったPTA一同は怒り狂い、サチヨを追い回すのだった。


【余談】
この話は、子供の視点からPTAの影の部分描き、それに反発した内容となっている。
「教育とは何か?」という永遠のテーマを描いた奥の深い話でもある。
特に学生運動の場面は、かつてその時代を経験した大人達には感慨深く見えただろう。

メタビーが漏らした「メダロットの人権」については漫画版で追及されたテーマだが、アニメではこれ以上突っ込まれることはない。


追記・修正は大人達に反発しながらお願いします。

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